2012年8月10日

8月10日「LIGHT UP NIPPON」

8月11日、東北の沿岸部で一斉に花火の打ち上げが行われます。
それが、昨年スタートした「LIGHT UP NIPPON」というプロジェクトです。

発起人の高田 佳岳さんにお話しを伺いました。

◆昨年打ち上げた花火から、今年のその瞬間まで
 昨年8月11日、東日本大震災の月命日にあたる日に追悼と復興の祈りを込めて、沿岸の被災地10カ所で一斉に花火を打ち上げた。今年は、追悼と復興の祈りを込めるとともに、「絶対忘れない」ということをテーマに、8月11日夜7時に岩手・宮城・福島の13カ所で一斉に花火を打ち上げる。
 去年はみなさん、こんなときに花火ができるのかとおっしゃっていたが、花火の後は喜んでもらった。花火が上がった瞬間に子供たちが「キレイ」「玉屋」と叫んで飛び跳ねているのが目に入った。それがなによりうれしかった。大人たちも「上げてよかった」「いいものが見れた」という声があった。
 今年は地元の方々が自分達で募金やお金を集めると言って始まっているので、感慨深い。


◆復興はまだ始まったばかり
 東北の人たちが「もう花火はいらない」と言うまで、花火を上げ続けていきたい。首都圏だと東北のニュースを目にすることも少なくなってきているが、東北の復興はまだ道半ば、始まったばかり。東京で生活する僕達もずっとずっと応援を続けていこうと思うので、皆さんも夏になって東北に花火があがると思ったら、ふと思い出して、応援してもらえたらと思う。

「LIGHT UP NIPPON 2012」は、明日まで募金を受け付けています。
詳しくはオフィシャルサイトをご覧ください。

打ち上げは、明日8月11日(土)の夜7時。
約3万発の花火が、東北の夏の夜空を照らす予定です。


【LIGHT UP NIPPON official website】

2012年8月9日

8月9日「石巻川開き祭り ツアーレポート(5)」

7月31日、8月1日の2日間の日程で行なわれた復興支援ツアー「GAKU-MCと巡る 石巻川開き祭り」supported by「白元 どこでもアイスノン」
7月31日、8月1日の石巻「川開き祭り」と、ISHINOMAKI2.0のイベント「STAND UP WEEK」。フットサルや花火を楽しみ、リスナーに石巻を知ってもらおうと、番組が企画したツアーです。

ツアー2日目となる8月1日。
石巻の伝統的なお祭り「川開き祭り」は、地元の小中学生の吹奏楽や、お神輿による市街地パレードが行われ、最終日を迎えました。

「STAND UP WEEK」を企画した、ISHINOMAKI2.0の松村豪太さんにお話しを伺いました。


◆地元にとっての川開き祭り
 僕も小さい頃そうだったが、川開き祭りは街の人が楽しみにする最大のお祭り。小学生中学生は前の晩は楽しみで眠れないほど。これが3月11日の被害を越えて生きていると再確認できたのも嬉しかった。
 STAND UP WEEK2012のキャッチコピーは「みんなを巻き込もう、未来を巻き込もう」
 多くの人を巻き込めた手ごたえがある。20代〜30代、若手がシンポジウムに登壇して、僕らと一緒に東京のすごいクリエイターと意見をしっかり言った。これは最大の成果。


◆花火から進むべき姿が見える
 元々はもうちょっと上流で2万発の花火が上がった。そこには仮設住宅が並んでいて、昔のような規模では上げられない。
 いま花火を上げているのは、中瀬、海に近いところ。そもそも昔はそこで上げていた。民家が近く、火の粉で火事が起きるということもあったが、昔の人は大らかで楽しんでいた。それが復活した。街のど真ん中で。5000発と少ないが距離が近い。上流で大規模になった時より半分だが、花火の大きさは倍。これが石巻の進むべき姿を示唆している。お金をかけなくても価値は高められることを感じる。




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パーソナリティ 鈴村健一

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