2013年3月1日

3月1日 RUN311 同じ気持ちで走る

今朝は、今年の3月11日に向けて、まもなく行われる復興支援のランニングイベントをご紹介します。

昨年に続き、2度目の開催となる「RUN311」。 これは、全国各地で、同時多発的に行われるランニングイベントです。去年は日本だけでなく海外も含め、およそ3000人が参加しました。企画したのは宮城県・石巻市を拠点に活動をする、街づくりプロジェクト『ISHINOMAKI2.0』のメンバー、古山隆幸さん。イベントの経緯や、今年の内容について伺いました。


◆東北に思いを馳せながら走ろう
RUN311を立ちあげたきっかけ。時間が経つにつれて震災が風化されていく現状の中で、3月11日に想いを馳せる。それにプラスして、同じ行動をすることで共有できれば良いなと思い、去年の3月11日に第1回を実施。今年も3月9日から11日の3日間、好きな場所、好きなところで、走ったり歩いたり、転がってもいいのでランニングをするイベント。様々なところとコラボイベント『○○○×RUN311』を展開。全国の書店で、『おらほのラジオ体操』のDVDやCDを購入した人に、“おらほRUN311”のステッカーを配付するという活動を3月中旬まで展開する。RUNをするまえに、おらほのラジオ体操をして、想いを馳せて欲しい。参加方法は、ウェブサイトやフェイスブック。フェイスブックにはイベントページを設置、そこで参加表明すると、総勢何万キロ走ったのかが、フェイスブックページで見られる。自分で走っている写真、グループで走るならその集合写真 RUN311のステッカーをもってフェイスブックページに投稿して共有していく。石巻を走った人は、写真で石巻の現状を投稿してもらいシェアしたい。3月9日、10日のいずれかは石巻でランニングのイベントは考えている。そちらもウェブサイトで
詳細は決まり次第お伝えする。


このイベントは基本的に、サイトやフェイスブックから自由に参加できますが、各地で実施されるコラボイベントに参加することもできます。また、RUN311参加の目印となるステッカーは、東京半蔵門・TOKYOFM地下のランナーズステーション『ジョグリス』でも、配布する予定です。

おらほ×RUN311ステッカー
入手方法などは、以下、公式ウェブサイトをご覧ください。


※関連サイト一覧

■RUN311公式ウェブサイト
http://www.run311.com/

■Run311 at皇居 -second
http://www.facebook.com/events/144102432418961/

■RUN311×ITで日本を元気に@仙台
http://www.facebook.com/events/430084517071958/

■ORAHO+Run311@Huntington Beach CA
https://www.facebook.com/events/433626636716758/

■雄勝×RUN311
http://sweettreat311.org/
3月9日 10時から雄勝アカデミー集合

2013年2月28日

2月28日 原発事故被害者を守る法律の現状〜河崎健一郎弁護士3

原発事故による放射線の不安を抱えながら暮らす人々のための、「法律の今」をお伝えしています。

避難指示は出ていないものの、放射線量が高いとされる地域から「自主避難する人」「留まる人」、それぞれの権利を認め、国の支援を求める法律、『原発事故子ども・被災者支援法』。この法律が成立したのは、去年6月。すでに半年以上が経過していますが、政府による具体的な計画は昨年の解散総選挙なども影響して、遅れています。

早急に決めるべき課題、政治に求められるものについて『福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク』の河崎健一郎弁護士に伺いました。

◆政治のリーダーシップ
これから決めなければ行けないことは大きく2つ。まず誰を対象にするのか。対象区域を年間放射線量1ミリシーベルト以上にするのか、どこの地域が含まれ、どれくらいの対象者数になるのか、その人数はどうやって捕捉するのかを決めなければいけない。法律は6月に成立したが、基本方針がまだ出来ていない。

もう一つは具体的にお金をつけること。直接の担当者は復興庁だが、避難により離れて暮らす家族のための移動交通費は国交省、子どものための移動教室や保養は文科相が関わる。健康調査は厚労省や環境省。それら関係部署に対して復興庁がリーダーシップを取って取りまとめるのも重要だが、復興庁に対する政治的なリーダーシップも必要。超党派で合意して作った法律、しっかり予算をつけて迅速にやるよう「尻を叩く」役割が政治に求められている。


最後に、河崎弁護士からメッセージです。


◆法律を育てていく発想
あまり法律を読むことは日常生活では無いと思うが、原発事故子ども被災者支援法という法律があることを知って欲しい。福島第一原発の収束作業だけでも何十年も掛かる。散らばった放射性物質を片付ける中で、ある程度の被ばくは不可避的に発生する。震災から1年後に基盤としては良い法律が出来た。これを育てていく発想が必要。この問題を知って頂き、一人でも多くの人に伝えて欲しい。
            

2月28日、国会では安倍総理の施政方針演説があります。景気やTPPも大事ですが、「福島と、原発の被災者をどう救済するのか」、具体的な文言はあるのでしょうか。


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パーソナリティ 鈴村健一

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