旅の醍醐味

中村貞裕さん(TRANSIT GENERAL OFFICE代表)×クリス-ウェブ佳子さん(モデル、コラムニスト)

2018

08.10

null

ファッション、音楽、デザイン、アート、食をコンテンツに遊び場をプロデュース、運営する「TRANSIT GENERAL OFFICE」。カフェブームの立役者としてカフェ「Sign」をはじめ、パンケーキで知られる「bills」などを手がけています。一方、クリス-ウェブ佳子さんは、雑誌「VERY」の専属モデルを務め、ラジオパーソナリティとしても活躍。本の執筆やインテリアのディレクションなど、マルチな分野で活動されています。

null

譲れないホテル選び



クリス-ウェブ佳子
こんにちは。

中村
こんにちは。

クリス-ウェブ佳子
お昼に会うのが、ほぼはじめてですかね。いつも夜、イベントで会ったりとか、私、中目黒に住んでいるんですけど、トランジットがやっている「THE WORKS」というシェアオフィスがあって、「Stall 」というレストランやコーヒーショップもあって、週4くらいで行っていますね。

中村
僕は、週1回くらいで朝、走ってるんですよ。7時半から目黒川沿いを3キロくらい走って、いつも8時にお店がオープンするので8時にゴールでコーヒーを飲むんです。

クリス-ウェブ佳子
じゃ、わたし8時にコーヒー飲みに行く!

中村
行くときは連絡します。だいたいそこで朝食を食べているので。

クリス-ウェブ佳子
中村さんに絶対、今後やってもらいたい事業があって、ホテルをどうしても作って欲しい。

中村
もちろん言われているし、僕らもね、実は2個ぐらい仕掛けはしていて・・・。

クリス-ウェブ佳子
ラウンジとレストランとバーがあって、地元の人も遊べるホテルがあったらいいなと思って。

中村
僕も海外に行くと、やっぱりホテルが大切なんで、東京でもっともっと沢山あった方がいいと思うね。

クリス-ウェブ佳子
ほんとうに少ない。私、去年「イオンアドベンチャーホテル」というレイキャビクから2時間半ぐらいから離れた場所で、何もないところにあるホテルにどうしても泊まりたいがためにアイスランドに行ったの。

中村
そこ、もう予約しました!

クリス-ウェブ佳子
わたしが着いたのが、11月11日で、11月10日に初雪が降ったから、アイスランドが一気に雪景色になって、見渡す限り真っ白の中にモダンなコンクリートと木だけでできた長方形のホテルがポンと、いきなり浮き出てくる感じで、雪も降っているし、雪嵐だったし、出かけられないんだけど、そのホテルの中での滞在を楽しむ。マイナス6度だけど野外プールがあって、もちろん温水で40度なんだけど、そこで泳いでビール飲んでっていう。

中村
寒くないの?

クリス-ウェブ佳子
寒いですよ。もう出た瞬間に凍るんじゃないかっていうくらい寒い。

中村
僕は、12月に予約した。

クリス-ウェブ佳子
絶対楽しい。40度だから日本人にとっては快適な温度で、

中村
あとブルーラグーンだよね?広大な温泉というか。

クリス-ウェブ佳子
ビヨークが息子さんと2ショットを撮っている有名なところで、それは絶対に日の出の前に入ってください。日の出は、朝の9時ぐらい。大体7時半とか8時に予約して行って、そしたらあの雪山から太陽がゆっくり登ってくるんだけど、モヤがかかっていて、あと、乳白色のお湯だから、世界が全部ピンクになって。

中村
日の出に行ったほうがいいだね。

クリス-ウェブ佳子
人も少ないし、結局、私2時間ブルーラグーンに浸かりっぱなしで、下に白の泥がたまっていて、それを体や顔に塗りたくったりとか。

中村
楽しみだなぁ。

クリス-ウェブ佳子
ホテルを目的にアイスランドに行って、間欠泉だったり、あとあそこは火山と氷河の国なので大自然に触れて。

中村
あと、予約したのは、船で氷河の中みたいな洞窟みたいなやつ。

クリス-ウェブ佳子
行けます!行けます!何日アイスランド行くんですか?

中村
ヘルシンキで2泊ぐらいして、そのまま上の方に上がって、ガラス貼りのドームみたいなところに泊まって、後はツリーハウスホテルみたいのに行って、戻ってアイスランドに行って、レイキャビックに一泊して、「イオンアドベンチャー」に行って帰るような、2週間くらいかな。

クリス-ウェブ佳子
羨ましい!

中村
極めてきますよ。


null

憧れのデスティネーション


かつて、NYで暮らした経験があり、現在は、イギリス人のパートナーを持つクリス-ウェブさん。おふたりの娘さんも一緒に、頻繁に世界各地を訪れています。そんな”旅マスター”の彼女が、今、行きたい場所とは?

クリス-ウェブ佳子
今年行きたいところがあって、ナミビアとボツワナでラグジュアリーキャンピングをしたいの。

中村
最高じゃない!ラグジュアリーキャンプいいよね。

クリス-ウェブ佳子
グランピング。

中村
今年の夏はね、アマゾン川に行くんだよね。

クリス-ウェブ佳子
クルーズ?

中村
ペルーのリマに入って、リマは、ワールドベストレストランがたくさんあるから「セントラル」「マイド」とかを予約して、そこからマチュピチュに行ってアマゾン川のクルーズ船乗って。

クリス-ウェブ佳子
すごいかっこいいクルーズ船でしょ!わたし、それをメコン川でやったの。ベトナムのホーチミンからカンボジアのシェムリアップまで行って、4泊5日。

中村
僕も4泊がおすすめって聞いて、途中で船に乗ってピラニアを釣ったり。

クリス-ウェブ佳子
わたし、見たことないもの、聞いたことのないもの、食べたことないもの、自分の知らないものに触れたいっていう願望がすごい強くて。

中村
食事とか旅とか、今、本当に情報が多いから、逆に情報が多すぎて、昔ほど感動しなくなって。

クリス-ウェブ佳子
わかる。驚かなくなっちゃう。

中村
前は、NYとか行って、かっこいいと思って感動しまくっていたんだけど、最近、インスタとか写真でフォトジェニックなものをたくさん見ているから、写真のほうがよかったなとかが多くて、前より海外の感動が減ってしまっているんだけどね。

クリス-ウェブ佳子
でも選んでいるところは、結構僻地ですよね。

中村
だからどうしても最近、アイスランドとかペルーとか、写真よりすごいところを求めていて、実際に行ってみないとわかんないけど、そういうところを無理してでも行く方向に最近なっている。

クリス-ウェブ佳子
海外旅行は、手の混んでる壮大な遊びですよね。


クリス-ウェブさんは、子どもと行く旅の素晴らしさを提案する旅ガイド『TRIP with KIDS こありっぷ -これが世界基準の新感覚 旅育本-』を講談社より発売されました。

これまでの記事

その他の記事