第411回 自転車の交差点でのルール

2023/02/17
利用者が増える自転車。
一方で、その危険運転が社会問題になっています。
自転車に乗る方は交通規則を守っているでしょうか?
今回は特に「交差点」を通行する時のルールをお伝えしました。





今回「交差点」に限定するのは、
自転車事故は交差点に多いから。
東京都の自転車が関与した交通事故を道路状況別に見ると
令和4年は、交差点が47.9 %、交差点付近が5.9 % と半数以上。
自転車に乗る時は特に交差点とその付近に気をつけなければいけません。





自転車の安全利用促進委員会 谷田貝一男さんによると
去年の東京都を例にとれば、交差点において自転車事故で最も多いのは
交差点に入った時や入ろうとした時に左右の道路から来た
自動車・自転車と出会い頭に衝突する事故で34%。

次に多いのが、自転車が左に曲がる時・右に曲がる時に
左右から来た自動車・自転車との衝突接触事故で29%でした。





交差点にも信号機の設置パターンがいろいろあ りますが、
事故の原因となるルール違反をしてしまいがちな道路状況を3つ。


① 歩道や歩行者横断帯はなく、車両用の信号機だけがある交差点

自転車はクルマ同様、この信号に従うことになります。
ちなみに歩行者も同じです。


② 車両用信号機と歩行者用信号機がある交差点

自転車は車道を走ることが原則なので車両用信号機に従います。
ただし、例外的に歩道を通行していた時は、
歩行者がいれば自転車から降り、歩行者用信号機に従って自転車を押して渡ります。
自転車に乗って渡る時は、車両用信号機に従います。


③ 信号機がない交差点

必ず交差点の前で一時停止。
左右を見て、安全を確認した上で、横断・左折・右折します。

その他、「自転車専用信号機」や「歩行者・自転車専用信号機」がある場合は
もちろん、これらの信号機に従います。





ルールを抑えた上で、交差点での正しく安全な走行です。
まずは左折。

左折の場合最も大きい事故になりかねないのは、
同じく左折しようとする自動車に巻き込まれてしまうこと。
この事故を防ぐためには信号が青になってもいきなり曲がらず
クルマが先に左折するのを確認しながら後からゆっくり左折すること。
また、自動車の左折路がある時でも自転車は必ずいちばん左側を通ること。

続いて右折の場合、自転車が自動車やオートバイのように
交差点中央を通って右に曲がっては交通違反で事故の原因のもと。
交差点にきて正面の信号機が青になったら、まずは直進して反対側に渡り、
自転車の方向を変えて右折する方向の信号機が青になったら
再び横断して進行したい道に入るという順序です。
信号機がない交差点の右折も同様です。





「信号のない交差点では自分が交通ルールを守っていても
交通ルールに違反している自動車、自転車に遭遇することで
事故に巻き込まれてしまう可能性があります。
必ず、一時停車をして、安全確認をしてから横断・左折・右折をして下さい」と
自転車の安全利用促進委員会の谷田貝さんは強くおっしゃっていました。

また、「一時停止しない」「信号無視してしまう」という自転車利用には
「自動車は来ないから大丈夫だろう」という思い込みや「急いでるから」という自己都合があり
「横断歩道を自転車に乗って渡る」のは交通ルールの知識のなさからきていますと矢田貝さん。
いちどご自分の利用の仕方を見つめ直してみて下さい。

自転車は、あくまで車両です。
ルールを守って安全に乗り、楽しく快適な自転車ライフを楽しんで下さい。