2012年3月29日

3月29日「ISHINOMAKI 2.0・活動の“いま”」

一般社団法人ISHINOMAKI 2.0は、地元商店街の若い世代や県内外の様々な職種、クリエイターなどが、自由な発想で街づくりをするプロジェクトです。
今も石巻には、ボランティアをはじめ県外から様々な人が出入りしています。
ISHINOMAKI 2.0では、そうした人々のプラットフォームとして、中心商店街の一角に、カフェスペースをオープンしたばかりです。
ISHINOMAKI 2.0代表・松村豪太さんにお話しを伺いました。

◆カフェスペースに囲炉裏がある理由
 IRORI石巻。カテゴリーは「ビズ・カフェ」。
 石巻はWi-Fiがないので、無線LANを使えるようにするだけでとても意義がある。
 ビジネスマンだけじゃなく、ボランティアとか街を観に来た観光の方でも、フリーに入ってきていただきたい。そこで繋がっていただく、ということを目的にこの場所を作った。お互い、こんな仕事をしているから、今度はこんなお手伝いができるとか、出会いの場、結びつく場として機能している。1日に平均20〜30人の方が利用。
 名前を付けるときに、囲炉裏というのはあったかい火があって、そこにみんなが当たりにくる。暖炉にあたるように集まってほしい、という思いを仲間内にアイデア出し合った時に、余った材料で囲炉裏を作っちゃった。
 人が集まることが一番の価値と考えて運営している。コーヒーメーカーを置いて無言のプレッシャーで、1杯100円。1日飲み放題300円。良心的な価格ですので、是非召し上がってください。



◆ボランティアのこの先のありかた
 これからの復興を考える上で「ボランティアツーリズム」というのは1つの考えだと思う。今までは、瓦礫の撤去や泥かきなど、わかりやすいボランティア作業体験があった。そういうわかりやすいボランティア作業はどんどんなくなってきている。
 ただ、石巻市は人口が16万人だったが、現時点で15万人。来年には14万、13万と減っていくのは間違いない。それを埋めるには交流人口でしかカバーするしかないと思う。現時点でもボランティアとか、街を見に来た方とかに訪れてもらっているが、それをもっと増やしていかないともっと衰退すると思う。
 そんな中で、今まで瓦礫撤去やヘドロかきに代わるものが、漁業体験=漁業関係の団体の手伝いをさせてもらうとか、例えば我々の石巻工房の物づくりも体験してもらって、それを内容にしたツアーが組めたら人をもっと呼べるのかなと考えている。とにかく交流人口がないことには、我々がいくら発信しても、それを聞く方がいないと始まらない。
 とにかく賑わいがあれば、商店の人とか元気に進んでいける。街が閑散としていると立ち上がる勇気もわかない。街に人が歩いていればがんばれる。本当にありのままを見に来る、そんなに深く考えなくていいと思う。




2012年3月28日

3月28日「2.0エクスカーション」

3月24日(土)と25日(日)に、番組リスナーが参加して行なわれた、「Ishinomaki2.0フットサルツアー」。

初日に行なわれたのが、ISHINOMAKI 2.0の案内による「2.0エクスカーション」です。
これは、市街地・海沿いの地域の被害と、復旧へ向かう今の石巻を、自分の足で歩き、自分の目で見てもらうというウォーキングツアー。
エクスカーションとは「体験型の見学会」という意味です。

参加者は、13歳から67歳までの24人。
歩いた時間は約3時間、7キロ。
誰もが疲れを感じるより、しっかり見ておかないと、という気持ちが強かったようです。


◆ウォーキングツアーでの案内 - ISHINOMAKI 2.0 松村豪太さん
 石巻の中心部は解体のフェーズ。とても空き地が多いが、全て建物が建っていた。去年の年末から解体が進み、見通しが良い街になってしまった。
 ここも救急車とパトカーが横転して、「今全てが動いていないんだな」という象徴的な光景があった。救急車から救急隊員を、町の人が担架で運び出すという状態だった。
 夜のお店は再開が早く、再開したお店がたくさんある一方、新しく出来たお店もある。例えば復興バー。すごく狭いが多くの方が集っている。外から来たボランティア、石巻を観に来た方や、地元の商店会の理事長や地元の若者が来ている。狭いので袖と袖が触れあい、自然と勝手に仲良くなるバーとして知られている。
 日和山という石巻市民の憩いの場。石巻の小学生が遠足で訪れたり、散歩コースになったりする場所。お花見シーズンは一番ココに人が集まる。今も途切れることなくここに花が手向けられている。
 震災時は、ここからモウモウと煙が立ち上る様子を市内の人は呆然と見ていた。


◆ウォーキングツアーに込めた意味 - ISHINOMAKI 2.0 古山隆幸さん
 石巻を単純に知ってもらいたいというのは当たり前だが、心境としては、無理な話だが震災前の石巻を見て欲しかった。
 日和山から見る景色は本当に何もなくて、すごい場所だったというのが見ただけで分かる。それは、地元の人から考えるとよりリアル。
 その前を見てもらいたかった。でもそれは出来ないから、定期的に来てもらいたい。1ヶ月に1回、2ヶ月に1回、1年に1回でもいい。石巻がどう変わっていっているのかを、1日だけで判断してもらいたくない。時系列でずっと見ていって欲しい。
 第二の故郷になってもらいたいと言ったら大げさだが、「石巻ってこう変わったんだよ」って言えるくらいに来てもらいたいと思って、紹介をしている。



日和山は、地元のお花見の名所。
桜が咲くのは、5月の連休ごろだということです。


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