NOEVIR Color of Life

EVERY SAT / 09:00-09:30

今、仕事も家庭も自分磨きにアクティブな生き様を実践する女性達。そんな女性達がいつまでも輝く心と勇気を失わず、体も心も健康な毎日を送るため、各界を代表して活躍する女性ゲストが自らの言葉でメッセージを送るのが、このノエビア カラーオブライフ。「生きること、輝くこと、そして人生を楽しむこと」をテーマにした、トークや音楽、話題、情報などが満載です。

TOKYO FM

NOEVIR Color of Life

EVERY SAT / 09:00-09:30

唐橋ユミ

今、仕事も家庭も自分らしく、いきいきと生きる女性たち。いつまでも輝く心を失わず、心も体も充実した毎日を送るため、各界を代表して活躍する女性ゲストが自らの言葉でメッセージを伝えます。“生きること、輝くこと、そして人生を楽しむこと”をテーマにした、トークと音楽が満載のプログラムです。

Guestフランソワーズ・モレシャンさん

フランソワーズ・モレシャンさん

パリ生まれ。ソルボンヌ大学日本語学科を経て1958年初来日。NHK「楽しいフランス語」講師、お茶の水女子大学仏語講師などを務め、1964年帰国。ファッションアドバイザーとしてマスコミで活躍し、執筆活動を続ける。1990年フランスで出版された『La Gaijin(ラ・ガイジン)』はベストセラーとなり、その後は『VOGUE NIPPON』の創刊に尽力するなど、最新ファッションに携わる。フランス政府より日仏文化交流の功績が認められレジオン・ドヌール勲章、国家功労勲章コマンドゥールなどを受章。現在は金沢21世紀美術館国際アドバイザーなどを務める。

日本の文化を知ることがエレガンスの近道

2019/05/04
お仕事をしていると成功体験ではなく、失敗も数多くありますね。
フランスワーズ・モレシャンさんも
来日してから全てが順風満帆だったわけではなく、
失敗したことがたくさんあったといいます。
そんなモレシャンさんの心を支えたものとは?

「NHKやお茶の水大学、外務省でフランス語を教えていました。フランス語の翻訳もしていたんですが、んにくと筋肉など、翻訳で失敗したことはたくさんありました。でもフランス人としてのアイデンティティが私を支えてくれました。当時の日本はフランス人が少なく、フランスの代表として日本に来たと感じていました。日本のアイデンティティを勉強しながら、フランスのアイデンティティを伝えたかったのです。今でもそです。日本のみなさんも、わびさび、扇子や屏風など素晴らしい文化があるのだからアイデンティティを持ってほしいと思います」                    

では、モレシャンさんのライフストーリーに影響を与えた人物とは、どなたなのでしょうか?

「もちろん母親です。絵描きで展覧会もしていました。パリの芸術大学で先生をしていましたね。なのでいろんなことを教えてくれました。例えば雲1つとってもそうでした。”見て御覧なさい雲がきれいでしょ?真珠みたいに輝いているでしょ”というような言い方で教えてくれました。アートです。お母さんから教えてもらった大切なことの1つに”見る目”があります。雲の話もそうなんですが、そんな彼女が日本に来たとき、日本のわびさび、庭園などの魅力を感じていました。日本の渋さ=エレガンスがありました。私もその魅力を伝えて行きたいと思っています。」

日本の女性に対してのメッセージをくださいました。

「日本の文化を忘れないようにしてください。日本の美意識を良く知ってください。他の国の文化がわかって日本の文化を知らないのは危険です。それは日本の文化が素敵だからなんです。その一方でに西洋の文化に壊されやすい部分もあるからです。グローバリズムも大切ですが、日本の文化を知ることが自分を強くしてくれるのです。そして、それがエレガンスにつながると思います」

輝く女性のヒント。
たくさん頂きました。
今一度、日本の文化を見つめ直してみてはいかがでしょうか?
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ファッションは、相手に対しての尊敬を込めて

2019/04/27
フランスワーズ・モレシャンさんは
1970年代からファッションリーダーの先駆けとして活躍、
今もなお、ファッションに人一倍の愛情を注いでいます。
その原点とは?

「2歳で鏡の前で母の口紅を使いマネをしていました。オシャレをすることは自分の威厳を表し、一方で人に対して尊敬の表し方でもあります。バレエ、オペラお芝居など、舞台の上で大変な作業に対しての尊敬を込めてオシャレをします」

少女のころから”おしゃれ”を意識してきたモレシャンさん。
フランス人ならではのエレガントさについては?

「エレガントな感じは一色、余計な色を入れません。抑える部分とちょっと派手な物のミックス。黒の中で、金一色のブレスレット、イヤリングはOKですが、色付きの花柄だったらオーバーです。エレガントは難しいです、レストランなどで大きく笑わない、しゃべり方を気を付ける。実は日本でもエレガントさを覚えました。45年前、お手伝いさんを使ってくださいと大使館に言われ、言葉の勉強を兼ねて日本語しか出来ない人を頼んだのですが、その方からちゃんとした日本語を学び、日本の歴史、社会などを教えてもらいました」

フランスと日本の良いところを融合させて歩みを進めてきたモレシャンさん。
その姿勢、学ぶところが多いですね。
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