2013年7月12日

7月12日 復興グルメF-1大会

今朝は、宮城県石巻市、三陸海岸の南端に突き出た半島・牡鹿半島から、復興商店街によるイベントの話題です。

牡鹿半島・鮎川の復興商店街『おしかのれん街』を会場に、来週末、7月21日(日)に行われる、復興グルメ『F−1大会』です。会場となる「おしかのれん街」のお魚屋さん「マルニ鮮魚店」の、
佐藤じゅんこさん、通称・じゅんこママに、どんな大会なのか伺いました。

◆復興グルメF1大会。第1回は気仙沼、2回目が大船渡、そして3回目が牡鹿半島の鮎川。気仙沼、大船渡の大会も仮設の商店街が主になって、自分たちの地場産品をどうにか売り出そうとして始まったので、仮設商店街が一つになってやるという意味。気仙沼、大船渡、石巻、そして今回初めて福島が参加。それぞれみなさんが仮設商店街で、自分たちの地場産品を工夫して出すという形です。

このイベントには、全部で12の復興商店街が、それぞれのオリジナル「復興グルメ」で
参加。お客さんの投票でNO1を決めることになります。

例えば・・・
・岩手県大船渡「おおふなと夢商店街」の「海鮮ばきばきソバ」
・宮城県気仙沼「気仙沼復興商店街 南町紫市場(いちば)」の「ふかひれジュレ」
・福島県南相馬市「TEAM南相馬 かしま復幸商店街」の「りゅうぐうたこ焼」。
などなど!!

そして、牡鹿半島・鮎川の「おしかのれん街」は、この地域の特産品を使った、この復興グルメで勝負に臨みます!

◆F1に出るために何をしたらいいか、何を作ったらいいかを考えた。鮎川と言えばクジラ。クジラで色んなものを作ってやったが、一番好評だったのがクジラの竜田揚げ。野菜と一緒にパンにはさんだ。牡鹿もびードッグ。モビーディック(白鯨)をもじってモビードッグ。もさもさ感がなくてしっとりした感じ。
それに特製のたれをつけてちょっとピリ辛な感じ。結構みなさん美味しいと言ってくれている。パンももちもち感があってクジラに合うようなパンを作ってもらっているので大変おいしいと好評。まずは21日の意気込みをがっちり携えて臨みたいと思います。みなさん、牡鹿半島のモビードッグ、一生懸命作ります。
みなさんもぜひ食べに来てください。お願いします。


おしかモビードッグ

復興グルメF−1大会は、牡鹿半島・鮎川の『おしかのれん街』で、
21日(日)10時45分から開催式。午前11時からスタートです。地元小学生の太鼓の演奏なども行われるということです。復興グルメF1大会  
※以下、上から、初代グランプリの「気仙沼サンマティーヤ」、第1回F-1大会 敢闘賞に輝いた『雄勝丼』、第2回F-1大会 敢闘賞に輝いた『雄勝湾カレー』(今大会には出品されません)






2013年7月11日

7月11日 サポートアワーキッズ2013 フランス語学留学 報告編(4)

東日本大震災の被災地の子どもたちに、数週間の語学留学を体験してもらう「サポートアワーキッズ」の
今年の取り組みを、月曜日から続けてお伝えして来ました。

先月・6月29日。10人の子どもたちはフランス語学留学を終え、無事に帰国。その日のうちに、それぞれの家族が待つ 東北の地元へ帰って行きました。

あっと言う間の2週間。旅のおわりに、成田空港では解散式が行われ、子どもたちは一人ひとり、フランスで感じたこと、持ち帰ったものを発表しました。

◆それぞれが持ち帰ったもの
『フランス行く前と今で一番違うのが、将来の夢。前は見つかっていなくて、世界をもっと見たいと思っていたが、フランスに行って視野が広がった。日本をもっと見たい。日本から世界を、という視野の広がり方があった。自分の中での目標は達成できたかなと思っています。』

『世界は人で出来ているんだなと思った。ルマンのレースもクルマがあって、クルマを作るデザイナー、エンジニアがいて、ドライバーがいて。それを見に来るお客さんがいて、レースに協力する地域の人がいる。すべてが人で出来ている。人が集まればどんなに大きなことでも成し遂げられるんだなと分かった。』

『ルマンのレースで始まって10分でクラッシュが起きドライバーが亡くなった。カーレースの華やかな雰囲気とは一転、表と裏をみた。全力で物事に取り組むことの大切さを感じた。命を懸けても良いと思える、熱中できるものを探していきたい。』

『フランスで一番感じたのは、震災を受けて思っていた以上にたくさんの人が支援をしてくれていたということ。物資面の支援は目に見えて分かりやすいが、パリ日本文化会館で話を聞いた、祈りやコンサートは耳に入っていなかった。悔しい思いをした。もっとちゃんと耳に入れていれば今までの生活も違っていたのではないか。それを知ることができた今の私の責任は、震災であまりに悲しい思いをした人に、世界のみんなが応援してくれているということを伝えることだと思う。伝えることはすごく大切。今回の経験した分、私たちは他の人に伝える使命がある。今後は語学コミュニケーションを学んで、今回感じたことや今後感じることを世界の人と共有することをしていきたい。』

◆そして「日常」へ
『まずお墓詣り行って報告して、家帰ってお土産だして荷物整理して、風呂入って寝る!寝ます!』

『フランスパン食べたくなくてホットドック食べたくなくて頼んだらそれもフランスパンだったんですよ。悲しい思い出です(笑)』

『寺田さんとの話で、過去は過去、今と明日を生きなきゃいけないという言葉が沁みていて、日本にも自分の住む世界があるからそこでいち早く動かないといけないなという、今はそういう気持ち。いつまでも余韻に浸ってられない。早く行動しないと。エンジン全開。ブンブン行ってます!』


サポートアワーキッズの今年度の語学留学プログラムは今後、7月末にアイルランド、8月にはカナダ、ニュージーランドで実施されます。
サポートアワーキッズの情報はこちらから





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パーソナリティ 鈴村健一

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