今月ご乗船いただいているのは、ヴァイオリニストの千住真理子さんです。
千住さんは2歳の頃からヴァイオリンの英才教育を受け、日本音楽コンクールでは最年少の15歳で優勝をされています。
その後も数多くのコンクールで入賞され、これまでに海外のオーケストラやアーティストとのコラボレートも数多く実現させています
ラストのご登場となる本日は、岩手県・陸前高田市についてお話をお聞きしていきます。
ー 誰にも汚す事の出来ない永遠に日本の美しい景色があると、
ずっと演奏をすればそこにあるんだと思ったら、演奏したいと思ったんです ー
干場「2011年の秋に『日本のうた』と『アヴェ・マリア』というアルバムを発表されていますが、制作のきっかけの一つになったのが、東日本大震災があったと伺いました」
千住「私は日本あらゆる所に演奏して回っていますが、2011年の大震災の直前まで、東北を含めて色々なところに行っていたんです。震災の1週間前くらいも東北に行っていましたし。その一つに陸前高田市があったわけです。毎年の様にリサイタルをして、その土地のスタッフの方達と仲良くさせていただいて。聴衆の皆さんとも、"また来年ね"という事を言いながら別れたんです。その陸前高田市が大変な被害があったという事で、2011年の夏に行きました」
干場「その時の様子はどうでしたか?」
千住「私が行っていた場所の、あまりの変わりように驚きました。目の前にあった市役所も、ショッピングセンターも、私がふらふら歩いてた街も、全てが無く、見れば見るほど、あり得ない光景が目の前にありました。言葉にならないショックを感じて、何か出来ないかと考えた時に、「日本のうた」というものを思い出したんです。日本の歌の中には、誰にも汚す事の出来ない永遠に日本の美しい景色があると、ずっと演奏をすればそこにあるんだと思ったら、演奏したいと思ったんです」
干場「日本の歌の一番印象に残っている歌はどんな曲ですか?」
千住「その時、何を真っ先に曲にしようと思って手掛けたのが、「浜辺の歌」なんですね。それは東北の浜辺、皆さんが宝の様にしていた浜辺、それが非常に被害を受けてしまった。でも、歌の中にはそのままあるよと、これを大切に弾いていこう、演奏していこうと思い、その曲を兄が書いてくれました。必ずと言っていいほど、東北では演奏していますね」
干場「千住さんはクルーズアンバサダーに任命されているんですよね。具体的にクルーズアンバサダーの活動はどういうものですか?」
千住「簡単に言えば、「クルーズって素敵よ」という事を、皆さんにお伝えするという事ですね」
干場「それは、何故、素敵だと思われたんですか?」
千住「やっぱり、クルーズを体験した事の無い方は一度体験なさると、世界観、人生観が変わりますね。自分の今までの人生を振り返る時間にもなるし、これからの人生を落ち着いて考える時間にもなる、今自分がどういう状態かなというのを客観的に見る時間にもなる。クルーズは色んな意味で、とてもいい時間を持てると思うんです」
干場「最後に、旅とは千住さんの人生においてどんなインスピレーションを与えてくれるものでしょうか?」
千住「旅は人生をどうやって生きるかということを教えてくれます。旅をする度に、こうやって生きていきたいというインスピレーションが、毎回生まれますね」
干場「インスピレーションの源という事ですね」
千住「そうですね。自分の人生に対して色々なひらめきがあったりします。こうやって生きてみたいとか、こうやって生きるより、こう生きる方がいいなとか、そういうきっかになります。それを感じるのは必ず旅ですね。軌道修正ですかね」
干場「人生の軌道修正、すごい言葉ですね(笑)。確かに、そうかもしれませんね」

「日本には何種類のクルーズがあるのでしょうか?」
保木「日本には「飛鳥?」「ぱしふぃっくびいなす」「にっぽん丸」という三隻の客船があります。
「飛鳥?」は有名な船ですね。五万トンくらいあって、お客さんの数は900人くらい。
お食事もビュッフェスタイルからダイニング、和食もありますし、大浴場もあるんですよ。
日本の方は日本の船が便利かもしれないですね。「飛鳥?」はお食事もそうなんですけど、
もともとは、クリスタル・クルーズというアメリカの船会社の
クリスタル・ハーモニーを日本に持って来て、「飛鳥?」に変えたものなんですね。
なので、ショーの会場があったり、映画のシアターがあったり、施設がアメリカ人の方向けで豪華ですね。
「ぱしふぃっくびいなす」は、「飛鳥?」に比べて小さめの二万六千トンくらいで、
お客様が620名、関西のマーケットを中心に運行している船会社です。それでも世界一周にも出てるんですよ。
もう一隻は、商船三井客船株式会社というところがやっている、「にっぽん丸」これも良い船なんです。
フライ&クルーズで、外国に飛んでいくのではなく地方、北海道とか九州、沖縄まで、
そこから乗るというクルーズをやっているんです。
最近聞いたのは、オベラだとかテーマを決めて、そういうことを充実させているそうなので、
日本近海で一泊から、少し長いクルーズまで、週末だけでも行こうというのも良いかもしれないですね」
【お詫びと訂正】
放送では、「ぱしふぃっくびいなす」を誤って「ハッピービーナス」とお伝えしておりました。リスナーの皆さまならびに関係各位にご迷惑をお掛けしましたことをお詫びするとともに、ここに訂正させて頂きます。
クルーズ情報
「日本には何種類のクルーズがあるのでしょうか?」
保木「日本には「飛鳥?」「ぱしふぃっくびいなす」「にっぽん丸」という三隻の客船があります。
「飛鳥?」は有名な船ですね。五万トンくらいあって、お客さんの数は900人くらい。
お食事もビュッフェスタイルからダイニング、和食もありますし、大浴場もあるんですよ。
日本の方は日本の船が便利かもしれないですね。「飛鳥?」はお食事もそうなんですけど、
もともとは、クリスタル・クルーズというアメリカの船会社の
クリスタル・ハーモニーを日本に持って来て、「飛鳥?」に変えたものなんですね。
なので、ショーの会場があったり、映画のシアターがあったり、施設がアメリカ人の方向けで豪華ですね。
「ぱしふぃっくびいなす」は、「飛鳥?」に比べて小さめの二万六千トンくらいで、
お客様が620名、関西のマーケットを中心に運行している船会社です。それでも世界一周にも出てるんですよ。
もう一隻は、商船三井客船株式会社というところがやっている、「にっぽん丸」これも良い船なんです。
フライ&クルーズで、外国に飛んでいくのではなく地方、北海道とか九州、沖縄まで、
そこから乗るというクルーズをやっているんです。
最近聞いたのは、オベラだとかテーマを決めて、そういうことを充実させているそうなので、
日本近海で一泊から、少し長いクルーズまで、週末だけでも行こうというのも良いかもしれないですね」
【お詫びと訂正】
放送では、「ぱしふぃっくびいなす」を誤って「ハッピービーナス」とお伝えしておりました。リスナーの皆さまならびに関係各位にご迷惑をお掛けしましたことをお詫びするとともに、ここに訂正させて頂きます。