田んぼのように見通しが良く
視界を遮るものがない道路でも交通事故は起こっています。





視界が開けた環境で、交差する道路を、
交差する点に向かって走る2台のクルマ。

同じスピードで走っているため
人間の感覚では動いているものと認識できず
交差点でぶつかってしまう「コリジョンコース現象」。
道路を走るクルマだけではなく空の飛行機でも起こる事故。

このところ地域・地点によっては設備による
コリジョンコース現象による事故対策が図られています。

去年12月に設置されたのは栃木県下野市の交差点。
この場所では過去5年間で14件の交通事故が発生しました。
11件は出合い頭による事故で2年連続で死亡者も出ています。

以前はこの交差点に下野市などが
標識の増設や「交差点注意」の路面標示を設置していました。

それでも死亡事故が続く。
そこで栃木県警察が各地で効果が出ている対策を市に持ち掛けました。
下の写真にある「視野対策ポール」です。





この「視野対策ポール」は 交差する道路の
交通量の多いほうの道路の両側に 8メートル感覚で
高さ2.6メートルの白いポールを20本設置したもの。

ポールによってドライバーの視界から車が一定間隔で遮られるため
ドライバーが車を「動いているもの」として 認識することができるという狙い。
確かにクルマの動きがわかりそうです。

視野対策ポールをいち早く2003年に導入したのが千葉県。
年間11件の事故が起きたその場所では対策後1年間は無事故でした。

今回の下野市によるポール設置費用は44万円。
田園では費用面から信号機の設置は難しく
44万円という金額は信号機の設置よりも安いとのこと。

全国の「コリジョンコース現象」危険箇所に
こうした対策が講じられるようになるといいですね。


スギ花粉症の季節。
今年は例年より早く花粉の飛散が始まる予想が出ています。





花粉症で車を運転する方人は
ハンドルを握る時には十分に気をつけてください

1月30日のウェザーニューズのWebサイト嬢の発表では、
「今日の花粉症の症状は?」という質問に対して
「つらい」という意識を持っている人が32.5%います。

       
    とてもつらい 2.3%
       
    つらい    6.1%
       
    ややつらい  24.1%






花粉症の方は重々承知だと思いますが、
その症状は日常生活にいろいろ支障をきたします。

以前にマイナビニュースが花粉症に悩む会員に、
「花粉症によって困ること」をテーマにアンケート調査を行いました。


1位)目や鼻が気になって仕事や家事に集中できない (70.3%)

2位)倦怠感やだるさを感じ、やる気が出なくなる  (30.3%)

3位)夜に眠れず寝不足になる (22.7%)


これは直接クルマの運転には言及されていません。
でも、かなり関わってくる要素があると思います。

実際に花粉症を引き金にして
起こってしまった交通事故の例もあります。





何十年も通りなれた道を運転していた女性ドライバー。
その女性は花粉症で思わずくしゃみをしました。

片手で口を覆い、無意識で目を閉じ、
反動でハンドルを切ってしまい
クルマは反対車線を飛び越えて歩道へ。

歩道を歩いていた小学生が
クルマと街路樹に挟まれ亡なりました。

運転していた方も気の毒。
でも1人の子どもが命を落としてしまいまいsた。
花粉症の方の運転は
こうした事故を引き起こすこともあると
社会全体が認識したいものです。





JAF東京支部 事業課 園部拓海さんによると

● クルマに乗る時は花粉をできるだけ体からはらう

● 運転中に窓を開けずにエアコンの内気循環を使う

● あまりに花粉症がひどい場合は運転自体を避ける

こうした気遣いが必要です。
花粉症ドライバーの皆さん。
クルマを運転にはくれぐれも注意して下さい。
今週は去年の暮れに入賞作品が発表された
「第47回 交通安全ポスターコンクール」を追跡しました。

スタジオにお迎えしたのは
全国小・中学生交通安全ポスターコンクールを担当する
JA共済連 地域活動支援部の小松加歩さん。
      
このコンクールは 子供たちがその時々に
交通安全のどの部分に関心を持っているか現れます。

今回の応募作品総数は
小学生124,465点 中学生37,797点 計162,262点。
 
今回は『スマートフォンの使用マナー』を
テーマにした作品が6年連続トップとなりました。

ただ、小松さんによると性質は変わってきています。
ドライバーに「ながらスマホ」の注意を促す作品が多かったのが昨年。
今年度は歩きスマホの危険性を指摘する作品が最多だったそうです。

小学生のスマートフォン所有率が
平成24年度の2.1%から29年度は29.4%へと飛躍的に増加。
スマートフォンの使用マナーを訴える対象が
大人だけではなく子供自身を含めた
社会全体へと変化したためというのが小松さんの見解です。
   
また、今年度は「あおり運転禁止」を訴える作品も登場。
これは悪質なあおり運転が原因で発生した痛ましい事故に
子どもたちが敏感に反応した結果だと考えられますと小松さん。
子どもは自分たちの目できちんと社会を見ているのです。

主な受賞作を
以下に紹介しましょう。


【内閣府特命担当大臣賞】島根県 小学3年生の作品




横断歩道を渡ろうとして
手をあげて車が停まるのを待っている
子供たちの様子が描かれています。

「見えてる?手をあげてまっているよ」という言葉からは、
ふだん横断歩道を渡ろうとする時に止まってくれない車に対する
子どもたちの疑問が表現されています。

ドライバーのみなさん 信号がない横断歩道で
歩行者が渡れるタイミングを待っている時 停車していますか?
そのケースでは歩行者優先。車は停まる義務があります。



【農林水産大臣賞】小学6年生の作品




「あおり運転」をテーマにした作品。
黄色のトラックと赤い車がケンカをしている様子が
動きのあるように描かれています。



【警察庁長官賞】小学4年生の作品




夜間の交通安全をテーマにした作品。
反射材を身につけた少年の後方から車が走ってくる様子が描かれています。
歩行者に対してはドライバーに気づかれにくい夜間の歩行時に、
反射材を身に着けることの大切さを伝え
ドライバーに対しては暗い道は歩行者がいるかもしれないので、
夜間の運転は特に注意して欲しいという想いが込められています。



【文部科学大臣賞】三重県 中学3年生の作品




「運転時の早めのライト点灯」を面白い切り口で表現したポスター。
夕暮れ時はカーブミラーには車の車体は写らなくなり
ヘッドライトだけが光ってみえる様子が上手く描かれています。

「早めのライトで『見せる』安全」というコピーもシンプルで分かりやすく
真っ暗ではない夕暮れ時も、周りの車が見えにくい環境になるので
早めにライトをつけなければと気づかされる作品です。





JA共済「交通安全ポスターコンクール」は
次代を担う子供たちに『思いやり』の精神を伝え
美術教育への貢献を通じて創造性を養い
交通安全の意識を高めてもらうことが目的。
また、子供たちの訴えを真摯に受け止め、
交通事故のない社会の実現に貢献したいという思いがありますと小松さん。
       
JA共済は交通安全ポスターコンクールをはじめとする
交通安全啓発活動を通して 歩行者やドライバーの交通安全の意識を高め
交通事故のない社会の実現を呼びかけたいと話してくださいました。
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