
2024年06月01日
08:25 線状降水帯の事前予測について
豪雨災害に警戒が必要な季節がやってきました。
大雨災害をもたらす気象現象の1つが「線状降水帯」です。
線状降水帯とは、発達した雨雲が線状にどんどん発生して
数時間にわたってほぼ同じ場所を通過・停滞する事で作り出される
強い雨のエリアの事です。同じ場所で大雨が続く事から甚大な災害が
発生するおそれがあります。
この線状降水帯の予測は、気象庁から発生するおそれがある
時間帯のおおむね半日前から6時間前に発表されています。
そして、本格的な雨のシーズンを前に、
今週から、今までの発表の中で変わった点があります。
いままでは、「地方単位」で発表されていましたが、
「都道府県単位」の発表に変更されました。
線状降水帯の予測情報を地域を絞って伝えるという事です。
更に、北海道、沖縄、東京、鹿児島は、さらに地域を分けて発表されます。
東京は、「23区・多摩」そして
「伊豆諸島」「小笠原諸島」の3つに分けられて発表されます。
ただ、線状降水帯による大雨の正確な予測は難しく、
この呼びかけがあっても必ずしも線状降水帯が発生するわけでは
ありませんが、発生しなくても大雨となる可能性が高い状態といえます。
線状降水帯による大雨の半日程度前から呼びかけがあったとき、
あなたがすむ街の区市町村が発令する避難情報や大雨警報、
危険度分布=キキクルなどの防災気象情報と合わせて、
避難の判断をする事が重要になってきます。
線状降水帯は2018年の西日本豪雨や2020年の7月豪雨など
これまでも豪雨災害を繰り返し起こしてきました。
一方、気象庁が200人に行ったアンケート調査によると、
見聞きした事があると回答した人は、82.7%に上りましたが、
内容まで理解していると答えたのは全体の48.1%でした。
また、自分が住んでいる地域に予測情報が発表された事があるか
という質問に対しては、26.4%の方が覚えていないと回答しています。
線状降水帯が発生しそうな時は予測情報が出る、と
比較的多くの人が認識しているものの、
自分に関わる事なのか認識されていない可能性があります。
今一度、線状降水帯の発生予測情報について頭に入れておきましょう。
また、急に発生する、線状降水帯と違って事前に準備できるのが台風です。
まず、ハザードマップの確認をしましょう。
国土交通省や自治体のHPなど、インターネットからあなたの街の
ハザードマップを見る事ができます。ハザードマップは、更新されて
いきますので定期的に確認する様にしましょう。
家の周辺の浸水の可能性のある場所、土砂災害の危険性の高い場所を
把握しましょう。また、避難場所や、避難場所までの避難経路の確認。
過去にまわりの地域で起きた災害を把握しておく事も大切です。
非常用持ち出し袋の確認や、屋内や屋外の備えなど、
台風は事前に備えられる事が多くあります。
本格的な大雨シーズン前に、一度確認を。
音声ファイルはこちら
大雨災害をもたらす気象現象の1つが「線状降水帯」です。
線状降水帯とは、発達した雨雲が線状にどんどん発生して
数時間にわたってほぼ同じ場所を通過・停滞する事で作り出される
強い雨のエリアの事です。同じ場所で大雨が続く事から甚大な災害が
発生するおそれがあります。
この線状降水帯の予測は、気象庁から発生するおそれがある
時間帯のおおむね半日前から6時間前に発表されています。
そして、本格的な雨のシーズンを前に、
今週から、今までの発表の中で変わった点があります。
いままでは、「地方単位」で発表されていましたが、
「都道府県単位」の発表に変更されました。
線状降水帯の予測情報を地域を絞って伝えるという事です。
更に、北海道、沖縄、東京、鹿児島は、さらに地域を分けて発表されます。
東京は、「23区・多摩」そして
「伊豆諸島」「小笠原諸島」の3つに分けられて発表されます。
ただ、線状降水帯による大雨の正確な予測は難しく、
この呼びかけがあっても必ずしも線状降水帯が発生するわけでは
ありませんが、発生しなくても大雨となる可能性が高い状態といえます。
線状降水帯による大雨の半日程度前から呼びかけがあったとき、
あなたがすむ街の区市町村が発令する避難情報や大雨警報、
危険度分布=キキクルなどの防災気象情報と合わせて、
避難の判断をする事が重要になってきます。
線状降水帯は2018年の西日本豪雨や2020年の7月豪雨など
これまでも豪雨災害を繰り返し起こしてきました。
一方、気象庁が200人に行ったアンケート調査によると、
見聞きした事があると回答した人は、82.7%に上りましたが、
内容まで理解していると答えたのは全体の48.1%でした。
また、自分が住んでいる地域に予測情報が発表された事があるか
という質問に対しては、26.4%の方が覚えていないと回答しています。
線状降水帯が発生しそうな時は予測情報が出る、と
比較的多くの人が認識しているものの、
自分に関わる事なのか認識されていない可能性があります。
今一度、線状降水帯の発生予測情報について頭に入れておきましょう。
また、急に発生する、線状降水帯と違って事前に準備できるのが台風です。
まず、ハザードマップの確認をしましょう。
国土交通省や自治体のHPなど、インターネットからあなたの街の
ハザードマップを見る事ができます。ハザードマップは、更新されて
いきますので定期的に確認する様にしましょう。
家の周辺の浸水の可能性のある場所、土砂災害の危険性の高い場所を
把握しましょう。また、避難場所や、避難場所までの避難経路の確認。
過去にまわりの地域で起きた災害を把握しておく事も大切です。
非常用持ち出し袋の確認や、屋内や屋外の備えなど、
台風は事前に備えられる事が多くあります。
本格的な大雨シーズン前に、一度確認を。
音声ファイルはこちら