2020年3月31日

つなぐ〜10年目の春だより:女川町 佐藤柚希さん

2011年から9年にわたりお届けしてきました『LOVE & HOPE 〜ヒューマン・ケア・プロジェクト』は今日で最後となります。

最終回の今日は、東北の若い世代の声を届ける、「つなぐ〜10年目の春だより」。宮城県女川町の役場につとめる、二十歳の佐藤柚希さんです。

佐藤さんが震災後、小学6年生の時につづった「詩」が女川の高台に“横断幕”としてかかげられ、震災で落ち込む町民を励まし続けてきました。

『女川は流されたのではない。新しい女川に 生まれ変わるんだ。
人々は負けず 待ち続ける。新しい女川に住む喜びを 感じるために。』


あれから9年。佐藤さんは女川町の職員になり、町の観光PRや震災を語り継ぐ活動を行っています。

◆未来の女川を支えていく。不安半分、期待や楽しさも半分
高校入るまで卒業後のこと全然考えていなくて、いざ就職について考えたときに、もちろん詩の存在も、地元で働きたいなという決め手にはなったんですけど、やはり周りが宮城県外に出てしまうとか県内にいても女川でない場所で就職するという友達がどうしても多くて、なんか面白くないというか。一人二人ぐらいは地元で活躍する人間がいてもいいんじゃないかなと。高校2年ぐらいから地元の役場で仕事したいなとチャレンジして今に至ります。
まだ社会人になってから年月経ってないので、今はどちらかというとプレッシャーの方が強いですね。いざ自分が30代40代になった時に今後の街の状況を支える能力があるのかなと不安ではあります。ただ一緒に仕事をしている上司の方やいろんな先輩方の姿を見て、自分もそうだけど町の若い世代の人たちが今後を支えていかなきゃいけないんだろうなというのは如実に感じます。それも踏まえて今の業務を積極的に頑張って、いろんな知識を身につけなきゃいけないというのはすごく感じています。不安も半分ですけどそれに対しての期待、楽しいのかなというのも半分。


LOVE&HOPE「つなぐ〜10年目の春だより」。
最終日は宮城県女川町、二十歳の佐藤柚希さんの声でした。

◆◆◆
2011年から9年にわたり、東北はじめ被災地の今をお伝えしてきた『LOVE & HOPE〜ヒューマン・ケア・プロジェクト〜』。これまで取材にご協力いただいた方々に心から感謝申し上げます。皆さんからいただいた数々の声は、これからの「防災・減災」の学びとして次の世代へ伝えるべくこのブログに残させていただきます。また今後も「JFNパーク」の配信番組として被災地からの声をお届けしていきます。これまでのアーカイブもアップしていく予定ですのでぜひこちらもお聴きください。またいつの日かお会いできる日を楽しみにしています。
2020年3月31日 LOVE&HOPEスタッフ一同

パーソナリティ 鈴村健一

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