漫画編集者 樹林伸 先生来校!!!

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『 7つの名を持つ男 』
 
とーやま校長「今夜の生放送教室には、“7つの名を持つ男”が登場!」
 
よしだ教頭「漫画界に実在する伝説の人物です!」
 
『金田一少年の事件簿』の原作者、天樹征丸
『サイコメトラーEIJI』の原作者、安童夕馬
『GetBackers』の原作者、青樹佑夜
『アソボット戦記五九』の原作者、有森丈時
『エリアの騎士』の原作者、伊賀大晃
『BLOODY MONDAY』の原作者、龍門諒
『神の雫』の原作者、亜樹 直
 
これだけの人気漫画にクレジットされている、7つの名前…!
実際には、これ以上の名前があるとも言われています!
 
とーやま校長「一見すると、全く別の人物が手がけているように見えるけれど…! この7つの名前、実は、たった一人の男が生み出したもの!」
 
漫画界伝説の“7つの名を持つ男”!
彼の名前は…!
 
樹林伸!
 
樹林先生は、かつて、あの週刊少年マガジンを担当していた伝説の編集者!
『シュート!』『GTO』などの名作に携わっていて、
さらには原作者としても様々なペンネームを使い数々の大ヒット漫画を生み出している! なんと、その累計売り上げは3億部以上!
 
元々は週刊マガジンの編集をされていたのですが、今ではフリーの立場で、原作者、漫画編集者として活躍中!
 
様々なペンネームを使い分けている理由は、
「読者に先入観を与えず、常に新人として向き合いたいから」
 
さらに樹林先生は『神の雫』って漫画のヒットにより、ワインの普及に協力したということでフランスのワイン生産者から、“ナイト”の称号も与えられているらしい!
つまり、“7つの名前を持つナイト”!
 
とーやま校長「今夜はそんな樹林先生が、SCHOOL OF LOCK!の生徒のためだけに、授業をしてくれる、夢の職業シリーズを開催だ!」

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今夜はみんなの憧れの仕事をしている人に授業をしてもらう、
“夢の職業”シリーズ!
 
これまで、サッカー日本代表の酒井高徳選手。声優の水樹奈々先生。お笑い芸人の森三中・大島美幸先生。
さらには、漫画家の福山リョウコ先生。様々な仕事をしている方に授業をしてもらいました!
 
今回は、前回の福山先生に引き続き、漫画に関わる職業の方が来校!
 
漫画編集者 樹林伸 先生!!
  
編集者時代から、様々な漫画にも“キバヤシ”というキャタクターで出てくる、漫画界の名物編集者!
 
とーやま校長「今日お会いできるってことで、読み返しちゃったよ。『MMR マガジンミステリー調査班』」
 
よしだ教頭「さっきの“な、なんだってー!”は、これをヒントにググって下さい!」
 
さらに樹林先生は昨年から『マンガボックス』という、マンガ雑誌アプリの編集長に就任!
『マンガボックス』は、すでに、累計400万ダウンロードを突破!
 
人気マンガ家の新作 連載漫画が、無料で読めるマンガ雑誌アプリ!
樹林先生の『金田一少年の事件簿』だったり、『進撃の巨人』のスピンオフ作品などが読めます!
 
つまり、樹林先生は、編集者でもあり原作者でもあり、漫画のことなら何でも知ってる人ってこと!
 
今夜は、生徒のみんなから樹林先生に聞きたいことを何でも募集!
「漫画家になるには、どうすればいいのか?」
「漫画編集者になるには、どうすればいいのか?」などなど…
 
質問は、SCHOOL OF LOCK!のWEBサイトにある、夢の職業SPECIALの特設サイトから募集しました!!
 
そして、SCHOOL OF LOCK!のWEBサイトでは、『マンガボックス』とのコラボ授業を展開中!
現在、『マンガボックス』の中に、漫画家さんがSCHOOL OF LOCK!のために書き起こしてくれたイラストが掲載されているのでぜひチェックしてほしい!!
 
そこで『マンガボックス』の中で読みたい漫画を受け付けています!
参加してくれた生徒の中から抽選で5人に、『マンガボックス』発の好きなコミックスの第一巻をどれかひとつ、さらには、図書カード10,000円分をプレゼントします!
 
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樹林伸 先生登場!!
  
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樹林先生「よろしくお願いします!」
 
とーやま校長「写真でも見てたんですけど、樹林先生はカッコいいですよね! 今も白いハットも被られていて…」
 
樹林先生「これは変装なんですよ。宇宙人に後を付けられたりしないように…」
 
とーやま校長「何かをやったわけじゃないんですね!?(笑)」
 
樹林先生「詳しい事は『MMR』を見てほしいんですけど…!」
 
とーやま校長「いやいやご存知ですよ!」
 
“MMR”とは『MMR マガジンミステリー調査班』というマンガ作品のこと!
樹林先生をモチーフにした主人公“キバヤシ”が登場するSFミステリー!
 
樹林先生「当時、ケータイを持ってないときに、ファミレスで打ち合わせをしてたんですけど、自分宛の電話が頻繁に来て。
その度に“少年マガジンの樹林さん”って呼ばれるので、周りがみんな立ち上がって、“え!? いるの!!”って見て恥ずかしかったですね〜!」
 
とーやま校長「へぇ〜!!!」
 
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現在、漫画の原作者や小説家として、様々な活動をしている樹林先生!
今夜は主に“編集者”としての活動について話を聞いていきました!
 
とーやま校長「まず“漫画編集者”ってどういう仕事なんですか?」
 
樹林先生「真面目に言っちゃうと、パターンがあります。原稿を貰って本にするための状態にまで持っていく“校了”をだけを行っている人もいるんですけど、
“デキる編集者”と呼ばれる人達は企画からも携わったりしていますね。絵コンテの段階である“ネーム”を自分で演出し直したりして、より面白くなるようにしつつ、漫画家と原作者のコーディネートしたりして…。
プロデューサーとディレクターと一緒にやりつつ、たまに脚本も書いたりって感じですね。もちろん、全部をやってるというわけじゃないんですけど」
 
とーやま校長「じゃあネームを作る時は、漫画家の先生と一緒に0からよーいドンみたいな感じなんですか?」
 
樹林先生「そうですね、僕の場合はそうでした。企画だけ考える人もいれば、付き合いが上手くて、漫画家の先生の調子を良くする事をしていた人もいます。
結果が出ればいいので、色んな仕事が仕方がありますね」
 
樹林先生が原作者として関わってきた作品の一つ『金田一少年の事件簿』については、樹林先生が最初から全て関わっていたそうです。
 
樹林先生「原作者だったのでね。漫画家のさとうふみやさんという才能がある方に出会えたのが幸運でしたね」
 
とーやま校長「あと、よく編集者の仕事として、新人の漫画家と接する機会もあるじゃないですか。それはどうやって…?」
 
樹林先生「新人なのでこっちが色々教えてあげなきゃいけないこともあります。天然で才能があったらいかにいじらず、上手く世に出していくか考えて。まあ相手によるのでケースバイケースなんですけど。
ただやっぱり“育てよう”という意識が無きゃダメですよ」
 
とーやま校長「そこに何か心がけていることはありますか?」
 
樹林先生「うん、仲良くやる事! 言わなきゃいけない事があった時に、相手を上手く乗せること。説得力が無きゃダメですよね。どう直したら、どれだけ良くなるかちゃんと説得できる力は必要ですね」
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よしだ教頭「相手のキャラクターを見て、言い方を変えていくと」
 
樹林先生「もちろんです」
 
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とーやま校長「この授業を聞いている10代のリスナーには、漫画家を目指しているやつもいると思うんですが、やっぱり良い編集者さんに出会わないとダメってこともあるんですか?」 
 
樹林先生「そうですね。良い編集者に出会わなかったために潰れた才能をいっぱい知ってますね」
 
とーやま校長「どうすればいいんですか?」
 
樹林先生「それはダメだって思ったら変えればいいんですよ」
 
よしだ教頭「“ダメなんで変えてください”って言うってことですか!?」
 
樹林先生「いやそれはダメなんで、ムーンウォークで静かって下がっていくんですよ(笑)」
 
とーやま校長「段々フェードアウトしていくと…!」
 
よしだ教頭「それ大事だわ! 波風立てると、“あいつ新人のくせに”って思われるもんな〜
 
樹林先生「しばらくやってみないとわからないんですけどね。全然売れなくて、言ってることもダメじゃないんだけど自分と合わない。そういう場合はムーンウォークで…(笑)」
 
よしだ教頭「これは他の仕事でも言える事ですね」
 
樹林先生「そうですね。横のつながりが大事な時もあるじゃないですか。そういう時は前に進むフリをして後ろに下がっていくんです」
 
とーやま校長「生徒の中には編集者を目指しているやつもいると思うんですが、これはどうやって目指していけばいいんですか?」
 
樹林先生「難しいですね。漫画家を目指してて、気づいたら編集者になっていた、“フリー編集者”もいますし。でも一番の黄金ルートは大学を出て大手出版社に入って“漫画をやりたいです”って言うことですね」
 
とーやま校長「樹林先生が編集者として気を付けている事ってありますか?」
 
樹林先生「僕は編集者と作家の両方の立場なので、やっぱり楽しく仕事をすることですかね。じっと考えているだけじゃダメなので、盛り上げて意見を言いやすくするんです。
僕なんて、年長者だったりもするので、バカな意見も言って、イジって楽しい雰囲気にして、意見を活性化させたりしてますね」
 
若手が萎縮してしまって言いずらい場もあるので、それを言いやすくするのが年長者の役割だそうです。
 
樹林先生「仕切っている人が楽しそうにしてると、良い物が生まれるんですよね」
 
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続いて、樹林先生が若手編集者だった頃の話を聞かせてもらいました!
 
樹林先生「相当生意気で尖がってましたよ(笑)。そもそも就職から苦労したので」
 
マスコミ関係の仕事に就こうと思い、大学で就職活動一年目に受けた会社はすべて採用してもらえず。
もう一年就職活動をするために留年をしたという、樹林先生。
 
とーやま校長「その時は漫画の編集に携わろうとは思ってなかったんですか?」
 
樹林先生「思ってなかったですね。全滅した時に、最後に受けた会社も俺の話を全然聞いてなくて“ふざけんなよ”って思ったんですね。そんな感じで、帰りに立ち読みしたんです。栗本 薫さんの『ぼくらの時代』を一冊ワァーッと読んじゃったんです。
そしたら最後に“募集中”って書いてあったので、“よし! やってやるか!!”と思ったんですね」
 
その日にすぐ、小説家になるために書き始めたという樹林先生。
 
とーやま校長「行動力がすごいですよね」
 
樹林先生「そしたら面白かったので出版社を中心に受けて、知り合いにも物を書ける仕事を紹介して貰ったんです」
 
その後、ある出版社の常駐ライターとして働き始めたそうです。
 
とーやま校長「じゃあ何かをやってやろうと思ってやってきたんじゃなくて、ダメでダメで行き着いた先だったんですね」
 
樹林先生「基本的に僕はダメなやつなんですよ。面白くない事は延々とできなくて」
 
努力するために必要なリソースが詰まった袋があるとしたら、自分はその袋がとても小さいと言う、RN 樹林先生。
 
樹林先生「小さい頃からずっと努力をしてきた、袋が大きい奴もいると思うんですけど、自分はすぐ無くなりますね(笑)。ただ音楽をやっていた頃はスタジオで2日間徹夜も平気だった。つまりそれは努力の袋が減ってないんですよ。
そういう方向がいい生徒もいっぱいいると思うんです。そういう子に“大丈夫だよ”と言ってあげたい」
 
とーやま校長「うん」
 
樹林先生「努力できる人って、その努力の袋の大きさ以上の事はできないと思うんです。でもダメダメなやつは馬力がある。傍から見たら好きな事をやっているだけなんですけど」
 
とーやま校長「就職試験で話を聞いてくれなかった事はすごくネガティブなんですけど、それは樹林先生に違う道を見せてくれたってことなんですね」
 
樹林先生「そうですね」
 
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そして、樹林先生は現在、『マンガボックス』という漫画雑誌アプリの編集長に就任していらっしゃるとのことなんですが……
 
とーやま校長「これはどういったアプリなんですか?」
 
樹林先生「ぶっちゃけて言うと、タダで面白い漫画が読めるアプリです! インストールしてもらえれば毎週タダで漫画が無料で読めます」
 
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とーやま校長「僕もさっきインストールしたんですけど色々ありますね!!」
 
『金田一少年の事件簿』のスピンオフ作品や、樹林先生が原作を担当している『新宿D×D』なども配信しているそうです! 
 
樹林先生「本当に人気作家の作品がたくさん載っててそれをタダで読めるってなかなか無いと思うんです。みなさん、とりあえずダウンロードしてください! これが今日の教科書です!」
 
とーやま校長「樹林先生はどういったことをされているんですか?」
 
樹林先生「基本的にはコンセプトから考えていて、スタッフ集め、そしてコンテンツとして大事な部分の作品選びも編集長として携わっています」
 
とーやま校長「これ、さらには新人発掘もされてるそうなんですが…?」
 
樹林先生「そうですね。“インディーズ”というシステムがあって、そこに作品を投稿してもらうと、みんなの閲覧回数の多い順に上部に上がっていくんです。
それで閲覧回数が多い人はもしかたしたら、マンガボックスの本誌…一軍として掲載されるかもしれないと!」
 
有名なれば、アシスタントもついて、様々な方からアドバイスを貰える機会があるかもしれないそうです!
 
よしだ教頭「すごい! 一石何鳥だろう!」
 
この『マンガボックス』についてはSCHOOL OF LOCK!の特設サイトでもチェックできるぞ!
 
また、特設サイトでは『マンガボックス』とのコラボ授業を展開中!
生徒のみんなから『マンガボックス』の中で読みたい漫画を受け付けています!
 
参加してくれた生徒の中から抽選で、『マンガボックス』発の好きなコミックスの第一巻をどれかひとつ。さらに図書カード10,000円分を5人にプレゼントします!
 
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そして樹林先生は明日、ご自身の仕事術をまとめた『冬を越せるキリギリス』という本を発売されます!
 
樹林先生「『アリとキリギリス』の物語で、アリはせっせと働いていて、キリギリスは好きなバイオリンだけ弾いていたから冬になって、食べ物が無くて凍えて死んでしまったんですね。
でも僕から言わせて貰うと、キリギリスは見事なバイオリンを弾き続けていれば、“こいつ面白いな!”って色んな虫が寄ってきて、食べ物を恵んでくれたんじゃないかって思うんですよ。
だから楽しい事だけをやっているけど、一生懸命働いているアリより楽しく生きているかもしれない」
 
とーやま校長「へぇ〜!!」
 
樹林先生「自分をすり減らさない生き方の提案しようかなって」
 
この作品は、普段から交流のある、メンタリスト DaiGoさんと普段から話している事についても触れているそうです!
 
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そしてここからは、生徒から届いた書き込みを紹介していきました!
 


少年漫画家志望です。今、漫画家になるために毎日漫画の勉強をしています。
そこで樹林先生へ質問があります。
「あ、こいつできる奴だな」と編集者が感じる漫画家とは、画力・ストーリー構成力などを除き、どのような共通点がありますか?
 
漫画家は画力だけではどうにもならない職業だと思っています。どうぞ宜しくお願いします!
ヤヌスグリーン
北海道/15歳/女



樹林先生「ものすごく難しい質問してきますね。でもそこまで考えているってところで“できるな”って思いますね。
ようするに編集者に、“おっ! やるな”と思わせれば良いんですよね。人が気づかない事や、言えない事をポロっと言えると“おっ!!”って思いますね」
 
さらに絵については、キャラクターをきちんと書き分けられる事が大事だそうです
 
樹林先生「大事なのはキャラクターにお芝居をさせられるかって事なんです。だから漫画家は役者だと思ってください。これは絶対必要です。シナリオライターだったらいらないけど、
漫画家は自分の絵が載るので、演じているのと同じなんです。だから自分の顔を、人の顔を見て観察する力が必要で、人に会わない人は絶対いい漫画家になれません」
 
とーやま校長「よく漫画家の方が乗ってきた時は、キャラクターが勝手に動くって言いますもんね」
 
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漫画家になりたいと思っています!そこで質問なのですが言葉の語彙力ってどうすれば身に付きますか?
同じ意味の言葉でも言い方が違うだけですごく受け取りかたは変わってくると思うので是非教えてほしいです
きょろ
大阪府/17歳/ 男



樹林先生「結局2種類あるんです。会話に出てくる語彙力は友達といっぱい話さないと生々しい言葉はわからないので、それを感じられる力と人間関係があればいいですよね。
もう一つの地の文の語彙力なんですけど、これは残ってる小説を読んでください。今、売れている本は読む必要はありません。何故なら“売れている理由がわからないから”。残っている昔の小説は理由があるから残っているんです。だからこれだけ読めばいい」
 
とーやま校長「いや〜すごい!!」
 
樹林先生「あともう一つあって。僕は昔、本はものすごく速く読んでいたんです。でもそれは直すように言われました。ザッと読んでしまうと、句読点などで生まれる文章の呼吸がわからなくなるんです。
それだと文章は上手くならないんです。だから僕は小説だけは食べ物を何回も噛むように読んでいますね」
 
良い文章をゆっくり読むことが大事だそうです!
 
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次は直接電話で生徒と話をしていきました!
 
こくこく 愛知県 15歳 男
 
とーやま校長「こくこくの樹林先生に聞きたいことはなんだ?」
 
こくこく「編集者になるために学歴とかは必要なんですか?」
 
編集者になりたくて、色々調べているというRN こくこく。
調べた編集者の方はみんな高学歴だったので気になったそうです。
 
樹林先生「まあね、絶対に必要というわけじゃないけど、真剣に編集の仕事をするなら大学は出ないとダメ」
 
こくこく「はい」
 
基本的に大手出版社の募集条件には大学卒業が入っているので、大学は出ておいたほうがいいそう。
 
樹林先生「以前は面接もしてたんけど、履歴書の大学名は隠されています。一応大学名を見ずに面接しろってことなんだけど。でもある程度大きい大学で、似たような考えを持つ人といた方が良い」
 
“編集者になりたい”という気持ちを維持するためには、同じ考えをもつ人間がいる場所にいた方がいいそうです。
 
樹林先生「だから学歴じゃない。環境だね。そのために必要だと思ったら勉強すれば良いし、いらないと思ったらそういう考えを持った環境にいる事が大事だ」
 
こくこく「わかりました!」
 
そしてRN こくこくからはもう一つ、樹林先生に聞きたいことが。
 
こくこく「編集者になるために今からやっておいたほうがいいことってありますか?」
 
樹林先生「なるほどな。大学を出ようと思ったら、最低限の勉強は必要だ。あと2つ挙げるとしたら、さっきも言ったけど良い本をゆっくりじっくり読んで、なぜその本が良いのかちゃんと味わえる人間になること。
編集者ってやっぱり本だから、小説でも漫画でも活字に慣れる。好きになるのが大事です。校了とかする時に字がわからないとダメだからね。
もう一つは、友達関係をちゃんと作っておく。でもこれは小さいコミュニティの中だけじゃなくて、自分の上から下まで色んな人と交流するのが大事。アルバイトをするならそこでちゃんと大人と話せるようになっておくのが大切だし。
編集者になって若手の漫画家を担当することになったら、年下ともちゃんと話せるようになってないとダメだ。自分の交流関係を上下に広げるのことだね」
 
こくこく「今から大切にするんですね」
 
樹林先生「うん、話せるってことは楽しむってことだからね。会話とかをね。それがすごく大事!」
 
とーやま校長「どう? こくこく。聞いてみて」
 
樹林先生「聞いてみてよかったです!!」
 
とーやま校長「なあ! 俺も聞けてそう思ったし、他のやつもものすごく頷いてるよ!!」
 
よしだ教頭「すごく大事!」
 
とーやま校長「ありがとうな! 聞いてくれて!」
 
こくこく「いえ、こちらこそありがとうございました!」
 
樹林先生「頑張って良い編集者になるんだよ!」
 
こくこく「はい!」
 
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そして黒板の時間! 
本日は樹林進伸先生に書いてもらいました!
 
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『 他人を励ますと自分も元気になる 』
 
自分のPCに付箋で貼ってある言葉です。
いつ書いたのかは覚えてないんだけど、いいなって思って貼っています。
 
元気にならないといけない時がどの仕事でもあります。
そういう時に僕は他人を励ましていると、ブーメランみたいに自分に返ってきて、やる気になるんです。
 
だからコミュニケーションはポジティブなエネルギーを人に与えながら、自分も貰っていくものなのかなと思います。
 
漫画の現場でも僕は“面白いよ!”と言って励ましてあげれば確かに面白くなっていくし、自分にもその面白さが返ってきます。
 
つまらないと言ってるとつまらないものしか入ってこない。
 
元気や幸福は人にばら撒くことで、必ず自分に返ってくるんです。
 
それが僕の信念です。

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樹林伸先生、本日はありがとうございました!! 
 
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特設サイトでは『マンガボックス』とのコラボ授業を展開中!
生徒のみんなから『マンガボックス』の中で読みたい漫画を受中!
 
ぜひキミの読みたい漫画を選んでくれ!!
 
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【FAXイラスト】

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RN コナ

 
140708_fax02.jpg
RN 華

 
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【逆電リスナー】
こくこく 愛知県 15歳 男
  
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【オンエアリスト】
22:04 わたしが愛すべきわたしへ / 蟲ふるう夜に
22:14 ゆめのはじまりんりん / きゃりーぱみゅぱみゅ
22:25 ATLAS / TRUSTRICK
22:41 Over the rain 〜ひかりの橋〜 / flumpool
23:08 エロ / クリープハイプ
23:14 風にふかれて / クリープハイプ
23:44 結晶星 / KANA-BOON
23:49 1000のバイオリン / THE BLUE HEARTS
 
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面白いものをつくっている人って、こういう事なんだな。
勉強にしかならなかった。
樹林先生、また来てください。
 
校長のとーやま
 
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樹林伸先生、面白カッコイイ
また一人、理想の大人が現れた
 
よしだ教頭
 
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