2012年12月21日

【特番のお知らせ(2)】12/31 JFN全国38局ネット22:00〜放送【LOVE&HOPE Support Our Kids Special】

東日本大震災から2度目の年の瀬を迎えます。
震災から1年9ヶ月、ところどころで語られる「復興」という言葉の影で、
今も震災で大きく変わってしまった生活に戸惑いながら、不安の中で過ごしている子どもたちがいます。

東日本大震災で被災した生徒たちに、数週間の海外留学・ホームステイを通じて心のケアを行うプロジェクト「Support Our Kids」。

このプログラムを通じてロンドンでのホームステイを体験した2人の高校生の、
4ヵ月後の“今”をお届けします。

夢を叶えるため大学受験に挑戦するツルくん。


音楽専門の高校に通い、ギターに一生懸命なあかりちゃん。


2つの家族に会いに、雪の降る東北を訪ねました―。

2012年12月21日

12月21日 災害支援のプロ、NPO「Civic Force」の被災地支援(5)


今週は、東北の被災地でさまざまな支援活動を展開する、NPO「Civic Force」、東北事務所代表、勝田和一郎さんのインタビューをお届けしています。

宮城県気仙沼市に事務所を構え、地域の復興と被災者の生活再建を見守る勝田さんに、いま、被災地はどのように映っているのでしょうか。

◆震災から1年9か月。被災者の間に生まれる心の格差
被災地の外から訪れる人を案内すると、やはり被災地の雰囲気は大分変ってきたのかなと思う。がれきが減ってくるなどの目に見える変化もあるし、被災者の方々とお話ししても、去年より明るく見える。去年は全く笑顔がない、笑える状況ではなかったところが、徐々に笑顔も出てくる状況になった。一年前と比べると、穏やかな雰囲気になってきているかと思う。
一方で、震災のもたらした精神的なダメージはまだまだ回復されていないし、街が復興して明るくなった分、逆にそうでない方、仕事や家族、友達を失った方なども多くいて、被災者の中でも、前向きに動かれている方とそうでない方の差が広がってきているとも感じる。

◆癒えぬ心の傷。キーワードは「被災地を忘れない」
先日ある芸能人の方が被災地でコンサートを行った。そのコンサート自体盛り上がって皆さん楽しんでいらっしゃる様子が見えた。またずっと被災地に目を向けて活動する方がいるのは心強いと思ったが、コンサートの後、ある高齢の女性とお話しすると、家族6人のうち4人亡くなってしまった、自分の家族にもこういう楽しいイベントを見せたかったと涙を見せていた。
やはり1年半ではそういった心のダメージは消え去るものではないと改めて感じた。(被災者の方は)自分達が忘れられていない、全国の方々が見てくれていて、気にしてくれていると感じるだけで励みになるのかなと思う。長い目で見てもらって、機会があればぜひ被災地に足を運んでもらえたらと思う。


「Civic Force」の被災地支援活動については、オフィシャルサイトでご覧ください。
Civic Force
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パーソナリティ 鈴村健一

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