2013年3月14日
3月14日『LOVE&HOPE 2年目の春便り』(9)
『LOVE&HOPE 2年目の春便り』。
震災から まる2年が経過。先週から2週間にわたり番組では「もう一度会いたいあの人や、改めてお礼を伝えたい人への想い、また、普段言葉にできない感謝の気持ち」など、メッセージをお届けしています。
今朝は、福島第一原発の事故により、警戒区域となった双葉郡富岡町出身の高校1年生、
菊池彩夏さんから、離れ離れになった友達へ宛てた、2年目の春だよりです。
◆福島県富岡町 出身 淑徳高校1年・菊池彩夏さんからの2年目の春だより
もも、秀美へ。2人とも元気ですか。震災からもうすぐ2年。なんだか早いね。それから富岡に2年も帰れていないんだね。やっぱりさみしいね。
あの時わたしたちは中二だったね。富岡一中での学校生活は、毎日笑いあって、勉強とか部活とかやる時は本気でやって、本当に楽しかったね。2011年3月11日。立っていられないほどの地震で急に雪も降り出すし怖かった。震災の翌朝、街のサイレンがなって原発が危ないから避難してくださいと言われて、みんなとお別れする時間もなく、急にバラバラになっちゃったよね。大好きなみんなと会えなくなってすごくすごくさびしかったし不安だった。転校してなかなか慣れなくて、勉強も大変で泣きたくなるときがあったけど、ももと秀美の存在はすごく支えになったよ。離れてからも二人が近況を報告してくれたり、「あーちゃんがんばれ、応援しているから」って言ってくれたから私は頑張れました。二人だってそれぞれ悩んでいることがあって、頑張っているから、私も頑張ろうって思えたんだ。二人が居てくれたから乗り越えられました。
もも、いつも笑わせてくれて、悩んだ時には自分の意見をちゃんと言ってくれてありがとう。
いつも助けてもらってます。バドミントン頑張れ!ずっと応援しています。秀美、いつも思ったことはそのまま言ってくれてありがとう。自分の良い所も良くない所もちゃんと言ってくれるから嬉しいんだ。それから遠いのに、同じ高校を選んでくれてありがとう。お互いに夢にむかって頑張ろうね。いつも本気で向き合ってくれる二人が大好きです。大切な親友です。離れていても、ずっと仲良しでいたいです。どんな事があっても負けないで頑張ろうね。本当にありがとう。
淑徳高校1年、菊地彩夏。
双葉郡富岡町出身の彩夏さんは、一時は家族全員で東京に避難していたのですが、祖父母は少しでも富岡町に近いところへ、といわき市へ移転。父親も仕事の都合で福島へ戻り、週末だけ東京へ来て、彩夏さんとの時間を過ごしているそうです。
『夢はお医者さんになって多くの人を助けたい』と明るい笑顔で話してくれました。
夢に向かって勉強、がんばってほしいですね。
*****
『LOVE&HOPE 2年目の春便り』メッセージの受付けは終了しました。
たくさんの声をお寄せいただき、ありがとうございました。
3万円の旅行券の当選者は金曜日、このブログで発表します。
TOKYO FMとJFN加盟38局では、引き続き『LOVE&HOPE』を通じて、復興へ向けた動き、そしてそれに関わる人々の想いを全国へつなげています。
震災から まる2年が経過。先週から2週間にわたり番組では「もう一度会いたいあの人や、改めてお礼を伝えたい人への想い、また、普段言葉にできない感謝の気持ち」など、メッセージをお届けしています。
今朝は、福島第一原発の事故により、警戒区域となった双葉郡富岡町出身の高校1年生、
菊池彩夏さんから、離れ離れになった友達へ宛てた、2年目の春だよりです。
◆福島県富岡町 出身 淑徳高校1年・菊池彩夏さんからの2年目の春だより
もも、秀美へ。2人とも元気ですか。震災からもうすぐ2年。なんだか早いね。それから富岡に2年も帰れていないんだね。やっぱりさみしいね。
あの時わたしたちは中二だったね。富岡一中での学校生活は、毎日笑いあって、勉強とか部活とかやる時は本気でやって、本当に楽しかったね。2011年3月11日。立っていられないほどの地震で急に雪も降り出すし怖かった。震災の翌朝、街のサイレンがなって原発が危ないから避難してくださいと言われて、みんなとお別れする時間もなく、急にバラバラになっちゃったよね。大好きなみんなと会えなくなってすごくすごくさびしかったし不安だった。転校してなかなか慣れなくて、勉強も大変で泣きたくなるときがあったけど、ももと秀美の存在はすごく支えになったよ。離れてからも二人が近況を報告してくれたり、「あーちゃんがんばれ、応援しているから」って言ってくれたから私は頑張れました。二人だってそれぞれ悩んでいることがあって、頑張っているから、私も頑張ろうって思えたんだ。二人が居てくれたから乗り越えられました。
もも、いつも笑わせてくれて、悩んだ時には自分の意見をちゃんと言ってくれてありがとう。
いつも助けてもらってます。バドミントン頑張れ!ずっと応援しています。秀美、いつも思ったことはそのまま言ってくれてありがとう。自分の良い所も良くない所もちゃんと言ってくれるから嬉しいんだ。それから遠いのに、同じ高校を選んでくれてありがとう。お互いに夢にむかって頑張ろうね。いつも本気で向き合ってくれる二人が大好きです。大切な親友です。離れていても、ずっと仲良しでいたいです。どんな事があっても負けないで頑張ろうね。本当にありがとう。
淑徳高校1年、菊地彩夏。
双葉郡富岡町出身の彩夏さんは、一時は家族全員で東京に避難していたのですが、祖父母は少しでも富岡町に近いところへ、といわき市へ移転。父親も仕事の都合で福島へ戻り、週末だけ東京へ来て、彩夏さんとの時間を過ごしているそうです。
『夢はお医者さんになって多くの人を助けたい』と明るい笑顔で話してくれました。
夢に向かって勉強、がんばってほしいですね。
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『LOVE&HOPE 2年目の春便り』メッセージの受付けは終了しました。
たくさんの声をお寄せいただき、ありがとうございました。
3万円の旅行券の当選者は金曜日、このブログで発表します。
TOKYO FMとJFN加盟38局では、引き続き『LOVE&HOPE』を通じて、復興へ向けた動き、そしてそれに関わる人々の想いを全国へつなげています。