2012年2月29日

2月29日「雄勝町で支援を続ける立花貴さん(2)」

宮城県石巻市雄勝町で震災復興に取り組む立花貴さん。

立花さんは宮城県仙台市の出身で、東日本大震災を機に、雄勝町で給食支援や教育支援などを進めています。
また、立花さんが力を注ぐもう一つの活動が、雄勝町の漁業の復興。
雄勝町の漁師による会社「オーガッツ」を立ち上げています。

◆漁業の復興と「そだての住人」
 雄勝中学校と深く関わる中で、PTA会長の伊藤さんと知り合った。雄勝の漁師の代表の一人で、漁師たちが集まる漁師たちの会社を作りたいという相談を受けた。
 僕(立花さん)も元々、伊藤忠商事に勤務し、独立後は食品流通系の会社の社長をやっていた。食品、流通、メーカー、問屋とのつながりも理解しているので、新しい日本の漁業の形のお手伝いができるのではと思い、引き受けた。
 ただ関わる条件が「漁師であること」だった。漁師はもともと一人一人が個人事業主。雇われるのを嫌い、部外者に対しても抵抗感がある。だから「漁師」で「雄勝の住民」であることが条件だった。そこで雄勝に住民票を移して漁師になり、雄勝にちなんで「オーガッツ」という会社を立ち上げた。買ってくれる人を「そだての住人」として、首都圏や全国の人と漁業、養殖業と取り組んでいる。
 雄勝は少子高齢化、過疎化が進む町。なかなか人は戻らない。ならば、そこで暮らすわけではないけれど、心を置いて、一緒に漁業を育て、町を育てる「そだての住人」があってもいいのでは。
 毎月雄勝でイベントを開催。多いときは首都圏から200人くらいが集まる。養殖業を手伝ってもらったり、ワカメの収穫をしたり。関わることで漁業の大変さ、自然のすごさを知ってもらって、町を活性化していく取組み。
 今「そだての住人」は、2500口(900人くらい)。5万口くらいが目標。これからどんどん一緒にやりたいという人を増やしていきたい。



立花さんの「オーガッツ」が募る、「そだての住人」の参加者には、一口1万円を振り込んでもらい、牡蠣やホヤ、帆立などが収穫ができたら商品を届ける「予約販売」という仕組みです。


明日は、立花さんに「雄勝町の震災復興の課題」「雄勝の子供たちが奏でる復興和太鼓」について伺います。


【オーガッツ official website】

【立花貴さんブログ】



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宮城県石巻市を中心に活動するボランティア団体「石巻2.0」の協力のもと、1泊2日の石巻復興支援ツアーを企画しました!

日程:3月24〜25日

1日目:石巻市内の津波被害の様子や、復興の取り組みを歩いて視察。
2日目:石巻の仮設住宅地域で開催される、石巻2.0 × LUZeSOMBRA PRESENTS「RE-FUTEBOLISTA PROJECT」の第4回フットサル大会。こちらには、中西哲生も参加します。

詳細はこちらをご覧ください。
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2012年2月28日

2月28日「雄勝町で支援を続ける立花貴さん(1)」

宮城県仙台市の出身で大学卒業後、東京で仕事を続けてきた立花貴さんは、東日本大震災を機に、石巻市雄勝町で給食支援や教育支援などの活動を進めています。
なぜ雄勝町で、震災復興に取り組むことになったのか、お話を伺いました。

◆雄勝に関わるきっかけ
 震災の当日は東京にいて、すぐに宮城(の実家)に戻って、母と妹の安否確認をした。安否確認をしたらすぐに東京に戻ろうと思っていたが、実際に現地に入ってみると、津波の危険区域に指定されている地域では、1週間〜10日も水も食料が届かないところがあった。そこで東京の仲間にとにかく水や食料を運んでくれと呼びかけた。そこから炊き出しや福祉の提供を始める中で、雄勝中学校の佐藤校長と出会った。
 佐藤校長は4日間山の中を捜し回って、奇跡的に生徒全員の無事を確認できた。その校長が「とにかく子供たちに腹いっぱいご飯を食べさせてやりたい」「パンと牛乳の朝食や学校給食だけでは足りないから、なんとかならないか」と相談を受けた。
 そこで大規模半壊の自宅(仙台市宮城野区)で100食分給食を作った。母も妹も仕出し屋をやっていて料理ができるので協力してもらった。学校給食を届ける活動から雄勝に関わっていった。


◆子供たちへの支援
 東京に戻ると杉並区和田中学校の元校長・藤原和博先生に呼ばれ、説明をした。藤原先生も宮城、岩手、福島を見て回って、「雄勝が一番状況が厳しいな」という話だった。
 雄勝町は人口の約8割が流出してしまった。もともと人口4300人のところが住民票ベースで1000人に。実際に住んでいる数はもっと少ない。
 学校は小学校も中学校も、屋上を超える津波に襲われた。子供たちも1人を除いて全員避難所生活。
 藤原先生は「この厳しい環境の子供たちに日本で一番豊かな教育をしよう」と話している。いま雄勝中学校は飯野川北高校に間借りをしているが、そこで補習の塾をやっている。



明日は、立花さんが雄勝町で取り組む新しい漁業の形、「オーガッツ」の「育ての住人」についてお伝えします。


【立花貴さんブログ】



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1日目:石巻市内の津波被害の様子や、復興の取り組みを歩いて視察。
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