2013年12月12日
12月12日 三陸ジオパーク3
今朝も引き続き、「三陸ジオパーク」についてお伝えします。
青森・岩手・宮城にまたがる三陸地域の、地震や津波も含めた自然活動を、そのまま「公園」と考えて活用するのが、三陸ジオパーク。
地元高校生ガイド・小林寿美さんの案内で、岩手県大槌町のジオパークを巡ってきましたが、最後に案内してもらった場所は、大槌町の名所。作家・井上ひさしさんが名付けた、あの有名な島の見える場所でした。
◆ひょっこりひょうたん島
(すごいねー、きれい。)
あそこにみえるのがひょっこりひょうたん島と呼ばれている、蓬莱島です。大槌の人たちは蓬莱島と言っています。井上ひさしさんがひょうたんの形をみて、「ひょっこりひょうたん島」と言っただけであって、この地区の人たちは蓬莱島、または島に祭られている七福神の弁天様の名前で呼んでいます。
(想像より小さい島だけど存在感がありますね)
なんか自慢になります。ひょうたん島のモデル〜って(笑)。すごい自慢です。
(じゃあ、「ひょうたん島」って呼ぶことも多い?)
私たちの年代は、ひょうたん島と呼ぶ人も多いと思うんですけど、おじいちゃんおばあちゃんは「弁天様」。この地区もチリ地震の津波ときに、夜だったのでみんな寝ていたそうなんですけど、助かったおじいちゃんが、「おらが寝ていたら弁天様が枕元にきて助けてくれた」といったらしいです。そういう力があるんだなと思って。もしかしたらおじいちゃんは勝手に目が覚めて逃げただけかも知れないが、そういうのを信じるというか、感謝しながら生きているのが大槌町の人なのかなと、震災後に感じました。
(海があってちょっと先にひょうたん島があって、そして山がある。リアス式の特徴ですよね。山も紅葉していてこんなきれいな景色があるんだなって、感動しちゃいます)
大槌町の名所、人形劇「ひょっこりひょうたん島」のモデルとして知られる蓬莱島を案内してもらった様子、お伝えしました。
取材したのはちょうど夕暮れ時。大槌の町に面した静かな湾に、ぴょこんと海から飛び出していた、ひょうたん型の島が本当に美しく映えていました。この島は、1億2000万年前の火山活動でできた岩石による島ということで、この地域がどうやって形成されたかを物語る、「ジオパーク」となっています。
蓬莱島は本来は桟橋を歩いて渡ることができますが、桟橋も津波の被害を受けたため、現在修復中となっています。もうすぐ、観光客も島にわたることができるようになりそうです。
明日は、今回のガイドを務めてくれた地元高校生・小林寿美さんの、街に対する想いをお伝えします。
青森・岩手・宮城にまたがる三陸地域の、地震や津波も含めた自然活動を、そのまま「公園」と考えて活用するのが、三陸ジオパーク。
地元高校生ガイド・小林寿美さんの案内で、岩手県大槌町のジオパークを巡ってきましたが、最後に案内してもらった場所は、大槌町の名所。作家・井上ひさしさんが名付けた、あの有名な島の見える場所でした。
◆ひょっこりひょうたん島
(すごいねー、きれい。)
あそこにみえるのがひょっこりひょうたん島と呼ばれている、蓬莱島です。大槌の人たちは蓬莱島と言っています。井上ひさしさんがひょうたんの形をみて、「ひょっこりひょうたん島」と言っただけであって、この地区の人たちは蓬莱島、または島に祭られている七福神の弁天様の名前で呼んでいます。
(想像より小さい島だけど存在感がありますね)
なんか自慢になります。ひょうたん島のモデル〜って(笑)。すごい自慢です。
(じゃあ、「ひょうたん島」って呼ぶことも多い?)
私たちの年代は、ひょうたん島と呼ぶ人も多いと思うんですけど、おじいちゃんおばあちゃんは「弁天様」。この地区もチリ地震の津波ときに、夜だったのでみんな寝ていたそうなんですけど、助かったおじいちゃんが、「おらが寝ていたら弁天様が枕元にきて助けてくれた」といったらしいです。そういう力があるんだなと思って。もしかしたらおじいちゃんは勝手に目が覚めて逃げただけかも知れないが、そういうのを信じるというか、感謝しながら生きているのが大槌町の人なのかなと、震災後に感じました。
(海があってちょっと先にひょうたん島があって、そして山がある。リアス式の特徴ですよね。山も紅葉していてこんなきれいな景色があるんだなって、感動しちゃいます)
大槌町の名所、人形劇「ひょっこりひょうたん島」のモデルとして知られる蓬莱島を案内してもらった様子、お伝えしました。
取材したのはちょうど夕暮れ時。大槌の町に面した静かな湾に、ぴょこんと海から飛び出していた、ひょうたん型の島が本当に美しく映えていました。この島は、1億2000万年前の火山活動でできた岩石による島ということで、この地域がどうやって形成されたかを物語る、「ジオパーク」となっています。
蓬莱島は本来は桟橋を歩いて渡ることができますが、桟橋も津波の被害を受けたため、現在修復中となっています。もうすぐ、観光客も島にわたることができるようになりそうです。
明日は、今回のガイドを務めてくれた地元高校生・小林寿美さんの、街に対する想いをお伝えします。