2019年11月30日

食べる、飲む、走る!「東北風土マラソン」について

「LOVE & HOPE」では何度かご紹介してきました、全国のマラソンファンに是非オススメしたい大会「東北風土マラソン」。2020年は7回目の開催を迎えます。現在エントリーを募集中ですので、あらためてご紹介をさせて頂きます。



宮城県登米市の「長沼フートピア公園」を会場に、春の湖をぐるっと回るコースで行われる「東北風土マラソン」。大会名「風土マラソン」の「風土」は、“気候・風土”の「風土」に、「食」の「フード」を重ねたもの。なにしろ、ただ走るだけでなくて、フードフェスあり、日本酒フェスあり、ランナーも給水所=エイドステーションで、東北各地のフード・・・美味しいものを食たり、樽の薫りがする日本酒の仕込み水を飲んだり、走りながらお腹いっぱいになっちゃう大会でもあるんです!2015年度にはマラソン大会では初めて「グッドデザイン賞」も受賞しているというこの大会、正式名称は、「東北風土マラソン&フェスティバル」といいます。

仕掛け人で、実行委員会副委員長の、竹川隆司さんにお話しを伺いました。

◆「地元の方たちにとって“自分たちの大会”になった」
「2014年に始めた時は、最初1300人のランナーの方と2〜300人のボランティアの方で始めた大会なんですけど、おかげさまで6回重ねて、ランナーで7000人くらい、ボランティアの方は2日合わせると1000人以上関わってくれるような大会におかげさまで成長してきました。いちばん嬉しいのはその1000人以上の中で、かなりの比率が地元の方々で占められているというところでございまして、復興支援から始めましたので、私も含めて東京から復興支援という心意気で来て頂ける方もまだたくさんいらっしゃってそれも大変ありがたいんですけれども、同時に地元の登米市とか宮城県の方々とかが、もう自分の大会としてお手伝いして頂いたり、食を出して頂いたり、日本酒を持って来て頂いたりという動きがすごく増えていて、それが大会の今後を考える上ですごくうれしい話だなという風にありがたく思っています。」







復興支援として始めた大会が、回を重ねるうちに“地元の皆さんの大会”になっていった。何よりの手ごたえなのではないでしょうか。そして迎える来年7回目の大会についても聞いてみました。

◆「台風被害の支援にも」
「いつも以上に充実させるというか東北6県の美味しいものを集めてお出ししようかと思ってますけど、新しい取り組みとしてはですね、今回、南三陸の復興市の「100回記念」とちょうど重なります。ですので登米市・南三陸町一緒になって盛り上げていこうと。我々のメイン会場から無料のシャトルバスを出したりですとか、あちらからもフードフェスティバルとかエイドステーションに出させて頂いたりと、南三陸・登米ふくめた連携を強めていくというのが一つ考えているところです。あともう一つは先日の台風19号の被害に遭われた地域、東北でもやはりたくさんありまして、我々震災の復興支援で始めましたけど、そういった災害で困っている地域というのを何らかの形でお助けしたいというのは最初からの想いとしてありますので、そういった地域の食材を多めにエイドステーションで調達させて頂いて出させて頂くということも考えてる所になりますね。」




食べて飲んで走って、楽しむことが復興の応援にもつながる・・・「東北風土マラソン&フェスティバル」。開催は、4月25日(土)・26日(日)現在エントリー募集中です。今は規制されることもある「仮装」も大歓迎の大会で、今回のテーマは「スーパーヒーロー」。どんなヒーローが登場するのか?もお楽しみです。

ちなみに毎年参加している「LOVE & HOPE」スタッフによると、フードフェスと日本酒フェスも非常に充実していて、応援参加の方も十二分に楽しめるし、何しろランナーは約2キロごとに現れるエイドステーションでの東北グルメが楽しくて、気がついたらゴールしてしまうという、他にはない楽しさが溢れている大会なのだそうです。ちなみに2020年大会のメニューがこちら・・・



ぜひ来年のGWは「東北風土マラソン&フェスティバル」へ!

2019年11月27日

気仙沼 みしおね横丁(3)

今年7月、気仙沼の魚市場前にオープンしたトレーラーハウスの商店街『みしおね横丁』。メキシコ料理、インドネシア料理、沖縄料理、バーのほかに遠洋から戻ってきたばかりの漁師さん達が足を伸ばしてゆっくりできる銭湯があります。

気仙沼には元々、漁師さんが長い航海から帰ってきて『ただいま』と一息つける銭湯「亀の湯」がありました。津波で被災し、一度は再建しましたが土地のかさ上げ工事の為、2年前やむなく廃業に。「漁師さんの銭湯と朝めし屋を復活させたい!」と市民が立ち上がり、みしおね横丁に「鶴亀の湯」として復活しました。銭湯と食堂を運営する小野寺紀子さんに伺いました。

◆1976年の「気仙沼みなと祭」の絵
亀の湯のお母さんに週3日ぐらいお手伝いいただいているんですけど、やっぱりお母さんの顔が見たいと言って来てくれる漁師さんもいっぱいいるし、気仙沼の母ちゃんの味を出すという感じでやっています。
(トレーラーハウスでお風呂、というのが全く想像つかないんですけど)
洗い場が8つあって、なんと中に1976年の「気仙沼みなと祭」の時の絵があって、地元の画塾の先生が書いた油絵をぜひ鶴亀の湯に飾ってと持ってきていただいた。すごい大きな画で、トレーラーハウスはすごい小さいからどこへ飾ろうかと、やっぱり正面にドーンと飾りたいなと思ったんですけどお風呂場なので湯気があがるので、何回も塗装してもらって、後ろは船のペンキを塗って。虎舞の絵なんですけど「虎は千里行って千里帰る」といわれるように縁起がいいし、うちのお風呂には神棚があって、漁師さんがお風呂で体あらってサッパリしたら、出るときにパンパンと手を合わせて航海安全と大漁を祈って出航していただいて、それで魚獲ったらご吹聴していただいて全国から漁船がきたらいいなと思って。そんな神棚もあります。



こちらが、お風呂正面に飾られている、1976年の「気仙沼みなと祭り」の油絵
漁師さんのために、と小野寺さんはじめ市民が声をあげて復活した銭湯。漁師と共に繁栄した気仙沼人の心意気を感じます。

みしおね横丁、鶴亀食堂・鶴亀の湯は朝6時から。観光客との交流の場としても、注目されています。

みしおね横丁ーみしおね横丁内店舗紹介ー
1、鶴亀の湯(銭湯)
2、鶴亀食堂(朝ごはん)
3、PRISM(BAR)
4、TEN(T)(沖縄料理)
5、Warung mahal(インドネシア料理)
6、Cheers(テキサス×メキシカン料理)

みしおね横丁 facebook
鶴亀食堂・鶴亀の湯のHP

2019年11月26日

気仙沼 みしおね横丁(2)


今年7月、気仙沼の魚市場前にオープンしたトレーラーハウスの商店街『みしおね横丁』。
メキシコ料理、インドネシア料理、沖縄料理、バーのほかに気仙沼ではインドネシア人の船乗りが多いということで、祈りの場=「モスク」も設けられています。

そしてこの横丁に足しげく通うのが、遠洋から戻ってきたばかりの漁師さん達。そのお目当ては、サッパリして、一杯やること! みしおね横丁には朝6時からオープンする、トレーラーハウスの“銭湯”があるんです。

◆亀の湯のお母さんは漁師さんに「お帰りなさい」と「いってらっしゃい」を言い続けていた
気仙沼の港近くに亀の湯さんという銭湯があって、震災で被災したんですけど再建したんですね。そしたら今から3年ぐらい前にかさ上げ工事が入るということで立ち退きしなきゃいけないことになって。ご主人と奥さんもご高齢で、今からまた新たに建てるのは難しいということで廃業が決まったんです。その亀の湯さんは有名で、漁師さんは気仙沼に帰ってくるとまず亀の湯にお風呂に入ってサッパリきれいになってから、ご飯を食べたり飲みに行ったりするという文化が元々ずっとあって、亀の湯のお母さんは長年漁師さんに、「お帰りなさい」と「いってらっしゃい」をずっと言い続けてくれた方で。市場があって魚を水揚げするだけが港町ではなくて、そういう人と人のつながりが重要だなとすごく私は思うんです。そこで亀の湯がなくなるということは、漁師さんが手足を伸ばしてゆっくりあったかいお風呂に入れるお風呂屋さんが一軒もなくなるっていうのはどうなのかな、と思って、このトレーラーハウスのお風呂というのを見つけたので、これなら初期投資も抑えられるということで、私たちがなぜかやることになってしまったというか(笑)。言い出しっぺというか。食堂は少しでもお風呂のガス代と水代を稼がなきゃということではじめて、お陰様でこうやって朝からお酒を飲みにくる漁師さんもいるし、その隣で美味しいって食べてくれる観光の方もいるし、市場関係の方もいるし。お風呂あっての食堂だし、食堂あってのお風呂っていう感じです。



鶴亀食堂と鶴亀の湯を運営する、小野寺紀子さんに伺いました。

漁港の近くで130年以上、漁師さんたちに愛されてきた銭湯「亀の湯」はこうして今年、「みしおね横丁」内の「鶴亀の湯」として復活しました。かさ上げ工事の為に廃業してから、漁師さんから復活を待ち望む声があったそう。この銭湯を復活させようと、小野寺さんたち市民が立ち上がってクラウドファンディングや寄付で資金を集め、営業にこぎつけたそうです。

食堂と銭湯は朝6時から営業!観光客の方も大歓迎!とのことです。

あすも「みしおね横丁」についてお送りします。

みしおね横丁ーみしおね横丁内店舗紹介ー

1、鶴亀の湯(銭湯)
2、鶴亀食堂(朝ごはん)
3、PRISM(BAR)
4、TEN(T)(沖縄料理)
5、Warung mahal(インドネシア料理)
6、Cheers(テキサス×メキシカン料理)

みしおね横丁 facebook
鶴亀食堂・鶴亀の湯のHP

2019年11月25日

気仙沼 みしおね横丁(1)

今週は、宮城県・気仙沼からのレポートです。

今年7月、東日本大震災の津波で大きな被害を受けた気仙沼の魚市場前に現れた、トレーラーハウスの商店街『みしおね横丁』
朝6時からオープンする銭湯「鶴亀の湯」、「鶴亀食堂」。そのほか、メキシコ料理、インドネシア料理、沖縄料理、バー、また気仙沼ではインドネシア人の船乗りが多いということで祈りの場=「モスク」も設けられています。

トレーラーハウスで銭湯? いったいどんな横丁なんでしょうか?鶴亀食堂と鶴亀の湯を運営する、小野寺紀子さんに伺いました。

◆漁師さんの為、銭湯を復活したくて
震災で被災された飲食店の方々が仮設商店街を作られてて、そのあと仮設商店街の使用期限が切れて、その後、なかなかかさ上げ工事や土地の区画整理が間に合っていなくて2年ぐらいブランク空いちゃったんですけど、やっと今回みんなでトレーラーハウスを持ってきて。あと漁師さんの為の銭湯が区画整理で廃業されることになって、漁師さん達が不便だということで銭湯もやろうかということで、7店舗の横丁が作られました。
結局まぁ銭湯がなくなるってことで再建の見積もりをとったら、1から建てると8千万〜1億円かかるってことで、450円のお風呂代でなかなかそれをペイするのは難しいし、たまたま中古でトレーラーハウスのお風呂というのを見つけたので、これなら初期投資が簡単なんじゃないかというところに、「自分もお店を持ちたかった」という方が結構集まって。やっぱりどこの田舎もそうだと思いますがだんだん人口が減っていくし、気仙沼も震災後1万人ぐらい減っているので、その中で商売は「続けていく」ってことが大切だと思うので、だからこそ経費をかけずに、楽しく、他にないようなことができるかなっていうことで始めました。


みしおね横丁の「みしおね」は “ひらがな” ですが、気仙沼には漢字で、「海(うみ)」「潮(しお)」「音(おと)」と書いて「海潮音(みしおね)」という、地元の方にとってソウルミュージックとなっている太鼓の曲があるそう。この曲は、海の男をたたえる歌で、この横丁の名前をつけるときに「漁師さんたちと共に繁栄した町ならではの名前にしたい」と「みしおね横丁」にしたんだそうです。

みしおね横丁ーみしおね横丁内店舗紹介ー

1、鶴亀の湯(銭湯)
2、鶴亀食堂(朝ごはん)
3、PRISM(BAR)
4、TEN(T)(沖縄料理)
5、Warung mahal(インドネシア料理)
6、Cheers(テキサス×メキシカン料理)

みしおね横丁 facebook
鶴亀食堂・鶴亀の湯のHP

2019年11月22日

長野市長沼地区のいま?春のアップルライン

今週は、台風19号で大きな被害を受けた、長野県長野市長沼地区からのレポートです。

千曲川の堤防決壊から、1ヶ月以上が経過。長沼地区は、本来の風景を取り戻すため、一歩一歩、歩みを進めています。5日間にわたり、長沼地区 自治協議会・会長柳見澤宏さんの声を届けてきましたが、最後は、その「本来の風景」とはどういうものか。それを取り戻すために必要なことは何か、というお話です。


◆りんごの花色づくアップルライン
(聞き手:JFN7局ネット「Hand in Hand」MC・高橋万里恵)
長沼地区というのは調整区といいまして宅地が造営できないんですよ。国の施策としてこの地域は農園、リンゴを栽培する環境を担保していく土地になっているんです。ですから余計にここでリンゴ栽培するとことへの思い入れがあるんです。だからリンゴに対する愛情もありますし、この地域に対する想いもみんな持って継承されてきてると思いますね。
(まだ台風から1ヵ月ちょっと。復興へのメドはすごく難しいと思うんですが、でも確実に一歩ずつ進んでいる最中)
そういう手ごたえはあります。住民の皆さんのお気持ちを聞きながら、次にどういうことを展開していくのがこれからの長沼に残していけることなのか。「リフレッシュ長沼」ということで、さらに長沼の良さを発信できるような場所にどうやっていくかが課題になるかなと思っています。
(柳見澤さんに教えてもらった言葉「アップルライン」という言葉がすごく気になって)通っていただくと、道の両側にりんご畑がずっとあるんですよね。それから今回決壊した千曲川の土手なんかも、両側にリンゴがずっとあるところなんです。だから春もりんごの花で色付きます。白っぽい花で非常に見事です。ぜひまた4月には。(春に絶対行きたいですね! たくさんの人にアップルラインを楽しんでもらいたいなと思います)ぜひお願いします。


この地区は長野盆地ならではの眺望があり、周囲をぐるりと、アルプスの山々が取り囲む景色になっています。そして国道沿いにリンゴ畑が続く、通称「アップルライン」も長沼のシンボルと呼ぶにふさわしい、素敵な風景だということです。復旧したその風景、ぜひ見にいきたい!

2019年11月21日

長野市長沼地区のいま?若い農業の担い手

今週は、台風19号で大きな被害を受けた、長野県長野市長沼地区からのレポートです。

千曲川の堤防決壊から、1ヶ月以上が経過。長沼地区では、住宅の泥出しや片付けなどの作業が本格化しています。一方、全国有数のリンゴ産地ということで、浸水被害を受けたリンゴ農園の再生も大きな課題ですが、こちらも、明るい話題が出てきているようです。

長沼地区 自治協議会・会長の柳見澤宏さんに伺いました。

◆若い農業の担い手
(聞き手:JFN7局ネット『Hand in Hand』MC・高橋万里恵)
ここはもともと「アップルライン」と呼ばれるほどリンゴが地域の特産なんです。非常い美味しいリンゴができるんですよね。これから一番美味しさを感じてもらえる「ふじ」という種類が最盛期の時期だったんですが、非常に残念な時期にこういう被害に遭ってしまった。ですがありがたいことに若者たちがリンゴ作りを絶やしてはいけない、自らの力で園地を復活させようという動きをしていることが非常に頼もしく感じています。(被害があった地域でも若い方の力が動いてるんですか)そうですね。若い子たちが高齢者の畑へ行って、「とにかく園地は俺たちが守るから、あとは俺たちに貸してくれ」と、そんなメッセージもあって非常に心強く感じているんですね。(それだけ若い方にとって、今まできっと当たり前にあった美味しいリンゴたちが本当にかけがえのない大事なものだったということですよね) りんご園はいろいろな作業工程があって、できるまでに大変な苦労があるんですけれども、できた喜びや消費者の皆さんにお届けして美味しかったよと言われることは本当に何よりですね。私はかつて教員をやっていたんですけど、退職してから親父がやっていたリンゴ作りをやっているんですが、多くの深い難しさや魅力を感じている中での、今回の出来事でした。


若い人材がリンゴ農園再生に立ち上がった!というのは、とても希望のある話です。ただ、リンゴ農園の再生には、堆積した泥を出すだけでなく水をかぶってしまった農業機械をどうするかなど、様々なことをひとつひとつ、クリアしていかなければいけない。これには行政の支援、民間の支援、そして我々が「消費者」として
できる支援それぞれが必要となります。

2019年11月20日

長野市長沼地区のいま?ボランティアの力

台風19号で大きな被害を受けた、長野県長野市、長沼地区からのレポートです。

千曲川の堤防決壊によって、広い範囲が浸水被害を受けた長沼地区。実はこのあたりは、過去にも幾度となく水害を経験していて、その教訓から、住民の方々の避難行動はとても早かったといいます。ただそれでも、「悔しさが残る」と、長沼地区 自治協議会・会長の柳見澤宏さんはそうおっしゃっています。「悔しさ」とはどういうことなのでしょうか。

◆それでも防げなかった災害
(聞き手 JFN7局ネット「Hand in Hand」MC高橋万里恵)
非常にここは水に対する恐れがずっとありましたね。地区名が長沼で「沼」がついて、私なんかはその中の「赤沼」という所(に住んでいる)ですから。赤沼の地域は特に水の災害が多いんです。千曲川だけではなく浅川というのがあるんですが、この朝川の水と千曲川の水があふれた時に、大体浸水しているんですね。新幹線が水に浸かった映像がよく出ていますが、あそこが一番やっぱり土地が低いところなんですよ。朝川の水が内流して千曲川が氾濫して、あそこに水が溜まっちゃって4メートル近い水が堆積したと(報道に)出ていますね。だからあの横には長沼の歴史と言ったら変ですけれども、「ここまで水が来ました」という表札があるんですよ。(それは前からあるんですか)あります。7メートルくらい水が上がったという標石がありますね。だからかつては、水害の時に移動する手段を家に備えていたところがいっぱいいましたよね。私も小さいときには家の軒下に船を用意していたと言うところもあって、それほどやっぱり水に対する恐れもあり、備えもあったと思うんですよね。私たちは毎年6月29日に大規模な防災訓練をやってきているんです。そういう流れの中で決壊したということも逆に非常に悔しさがある。危ない危ないと言われていたところが決壊したんですから。これはやっぱり何らかの原因があって、その原因に対してどういう対策をこれから作るかということを、きちっと示してもらうことが大事なことかなと思っていますね。




長沼地区は、台風19号が接近する前に、多くの方が早い段階で避難を済ませていたといいます。これは毎年の大規模な避難訓練の賜物といえます。ただそれでも、長沼地区では2名の方が亡くなっています。実は長沼地区の堤防は、3年前に拡張工事を終えたばかりだった。実際、堤防の決壊は「想定していなかった」と言う声もあったそうで、堤防完成後も「治水は十分ではない」という意見もあったといいます。だからこそ柳見澤さんは、悔しさをにじませています。

2019年11月19日

長野市長沼地区のいま?ボランティアの力

台風19号で大きな被害を受けた、長野県長野市、長沼地区からのレポートです。

千曲川の堤防決壊地点に近く、広範囲が浸水被害を受けた長沼地区。実は、全国有数のりんごの名産地ということで、被害は、この地区に広がるリンゴ農園にも及んでいます。被害状況、復旧へ向けた動きを長沼地区 住民自治協議会・会長の柳見澤宏さんに伺いました。

◆ボランティアの力を
(聞き手:JFN7局ネット『Hand in Hand』MC・高橋万里恵)
本当に赤くなっておいしそうなリンゴがたくさんあるんですけれども、水についちゃったりんごは、リンゴの上部のホゾという部分に土が入ってしまうんですよ。土が入ったリンゴは消費者に届けることができないものになっちゃうわけですから、それは落として木を弱らせないように作業をする。それから自分の家の周りが片付けば、堆積した土をかきだす作業をやり始める時期にちょうど来ていると思っていますね。(じゃあ、まだまだそういう意味ではボランティアの力は必要ですよね) 本当に人のパワーって凄いですよ。細かなところ、非常に愛情のあるというか、気持ちのこもった作業をしてもらうので、機械とは全く違う形で丁寧にやっていただいているのが印象に残りますね。ボランティアの方たちが来て、楽しそうにやっているのがホッとするんですよね。私たちは重労働かなと思うんだけれども、なごやかな会話をしたり、新たな出会いがあってその出会いを楽しんでいるみたいなボランティアの方たちを見ると、ホッとしますね。(地元の方との交流も生まれるという面もボランティアにはあるんですね。)それで私たちもボランティアの方たちがここまできて、いろんなかたちで片付いた。将来的にはその方達にもう一度来てもらっておいしいリンゴを食べてもらうみたいなことも企画したり考えながら、ボランティアの方たちとの関わりを強めているんですけどね。



きのうもお伝えしましたが被害は地区全体ではありません。例年通りリンゴの収穫、出荷ができているところもあります。一番怖いのは風評。リンゴが獲れていないのではと思いこんでりんご狩りなどのお客さんが来なくなることです。長野市は問題なく観光も楽しめるし、りんご狩りができる農園もあります。ちなみに、長沼地区を縦断する国道の愛称は「アップルライン」左右にリンゴ農園が続く風景はこの地域のシンボルです。その景色を復活させるには、やはり長野のリンゴを買う、観光することが大切です。

2019年11月18日

長野市長沼地区のいま?台風19号から1ヶ月

今週は、台風19号で大きな被害を受けた、長野県長野市、長沼地区からのレポートです。

北陸新幹線が水没した映像、みなさんもご覧になったはずです。千曲川の堤防の決壊で、大規模な浸水被害を受けたこの地区は、隣接する豊野地区、古里地区と合わせて、1000軒を超える住宅が、全壊・大規模半壊の判定を受けています。

本当に被害は甚大だったのですが、実際には同じ地区でも、被害に大きな差があることが分かりました。長沼地区 住民自治協議会会長・柳見澤宏さんのお話です。

◆復旧にも差が
長沼地区は4つの地区に分かれる。その中で特に報道されている長野市の穂保、そして津野地区が堤防が決壊した場所。決壊した川の流れの強さで家屋が壊れ、津波のあとのような被害状況なんですね。そういう地区もあれば、リンゴの葉摘をして赤いリンゴに挑戦してる者もいるんですよ。それから下のほう、赤沼地区は水位が高かった。その分土砂が堆積しちゃった。だから4つの地区で被害状況が違うんですね。そんな状況で、回復の度合いに差が出ているところが非常に地域の中では難しさを私は感じているんですね。


人口およそ2300人の長沼地区は、過去の水害経験から、住民の防災意識が高く、多くの方が早い段階で避難したそうですが、それでも逃げ遅れた方も多く、2人が亡くなりました。柳見澤さんのお話です。

◆「このくらいなら、いいや」
過信してたと言うとまずいんだけど、小さい頃から水に対する備えというか、恐れ、準備というものは本能的に持っていましたよね。今までも水かさが増えたことがあったんですけれども、今回の千曲川は急に水が上がったんです。それはやはりここでの雨量ではなく佐久市とか上流の雨量が非常に多かったものですから、それで避難しなくて、「このくらいならいいや」と思っていた人が慌てて2階に上がったというケースが結構あって、ヘリコプターで救出された方もいたのはそんな背景があったのかなと思っていますけどね。










※「津波のような被害」という言葉のとおり、水の力の凄まじさが分かります。

また、柳見澤さんご自身も被災され、親戚の家に身を寄せながら、自治会長として、長沼地区の復旧復興に奔走しています。また、長沼地区は10月末にようやくボランティアのサテライト拠点ができたばかり。これは被害がひどく現地に人がなかなか入れなかったためで、本格的な復旧はまさにこれからとなります。今後は片付けのボランティア、被災された方の心のケア、生活再建への支援・・・様々なサポートが必要です。 

2019年11月15日

自動車をめぐる水害時の備え?雨がおさまったら

今週は、車をお持ちの方、ドライバーの方へ向けた「水害への備え」、お伝えしています。

大雨の最中は、いつも以上に車間距離をあけて、スピードを落とす。高架下など低い土地の水たまりには、可能な限り入らない。浸水したクルマは絶対にエンジンを掛けない。

こうした知識、お伝えしてきましたが、きょうは雨が上がった後の注意点です。お話伺ったのはJAF・日本自動車連盟の谷宗一郎さんです。

◆雨が上がっても注意!
雨が去った後に車に乗ることも当然あるかと思うが、雨が去ったからといって油断はできない。当然、山あいの道であれば流れてきた土砂や流木が道の上に散乱していることもあるし、うかつに踏んでしまうとバンクやバーストにつながってしまうことも当然ある。さらには泥や落ち葉で道も滑りやすくなっていることもある。街路樹や周りの構造物が道にはみ出して道幅が狭くなっていたり、普段より見通しが悪くなっていたり思わぬところで急な工事が入っていることもあるので、普段とは違うことを踏まえて車間距離やスピード、余裕を持ってもらうのが必要。


そのほか、大規模停電で、信号機がついていない状況が続いた千葉県では、ドライバーの方々は本当に、ゆずりあいで事故を防いでいました。道幅がなく、「ゆずりあい」が必要なケースもあります。ゆとりを持った運転を。最後に、ここまでお伝えした豪雨災害への備え、まとめて頂きました。

◆普段の備えが重要
そもそもそういった車が水没する状況を作り出さないようにするのが大前提。具体的に言うと皆さんが普段走っている道にどういった木があるのか、近くに何があってどこに高台があって、どこが低くなっているのか。近くにどんな川があるのかを把握しておくこと。万が一水没してしまった場合には冷静さを失ってパニックにならないように、どのように対処するかを日ごろから考えておくことが必要。水没した時は速やかに窓を割って脱出できるようにエマージェンシーハンマーを準備しておく。携帯電話を持っていると思うが、万が一水没してしまったらまずは消防や警察に助けを求める。その上で家族に連絡をするルール決めをしてもらうのが良いと思う。


台風19号、21号で被害にあった自動車はおよそ10万台。そして100人をこす死者の3割が「車中死」、つまりクルマの中で亡くなったことが分かっています。命を守る備え、クルマという財産を守る備えはいまこそやっておくべき。改めて周りの環境を見直してみて下さい。

★JAF「水害発生時の避難行動」

2019年11月14日

自動車をめぐる水害時の備え?水没した車の扱い方

今週は、車をお持ちの方、ドライバーの方へ向けた「水害への備え」、お伝えしています。

台風19号、21号による水害で、自動車が水没などの被害を受けた台数は、推定で10万台とも言われています。

例えば夜から明け方にかけて、台風が最接近して大きな被害を出した場合。台風19号がまさにそうでしたが、駐車場に止めていたクルマが水没してしまうケースも考えられます。そこで今日は、いったん水没してしまったクルマの扱い方についてJAF・日本自動車連盟の谷宗一郎さんに伺いました。

◆エンジンは絶対にかけない
駐車している車が冠水してしまった時。まず車がどの高さまで水が入ってしまうとダメになってしまうのかというと、基本的に止まっている車ではマフラーの高さまで水が入ってしまったら絶対に車のエンジンはかけない方がよい。理由としてはマフラーから水がエンジンの中に入ってしまうので、そういったところでエンジンをかけてしまうと壊れてしまう。当然その高さまで水が入っているということは車の中の電装系、高圧の電流が流れているところにも水がかかってしまうのでエンジンをかけると最悪のケースでは感電してしまうことも絶対にないとは言い切れない。完全に水に浸かってしまってもうダメだとなってしまった場合まず水が引くまで待つ。その後でロードサービスを依頼。レッカーや積載車で安全に修理工場もしくはディーラーに運んでもらうことが必要になる。万が一水につかってしまったらどこまで車が直るのか、もちろん完全に車を乾かして中の泥などを完全に取ってしまえば車を直すことも不可能ではないが、極端な話お金がどこまでかけられるかという話になってしまう。ただの水なら良いがそれが塩水だったりすると一気に腐食が進んでしまうのでなかなか復活するのも厳しい場合もあるかもしれない。


そのほか備えとしては、大きな台風が来る前に、クルマを高台に移動させることも検討しておく必要があります。そのために、どこに移動させることができるかを事前にチェックしておく必要もありそうです。また、水に浸ったクルマによる感電事故、電気系統のショートによる車両火災の予防策が、国土交通省のホームページに出ています。

★JAF「水害発生時の避難行動」

2019年11月13日

自動車をめぐる水害時の備え?水没した車から脱出するには

今週は、車をお持ちの方、ドライバーの方へ向けた「水害への備え」、お伝えしています。

運転中に豪雨に見舞われ、浸水した道路に車が浸かってしまうと、最悪、エンジンが停まってしまうこともあります。ですから水が溜まりやすい道路には進入しないのが原則です。

ただ、万が一そういう状況に陥ってしまったとしたら。水圧でドアは開かず、電気系統の故障で窓も開かなくなった場合。脱出するにはどうしたらよいのでしょうか。JAF・日本自動車連盟の谷宗一郎さんに伺いました。

◆エマージェンシーハンマーを備える
水没した車から外に出るのに最も確実な方法としては、窓を割って車外に脱出すること。窓を割るといっても車の窓ガラスはとても頑丈にできているので大人の力でもとても割ることはできない。JAFでも水没した車から脱出するときに様々なものを使って実験をしてみたが、コンビニのビニール袋に入れた小銭で窓ガラスを目一杯に叩くことでは割れない。先が細いビニール傘の先端を使っても何度叩いても窓ガラスにはヒビ1つ入らない。やはりここは専門のエマージェンシーハンマーが必要。実験のモニターは女性だったが、女性が1回窓ガラスを叩くだけできれいにバリンと割れて無事に車の外に脱出することができた。シートベルトカッターと窓ガラスを割るハンマーがついた専用の器具を使っていただければ、どなたでも簡単に窓ガラスを割ることができるので、必ず車の中に備えておいていただきたい。


台風19号、21号などの豪雨災害では、水没したクルマから脱出できずに亡くなった方が相次ぎました。お話に出てきたエマージェンシーハンマー(シートベルトカッター付き)は、クルマ用品店はもちろん、ネットのショッピングサイトでも購入可能で1000円以内でもいろんな種類が出ています。ただ、ただ、JAFの実験結果のサイトでは「ハンマーで窓を割ると、一気に水が流れ込んでくるので注意が必要。」とのことなのでこれも頭に入れておきたいところです。また、エンジンが止まるリスクを感じたらさきにパワーウィンドウを開けておくのも一つの方法です。

また、車が浸水すると水圧でドアが開けられなくなりますが、JAFの実験結果を見ますと、「徐々に増水した場合、クルマの中と外の水の高さがおなじになると、水圧の影響が少なくなりドアを開けて脱出することができた。」ということも書いてあります。ただし、水位が高くなるほどドアが開けにくくなることは変わらないということです。

★JAF「水害発生時の避難行動」


明日も自動車に関する水害時の備え、お伝えします。

2019年11月12日

自動車をめぐる水害時の備え? 深い水たまりに入ってしまったら

今週は、車をお持ちの方、ドライバーの方へ向けた「水害への備え」をお伝えしています。

まず、運転中に豪雨に見舞われたら、電車の高架下など水が溜まりやすい道路には進入しないのが原則です。ただ、水たまりは見た目では深さが分かりにくいため
うっかり水の深いところに入ってしまうことも考えられます。そうした場合はどうすればよいのか。命を守る対処法をJAF・日本自動車連盟の谷宗一郎さんに伺いました。

◆深い水に入ってしまったら
万が一、(車に)乗っている最中に水たまり、深い水に入ってしまったら。もちろん入らないのが大前提だが、万が一入ったときは出来る限り波を立てないよう、ゆっくりゆっくり進む。思ったより浅いと思ってもタイヤの真ん中くらいが一つの目安。タイヤの真ん中くらいの高さといってもすごい勢いで波を高く立てながら入ってしまうと、高く上がった波を車のバンパー部分で切り裂きながら走ることになりエンジンが水を吸ってしまうと、エンジンが壊れてしまう可能性もある。とにかく波を立てないように。もし入ってすぐで、周りに車がいない状態であればUターンしてそれ以上深く入らないということも検討して欲しい。万が一そのまま入ってしまって車のエンジンが止まってしまったら、車の中に徐々に水が入ってきてしまうこともある。ただしそんなに深くないところであればまずドアを開けて脱走する。当然ある程度の深さ、60センチ〜90センチになってくるとかなりの水圧がドアにかかるので出ることができなくなる。実際に車が水没すると重いほうから車が沈んでいくので、前に車のエンジンがある場合は水深が深くなると車の後ろ側が浮き上がってしまう。なので車の後方に脱出して窓を開ける、もしくは窓を割って車の外に出る。とにかく車の中にそのまま居続けないのがとても大事。


JAFの実験では、同じ水深でも車の速度が速くなるほど、巻き上げる水の量は多くなりエンジンルームに大量の水が入り込むことが分かっています。ですから深い水たまりを進む場合は「ゆっくり走る」ことが大切。また、浸水が進むと車は後部が浮き上がることがある(前方にエンジンを積んでいる場合)ため、前方座席のドアは水圧が強くなり開けにくくなります。そうした場合は後部座席に退避して後ろのドアからの脱出となります。

★JAF「水害発生時の避難行動」


明日も自動車に関する水害時の備え、お伝えします。

2019年11月11日

自動車をめぐる水害時の備え? 豪雨の際の運転

今週は、車をお持ちの方、ドライバーの方へ向けた「備え」の情報です。

今年は、水害による道路の冠水でたくさんの車が浸水被害を受け、車から出られず、命を落としてしまう方も相次ぎました。

今後、また水の災害が起きた時、どう備えればよいのか。一週間かけてお伝えしていきます。お話伺ったのはJAF・日本自動車連盟の谷宗一郎さん。まずは、大雨の際の運転についてです。

◆運転中に豪雨に見舞われたら
豪雨の時の運転は、そもそもワイパーを最も速い状態にしてもとても視界が効かない、水がかききれないこともある。そんな中で運転するときに最も気をつけたいのは、視界が悪くなる、または水が流れてきて何か障害物が流れてきて車とぶつかってしまう、前の車が急に減速をして事故になってしまうということ。一番意識したいのは車間距離を余裕を持つ、スピードは控えめにする。避けた方がよい道としては山道もそうだが特に都心部であればガード下、少し低くなっているような道。基本的にはきちんと排水の機能が設置してあっても豪雨のときにはゴミや落ち葉などが大量に流れ込んで一時的に流れをせき止めてしまうこともある。その結果、水がうまく排水されずに溜まってしまうこともあるので排水機能があっても油断はできない。あとはもちろん川沿いの道も避けて欲しい。ガード下など水がどれぐらい溜まっているのか、水深何センチというメモリが付いている場所が大多数だとは思うが、実際にそれをきちんと把握できるかと言うのも難しい。実際にそうした道に入ってしまったら「行けてしまうだろう」という心理も働く。そもそも水深がわからないところに車で突っ込んでしまうのは無謀極まりないので近寄らないのが一番。それ以外にも山道などでは雨による土砂の流れ、川沿いだったら川が溢れる可能性があるのでそういったところには近づかないようにしてもらうのが一番良い。


豪雨により道路が浸水していた場合、水たまりは見た目だけでは深さがわからないので、できるだけそこには進入しないことが大切です。水の深さがたった10センチ程度でもブレーキ性能は落ち、安全な所へ車を移動する必要があるといいます。また、排水機能がある道路でも、落ち葉などで詰まってしまう場合もあり、なんとか行けるだろうという心理が働きがちだということも頭に入れておきましょう。

★JAF「水害発生時の避難行動」

明日も車に関する水害時の備え、お伝えします。

2019年11月8日

じぇじぇじぇ!三陸鉄道「ネット募金」で支援募る!


岩手県の三陸海岸を走る「三陸鉄道 リアス線」。
東日本大震災から8年がたった今年3月、全線で運転が再開したばかりですが、台風19号の影響で77ヵ所で被害が発生。現在、全体の7 割の距離で運行ができない状態が続いています。

三陸鉄道、中村一郎社長に伺いました。

◆77か所が被災 全体の7割で運休
今回の台風で三陸鉄道にも大きな被害を受けています。現在の運行状況については、盛ー釜石間と、宮古ー田老間の2区間で列車運行をしていますが、これは全体の163キロの中では3割程度の運行になり、残り7割の区間については現在代行バスによる運行になっています。全国の皆さんからお見舞いや励ましのお言葉を頂戴しておりまして、1日も早くご利用いただけるようにしたいと社員一同、現在早期復旧に向けて頑張っています。
できるだけ動かせるところから順次運行区間を延ばすべく現在復旧作業を進めていますが、我々の希望としては来年の3月までには全線で運行を再開したい。ちょうどリアス線開通1周年あたりまでには何とか、全線運行再開を果たせればと頑張っています。


三陸の海岸線を走る三陸鉄道は、美味しい海の幸に恵まれた“グルメ鉄道”でもあります。

◆冬の名物「洋風こたつ列車」の旅
これから冬の期間を迎えますが12月からは、盛ー釜石間で「洋風こたつ列車」が週末に運行を予定していますし、また冬ならではの三陸の美味しいお魚等もありますので、美味しい食事、また三陸の景色を是非、三鉄に乗車いただき楽しんでいただければと思います


三陸鉄道では、復旧工事には多大の費用がかかるとして現在「Yahooネット募金」で幅広い支援を呼び掛けています。
クレジットカードの場合100円から。Tポイントの場合1ポイントから寄付できます。

Yahoo !ネット募金 URL
三陸鉄道サイト

2019年11月7日

クルマを寄付して被災地を支援! 日本カーシェア協会の活動

今朝は、台風19号の被災地で、あなたの「クルマ」を被災地で活用してもらう。そんな支援の仕方についてお伝えします。お話伺ったのは日本カーシェアリング協会代表理事 吉澤武彦さんです。

日本カーシェアリング協会は東日本大震災の後に草の根的に発足。これまで西日本豪雨や熊本地震などでも活動してきた。宮城県石巻市を拠点にクルマの寄付を受付け被災地でシェアしてもらうという活動を続けています。11月6日現在、宮城県で活動しており丸森町に貸し出し拠点を作り被災でクルマを失ってしまった方に貸し出しをスタートするところ。また、宮城県角田市も被害が多いということでこちらにもエリアを広げていく予定です。

で、使わない車、寄付できる車の募集は、「3ヶ月以上車検が残っていて、走行に支障のない軽自動車」です。軽自動車は登録が簡単で女性から高齢者まで運転できるということで軽自動車を募集しています。手続きは日本カーシェアリング協会のホームページを通じてやりとりしていく形です。あくまで寄付で返却はしないかたちとなっています。また、全国から寄付してもらうクルマを運ぶボランティアドライバー、そして日本カーシェア協会で活動してくれる有給スタッフも募集中とのこと。支援金の募集もしていて、Tポイントによる寄付も可能だということです。

★日本カーシェアリング協会はこちら
★活動への寄付はこちら

2019年11月6日

宮城県丸森町ボランティアセンターより

きょうは宮城県丸森町のボランティアニーズについてお伝えします。

お電話つないだのは丸森町災害ボランティアセンターの伊東圭太さん。
丸森町は5日現在で、やはり家財出しやゴミ運搬など「片付け」を中心としたニーズが多いそうです。現状、毎日のボランティア要請はおよそ300軒。少しずつ減ってきている状況だそうです。平日については、300人程度のボランティアが必要と話しています。また、ボランティア参加者で軽トラックを所持する方はぜひ持ってきて欲しいとのこと。

また今後については、できるだけ早く「雪が降りだす前に」片付け作業を終わらせたいとしていますが、まだ目処は立たないということです。少しでも速い復旧のためにはまだまだ多くのボランティアを求めています。

宮城県では丸森町が特に多くのボランティアを必要としていますが、そのほか石巻市などの市町村でも募集が続いていますので、全国社会福祉協議会のボランティア情報まとめや、各社協のサイトで情報を取って下さい。

◎ボランティア参加には「ボランティア活動保険」の加入が必要です。現在、特例として、地元の社会福祉協議会や、そのHPで手続きが済ませられるようになっています。★全国社会福祉協議会 ボランティア保険の加入申し込み(災害時の特例)

◎水害のボランティアの注意点、必要なものなどは支援団体によるマニュアルなどをチェックしましょう。
★全社協 ボランティア心得


◎ボランティアバスの運行も始まっています。丸森町や福島や長野では、近くまで行けば災害ボランティアセンターまでの移動をバスでできるところもあります。また住んでいる地域から出発するボランティアバスもあります。詳しくは各地の社会福祉協議会サイトで確認を。

明日以降も、各地のボランティアニーズについてお伝えします。

2019年11月5日

福島県いわき市ボランティアセンターより

台風19号と25日の豪雨で大きな被害を受けた地域の一つ、福島県いわき市の、ボランティアニーズについてお伝えします。

お電話つないだのはいわき市災害ボランティアセンターの鯨岡姫代美さん。

いわき市では11月4日現在で、家財出し、ゴミ運搬・室内清掃のニーズが多くなっています。ボランティアの要請は多いときは700軒ありましたが現在は400軒ほど。ただしこれから要請してくる被災者もいるため、増減が続いていくようです。

週末などお休みの日は70〜80軒にボランティアを送り出していましたが、平日は20軒程度の送り出しにとどまることになりそうです。1軒あたり最低5〜6人は必要とのことなので平日でも合計120人は必要。平日に参加できる方が今後も必要です。

また、ボランティアに参加する方には、軽トラック・運搬車両、複数人乗り合わせてグループでの活動となるため人数の乗れる車両をお持ちの方がいると助かるとのこと。

そして今後については、「現段階は泥出し作業だが、今後は被災された方の心のケア住居や経済的な支援が必要。」ということです。

福島県では、11月4日現在、いわき市、郡山市、南相馬市、川俣町が多くのボランティアを必要としています。そのほかの市町村でも募集が続いています。詳しくは、それぞれの社会福祉協議会のサイトで情報を取って下さい。

◎ボランティア参加には「ボランティア活動保険」の加入が必要です。現在、特例として、地元の社会福祉協議会や、そのHPで手続きが済ませられるようになっています。★全国社会福祉協議会 ボランティア保険の加入申し込み(災害時の特例)

◎水害のボランティアの注意点、必要なものなどは支援団体によるマニュアルなどをチェックしましょう。
★全社協 ボランティア心得


◎ボランティアバスの運行も始まっています。丸森町や福島や長野では、近くまで行けば災害ボランティアセンターまでの移動をバスでできるところもあります。また住んでいる地域から出発するボランティアバスもあります。詳しくは各地の社会福祉協議会サイトで確認を。

明日以降も、各地のボランティアニーズについてお伝えします。

2019年11月4日

台風19号被災地、ボランティア不足つづく

今週は、台風や豪雨で被害を受けた地域のボランティアに関する情報です。

お話を伺ったのはNPO法人「全国災害ボランティア支援団体ネットワーク」の神元幸津江さん。様々な支援団体、行政、企業と連携して支援を調整する役割を担っており、10月29日にも、各団体が情報を共有する会議を開催しました。そこで共有されたのは、各地で続く、深刻なボランティア不足でした。

◆長期的な支援が必要
今回、かなり被害範囲が広くて、上は岩手、下は三重県まで被害が広がっている状況です。今回の報告会では宮城県丸森町、福島県いわき市、栃木、茨城という北関東の状況について報告をいただきました。メディアで長野などはかなりフォーカスされたこともあって長野には外部支援も含めてボランティアの数が比較的入っている現状があるんですが、他の地域は情報もなかなか届かない中でボランティアの数が集まっていない現状があります。

丸森町では今もまだ土砂であったり、孤立集落が29日の時点でその週まで続いていたということで、なかなかボランティアさん自体が行こうと思ってもいけない状況もありました。「助けて欲しい」という依頼をいただいても、待ってもらっていて活動につなげるの難しいことが共有されたかと思います。今、かなりボランティアの依頼も各災害ボランティアセンターに入っているんですが、被害の件数でいうとまだ1割、2割も届いていないのではないか。まだ声を上げられない人がいっぱいいるのではないかと思います。そうした意味でボランティアさんが現地で活動することでまだまだニーズが上がってくることも考えられますし、これから仮設住宅の設置も検討されている地域もあって、そうなった場合は仮設住宅での支援や、フェーズが変わる中でのコミュニティー支援であったり、心のケアに変わっていくので、かなり長期に、年を越えてまだまだ続くのではないかと思いますので、いろんな人の力がまだ長期的に必要かなと思っています。


***
3連休中はたくさんの方がボランティアに参加しましたが問題は平日です。各地で平日のボランティアを求めている状況です。

◎ボランティア参加には「ボランティア活動保険」の加入が必要です。現在、特例として、地元の社会福祉協議会や、そのHPで手続きが済ませられるようになっています。★全国社会福祉協議会 ボランティア保険の加入申し込み(災害時の特例)

◎水害のボランティアの注意点、必要なものなどは支援団体によるマニュアルなどをチェックしましょう。
★全社協 ボランティア心得


◎ボランティアバスの運行も始まっています。丸森町や福島や長野では、近くまで行けば災害ボランティアセンターまでの移動をバスでできるところもあります。また住んでいる地域から出発するボランティアバスもあります。詳しくは各地の社会福祉協議会サイトで確認を。

明日以降も、各地のボランティアニーズについてお伝えします。

2019年11月1日

宮城県大郷町?「台風19号が残した教訓」

今朝も、台風19号で大きな被害を受けた地域のひとつ宮城県大郷町からのレポートです。

今回取材した大郷町・中粕川地区は、住民およそ100世帯のうち9割が台風が来るより前、町の避難指示が出る前に安全な避難所への移動を終えていたことは、すでにお伝えしています。

これは過去の水害を教訓に、住民が主体となって綿密な避難訓練を続けていたことが、実を結んだわけですが、その一方、1割の方は、避難をしなかったことになります。また、台風が去った13日の朝、自宅の様子を見に戻ってしまったため、危険な状態に陥った住民の方もいたそうです。中粕川地区・赤間正区長は、ここに大きな反省点があるとおっしゃっています。

◆台風19号が残した教訓
(中粕川地区は)浸水したことがないので、ここは水が来ても軒下とか1階ぐらいまでで済むだろうという思いはあったのかもしれないですね。あとペットとかの部分はあとで聞いたら高齢者の方なんかだと、猫が子供と同じくらいの存在。ペットを飼ってる方ってみんなそうなんだと思うんですが、一緒に避難というのは、避難所はペットのほうは準備をしていない。人の避難を前提にしていましたので、それは今後の課題かもしれないですね。あとはどうしても呼びかけても「俺はここに残って大丈夫だ」という方が何人かいらっしゃったので、今回こういう事例があったので今後は100%に近いくらい避難をやってくれると思うんですけどね。(危機が迫っているのに帰っちゃった人たちも)それは残念というか、やっぱり晴れたので今回も避難所にいた高齢の方が「様子を見たくて出たい」という思いの人は何人かいましたので、避難所に入る時も受け付けし、出る場合も担当の方に断って出る仕組みにはなっているんですけれども、やっぱりその辺ちょっと守れなかったというのが反省なのかなと。私もあとで聞いてなんで? と驚いてしまったんですけど、戻った方は日が明けると同時ぐらいに戻ったのかなと。


台風が過ぎたあとの13日あさは、お天気は晴れていたそうです。川の氾濫は、雨がやんだ後も注意が必要。大郷町の住民の方は、おそらくそれを認識してたはず。でもリスクを過小評価してしまった可能性があります。

そして避難所のペットの問題は切実に感じる人も多いはず。ぜひ地元の避難所がペットOKかどうか確認しておきたいところです。災害時は行政職員も人手が足りず、避難所も住民の自主的な運営が求められる可能性もあります。だからこそ地域の防災がどうなっているか、そしてペットの問題どうするか話し合っておくことも重要です。

パーソナリティ 鈴村健一

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