サカナLOCKS!

9月29日(木)のサカナ LOCKS!は・・・

音を学ぶ「音学(おんがく)の講師」サカナクション。
山口一郎先生から現在、出ている宿題は [ コチラ ]
生徒の皆さん、提出よろしくお願いします。

「宿題:「宇宙」や「月」で思い浮かぶ楽曲を答えなさい。(2)」

サカナLOCKS! 2016.9.22 木曜日

SCHOOL OF LOCK!




★山口先生おめでとうございます!
一郎先生お誕生日おめでとうございます!!!!
山口先生達の作る音楽は私の癒しです!
今の時期とても大変だと思いますが、いつでも新曲待ってるので焦らず、程々に頑張って頂きたいです✧ ٩( ๑•̀o•́๑ )و
妄想逃避。
女/13/神奈川県





山口「うわー、生徒に心配されていますね。1年も曲を出さなければそれは心配されると思いますけど。でも、こうやって曲を待っているので、焦らずって言ってもらえるとすごく嬉しい。……やっと、大丈夫ですよ。10月19日にようやく12枚目のシングル「多分、風。」がリリースされます。ついにリリースされますから大丈夫です。この、「多分、風。」っていうのは、多分、風なんですよ……あの子は。いろいろ歌詞について説明はしたくないのでね。でも今回は、情景描写っていうのをテーマに歌詞を書いたんですね。フィクションなんですけど、写真のようなイメージで……写真を歌にするようなイメージです。難しかったねー。楽しみにしていてください。」

SCHOOL OF LOCK!


今回は、先週に引き続き、宿題『宿題:「宇宙」や「月」で思い浮かぶ楽曲を答えなさい。』に、生徒から届いた楽曲を紹介していきます。

「人類初の月面ロボット探査レースで日本唯一のチームを応援するプロジェクト『au × HAKUTO MOON CHALLENGE』(リンク: https://au-hakuto.jp/) のアンバサダーとして我々サカナクションが参加していて、今CMでもサカナクションの曲が流れています。これは、宇宙にロケットを飛ばして、ロボットを月の上で500メートル動かし、先にそれをできたチームが優勝っていう大会なんですけど、そこに日本チームとしてHAKUTOっていうところが参加しているんです。それをサカナクションが応援しています。それにちなんで、今夜は先週に引き続き、宿題として生徒の皆さんに出していた、「「宇宙」や「月」で思い浮かぶ楽曲を答えなさい。」に届いた、宇宙を感じる曲を聴いていきましょう。先週([2016年9月15日の授業])は、曲のリバーブ感……音の広さだったり、宇宙を感じるゲームの音楽に近い物から宇宙を感じるんじゃないかって話になりました。今週はどうでしょうか?」

SCHOOL OF LOCK!




私が「宇宙」や「月」というキーワードで真っ先に思いついた曲は、フジファブリックの「銀河」という曲です。私は、宇宙に謎やまだまだ解明されていないことばかりというイメージを抱いています。その宇宙の謎に包まれた不思議な雰囲気がこの曲の独特なリズムや歌詞に現れていると思いました。
ゆるゆめ
女/16




「先生好き、この曲。」




フジファブリック「銀河」

「(冒頭のギター)テケテーテケテーテケテー……っていうのも宇宙を感じるね。……なんでだろう。16分(音符)っていうのは、なんか宇宙を感じる。テクノポップとかもそうだね。この感じはテクノポップを感じる。16分の(リズムの)刻みで、それに対してメロディのリフが全て、音階が動いているっていうのが、しかもループされるっていうのは、ある種テクノポップとかそういうジャンルを感じるかな。あとは音階(のせい)もあるね。昭和歌謡の中のテクノポップ類を現代ロックとしてやっているから、昔でいうとヒカシューとかプラスチックスとか、あの辺の現代版ロックバンドって感じなのかな。歌詞は超秀逸だし、メロディもすごいし展開もすごいね。メロディは"和"なんですよね。なのに擬音を歌詞に使っていて、UFOって言葉を使ったりするのもまたオシャレ……センスですよね……。昔の昭和歌謡なんですよ。昭和歌謡のロックバンドって感じなんだけど……。あとね、(ボーカルの)志村さんの特徴がね、母音の「あ」を「お」に近く歌うんですよ。それが鼻にかかった感じなの。……天才ですよ、マジで。すごいねー。亡くなられちゃったんですよね、志村さん。」

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「(3'17"〜)この辺りとかもすごいですね……完敗です(笑)。曲としてすごいと思う。だから、ゆるゆめがこの曲から宇宙を感じるのは、不思議な雰囲気と独特なリズムや歌詞に現れているっていうのはすごく的確だね。」

「(3'17"〜)……うわ、すごいところで転調するね。すごいねー。おおー。うわー……。」



僕が宇宙を思い浮かべる楽曲は、Radioheadの「Everything In Its Right Place」です。人間が陸を歩くときは4拍子ですが、この曲は10拍子で音数も極端に少ないものもあり、なかなか素直に人を乗らせてくれないところが地に足が付いていない感じを出していると思いました。逆に言うと、人が乗るということは重力があるということだと思います。声が細切れになるところも機械のような感じがして生を感じさせません。
堅揚げエモーション(B)
男/17/北海道




「なるほどー。先生、この曲すごい好きだぞ。」

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Radiohead「Everything In Its Right Place」

「これねー、頭からやられるのよ。ちょっと(シンセサイザーの)ピッチが揺れている感じも宇宙感あるね。アタックのないキックね。」

「(0’33”〜)このリバースでふわーっと入ってくる感じも宇宙の感じあるね。あと、音数が少ないのよ。声も下の音域(低い音域)をすごい切っているのよ。上の方(高い音域)で構成されているから。これもすごいよくできていますよね。音階もあるよね。」

「(0’55”〜)この、ミャミャミャミャミャーってやつも宇宙を……宇宙人を感じるね。先週言っていた90年代のナイトライダー(海外ドラマ)とか、あの辺のものをもっと深刻にした感じ。これは宇宙の中でも本気の宇宙だね(笑)。科学者って感じの宇宙ですね。私は実は宇宙の全てを知っていて、宇宙人ともコンタクトをとっています……みたいな(笑)。そういう感じの宇宙だね。シリアスな感じの宇宙のタイプじゃないかなと思うね。使われている音それぞれが空間を感じますね。でもドライなんだよね。リバーブ感あんまりないんだよね。やっぱりアナログシンセサイザーの音は宇宙を感じるんだね。未来を感じるんだね。サスティン(持続音)とか、音の長さで表現しているのかな。それに宇宙を感じるのかもしれない。あと、拍もあるね、確かに。当たり前じゃない……裏切り続けていることが気持ちよくなってくるっていうね。じゃあ、次。」

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私が宇宙と聞いて思い浮かぶ曲は、サカナクションの「ネプトゥーヌス」です。その印象が強く残ったのが2015年の武道館での演出です。イントロのドラムの音と一緒に散らばっていく光が宇宙に瞬く星々に見えた点。そして、今回のセットリストにおいて、「壁」「years」と続き、サカナクションの楽曲の中で最深部に近い曲であると思われる点の2点が主な理由です。海の中を深く深く潜っていった先に広がる宇宙を想像しながらいつも聴いています。
EBINA
女/20/新潟県




「お。へー。なるほどね。」


サカナクション「ネプトゥーヌス」

「この曲はだな……海の曲なんだよ。海というか、海を妄想した曲なのね。思い出すなー。先生な、この曲を書いているとき、なかなか眠れなかったときだったんだよ。小さい頃、ベッドから下に降りたら海で死ぬー!鮫に食べられるー!って友達と遊んだりしていたんだよ。みんなしてたか?そういうこと。で、先生はいつも寝る前に本を読んで寝る癖が小さい頃からあったんだけど、この時はどうも本を読む気になれなくて、目を閉じて、妄想しているうちに寝るっていう時期だったんだね。これは先生の妄想の曲なんですよ。」

SCHOOL OF LOCK!


「この曲には実はドラマがあってだな……、この曲を初めてライブでやったのは、ZEPPツアーだったかな。"ZEPP ALIVE"(SAKANAQUARIUM 2012 "ZEPP ALIVE")のときだったんだけど……先生、片耳が聞こえないんだよ。右耳がね。だけど、リハーサルでこの「ネプトゥーヌス」を歌っていたら、あるとき、聴こえたの。何かおかしいなー……って思っていたら、聴こえたのよ。そのあとまた、すぐ1週間後くらいに聞こえなくなっちゃったんだけど。それ以降、奇跡の曲として、ライブでやるとまた聞こえるんじゃないかなって思うんですよね。……先生、その時リハ中だったのに、わんわん涙流しちゃって、わーってなっているのに、ビクターがカメラを持って走ってきましたからね(苦笑)。」

今回の授業もそろそろ終了の時間になりました。

「生徒が宇宙や月を感じる曲をいくつか聴いてきましたが、宇宙っていうのはそもそも大気がないんですよ。大気がないってことは、音が伝わらないんですね。音っていうのは空気の振動だから。つまり、宇宙空間は無音なんです。よく、宇宙映画とかで宇宙船が飛ぶ時にゴーっていうでしょう?あれは外の音じゃなくて、宇宙船の中の音だ(笑)。みんなイメージして作っているものなんですね。先生がすごいなと思うのは、最初に映画とかで宇宙のイメージを作った人たち。映画監督のジョージ・ルーカスとか、映画『スター・ウォーズ』を作ったなんて本当にすごいと思うよ。だって、今まで誰もそういうイメージがなかったのに、ああいう世界観を作ったわけですからね。なので、先生もみんなが宇宙を感じる新しいイメージをいつか作れたらなと思っています。」

SCHOOL OF LOCK!


「先生たちが今『au × HAKUTO MOON CHALLENGE』のCMソングとして作っている曲も、ここから宇宙を感じてくれたら嬉しいんだけどね。宇宙に近い人たちといっぱい会う機会があるんですよ。それをなんとか音楽にしてみんなに新しい宇宙感を伝えたい。共有しようと思う。今後のサカナクションの「moon」っていう曲も楽しみにしていて欲しいのと、約1年ぶりのシングル「多分、風。」にも期待していてください。宇宙っぽい音、入っているよ。違った意味で結構イケイケだから。聴いてもらえたらと思います。」



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