2015年12月21日

12月21日 女川駅前プロムナード「シーパルピア女川」1

今年3月、JR女川駅が開業して、震災からの復興に向けて新たなスタートを切った宮城県女川町。建築家・板茂さんが設計した女川駅。海がみえる駅舎や温泉施設ゆぽっぽについても、以前この時間にご紹介しました。

その女川に、12月23日(水)新たな商業施設がオープンします。
名前は「シーパルピア女川」。
駅から海に向けて真っ直ぐに伸びるプロムナードを中心に、26の事業者が入居するテナント型の商業施設です。女川のサッカーチーム「コバルトーレ女川」の創設や「石巻日日新聞」にも関わる、女川の街づくりの中心的な人物の一人、施設を運営する「女川みらい創造」の近江弘一さんにお話を伺いました。

◆シーパルちゃんが住む桟橋
女川町は小さい街で、もともと商業がそんなに盛んな街ではない。震災前には一万人あった人口も今は7,000人を切っている状態。そういう意味では、町内の方々とか長期に滞在する人たちをサポートできる「店舗」ゾーンと、女川丼など海のものを集めた「食」のゾーンと、若い人たちが自分たちの雇用をつくれるような、仙台から楽器の工房を誘致したり、震災後にできたセラミカ工房(スペインタイルのデザイン、製造、販売)とか、スキューバダイビングショップなどの「アクティビティ」なゾーンの3つに分けて初めていこうと。
名前をつけるにあたっては、親しみのある名前がいいのではと思い、女川の観光のマスコットキャラクターとして「シーパルちゃん」というのがあるが、なかなか使っていないので、「シーパル(海猫)ちゃん」が住む「桟橋(ピア)」ということで、「シーパルピア女川」と名付けた。


23日、女川駅前にオープンする「シーパルピア女川」。建物は「蔵」を思わせる黒と茶を基調としたシックなデザインで人が行き交うプロムナードにはレンガが敷き詰められています。
   
そしてここには、ショッピングだけでなく、震災や津波の記憶をとどめる工夫や、女川復興の「次のビジョン」が隠されています。

◆消費に頼らず活動ができる街に
やっぱり女川町が持っているものを十分に楽しんでもらうということで、どこからでも海が見え、山並みが見える街ということ。そして消費に頼らず、そこでなにか活動ができる街であるということ。
プロムナードが駅からまっすぐ海に向かっていて、その先には将来的に緑地の公園が整備されていくが、そこには津波で倒壊した旧女川交番が遺される予定。そこまでできてくると、浸水域という意味でもゆっくりできる場所になる。また、ストリート自体にいろいろな仕掛けがあって、例えば電気のコンセントが敷いてあったり、水道が引いてあったりして、路上で若い人たちがライブをできるように仕込んである。いろんな意味でお祭りができる「道」というよりは「広場」という使い方をしていきたいなと。
女川町に来ると何かがあるぞというのも必要だと思うけど、女川は三陸沿岸で唯一仙台などと鉄道でつながっている街なので、女川に来るとどこかにいける、なにかができるという「ハブ機能」を持たせたい。ここから牡鹿半島や南三陸や気仙沼に足を延ばして、女川を起点に動いてもらえるような、そういう機能も盛り込んでいきたい。これからどんどんいろんな機能が追加されていくと思うので、楽しみが増えるんじゃないでしょうか。


オープンに合わせて、女川でレンタカーも借りられるようになります。女川周辺の観光がさらに自由に楽しくなりそうです!

「シーパルピア女川」のオープンを記念して、12月23日から5日間に渡り「おながわ復興まちびらき2015冬」も開催されます。

パーソナリティ 鈴村健一

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