2011年11月21日

11月21日「桜ライン311」

岩手県陸前高田市で始まった「桜ライン311」というプロジェクト。
これは、陸前高田市の津波到達点上に1万本の桜を植樹し、震災を後世に伝える為のプロジェクトです。
陸前高田市の津波到達点は、全長およそ170キロ。そこに、約10メートル間隔で桜の木を植えていきます。
11月6日には、最初の植樹式も行なわれました。

実行委員会代表・橋詰琢見さんにお話を伺いました。


◆鎮魂の桜
 到達点は山際が多い。緑と桜のピンクが生えるのでは。日本人で桜が嫌いな人というのは聞いたことがないし、311は陸前高田ではまだ桜の季節ではないけど、春といえば桜。そこで桜を植えた。
 先日、神奈川県松田町の支援により、3メートルぐらいの成木を20数本植えた。来年の春には咲く予定。
 ソメイヨシノより早く咲く種類なので、咲いてくれれば、亡くなった方への鎮魂になるのでは。


◆活動状況
 津波の到達点の土地の所有者の賛同を得る。そして桜を植えるにはどうしても資金と苗木が必要なので、義捐金のお願いをしている。
 (このプロジェクトが)1〜2年で終わるものではないと考えている。何年かかっても後世に伝えて、二度とこういう悲劇を繰り返したくない、という思いがあるので、最後の一本を植えるまで続けていきたい。



「桜ライン311」では、陸前高田の市民の方に、津波到達点の報告、そして土地の提供を呼び掛けています。
復興でぼやけつつある津波到達点の情報を記録し、報告してほしいということです。
また、全国からの支援も募っています。

詳しくは「桜ライン311」のサイトからどうぞ。
【桜ライン311 official site】

2011年11月18日

11月18日「放射能汚染と食べ物…いま何が必要か」

11月22日(火)に開催される「ふるさと産直みほん市2011」では、全国から100を超える生産者が自慢の野菜や果物を持ち寄り、即売会が行なわれます。
被災地からもたくさんの生産団体が参加しますが、被災地の野菜や果物というと、放射能汚染が気になる、という方もいるかもしれません。
そこでこの「みほん市」では、放射能防護学が専門の日本大学准教授・野口邦和先生による、「放射能汚染と食べ物…いま何が必要か」という特別セミナーが開催されます。
野口先生は、放射能物質によるリスクを減らすための調理法や食べ方の工夫を講演、そして著書を通して呼びかけていらっしゃいます。

そこで野口先生に、放射性物質の特性やリスクを軽減する方法について伺いました。
放射性汚染のリスクを減らす最善の方法は、「なるべく放射性汚染の少ない食材を選ぶこと」。被災地の食材も、暫定基準値を上回るものは現在出荷されていないので心配ないが、それでも不安な人は、調理の前によく洗うことによって、体内に取り込む放射性物質を減らすことができると語っています。

◆放射性物質「セシウム」の特性と、リスクを軽減する食べ方
セシウムは水によく溶ける元素のグループ。水を使って洗い流すのが効果的。事故直後は汚染は表面付着だったが、現在の汚染源は植物の根からの吸収。細かく切って水に浸けると、水との接触面積が増えて抜けていく。
お米はヌカの部分にセシウムの70〜80%がある。玄米でなく白米で食べれば、セシウムの7〜8割は減る。さらによく研いで洗えば、10〜15%ぐらいまで放射能は減る。
福島県の生産者を応援したい、という方は、今年は玄米で食べずに白米で食べればかなり安心できるし、小さな子供がいる家族でも十分に安全に食べられる。


◆これからの放射能教育についての提案
日本では小中高大学と放射能、放射線に関する教育がまるでない中で、いきなり「ベクレル」「シーベルト」という言葉が出てきた。専門家並みの知識はいらないが、自分で判断する能力を持たないといけない。
政府と同じことを言うと危ないんじゃないか、あるいは政府と違うことをいうと信頼できるんじゃないか…。それは危ない。自分で判断しないといけない。
今度の事故をきっかけに、そういう勉強を改めてすることも重要。


野口先生は、「放射能汚染から家族を守る・食べ方の安全マニュアル」という著書でも、放射能汚染のリスクを減らす調理法、食べ方について記しています。



「ふるさと産直みほん市2011」
開催日時:11月22日(火) 11時〜17時
会場:東京流通センター 第一展示場Dホール

特別セミナー「放射能汚染と食べ物…いま何が必要か」
講演:野口邦和先生(日本大学准教授/放射能防護学)
時間:15時30分〜17時

詳しくはこちらからどうぞ
【農民連ふるさとネットワーク】
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