2019年3月25日

4月7日開通 気仙沼大島大橋(1)

宮城県気仙沼市の離島、人口3000人ほどの気仙沼大島と本土をつなぐ「気仙沼大島大橋」がいよいよ4月7日に開通します!

島民にとって長年の悲願だったこの橋。これまで交通手段は船しかなかったため、島民の日常生活の利便性はもちろん、観光面や、緊急時・災害時の交通手段としても期待されています。しかし、震災で被災した大島の玄関口「浦の浜港」の嵩上げ工事は道半ば。観光客を受け入れるウェルカムターミナルの工事も遅れています。
番組で何度も取材を続ける、気仙沼大島で旅館「黒潮」を営む、堺 健さんに伺いました。

◆気仙沼大島 浦の浜港工事の遅れ
4月7日に50年待った橋が架かる。島民はおおいに期待しています。私は観光もやっていて観光客も来やすくなるのは大変良いことだと思っています。しかし、観光客にしろ島民にしろ島を再生する「拠点」が必要だよねってことで、大島の浦の浜港はすでに工事が終わってないといけないんですけど、まだまだ半ばのような感じで工事が大変遅れているわけです。これは宮城県や気仙沼市の仕事がどんどん遅れてしまっているので私たちもキツくは言っているんですけど「予定通りいかないんだ」という返事しか返ってきません。ですから4月7日に橋が架かっても大島に来られた方がそこへ一旦来て、大島のどこを観ようとか、何を食べようとか買おうとか案内所を作らないといけないんですね。大きなイベントをするにしても多くのトイレがあったり大型駐車場がないとどこにも行けないということになるわけですから、そういったことは仮でもいいから作らなくちゃいけない、混乱とかは最小限にしたいなと思っています。
でも、うちの旅館の予約状況は5月の10連休は結構予約が入ってきています。やはり橋を渡ってみたいとか、新聞で見たので古い友達が連休に来るよ、という良いムードにはなっています。


大島の橋が開通するのは、4月7日。しかし工事の遅れで、開通した時点では観光の拠点となる浦の浜港はまだ工事中‥という状況のようです。

そして、橋の開通と共に、定期船が同じく4月7日で終了とのこと。“船旅”を味わいたい人は、この機会に船で大島へ渡ってみてはいかがでしょうか。

大島の旅館「黒潮」

パーソナリティ 鈴村健一

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