昨日9月1日(金)で関東大震災から100年となりました。
今月は、当時の被害状況を振り返りつつ、
今朝は、『火災旋風から考える〜地震火災〜』についてお伝えします。

関東大震災では、「火災旋風」が猛威を振るいました。
火災旋風について、東京大学 廣井悠教授の解説です。

【廣井先生】
火災旋風とは、火災の際に発生する竜巻上の渦。
渦の中に炎を含む火災旋風は、通常の火災に比べて延焼速度が速い。
研究機関や大学では、発生のメカニズムを調べていますがまだ解明には至っていない。
この火災旋風、渦の中に『炎を含むもの』と『含まない』ものの2種類あると言われています。
炎が含まれなくても、砂ぼこりや煙をまきこみ、風速は最大60メートル、
人だけでなく、自電車や荷車も舞い上げられたという報告があります。

廣井さんは、
火災旋風は首都直下地震でも起きる可能性はゼロではないと指摘します。
東京都によると、都内の木造住宅密集地域は、
JR山手線の外側を中心に、およそ8600ヘクタールあり、
23区の総面積の14パーセントを占めています。
関東大震災に比べれば、燃えにくい住宅が増えたとはいえ、
地震後に火災が同時に起きて広範囲に燃え広がる恐れは十分にあると言います。

甚大な被害に繋がる火災旋風の発生を防ぐには、
「出火を防ぎ、火災が拡大する前に消し止める必要があります」
つまり、家に感震ブレーカーを設置する事や
消火器などを使った初期消火が重要です。
災害の備えとして“防災備蓄”も重要です。
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抽選で10名様にプレゼントします。

応募方法は、東京エフエムX(旧Twitter)
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応募締め切りは9月30日(土)
みなさんからのご応募お待ちしています。



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