2019年4月17日

震災から3年、益城町の今と「益城町未来トーーク」?

今朝は2016年の熊本地震で、最大震度7を記録した益城町で活動を続ける「益城町未来トーーク」についてお伝えします。お話を伺ったメンバーの森下雄介さんは、益城町の職員でもあります。まずは益城町の復興状況について伺ってみました。


◆「復興はまだ道半ば」
「まだ仮設に住んでらっしゃる方もいらっしゃるし、災害公営住宅も建ちだしては要るんですけど、業者とかの人手不足もあるだろうし、まだぜんぜん工事自体も終わってなかったり工事がまだ入ってないところもあるので、ぜんぜん復旧復興に関しては道半ばな状況ではあります。」



熊本地震から3年。仮設住宅などの仮住まいで暮らす人は、いまなお約1万6500人(約7300世帯)います。災害公営住宅の整備も人手不足や費用高騰などで停滞。県内12市町村で予定している1717戸のうち、完成したのは496戸に留まっています。

まだ復興道半ばの状況にあって、とくに被害の大きかった益城町で2016年に立ち上がったのが「益城町未来トーーク」。どんなプロジェクトなのか?あらためて伺ってみました。


◆「若い力で益城町のにぎわいを作り出す」

「活動の始まりとしては、益城町の復興に向けていろんな方たちが動き出している中で、若者が中心になって自分たちで町づくりに携わっていこうという人たちが集まって動き出したのが「益城町未来トーーク」なんですけど、特産品の開発だったり、いろんなプロジェクトを作って益城町のにぎわいを作り出す。で、年代を問わず楽しめるイベントを、というところで「マシフェス」というイベントを企画しまして、今度、4月29日にそのイベントを開催して、みんなに笑顔が戻ればいいなということで開催を控えています。」







もともとは、震災直後に町が開催した住民説明会に若い世代の参加が少なかったことから、森下さんたち町の職員が中心となって若い人たちの意見を聞ける場として始まったのが「益城町未来トーーク」。大人から中学、高校生も参加してワークショップを繰り返し、「マシフェス」の開催、特産品の素材を使った“ジェラート”の開発・販売、東京でのマルシェ開催など、いろんなプロジェクトを実現させてきました。

若い世代がこうして元気に町づくりにかかわることが、町を明るくします。

『LOVE & HOPE』、明日は4月29日に行われる今年のマシフェスについて、お伝えします。

「益城町未来トーーク」

パーソナリティ 鈴村健一

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