NOEVIR Color of Life

EVERY SAT / 09:00-09:30

今、仕事も家庭も自分磨きにアクティブな生き様を実践する女性達。そんな女性達がいつまでも輝く心と勇気を失わず、体も心も健康な毎日を送るため、各界を代表して活躍する女性ゲストが自らの言葉でメッセージを送るのが、このノエビア カラーオブライフ。「生きること、輝くこと、そして人生を楽しむこと」をテーマにした、トークや音楽、話題、情報などが満載です。

TOKYO FM

NOEVIR Color of Life

EVERY SAT / 09:00-09:30

唐橋ユミ

今、仕事も家庭も自分らしく、いきいきと生きる女性たち。いつまでも輝く心を失わず、心も体も充実した毎日を送るため、各界を代表して活躍する女性ゲストが自らの言葉でメッセージを伝えます。“生きること、輝くこと、そして人生を楽しむこと”をテーマにした、トークと音楽が満載のプログラムです。

Guest山形由美さん

山形由美さん

東京藝術大学卒業後、英国留学。1986年のデビュー以来、ソリストとしてリサイタル出演、オーケストラへの客演など多数。フルーティストとしてめざましい活躍をする一方、デビュー当初からマスコミ出演も多く、クラシックファンのみならず、全国に広くその存在を知られている。

いつまでも続く好奇心

2022/06/11
音楽の道に進んだ山形由美、
フルートとの接し方を大切にしています。

「息を音に変えるわけですよね。ですからちゃんとした息を吸い込んで吹けるって言うことが大前提としてありますし、あと唇もすごく繊細に使いますよね。ずっと立って演奏しますので足腰とかがっちりしていなければいけませんし、腹式呼吸を使うのでやっぱり内臓もしっかりと整っていないと影響が出てしまうので全て整えています」

山形由美がプロの道に進んだきっかけとは?

「都内で演奏の機会があったのですが、レコード会社のディレクターの方が聞きに来られていて、LPレコードを出しませんかって仰ったんですね。青春の思い出の一枚として出したらいいんじゃないですかとかって言ってくださったんです。若いフルーティストがいきなりレコードデビューをしたっていう例がなくてなんかそれを面白がってくださったのか取材を受けるようになったんですよね。そしたら演奏会のお仕事が入ってきたりとか色々な活動に入って行きました」

プロデビューを果たし
日本はもちろん海外に進出した山形由美。
ある国での経験が人生の分岐点となったという。

「イタリアのベネチアで、デビュー20周年のCDを作るってことになったんですけど、最後の練習の仕上げをする3日前ぐらいの晩に携帯が鳴ったんですよ。そしたらCDのプロデューサーの方だったんですけど、自分の会社の事業がうまくいかなくなってしまってキャンセルしたいと、、、。でもベネチアでレコーディングを待っているひとたちがいて、、、恐る恐る父親に相談したんです。そしたら立て替えてくれるって、本当にありがたかったです」

困難を乗り越え、
最近ではユニットのプロデュースを手掛ける山形由美。
10年後のビジョンとは?

「やっぱり健康でそれであのやっぱりいろんな好奇心をもっていろんなジャンルいろんな曲を聴きたいので多分10年ってあっという間にそういうことをしていると過ぎてしまって、また新しい何かがないかなって探しているかもしれないです」

山形由美の好奇心は
フルートと出会った時と同じように続く。
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好奇心が導いたフルートとの出会い

2022/06/04
フルート奏者 山形由美。
プロ意識は研究者である父親の背中を見て培った。

「英文学を研究していて、大学に行く以外は常に家で勉強していたんです。何か一つの事をするのって本当に大変なんだなぁ、地道な努力で必要なんだということは父の姿を見ていてとても感じました。夜7時に夕食というのが決まっていて、父がヨーロッパの話ですとか文学の話とか、食事のたびに色々聞かせてくれました」

音楽だけではなく、視野が広がる食卓。
気づけばヨーロッパに興味を抱いていた。
そんな家庭環境の中、
運命を変えるフルートとの出会いが待っていた。

「私立の女子の一貫校に入ったんですねで中学生になったら、お稽古に通えないくらい忙しくなってしまい、一旦、バレーから離れたんですね。そしたら空虚になってしまったんです。そんな中、中学2年生のクリスマスの時に出席した結婚式がありまして、そこでフルートを吹かれた方がいらしたんです。近くでキラキラしているのを見て一緒にして魅了されてしまいました」

山形由美は、その場でフルート奏者に入門。

フルートが自分の手にやってきた。
トキメキを隠せないでいた。
まだ吹き方を教わる前に運命を感じたという。

「恐る恐る口につけてみたら1回目に音が出たんですね。先生は絶対に変な癖がつくからひとりで吹いちゃいけないとおっしゃって、人によっては一か月吹いても音が出なかった人もいるぐらいだから、ちゃんと教わらなきゃダメなんですよとかっておっしゃったんで、まさか音出ると思わなかったのが出ちゃったわけですよね。結構リコーダーと共通してたんでまずそれからやってみようって」

山形由美が聞いた「ハンガリー田園幻想曲」。
この曲が世界に羽ばたく、フルート奏者をこの世界に導いたのであった。
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