先週もお伝えした、備えない防災=フェーズフリーという考え方。
日常と非日常の時間=フェーズを分ける事なく、
非日常にも使えるものを日常に取り入れようという考えです。

そこで、今朝は
「フェーズフリー認証商品って知っていますか?」という
テーマでお届けします。
最近では、
各メーカーからフェーズフリー商品が多く販売されています。
フェーズフリー協会が、日常も非日常も使える商品やサービスだと
認証すると、フェーズフリー認証マークを付ける事ができます。

フェーズフリー協会では、
フェーズフリーにあたる、モノ・サービスの定義を
4つのカテゴリに分けています。詳しく説明しますと、

カテゴリA、「防災及び特定の職業・趣味などで日常的に利用している」

例えば、テントや寝袋、カセットコンロ、ヘルメット、LEDランタンなど
趣味がアウトドアの方などは普段から日常的に利用していますよね。

カテゴリB、「利用方法の提案によってフェーズフリーの価値を提供」

これは、すでに存在している日常のモノやサービスに、
非日常での利用方法を提案する事できればフェーズフリーに当てはまります。

カテゴリC、「日常時も非日常時も同じフェーズフリーの価値を提供」

普段使っているものを非常時もそのまま使えるもの。
従来のボールペンでは、濡れた紙に書く事は難しいですが、
加圧ボールペンなど状況に影響されずに書く事がでるものは
フェーズフリー商品となります。

カテゴリD、「日常時とは別」に災害時に役立つフェーズフリーの価値を発揮」

本来持つ機能が、非常時に別の用途や機能でフェーズフリーの価値を発揮するもの。
例えば、バッテリーから給油が可能でエンジンを作動させれば、
発電機にもなる電気自動車とハイブリッドカーの特性を併せ持つプリウスPHVのように、
非日常には、別の動きができるものフェーズフリーの概念にあてはまります。

この様な4つのカテゴリに分けられています!
この中にあてはまる、フェーズフリーの商品である!と
フェーズフリー協会から認証されると「PE認証マーク」の使用が認められます。

PE認証マークを受けている、
株式会社三和製作所(さんわ・せいさくじょ)の
「ハートブリッジ バケツにもなる撥水バッグ」
日常時はバッグとして、非常時には、ライフラインが寸断された時は
避難所生活の時にバケツ代わりに6リットルの水を運ぶ事ができます。
実際に、バッグに水を入れてみたのですが、お水を入れても漏れる事も
なく運ぶ事ができてびっくりしました。

三和製作所、営業部・法人営業課の村上和広さんは、
撥水バッグに加えて、こんな商品も人気だと話します。


「水害から身を守る浮くリュック」
85キロくらいまでの方は、
24時間ほど水の中で浮いていられるという事です。
その他にも、リュックにはバルブがついていて
給水タンクとしても利用できるそうです。
詳しくは、株式会社三和製作所のHPをご覧ください。
今朝は、フェーズフリー認証商品って知っていますか?
についてお伝えしました。



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