2011年12月26日
12月26日「福島県飯館村 雪の卒園・卒業式」
3月に行われるはずだった飯館村・草野幼稚園、飯樋幼稚園、草野小学校、飯樋小学校、臼石小学校の卒園式・卒業式は、震災と原発事故による全村避難で、長く延期となっていました。
しかし、子どもたちと保護者の声を受け、飯館村に実行委員会が発足。
5つの幼稚園小学校の合同卒業式を、福島県川俣町の公民館で開催することになりました。県内の他の地域や、北海道や大阪に避難している家族もいるため、できるだけ全員が集まれる日程として選ばれたのが、昨日のクリスマスの日でした。
飯館村の2つの幼稚園と3つの小学校の卒業生は113人。
9か月遅れで、ようやく卒園証書、卒業証書を受け取った飯館の子どもたちは、久しぶりの再会で、本当に嬉しそうでした。
子どもたちからは、こんな声が聞かれました。
「楽しかった」「赤い服着た人と歌った」「どこにすんでるのとか話した」
「2年生になったら、鉄棒の逆上がり。折り紙で白鳥を折ったりできるようになりたい」
「9か月ぶり。声変わりとかはわかる。身長も変わった」
「雪が降っててびっくりした」
「連絡はとりあってる。友達には変わりない」
一方、保護者の方々は、子どもたちの巣立ちと久しぶりの再会を喜びながらも、心境は様々だったようです。
「複雑な気持ち。やっと一区切りできてほっとしたところはあるが、現実はまだまだ問題がある。それをどう解決するかがこれからの課題」
「子どもたちはスクールバスで1時間かけて帰っている。子どもには大変かもしれない。でも戻っていいと言われても戻りたくはない」
「家族がバラバラ。久々に帰ってきて落ち着くっていうのはある。また雪っていうのもあるが、これが今の時期。普通」
「普通の引っ越しとは違う。子供の意見も聞かず避難をする。あの時の状況は一生忘れられない」
この日の福島は、前日から断続的に雪が降っており、奇しくもホワイトクリスマスの卒業式となりました。
大人がみんなで作り上げた雪の日の卒業式。
きっと子どもたちは忘れないはずです。
しかし、子どもたちと保護者の声を受け、飯館村に実行委員会が発足。
5つの幼稚園小学校の合同卒業式を、福島県川俣町の公民館で開催することになりました。県内の他の地域や、北海道や大阪に避難している家族もいるため、できるだけ全員が集まれる日程として選ばれたのが、昨日のクリスマスの日でした。
飯館村の2つの幼稚園と3つの小学校の卒業生は113人。
9か月遅れで、ようやく卒園証書、卒業証書を受け取った飯館の子どもたちは、久しぶりの再会で、本当に嬉しそうでした。
子どもたちからは、こんな声が聞かれました。
「楽しかった」「赤い服着た人と歌った」「どこにすんでるのとか話した」
「2年生になったら、鉄棒の逆上がり。折り紙で白鳥を折ったりできるようになりたい」
「9か月ぶり。声変わりとかはわかる。身長も変わった」
「雪が降っててびっくりした」
「連絡はとりあってる。友達には変わりない」
一方、保護者の方々は、子どもたちの巣立ちと久しぶりの再会を喜びながらも、心境は様々だったようです。
「複雑な気持ち。やっと一区切りできてほっとしたところはあるが、現実はまだまだ問題がある。それをどう解決するかがこれからの課題」
「子どもたちはスクールバスで1時間かけて帰っている。子どもには大変かもしれない。でも戻っていいと言われても戻りたくはない」
「家族がバラバラ。久々に帰ってきて落ち着くっていうのはある。また雪っていうのもあるが、これが今の時期。普通」
「普通の引っ越しとは違う。子供の意見も聞かず避難をする。あの時の状況は一生忘れられない」
この日の福島は、前日から断続的に雪が降っており、奇しくもホワイトクリスマスの卒業式となりました。
大人がみんなで作り上げた雪の日の卒業式。
きっと子どもたちは忘れないはずです。