2011年11月28日

11月28日「自立支援を実現するために」

被災地の子どもたちに海外ホームステイの機会を提供するプログラム「Support Our Kids」。
7月には、被災した子どもたち30人がニュージーランドへの短期ホームステイを経験しました。

その活動の一環として、この週末、チャリティプレミア試写会と、チャリティパーティが行なわれました。

上映された映画は、スティーブン・スピルバーグ監督の最新作「タンタンの冒険」。
被災地の東北地方から招待されたおよそ200人の子どもたちが、12月1日の公開より一足早く、大きなスクリーンで映画を楽しみました。
また、会場には元サッカー日本代表の中田英寿さんもサプライズゲストとして登場。
「いろんなことがあっても、前に進んでいく、勇気をもってやっていく、ということが大切」だと話していました。
また、 中田さんは「タンタンの冒険」の劇場鑑賞券2000枚を、被災地の子供たちにクリスマスプレゼントとして贈ることも発表しました。

会場にはスティーブン・スピルバーグ監督からのスペシャルメッセージも届けられ、子どもたちは笑顔で会場を後にしました。



▲写真:当日の試写会・記者会見の様子


この「Support Our Kids」を運営する「次代の創造工房」理事長・秋沢志篤さんは、プログラムの目的と次の展開について、このように話しています。
「自立支援を具体的に、継続的にやっていきたい。海外経験をホームステイという形で実現してさしあげたい。それは各国の理解と協力なしにはできない。最初はニュージーランドから理解を得た。今度はベルギー、アメリカ、そしてまたニュージーランドの各大使館・大使の理解も得られたし、具体的なプランニングができたので、これをまず一つの行動として実現していきたい」


「Support Our Kids」では、今後も、被災地の子どもたちの「自立支援」を応援していく予定です。


【Support Our Kids Official site】

【映画「タンタンの冒険」Official site】

2011年11月25日

11月25日「暖助プロジェクト」

被災地に、廃材をつかったストーブを製作、設置して、寒さの厳しい冬を乗り越えてもらおうという「暖助プロジェクト」。
活動を続けているのは、長野県にある「工房ジオパラダイス」の代表・青野剛三さんです。

◆廃材ストーブ「暖助」
 プロパン廃ボンベを使って作った耐久性のあるストーブ。プロパンガスはもともと高圧に耐えるボンベなので、被災地の過酷な状況でも耐えられるものにしようと思った。
 被災地の半分外みたいなところでは体の中から温めることが大切。暖かい飲み物を飲んだりできるように、空間を温めるだけでなく、お湯を沸かしたり料理にも利用できるとかようにした。


◆寒さが厳しくなる被災地からの要望が相次いでいる
 11月の段階で105か所に設置。市内や仮設の集会所、漁師の作業場など。また自宅避難の方や環境の整っていない方を優先している。
 灯油は買わなきゃいけないし、値段も上がっている。断熱材のきかない建物や半外の場所では焼け石に水状態。まわりに廃材だけはたくさんあるから、経済的な負担がかからないところが重宝されている。
 東北の海の近くの寒さは想像を絶するものがある。暖をとることがいま最初にやらなきゃいけないことでは。温まると人間活力がでてくるから。



暖助は「一般販売」も行っています。
一台約10万円〜15万円。売り上げの25%は、被災地支援にあてられます。

詳しくはこちらからどうぞ。
【暖助プロジェクト】
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パーソナリティ 鈴村健一

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