車道の左側に白線などが引かれて、設けられた路側帯。
歩行者が通行できるように、またクルマが円滑に車道を利用できるように、
設けられていますが、ここでの接触事故に気をつけましょう。

歩道がない道路に設けられているのが路側帯です。
歩行者が歩くためのものですが、自転車も歩行者の通行を妨げない限りで利用可能。
ただし、2本の実線がある場合は自転車の通行も禁止です。
路側帯と混同しやすいものに路肩があります。
車道の左側に白線などが引かれていて、区分された道路部分があっても
歩道が存在するなら、それは路側帯ではなく路肩。
路側帯は道路交通法で定められていますが、路肩は規定されている法律も違います。
以下の写真のようなものが路肩です。

今回、お話を伺ったモータリング・ライター 藤田竜太さんによると
路側帯に関して典型的な事故は、クルマが路側帯を歩いている人を追い越す時、
ミラーや車体が接触したり、道路に面した駐車場や脇道などから出てきたクルマが、
路側帯を歩いていた人と接触するケース。
また、カーブや狭い道路で対向車を避けるために路側帯に寄った際、
後ろから来た自転車などに接触するケースや路側帯に停車した車が、
後方を確認せずにドアを開けて路側帯を走ってきた自転車が追突することもあります。
ちなみに路側帯では車体を路側帯の中に入れて停めてはいけません。
車道の左側に沿って停めるのがルールです。

路側帯に関して、ドライバーが気をつけるべきことは、
路側帯は歩行者の安全を守るためのスペースなのでクルマは路側帯に寄りすぎずに走り、
歩行者や自転車が安心して通行できるようにするのが基本だということ。
歩道代わりの場所なので、クルマが路側帯に入り込んで通行するのは許されていません。
また、住宅地など幅の狭い道に設けられていることが多いので速度を落として走ります。
路側帯での接触事故の主な原因は、ドライバーの視覚の確認不足や側溝間隔の不足。
こうした事故を防ぐには、歩行者や自転車を追い抜く際に十分な間隔をあけること。
間隔の目安はおよそ1.5mとされています。
道幅が狭く、十分な間隔が取れない場合は、徐行するようにして下さい。
路側帯にいる歩行者は、車に気づいてなかったり、
車道にはみ出す危険があることも想定しておくことが必要です。
道路沿いの店舗などから路側帯を跨いで道路に出る際は、
路側帯の手前で確実に一時停止をして、左右の安全確認をして下さい。
右方向は道路を走ってくる車があるので、注意深く見るようにしていると思いますが、
右から来る車に気を取られて、左側から近づいてくる歩行者などを見落とす事もあります。左右方向への目配りを忘れないようにしましょう。

自転車は歩道ではなく車道を走ることが強調されていますが、
歩行者専用路側帯を除いて路側帯のあるところでは自転車は路側帯利用が基本です。
まずは、路側帯から車道にはみ出さないことを徹底しましょう。
障害物を避けるためにやむを得ず車道側へ進路を変えることは、
後方から来る車との接触するリスクがあるので、後方の安全確認を行ないます。
路側帯に沿って車が停まっている時は、ドアが突然開くことも考えられるので、
車の脇を通るときはドアにも用心するようにしましょう。

路側帯については、優先されるべき歩行者、
さらに自転車にもしっかりと注意を払いましょう。
自転車の利用者は、クルマに気をつけつつ、歩行者と接触しないようにして下さい。
最後に歩行者は、守られるべき立場であっても、
危険な行動が事故を呼び込みかねないことをお忘れなく。