2019年4月30日

創業100周年を迎えた港の酒屋「すがとよ酒店」

今朝は、今月創業100周年を迎えた、宮城県気仙沼市の酒屋さん、「すがとよ酒店」を営む、菅原文子さんのお話しです。

菅原さんは、東日本大震災による津波で、自宅兼お店が流され、お父さん、お母さん、そして三代目店主だったご主人を亡くされました。それでも震災の1か月半後に、息子さんたちと一緒にプレハブでお店を再開。当時、行方不明のままだったご主人に宛てた手紙は、「恋文大賞」を受賞し、その後、ご主人の亡骸も見つかって、そして2016年冬には、地元の鹿折地区にお店を再建しました。

大きな悲しみを乗り越えて、迎えた100周年。あらためて胸に浮かぶ思いとは?


「まあの8年前のことを考えましたらね、今日のような日がくるなんて本当に想像もつきませんでしたね。悲しいことのご縁だったんですけど、たくさんの人に出会って、お力を頂いて、無我夢中できたんですけど、本当に感謝でいっぱいです。毎朝お仏壇で必ずお参りするんだけど、じいちゃんばあちゃんお父さん、本当に今日はお天気も良くてね、きっとなんかみんなも笑顔で、どっかで見てるんだろうなって思ってね。まあ、よく頑張ったなって言ってくれてるかなと思ったり。うん。」




すべてをのみ込んだ津波から8年、どんな思いでこの道程を歩んできたことか・・・。そして迎えた100周年。菅原さんは“記念のお酒”を造りました。

◆「百周年記念酒 初代豊吉」
「気仙沼には蔵元が2つございまして、それでこの100周年迎えるにあたって何か記念になること思った時に、酒造米を育ててそれでお酒を作ろうと思いまして、去年市内の田んぼを借りまして、宮城の酒造米の「蔵の華」を稲から育てて、で狩り取って、市内の蔵元さんに頼みまして、それで先月出来まして、特別純米酒で四合瓶と一升瓶、それから純米大吟と3種類を商品化しました。ラベルの名前は初代が豊吉という方だったので、「初代豊吉」にしました。私が嫁に来たときはまだお元気だったんですけど、ほんとに穏やかな顔でね、ニコニコしてた顔が思いにあってね、感謝の思いで書きました。」






「百周年記念酒『初代豊吉』」、このラベルの文字は菅原さんが書かれました。特別純米酒はきりっと辛口、純米大吟醸はより口当たり柔らかく薫り豊か。いずれも三陸の海の幸と合わせて飲みたい旨い酒です。

タンク1本分の限定酒のため今ある分で終了ですが、お店に電話して頂ければ郵送での販売もして頂けます。オフィシャルFacebookページに電話番号が掲載されていますので、ぜひ苦難を乗り越えて生まれた100周年記念酒、皆さんも味わってみてください。祝い酒としての送りもにもふさわしいと思います。

2019年4月26日

福島県南相馬市『なの花めいろ』4/27-5/6開催

今朝は、福島県南相馬市で、ゴールデンウィーク中に開催の『なの花めいろ』についてお伝えします。

これは、8年前の津波でご両親と幼い2人のお子さんを失った、南相馬市の上野敬幸さんとその支援者が継続的に続けているもの。ご自宅前の敷地いっぱいに菜の花を育て、巨大迷路をつくって子どもたちに楽しんでもらおうという企画です。

今年は4月27日〜5月6日まで連休中10日間楽しめるこの『なの花めいろ』。上野さんにその想いを伺いました。

◆「笑顔」を届けたい
今年で7回目です。毎回迷路の形は違うので、面積も去年より1.5倍ぐらい大きい迷路になっているのでちょっと難しいと思います。
基本的には笑ってもらえればそれでいいので、震災当時みんなが集まれば涙しかなかったところに「笑顔」が生まれて、自分の両親や永吏可、倖太郎だけじゃなくてここの地区、東北全体としても、亡くなった人たちも上から見ていると思うので。生きている自分たちがどういう行動をとるべきなのか、もう悲しませることはしたくないと思って、喜んでもらえることはなんなのかというのが常にあるので、ここでは笑ってもらえればそれでいいと思っています。
4月27日から5月6日までの10日間、ずっとやります。その中でポケモンのワークショップもあるし、30日は福島大学の学生が菜の花の油を使ったキャンドルを作ってそれをみんなにプレゼントしたいということで手伝ってくれるし、茨城大学の子や埼玉大学の子も来てくれて手伝ってくれるのですごく助かっています。そういう子たちがここで何か一つでも得るものがあって帰ってもらえればなと思っているので時々いろいろお話しをしながら学生を迎えています。
あとキッチンカーも来てくれるので、南相馬で野馬土手カレーというのが最近キッチンカーで出来て、4月30日〜5月3日まで4日間来てくれるのでそれも楽しみですね。


南相馬市・原町区で行われる「なの花めいろ」。明日から5月6日まで10日間開催です。

「去年より1.5倍の広さ」…とおっしゃっていましたがその面積なんと、3ヘクタール以上!サッカーコートに例えると、4面ほどだそう!いくつかの迷路に分かれていますが、小さなお子さんから大人まで楽しめる本格的な迷路になっています。
お子さんに限り、ゴールするとプレゼントがもらえます。また4/28はピカチュウが遊びにきて、ポケモンワークショップも開かれるとのこと。

【なの花めいろ 特設会場】
住所 南相馬市原町区萱浜北才ノ上

【なの花めいろ お手伝い募集】
なの花めいろ期間中、お手伝いいただける方を募集してます。
特に不足してる日が、4月27日と、5月1日、2日、6日。
1日でも半日でも構いません。年齢、性別問いません。
ご協力いただける方は、fukkouhamadan@gmail.com にメールでご連絡いただくか
電話 090-4554-1525(受付時間10:00〜17:00)までご連絡ください。

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2019年4月25日

気仙沼 喫茶マンボの『イチゴババロア』

今朝も、GWにおススメ、宮城県気仙沼の名店「喫茶マンボ」をご紹介します。

ステンドグラスを使った独特のインテリア、内装が話題を呼び半世紀以上にわたって地元の人たちに愛され続けてきた喫茶マンボ。しかし8年前の津波で店は全壊に。その後ステンドグラスなどの内装を忠実に再現し、2014年、南町に再オープンしました。

この喫茶マンボの人気メニューが、季節限定の『イチゴババロア』です!これを目当てに県内外からお客さんがやってくるといいます。3代目、岩本秀之さんに伺いました。

◆季節限定「イチゴババロア」
これはイチゴババロアです。気仙沼もイチゴの産地なので気仙沼で採れた地物のイチゴを使って、このイチゴが手に入る時期だけの限定メニューです。始まるのが2月中旬ぐらいからGW あけの5月中旬ぐらいまでです。これでだいたい、イチゴひとパックぐらい使っています。もともと産地なので東京ほどの値段じゃないんですけど確かにほとんど利益は出ないですぶっちゃけ。皆さんに喜んでいただけるメニューになったので食べてもらいやすい価格で出したいなと思っていまして。
これが出来たのは30年ほど前なんですけどまだ私学生の頃で、高校の時かな。うちの両親の代なんですよこのメニューが出来たのって。新しいメニュー作ったから食べてみて、って食べさせられたのは覚えています。まぁ美味しいなとは思いましたよ。でも当時は今と比べて、全然いちごが入ってないんです。でもやっぱり、見て喜んでもらいたいというのもありまして、いつの間にかだんだん大きくなっていって現在に至るという感じです。本当にまさか30年後に皆さんに喜んでいただける人気メニューになるとは思っていなかったですけどね。



気仙沼がイチゴの産地だってご存知ない方も多いのでは?
イチゴ農家さんも同じく被災し、再建して頑張っているそうです。そんな気仙沼イチゴを味わえるこの一品、イチゴババロアは5月中旬までの限定メニューです!予約がおススメ!とのこと。ちなみにハーフサイズもありますよ!

2019年4月24日

気仙沼の名店「喫茶マンボ」!

今週はGWにおススメ、熊本、そして東北のスポットをご紹介しています。

今朝は、宮城県気仙沼の「喫茶マンボ」!!ステンドグラスを使った独特のインテリア、内装が話題を呼び半世紀以上にわたり、地元の人たちに愛され続けていた人気店です。

そんな「喫茶マンボ」、8年前の大津波で店は全壊に・・・。その後間もなく、仮設店舗で再スタート。そして2014年の春、南町に本設オープンしました。
この時話題となったのが、店の内装が元の「喫茶マンボ」と全く同じだった!ということ。3代目、岩本秀之さんに伺いました。

◆一枚だけ残ったステンドグラスで震災前と変わらない内装へ
一番最初うちの祖父が創業者なんですけど、小さい喫茶マンボを始めたのが昭和26年。その後、南町の前の土地に移ってきたのが昭和33年です。その時当時の流行りで、喫茶店というのはステンドグラスがあって少し薄暗くて、昭和30年代の喫茶店はこうだよ、という感じだった。

(この写真は)被災した建物です。これが跡形もなくなくなっちゃったので、こういう写真とか記憶とかを頼りにしながら再建していくわけですけど、このステンドグラスだけが被災したマンボのところで泥の中に埋まっていたんです。比較的完全な姿で一枚だけ残っていたんです。もちろん3月4月あたり、最初は自分の店を見に行って「あ〜あ」となっていて、その時は自分の店を再建できるなんてこれっぽっちも思ってなかったんですけど、せっかくステンドグラスがまぁまぁ良い形で残っているから、泥の中からズボッて抜いて、だったらこのステンドグラスが使えるじゃんっていう。だからそのステンドグラスをガラス屋さんに預けて、これと同じものを作ってくれって感じで。これに関しては寸法とか色目とかオリジナルを忠実に似せることができたので、震災前と変わらないものが出来たと思っています。



気仙沼の港町、中心部に再健した「喫茶マンボ」

そして喫茶マンボの名物が、この時季限定の「イチゴババロア」なんです!
自家製のババロアに、地元のいちごを山のようにのせた大人気のメニュー!
この「イチゴババロア」について、明日お届けします

2019年4月23日

GWおススメ!熊本・南阿蘇村「キッチンカー『minaaso マルデン』」の「赤牛カレー」

今週はGWにぜひ足を運んで欲しい、熊本、そして東北のスポットをご紹介します。今朝は熊本、南阿蘇村で、キッチンカー『minaasoマルデン』を営む、増田一正さんのお話し。



この「マルデン」さん、とにかく美味しい「赤牛カレー」が食べられるお店!ということで、評判のお店です。

◆『minaasoマルデン』増田一正さん

「もともと『まるでん』っていうお店は、崩落した阿蘇大橋のたもとでレストランとして営業してたんですけど、地震の影響で今はもう解体して更地の状態になっているところです。阿蘇大橋はですね、元の所に橋が架かるわけじゃなくて、100メートルくらい下流のほうで建設中です。で、もとあったレストランの方は、キッチンカーでいま営業再開いたしまして、南阿蘇の『久木野キャンプ場』であったり、道の駅『あそ望の郷』ってのがあるんですけど、その近くでレストランの当時からやってました赤牛のカレーと赤牛のローストビーフっていうの作ってて、それも炭火で焼き上げてですね、あか牛のローストビーフだけでも食べて頂いたり、赤牛ローストビーフと赤牛カレーを一緒に食べて頂いたり、そういった味の組み合わせを楽しんでもらって、キッチンカーの営業させてもらっています。今後の展開と致しましては、自宅の方は全壊で、今も仮設暮らしをしてるんですけど、自宅のあったところでレストラン兼の自宅ができたらということでいま計画してるところです。計画上では今年の夏ぐらいにできたらということで進めてるんですけど、金融機関の資金調達の件だったり、色々ありましてちょっと今着工が遅れてるところにあります。いちばん問題であったのは家に入ってくる道路の問題があったんですけど、これも夏ぐらいには道も戻るっていう事ですので、そこで新しい店と自宅とできたらと計画してるところです。今度のレストランが、阿蘇の「食」と「アウトドア」というか、阿蘇の空間時間を一緒に伝えられるようなお店ができたらと思っています。」




炭火で焼いた赤牛のローストビーフに赤牛カレー、「赤牛カレー」は、甘さとコクが豊かなキーマカレーで、ローストビーフは噛めばじゅわっと肉汁があふれ出す感動的な味わいでした(スタッフ)

ちなみにこの「赤牛」・・・阿蘇の雄大な牧草地で放牧されている和牛で、適度な脂と、肉本来の旨味が楽しめる熊本県の名産品です。

元あったお店は3年前の震災で繰り返し報道された、崩落した阿蘇大橋のたもとにあって全壊。増田さんは去年キッチンカーでお店を再開しました。

今年夏を目途に自宅とお店を再建予定。じつは増田さん、震災前から阿蘇でアウトドアのガイドをしていて、新しく開こうとしているお店は、そんな増田さんの“やりたいこと”が詰まったお店になる予定です。

キッチンカー『minaaso マルデン』、このGWは、
南阿蘇の「久木野キャンプ場」で10日間まるっと営業予定なのだそう!ぜひ足を運んでください!

『LOVE & HOPE』、明日は熊本、高森町の、“料理がとびきり美味しいペンション”をご紹介します。

2019年4月22日

GWおススメ!熊本・南阿蘇鉄道「長陽駅」の駅カフェ「久永屋」

今週はGWにぜひ足を運んで欲しい熊本そして東北のスポットをご紹介します。今朝は熊本、南阿蘇鉄道の「長陽駅」で、駅カフェ「久永屋」を営む、久永操さんのお話し。



自然豊かな阿蘇の風景の中を走る南阿蘇鉄道。通勤通学はもちろん、トロッコ列車が走るなど、観光列車としても親しまれています。しかもそれぞれの駅舎がそのまま図書館になっていたりカフェになっていたりという駅ごとの楽しみがあるのもこの鉄道の特徴。しかしそんな南阿蘇鉄道、2016年4月の熊本地震の影響で大きな被害を受け、全線17.7kmに対して、復旧している区間は高森駅から中松駅までの約7km(5駅)のみ。中松駅から立野駅は今なお不通で、長陽駅はその間にあります。列車の運行が止まって3年。今の状況について、久永さんに伺いました。

◆「久永屋」代表 久永操さん
「本来はですね、ここ南阿蘇鉄道が通っていたんですけど地震以降通ってない。列車を通すまでにはまだまだ遠い。安全上の問題をいろいろクリアしなきゃいけないところがあって。ただ去年からいろいろな工事が始まって、踏切を修理してくださったりとか、長陽駅の二つ先の「下田城ふれあい温泉駅」というところは地震で被害がいちばん大きかったところなんですけどそこは建て替えではなくて修復が始まって、なるべく形を生かしたまま復旧をさせようということで、やっと工事が進み始めたところです。最初は一日でも早く長陽駅まで来て欲しいという思いが強くて、村の人とかとお話したりしてたんですけど、やっぱり前と一緒のようにただ戻すんではなくて、少しやっぱり改善させないといけないこともたくさんあったんですよね。なのでそういうのをもう一回見つめ直す時期がいま来ているので、それをちゃんとみんなで地域の人たちと考えながら、よりいい南阿蘇鉄道にするための準備の時間じゃないかなと思うんで、そんなになんか焦らなくなったんですよね。やっぱり毎年毎年お客さんは増えて来てると思います。地震以降はホントにゼロに近くなったんですけど、トンネルが通れるようになったり橋が通れるようになったりすることで、やっぱりどんどんどんどんお客さんの流れというのは地震の前に戻ってきてるなという感覚はあります。GWになるとだんだん田植えの準備が始まるので、田んぼにだんだん水が入ってくると思うので、田んぼが風に揺られて、なんていうか季節折々この変わる景色が本当に素晴らしいのでのんびりした風景を見ながら、シフォンケーキとですね、手作りのかき氷もありますんで是非食べにいらしてください。」







 
絵にかいたようなのどかな風景が広がる南阿蘇鉄道。復旧のめどがなかなか立たずにいましたが、去年、国の支援を受けて、ついに本格的な復旧工事が開始に。2022年に全線再開することを目指すことになりました。

「久永屋」は土、日、祝日のみ営業。添加物や保存料を一切使わない「久永屋」の看板商品のシフォンケーキは、
お取り寄せも出来ます。でも是非その風景と一緒に楽しんで頂きたい!しかもGWは10日間まるっと営業予定なのだそうです!果肉がごろっと入っているかき氷も絶品です!

「久永屋」

『LOVE & HOPE』、明日は南阿蘇村の絶品の“赤牛カレー”についてご紹介します。

2019年4月19日

阿蘇草千里乗馬クラブ

今朝は熊本、阿蘇の観光名所「草千里」で乗馬が体験できる「阿蘇草千里乗馬クラブ」についてお届けします。

草千里は直径1キロ四方の広々とした草原が広がる、阿蘇を代表する観光スポットとして親しまれています。2016年の熊本地震では、草千里へ向かう道路やレストランなどの施設が被災、被害が少なかった乗馬クラブは、翌年春に営業を再開しましたが、客足は激減。追い打ちをかけるように噴火が続き、先日4月16日、熊本地震の本震からちょうど3年という日にも、中岳が噴火をしました。

ただ活火山の阿蘇山がこうして噴煙を上げることは珍しいことではなく、「噴火警戒レベル2」であれば、乗馬クラブは通常営業しているということ。

熊本地震から3年が経過したいま、乗馬クラブの現状について、代表の末藤吉一さんに、お話を伺いました。

◆「先がちょっと見えてきたかな・・・」

「まだですね、完全には建物自体が復旧してないというかレストラン関係がまだ1軒しか営業できていないんですね。今年から解体が入って来年オープンするみたいなんですけど、今のところは食事がとれるところが少ないんで観光バスが少ないんですよね。それとまだ(国道)57号線が通ってないということで、なかなか観光客の方がみえていないというのが現状ですね。皆さんの努力というかいろんなPRで家族連れのお客さんがちょっと増えてきたかな〜と、先がちょっと見えてきたかなというのはちょっと実感してるところなんです。なんとかこのまま元の状態に少しずつでも近づいていけばな〜という希望は持っています。」




これは4月16日の噴火の前日に収録したコメント。大型の観光バスが立ち寄っていたレストハウスは今も休業したままで、ようやく家族単位のお客さんが戻り始めた矢先に噴火が発生しました。噴火のあと電話で状況を訪ねたら、今も問題なく通常営業しているものの、これからGWに向けて客足が戻るかどうか不安がある、と話されていました。

ただ、いま草千里には、青々とした草原の風景が広がっていて、ぜひ馬に乗って、その風景を見て欲しいと、末藤さんは言います。


「お陰様で地震以降50年ぶりに野焼きをやってですね、いま草千里の状態はホントにものすごくきれいな風景をしているんです。ほんとにきれいな草千里が見えるし、来てもらえればまたその魅力が伝わるんじゃないかなと期待してるんですけどね。」



客足が途絶えた影響で従業員が辞めていったり、この3年間は苦労の連続。それでも草千里の名物であるこの乗馬クラブを守ろうと、末藤さんは奮闘を続けています。

「噴火警戒レベル2」は火口から1キロの立ち入りを制限するもの。「阿蘇草千里乗馬クラブ」は今日も通常営業しています。

阿蘇草千里乗馬クラブ

2019年4月18日

震災から3年、益城町の今と「益城町未来トーーク」

今朝は引き続き、熊本県益城町で活動を続ける「益城町未来トーーク」についてお伝えします。

2016年の熊本地震のあと、学生を含む若い世代が集まって、町ににぎわいを取り戻そうと立ち上がったのが「益城町未来トーーク」。ワークショップを繰り返し、イベントの開催、町の特産品の素材を使った“ジェラート”の開発・販売など、いろんなプロジェクトを実現させています。

結成から3年目、とくに学生たちの中には、進学や就職で、プロジェクトから離れる人もいるはずですが、参加メンバーの状況はどうなっているのか?運営メンバーの森下雄介さんに伺ってみました。


◆「バトンは確実に渡されている」

「もともといたメンバーも、高校生とか大学生たちが卒業や就職で県外へ行ったり、出ていったメンバーもいるんですけど、イベントの参加者の中から、この活動に興味を持たれて、その場で入られた女子高生もいたり、今度ライブをするんですけど、ライブをお願いしたきっかけで未来トーークのメンバーに迎え入れたメンバーもいるようなカタチで、そんな出入りがあるような状況ではあります。」




去る人もいれば新たに参加する人もいて“いい流れが出来ている”とのこと。参加する学生にとっては学び多い体験となるのではないでしょうか。

そして今年の「マシフェス」は、GWの4月29日(月)に開催。多くに人で賑わうと思いますが、今年のポイントについて、森下さんに伺ってみました。

◆「目玉は再々ブームがキテいるミニ4駆!」

「会場を2つのゾーンに分けまして、ウッドデッキの所をステージにして、ライブイベントだったりダンスショーだったりを行う傍ら、マルシェゾーンとしていろんな出店者、ケータリングカーだったりで出店してもらって、いろんな飲食物と益城産の工芸品、アクセサリーとかを販売するゾーンに分けて開催する。マルシェの所に野菜のしゅっぱんとか有ったりするんですけど、たぶんスイカが出だすんじゃないかなと思うんです、今の時期だと大振りになると思うんですけど、たいへん甘くて県外の方からも“美味しい!”と言われるスイカになっています。で、今回の目玉として、いま“第三次ブーム”が起きているミニ4駆の出店と、初心者向けではあるんですけど、ビギナーズカップっていう大会を、しようと考えております。」





若い世代が中心となって開催される「マシフェス」。番組スタッフのおススメは「益城町未来トーーク」オリジナルのジェラート。益城の特産品を使ったオリジナルジェラートで、さつまいも、かぼちゃ、お茶、お米の4種類があるのだそう。
しかも売上の一部が益城町に寄付されるということ。(これマジで旨いです)



マシフェス」は4月29日開催。よかったら足を運んでみてください。

2019年4月17日

震災から3年、益城町の今と「益城町未来トーーク」

今朝は2016年の熊本地震で、最大震度7を記録した益城町で活動を続ける「益城町未来トーーク」についてお伝えします。お話を伺ったメンバーの森下雄介さんは、益城町の職員でもあります。まずは益城町の復興状況について伺ってみました。


◆「復興はまだ道半ば」
「まだ仮設に住んでらっしゃる方もいらっしゃるし、災害公営住宅も建ちだしては要るんですけど、業者とかの人手不足もあるだろうし、まだぜんぜん工事自体も終わってなかったり工事がまだ入ってないところもあるので、ぜんぜん復旧復興に関しては道半ばな状況ではあります。」



熊本地震から3年。仮設住宅などの仮住まいで暮らす人は、いまなお約1万6500人(約7300世帯)います。災害公営住宅の整備も人手不足や費用高騰などで停滞。県内12市町村で予定している1717戸のうち、完成したのは496戸に留まっています。

まだ復興道半ばの状況にあって、とくに被害の大きかった益城町で2016年に立ち上がったのが「益城町未来トーーク」。どんなプロジェクトなのか?あらためて伺ってみました。


◆「若い力で益城町のにぎわいを作り出す」

「活動の始まりとしては、益城町の復興に向けていろんな方たちが動き出している中で、若者が中心になって自分たちで町づくりに携わっていこうという人たちが集まって動き出したのが「益城町未来トーーク」なんですけど、特産品の開発だったり、いろんなプロジェクトを作って益城町のにぎわいを作り出す。で、年代を問わず楽しめるイベントを、というところで「マシフェス」というイベントを企画しまして、今度、4月29日にそのイベントを開催して、みんなに笑顔が戻ればいいなということで開催を控えています。」







もともとは、震災直後に町が開催した住民説明会に若い世代の参加が少なかったことから、森下さんたち町の職員が中心となって若い人たちの意見を聞ける場として始まったのが「益城町未来トーーク」。大人から中学、高校生も参加してワークショップを繰り返し、「マシフェス」の開催、特産品の素材を使った“ジェラート”の開発・販売、東京でのマルシェ開催など、いろんなプロジェクトを実現させてきました。

若い世代がこうして元気に町づくりにかかわることが、町を明るくします。

『LOVE & HOPE』、明日は4月29日に行われる今年のマシフェスについて、お伝えします。

「益城町未来トーーク」

2019年4月16日

地獄温泉 青風荘「すずめの湯」ついに再開! 

今朝も、熊本地震から3年。被害の大きかった南阿蘇村「地獄温泉」からのレポートです。

古くから湯治場として栄え、200年以上にわたって人々を癒し続けてきた地獄温泉の「青風荘」。
熊本地震では建物の崩壊はなかったものの、地震から2ヶ月後の豪雨で土石流が旅館を襲い、建物の8割、3つある源泉の内2つを失いました。
そんな中でも、普段どおり、ブクブクと沸き続けていたのが地獄温泉を代表する「すずめの湯」です。旅館の代表、河津誠さんはこの姿に勇気づけられ、旅館の復興を決意したといいます。


そして、熊本地震から3年の今日、4月16日。『すずめの湯』は日帰り温泉として営業を再開。復興の第一歩として進み出します。

◆スタートラインをやっと引けた
すずめの湯というのは元々、治療・療養の湯として有名で近隣の足の痛い人、腰の痛い人、皮膚に病気をお持ちの方とかが湯治に来られていた場所なんですね。泉源に直接入るお風呂でガスと一緒に湧く関係で、どうしても男女の仕切りを設けることができずに混浴のスタイルでやってまいりました。裸で入るスタイルだとどうしても女性が入りずらいお風呂になってしまいますので、今回は着衣浴、私どもが用意する湯浴み着かお持ちいただく水着で入っていただくスタイルに変更しました。
お風呂入っていただく方にはビジュアルとして見てわかると思うのですが、非常にまだ荒れた状態です。完全に安全かと言われたらそうではない部分もたくさん残っていて、非常に寂しい風景も傍らには広がっているところです。そういうところに体験に来ていただくというのも大事なことで熊本地震を忘れないということも皆さんと引き継ぎながらやっていきたいと思います。
そういうことでいえばまだまだ私たちはスタートラインにも立っていなくて、スタートラインをやっと自分たちで引けたと、これから少しずつ施設を取り戻しながら、今まで守ってきたおもてなしのスタイルも活かしながら復活に向けて頑張っていきたいと思います。


お話しの中に「完全に安全なところばかりではない」とありましたが、地獄温泉への道、まだ復旧工事中で片側通行の箇所もあるそうです。また時間規制もあり、午前8時半〜午後6時までとなっています。ご注意ください。

地獄温泉「青風荘」。来年4月には旅館の本格オープンも目指しています。まずはその前に、日帰り温泉「すずめの湯」にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

青風荘公式サイト
青風荘facebook

2019年4月15日

地獄温泉「青風荘」 熊本地震から3年 

今朝は熊本地震から3年。
被害の大きかった南阿蘇村「地獄温泉」からのレポートです。

古くから湯治場として栄え、200年以上にわたって人々を癒し続けてきた地獄温泉の「青風荘」。熊本地震では、建物の崩壊はなかったものの、温泉に通じる道は閉ざされ、あの日以来旅館は閉鎖のまま。もっとも被害を大きくさせたのは、地震から2ヶ月後の豪雨災害。土石流が旅館を襲い、建物の8割。3つある源泉の内2つを失いました。

まずは当時のお話から。旅館の代表、河津誠さんです。

◆明治中期の本館と唯一残った温泉を復興のシンボルに守ろうと。
揺れた瞬間は動けなかった。この辺で6強だったと思います。ひっきりなしに余震がきますので、その度に山が崩れるわけです、ガーーー!と音を立てながら。その度にお客さんはパニックですよね。食料はあったんですが水がなくて、一晩水無しで大丈夫かなーと思ってたら、まず陸上自衛隊の方が無茶苦茶な道を下から歩いてこられて、地上隊として準備されて。そこにヘリが4機来て変わりばんこに降りていって皆さん避難できました。僕が最後に乗ったのは16日の午後4時半ぐらい。飛びながら不思議なんですけど思わず「帰ってくるぞー!」って叫んでました。なぜかわからないんですけど泣けましたね、あの時は。

6月20日から21日未明の雨で旅館の東側を流れている川が溢れて土石流がきて、敷地の半分埋まってる状態ですね。でも不思議なものでものすごく気持ちが折れるようなことは、地震で全然営業できていないのでそこでゼロと思ってたので、僕らこの旅館兄弟3人でやってるんですけど、3人で「ゼロに何掛けてもゼロだから」と。でこの130年の明治中期の建物と、唯一残った温泉を守ろうと。これをシンボルに立ち直ろうと。



唯一残った温泉が「すずめの湯」です。このすずめの湯、熊本地震本震から3年目の4月16日にリニューアルオープンします!

乳白色の温泉で、ボコボコと湯船の底から源泉が湧き出している
青風荘のHP

明日はこの「すずめの湯」再開のお話、お伝えします。

2019年4月14日

災害時のSNS ビッグデータの活用

引き続き東海大学情報理工学部教授、内田理さんのお話です。
内田さんの研究テーマが「災害時のSNS活用」。SNSで発信される膨大な情報をビッグデータとして集積し、被害状況の把握や避難に活用する研究も進んでいます。

◆市民の生の声は有益
災害時には極めて多数のツイートが投稿されます。東日本大震災が発生した2011年3月11日には、1日の間に3000万以上のツイートが投稿されました。これは非常に膨大なビッグデータになるんです。例えば災害時にはとても多くのツイートが投稿されますが、「あ、地震だ」「すごく揺れた」という単なる感想がほとんど。ですがその中に「電車がとまった」とか「水道が出ない」といった、被害状況の把握や避難行動に結びつく有益なツイートも含まれています。その膨大なツイートの中から有益な情報だけを効率的に抽出して、それを必要とする人や組織に迅速に提供できたらいいな、というのが今我々の研究チームが取り組んでいるテーマです。
最近人身事故などで電車がとまったときに、鉄道事業者が提供する情報よりもツイッターを見た方がよくわかる、なんてこともあります。まさにそれをもう少し大規模にしたもの。大規模災害のときには鉄道事業者なども被災して混乱しているわけなので、もちろん正確な情報を待つことも大切ですが、市民の生の声を集約して迅速に情報を把握することは意味があると思う。それがうまくいけば、役に立つツールの開発などにつながるのではと思っています。


さらに内田さんは「若者など、SNSを使い慣れている世代は、災害時“情報強者”になる。自分が持つ情報を、まわりの人と共有するなど、共助の気持ちを持ってほしい。」とお話しされました。

2019年4月14日

#自治体名災害

今日のテーマは「災害時のSNS活用」。東海大学情報理工学部教授、内田理さんのお話です。

災害が発生したとき、情報発信や情報収集に使われるのがツイッター。ツイートに「特定のハッシュタグ」、つまり目印を付けることで情報の伝達が収集がより迅速になると。

◆「#自治体名災害」
いま多くの自治体が災害時にソーシャルメディアを利用しています。平成28年の熊本地震の際には大西市長が非常に積極的にSNSで情報発信をしていました。市民は市長からの情報であれば、正しいだろう、安心できると、多くの被災者がさまざまな情報を迅速に入手することができました。
ツイッターの情報はとにかく膨大。大規模災害のときには爆殺的に増加します。その中で、どの地域の災害情報であるかという目印を、あらかじめツイートの中に埋め込んでおく、「#(ハッシュタグ)」という一種の目印を挿入する機能があります。例えば、自分がいま千代田区にいて災害が起き、被害の状況をツイートしようとしたときに、「#千代田区災害」をツイートに埋め込んでツイートすれば、少なくともその情報は千代田区の災害の情報だということが一目でわかります。千代田区の情報だけを手に入れたいという人にとっては、そのハッシュタグがあることで、必要な情報のみを抽出できます。
この「#自治体名災害」というハッシュタグがあるということをいまはまだほとんどの人が知らない。これが普及して多くの人が災害時のツイートや投稿にこのハッシュタグを付けるようになれば、自治体が被害情報の収集や把握にツイッターを利用することにもつながるのでは。「#自治体名災害」というハッシュタグをつけることと役に立つかもな、ということをわかってもらえるとうれしいです。


「#自治体名災害」
例えば 「#千代田区災害」「#熊本市災害」「#呉市災害」など・・
情報を発信するときは、この目印を付けておくことで、必要な人が、より迅速に、必要な情報にたどり着けることになります。覚えておきましょう。

2019年4月13日

災害時のSNS使い分け

地震や津波、豪雨や竜巻。災害時の情報発信、情報収集のツールとしていまやスマートフォンとSNSは欠かせません。
東海大学情報理工学部教授、内田理さんの研究テーマは、まさに「災害時のSNS活用」です。代表的なSNSとして挙げられるのが、ツイッター/ライン/フェイスブック。これらを、どう使い分ければいいのでしょうか。

◆災害時SNSの使い分け
ツイッターの最大の特徴は、リアルタイム性と拡散力。写真や動画の添付も簡単です。災害時は被害状況を例えば「屋根の上まで冠水しています」と言葉で伝えるより、実際その写真や動画がついていることで正確な情報の把握に繋がります。そういったことが、災害時にツイッターが向いている理由です。

また、ラインは家族同士、友達同士など、閉じた空間でのやり取りを前提としているメディア。安否確認などにはラインが向いていますが、被害状況を多くの人に知ってもらいたいとか、被災者のニーズを知ってもらいたいというときにはツイッターのほうが向いていると思います。

フェイスブックの災害時の使い方で最近多いのが、ボランティアの募集などにFBを使うというもの。ツイッターよりも情報量が多いものを載せるときは、ツイッターよりもFBのほうが向いているとういこともあります。

いざ災害が起きた時に、「じゃあこういうふうに使い分けよう!」と思っても難しい。普段からそれぞれのSNSの特徴を理解しておいて、例えば家族との安否確認にはラインを使おうとか、そういったことを事前に決めておくことが必要なのかなと思います。


SNS活用について。日ごろから特徴と使い分けを意識することが災害時にも役に立つと内田さん。ただ気を付けくちゃいけないのは「SNSによるデマの拡散」。熊本地震では「ライオンが放たれた」という情報が流れましたがこれはもちろんデマ。間違った情報に踊らされない。間違った情報を拡散しない。これも日頃から気を付けておきたいことですね。

2019年4月9日

南海トラフ地震に関連する情報

今年2月、政府の地震調査委員会が新たな地震発生予測を発表しました。それによると、宮城県沖などでは「今後30年間にマグニチュード7を超える大地震が発生する確率が90%」という高い数字がでました。一度大きな地震を経験した地域でも、再び地震が起こる可能性があるということです。

一方、南海トラフに関しては「地震の可能性を示す観測情報」を発表する仕組みがスタートしています。お話は東北大学・災害科学国際研究所の所長、今村文彦さんです。

◆南海トラフ地震の「前兆現象」を気象庁から発表
特に南海トラフでは、最近「観測情報」というのを出すようになりました。これは、大きな地震の前兆現象が多くなったとか、一部地震として割れたとか、南海トラフ地域ではひずみを直接地下で測る装置があり、それが通常とは違う変化しているとか、そういったものが逐次気象庁から観測情報が出る。それがまさにラジオやテレビを通じて出るようになった。それによって、必要な方は避難をはじめていただきたい。特に高齢の方や避難が難しい方は、その状況でもできれば安全なところに移動しておいていただきたい。そうするとその直後に来るであろう地震や津波に対しては、適切に移動できるのではないかという趣旨のものです。
地震の規模はきちんと定義していなくて、いろんなデータや観測を示すが、一般の方には判断が難しいという問題点もある。専門家の中でも「予知」ではないので、近い将来地震が発生する可能性がある。どういう情報を出すかによって、自治体や地域がどの基準で避難を誰に伝えるのか、避難所を本当に確保できるのか、それを、今年から検討を始めると聞いています。


南海トラフ地震発生の可能性が高まったことを知らせる「南海トラフ地震に関連する情報」。こういった情報を気象庁から発表する仕組みがスタートしていたことをご存知でしたでしょうか? H29年から運用が始まりましたが、まだ実際に発表されたことはないそうです。

地震研究や予知は確実に進んでいるが、やはり大事なのは、わたしたちの日ごろの準備、心構えですね

気象庁サイト 「南海トラフ地震に関連する情報」の運用について

2019年4月8日

地震発生予測「宮城県沖などで90%」の意味とは

今年2月、政府の地震調査委員会が東北から関東沿岸について新たな<地震発生予測>を発表しました。

それによると、今後30年間にマグニチュード7を超える大地震が発生する確率が「宮城県沖などで90%」という高い数字が出ました。そこでお話を伺ったのは、東北大学・災害科学国際研究所の所長、今村文彦さんです。今回の地震発生予測のポイント、そしてわたしたちに必要な心構えとは?

◆宮城県沖は37年に一度発生
東日本大震災当時から、この想定、評価というものはありましたが、震災から8年が経つ今もう一度再評価をして、当時地震が発生しなかったエリア、例えば青森や茨城、千葉は、次への地震のひずみエネルギーが貯まっている、これに対して今回きちんと評価した、ということです。
一方宮城県沖は、8年前に地震としては「解放」していますが、このエリアは特別に短い周期で地震を繰り返しているんです。これは37年程度で1回発生するというサイクルだが、その中でもう8年経ったので、もう次への地震の可能性が高まっているということになる。例えば、マグにチュード7から7.5、これが30年以内に90%という数字が出ています。マグニチュード7から8(の地震の被害)というのは、揺れは震度6を超える(部分的には7になるが、さほど広域ではない)。発生するであろう津波も数メートルから10メートル程度。東日本大震災は超巨大地震であり、巨大津波だったんですが、それに比べれば小さいが、やはりわたしたちの生活や活動にいろいろな影響を及ぼす。
東日本大震災の被害を受けたエリアの方々は、もう地震はこないんじゃないかと思いたいと思うし、思いこんでしまっているんですね。ところが自然というのは、その動きは止められない。事前の備え、耐震化や備蓄、安全な場所の確認はきちんとしていただかなきゃいけないと思う。


東日本大震災から8年。自然はもう次の地震活動のサイクルに入っている、というお話でした。一度大きな地震を経験したから「もう来ない」と思いこんでしまいがちですけど、経験を活かすためにも日ごろからの備え、心構えが重要というお話しでした。改めて心がけたいですね。

『LOVE & HOPE』、明日も東北大学、今村文彦先生のお話です。

地震調査委員会発表 地震発生予測 関連サイト 

2019年4月5日

三陸鉄道 中村一郎社長に聞く

防災減災の知恵、そして復興へ向け尽力する方たちの「声」をお伝えしていく「LOVE & HOPE」。今朝も引き続き、三陸鉄道・中村一郎社長のインタビューです。



三陸鉄道は、3月23日に旧JR山田線の区間だった宮古〜釜石間が復旧、JR東日本から三陸鉄道に移管され、「北リアス線」「南リアス線」と接続。全長163キロ、日本一長い第三セクターの、「三陸鉄道リアス線」として、運行を再開しました。

昨日はそんなさんてつ沿線の「食」の魅力についてお届けしましたが、なにしろ三陸復興国立公園を走る三陸鉄道。車窓から見える「景色」も大きな魅力の一つです。あらためて中村社長に、そんな三陸の「景色」についても伺ってみました。


中村)やはり三陸鉄道は海沿いを走ってる部分と山の方を走って、けっこうトンネルも多いんですけど、変化が楽しめるという良さがあるんじゃないかなと思うんですね。ですからじつは海の眺めのいいところは、三陸鉄道の場合はそこにちょっと何分か停車をさせて、運転手かあと添乗している者が簡単なガイドをするようにしてるんですね。そうするとお客様も、“あーそうかここはそういうところなんだな”っていうのが放送で説明をして頂けるのでけっこうそれは好評頂いてますね。

鈴村)ぼくあのいろんな所で電車乗るの好きなんですけど、電車に乗っていつも思うのは、“ここで停まって!”って思う時あるんですよ。景色のポイントって見たくなりますから。

中村)やはりお客様はやっぱりそこに行くとですね、シャッター、カメラに収めたいんですね。

鈴村)いまだとインスタとかもあって、いろんなところで、“あ、三陸鉄道ってこういうところがあるんだ”ってことも広がっていくチャンスもありますから、いいことばかりですね。

中村)いやホントにそうです三陸は三陸復興国立公園っていう指定をされてますし、いまは三陸ジオパークという指定も受けてまして、実際に沿岸を歩いて楽しむっていうような楽しみ方もあるんですね。そうすると三陸鉄道で移動して、自分が歩きたいポイントで駅で降りて、2時間とか3時間、ご自分の日程に合わせて歩いて頂いて、でまた三陸鉄道に乗って帰って頂くというような楽しみ方をされてる方も増えてますね。

鈴村)なるほど〜。




写真ポイントで停まってくれるという三陸鉄道、インスタ映えしそうな写真がたくさん撮れそうです。また歩くのが好きな人は、どこかの駅で降りて、海沿いを何駅分か歩いて、そしてまた三陸鉄道に乗って帰るという方も多いとのこと。これから季節も良くなりますし、海沿いの宿も増えてきているので泊りで出かけて海から上がる朝陽を見るのもおすすめです。

『LOVE & HOPE』、今朝は三陸鉄道、中村社長のインタビューをお届けしました。

「三陸鉄道」

2019年4月4日

三陸鉄道 中村一郎社長に聞く

防災減災の知恵、そして復興へ向け尽力する方たちの「声」をお伝えしていく「LOVE & HOPE」。今朝も引き続き、三陸鉄道・中村一郎社長のインタビューです。



三陸鉄道は、3月23日に旧JR山田線の区間だった宮古〜釜石間が復旧、JR東日本から三陸鉄道に移管され、「北リアス線」「南リアス線」と接続。全長163キロ、日本一長い第三セクターの、「三陸鉄道リアス線」として、運行を再開しました。

三陸の海岸線を走る三陸鉄道は、美味しい海の幸に恵まれたグルメ鉄道でもあります。鈴村さんもじつは大槌町で行われた「三陸コネクトフェスティバル」に参加して地元の美味しいものをいろいろ頂いたのですが、あらためて中村社長に、そんな三陸の「食」の魅力について伺ってみました。


中村)いやもう本当に三陸はいろんな美味しいものたくさんありますので、久慈ですとウニ弁当もありますしいま宮古ですとタラが水揚げが日本一ということでタラのフライみたいなものお弁当に・・・

鈴村)さきほど頂きました。美味しかったですね〜

中村)あと大槌では磯ラーメンとか・・・

鈴村)それもさきほど頂きました。美味しかったです〜

中村)本当にその土地土地の美味しいものがたくさんあるので、三陸鉄道では「駅-1グルメ」っていう沿線の美味しいものを紹介する小さな冊子を年2回出しているんです。これも第14号までなってるんですけど、これ駅にたくさん無料で置いてあるので、お客様はこれを見て頂いて、“じゃあこの駅でこれを食べようかな”とか、そうするとまた列車の旅がすごい楽しみが増えますのでそういった活用して頂いたりしてます。

鈴村)これいま見せて頂いてますけど、かなり分厚い本で情報量もすごいですね。海鮮も勿論いっぱいあるんですけどそうじゃない洋食だったりそういうものも・・・

中村)そうですね。ジャンルのとり混ざった構成になってます。

鈴村)パッと開いたら「恋し浜ホタテバーガー」が・・・

中村)はい。これもおすすめです。肉厚でバンというか離れちゃってる・・・

鈴村)ですよね。間のホタテがすごい分厚さ、5センチぐらいありそうな、すごいですよ。

中村)食べ応えも十分だし美味しいんですこれが。

鈴村)すごい!



その「駅-1グルメ」、無料の冊子で、駅ごとにチョイスした店の情報や写真が載っています。

三陸鉄道の一部の駅に置いてあるので、これを手にして駅ごとに美味しいものを求めて旅をするのもおすすめです。季節ごとの食材が楽しめるのも三陸鉄道の旅ならではの魅力。さんてつでグルメ旅に出かけてみませんか?

『LOVE & HOPE』、明日も三陸鉄道、中村社長のインタビューをお届けします。明日は沿線の美味しい「景色」について。

「三陸鉄道」

2019年4月3日

三陸鉄道 中村一郎社長に聞く

防災減災の知恵、そして復興へ向け尽力する方たちの「声」をお伝えしていく「LOVE & HOPE」。今朝も引き続き、三陸鉄道・中村一郎社長のインタビューです。



三陸鉄道は、3月23日に旧JR山田線の区間だった宮古〜釜石間が復旧、JR東日本から三陸鉄道に移管され、「北リアス線」「南リアス線」と接続。全長163キロ、日本一長い第三セクターの、「三陸鉄道リアス線」として、運行を再開しました。

三陸鉄道といえば、「こたつ列車」など季節ごとの“イベント列車”も有名。あらためてどんなものがあるのか尋ねてみました。


中村)たとえば元旦の日は「初日の出列車」ということで、列車に乗ってちょうど海が見えるところで停まって初日の出を皆さんで見るというような。あと夏ですと生ビール飲み放題の列車とか・・・

鈴村)ニュースで見ました!すごい行きたいと思いました〜

中村)やっぱりああいうのは応募がすぐ埋まっちゃうんですね。あとは冬場は人気のこたつ列車っていうのやってるんですけど、その中で秋田県のなまはげと同じような風習で「なもみ」という言い方をしてるんですが、その「なもみ」がトンネルに入って真っ暗になったところにいきなりサプライズで登場するんですね。もうそうすると乗ってると客さんは子供たちも含めてギャー!とか言ってですね、リアクションがすごいですね。

鈴村)あの僕自分でいろいろプロジェクトを企画したりするの好きなんですけど、たとえば電車の中で、たとえばですけど演劇やってみたいとか、そういうこと考えた時ってやれるもんなんですか?

中村)ちょっと空間的には限られてますけどやれると思います。今までもいろんな、たとえば音楽なんかはジャズの演奏とか、あと落語家を選んで寄席列車っていうのもやったこともありますし、ですから結構いろんな可能性は、演劇も十分あると思います。

鈴村)すごい!僕、即興演劇をプロデュースしてるので、電車の中って最高のシチュエーションなんですよ。いつかやりたいです・・・連絡します!(笑)




さんてつ車内での即興演劇、これはぜひ番組としても実現して欲しいです。

ほか近いところでは、岩手県の三陸復興プロジェクトの一環として、笠原将弘シェフが腕を振るう「プレミアムランチ列車」が6月7月に運行。さらに三陸のウニ・ホヤ・ホタテが味わえる「ウホホ列車」が6月から。盛から久慈まで163キロを走る「夜行列車」も7月に運行される予定です。

さんてつ沿線の町は人口が減って、鉄道を維持していくためには観光客の利用を増やすことが欠かせません。ぜひたくさんの方に足を運んで欲しいと思います。

『LOVE & HOPE』、明日も三陸鉄道、中村社長のインタビューをお届けします。明日は沿線の美味しい「食」について。

「三陸鉄道」

2019年4月2日

三陸鉄道 中村一郎社長に聞く

防災減災の知恵、そして復興へ向け尽力する方たちの「声」をお伝えしていく「LOVE & HOPE」。今朝は岩手県大槌町で行われたイベント「三陸コネクトフェスティバル」で、鈴村さんがステージでご一緒した、三陸鉄道・中村一郎社長との楽屋でのインタビューの模様をお届けします。

もともと三陸鉄道は、宮古から北の「北リアス線」と、釜石から南の「南リアス線」があって、その中間の釜石から宮古の間は、JR山田線が走っていました。震災による津波で甚大な被害を受けたこの区間が、今年8年ぶりに復旧。三陸鉄道に移管され、「北リアス線」「南リアス線」と接続。全長163キロ、日本一長い第三セクターの「三陸鉄道リアス線」として運行を再開しました。

まだ運行再開から1週間というタイミングでのインタビュー。まずはその反響について伺いました。


中村)いやあもうホントに多くのお客様お出で頂いてたいへんありがたいです。23日開通初日でしたけど、各駅とか、駅だけでなく沿線にたくさんの人が出て頂いて、大漁旗とか、小旗を振って、記念列車を歓迎して頂きましたし。

鈴村)待ち望んでいたということがよくわかりますよね。

中村)本当にそうですね。この宮古―釜石間については本当に震災後8年間ずっと列車が止まってましたので、地域の皆さんがそういった意味ではいろんなご不便を感じてたんじゃないかなということで、早くやっぱり鉄道が復旧して欲しいという期待がかなり大きかったというふうに、私も改めて記念列車に乗ってそういったことを実感しましたですね。

鈴村)もともと旧山田線の区間は赤字路線だった。これを今回移管というか引き受けた。これは思いが無ければ出来ないと思うんですけど・・・

中村)そうですね。やはり今まで三陸鉄道は、宮古―久慈間の「北リアス線」と、釜石―盛間の「南リアス線」ということで、宮古―釜石間はJR路線でしたから、2つに分かれていたんですね。で、地域の皆さんは“鉄道を一つにつなげて欲しい”という熱い思いがあったんですね。で、この沿線の市町村長さんも、“ぜひ鉄道を復旧して欲しい”という強い思いを抱かれていましたので、県と一緒になって、国とかJRに強く要望をしてなんとか復旧が実現したということですね。





8年ぶりの鉄道の再開。この日の大槌駅はフェスの来場者でにぎわっていたのもありますが、鉄道再開の喜びに湧く地元の皆さんの気持ちが溢れていたのも感じることが出来ました。



ただし沿線の町では人口の減少が深刻で、新たに走り始めた区間を含め「三陸鉄道リアス線」を支えるためにも、交流人口をどう増やしていくかが課題といいます。

明日以降の『LOVE & HOPE』では、“思わず行きたくなるリアス線と沿線の魅力”について、中村社長のお話をお届けしていきます。

「三陸鉄道」

2019年4月1日

岩手県大槌町「三陸コネクトフェスティバル」

防災減災の知恵、そして復興へ向け尽力する方たちの「声」をお伝えしていく「LOVE & HOPE」。今日からは「ONE MORNING」パーソナリティ鈴村健一がお届けしていきます。

今朝ご紹介するのは、3月30日と31日、岩手県大槌町で行われた「三陸コネクトフェスティバル」というイベントについて。これは「三陸鉄道リアス線」開通によって、一本のレールでつながった三陸を盛り上げようと企画されたイベントで、今年2回目。声優やアーティストによるライブやトーク、地域に根づく伝統芸能、三陸のグルメやコスプレイベントなどが一緒に楽しめるイベントで、鈴村さんは去年に続き参加。じつは三陸鉄道には「鉄道ダンシ」というキャラクターが居て、鈴村さんは「恋し浜駅」のキャラクター「恋し浜レン」のキャラクターボイスを務めています。

「鉄道ダンシ」

そんなご縁で1年ぶりに大槌町を訪れた鈴村さん、イベント会場に入る前に、23日に運行を開始したばかりの「三陸鉄道リアス線」の「大槌駅」に立ち寄り、その変化を実感しつつステージに立ちました。





◆「三陸コネクトフェスティバル」より

司会)鈴村さんは大槌駅見てきました?
鈴村)見てきました。ひょうたん島の形してるんですね。
司会)そうなんです。可愛いデザインですよね。
鈴村)さっそく行ってきましたけど、僕は昨年初めてここに来させて頂いたんですけど、
   1年前に来たときは街に建物が少ないなというイメージが正直あって、
   で何か違和感があって、ハタと気づくと信号が無い。
   去年は信号が街にほとんど無かったんです。で今年来て、劇的に変わってますね。
司会)そう、一気にですよね。
鈴村)信号ありましたね。おかげでちょっと渋滞してましたから。なんか嬉しい渋滞もあるんだなって・・・
司会)すてきな渋滞ですね〜




国道沿いにはもちろん信号はありましたが、「大槌駅」のある宅地地域はようやく造成が終わって家が建ち始めたばかり。家やお店、信号もあって、復興が加速した駅周辺の景観についての感慨を話をしながら、イベントのステージでは「鉄道ダンシ入社式」を行いました。

鈴村さんがキャラクターボイスを担当している「恋し浜駅」の「恋し浜レン」と、「田野畑駅」の「田野畑ユウ」に加えて、三陸鉄道3人目のキャラクター、「大槌駅」の「大槌カイ」が加わり、そのキャラクターボイスを担当する蒼井翔太さんも登場して、その新キャラクターが披露されたんですね。

この日は鈴村さんのファンをはじめ、多くのアニメ、コスプレファンの方が来場され、春の雪が舞うあいにくの天気にも関わらず熱気にあふれておりました。

「LOVE & HOPE」、明日はイベント後に行なった鈴村さんと三陸鉄道社長の対談の様子をお届けします。

パーソナリティ 鈴村健一

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