第432回 運転中に大雨に遭遇したら

2023/07/14
この夏も線状降水帯などの影響で頻繁に局地的な大雨が降っています。
悪天候が予想される時の無理な運転は禁物ですが
走行中に急な大雨に遭遇したらどう対処すべきなのか?
今回はお伝えしましました。
コメントは日本 自動車ジャーナリスト協会 会長で
日本自動車連盟 交通安全委員会 委員も務める菰田潔さんでした。





クルマの運転中に大雨に遭遇した時の
ファーストチョイスは無理して走らないこと。
もしも走らなければいけないのであればヘッドライトを点けて走りましょう。
自分の存在を周りに知らせるという事が大事なポイントです。

そして、ワイパーを最大にしても前がよく見えないこともあるので
スピードを落としてゆっくり走り視界をできるだけ確保しましょう。
また、知らない道には極力入らない。
思わぬところに側溝があるかもしれません。
水が増えると道路の水なのか側溝の水なのか境目が分からなくなりタイヤが側溝に嵌まる
ひどい場合はクルマが落ちてしまうケースもあります。





そして、台風の時も含めて最近の豪雨で気を付けるべきは道路の冠水。
そのリスクと対処法は、まずアンダーパスには入らないこと。

車の中に水が入ってきて、走ることが出来たとしても
後になってカビが生えたり、臭いがしたり、
車の価値がなくなって中古車で出す時に買い叩かれてしまいます。

しばしばニュースで冠水した道をすごい勢いで走るクルマの映像が流れます。
あれはかなりのリスクがあります。

エンジンルームに水が入ると一発で壊れてしまいかねず
クルマが水没、ドライバーが死亡する事故も起きています。
根拠のない自信で道路の水が溜まっているところに入っていくのはやめましょう

そして、”もしも”のため運転席から手の届く範囲にライフハンマーを用意しておくと安心。
車の窓ガラスを割って脱出するための道具でサイドのガラスを簡単に割ることができます。
フロントガラスは割れにくい構造になっていることを覚えておいて下さい。
ライフハンマーには一般的にシートベルトカッターもついています。

また、海や河川の近くであれば洪水があり
山間部であれば土砂崩れの可能性もあります。
そういった場所には近づかないようにしましょう。





そして、菰田さんが基本的な事としておっしゃっていたのはリスクマネジメントの大切さ。
運転に限らず、何かを安全に進めるためには・・・

① 正しく状況認識をすること

② リスクが発生しそうな問題を回避する対策をとること

まずは、この部分を押さえておきつつ、
大雨の中の運転で身の安全を守るためにより安全な選択をするようにして下さい。