2012年7月9日
7月9日「カーシェアが繋ぐコミュニティー」
宮城県石巻市を拠点として活動する「日本カーシェアリング協会」。
一台の車を共同利用する「カーシェア」のサポートを行なっています。
日本カーシェアリング協会の代表理事・吉澤武彦さんは、阪神淡路大震災の際、仮設住宅に暮らす方の移動手段が問題になったことから、石巻にカーシェアの仕組みを導入しようと考えて、昨年4月にこの協会を立ち上げました。
◆協会が行なう支援と、生み出す雇用
津波で車がだいぶ流されている。一つの家族で2台〜3台流されている。そうした被災者が共同で使う「足」にするという支援。企業・個人から善意で提供してもらった車を、無償で希望する被災者に提供。
届けた1台を仮設住宅で生活するご近所同士数名で使う。石巻に57台の車が走っているが、「OPEN JAPAN」(ボランティア団体のネットワーク)を拠点に、今度は利用者が広める側に回ってもらう。カーシェアリング・コミュニティ・サポートセンターという市の委託事業を設立。パートで、カーシェアについての問い合わせの対応やサポートを、利用者自身が手掛ける。
◆カーシェアのメリットと今後の課題
提供してもらった車検つきの車に1年間、誰でも適用される保険を付けて無償貸出し。ただ、経費がかかる。
ガソリン、オイル、自動車税、車検については、利用者同士の話し合いで。ガソリンは満タン返し、10キロにつき何円など話し合って、それぞれオリジナルの形でカーシェアリングをやっている。たまたま車を使いたい人が集まって、仲間意識が生まれ、メンバー増やしたいと一軒一軒回って仲良くなり、コミュニティが生まれる、といったことも起こっている。
ただ、日本ではカーシェアリングは大変。良い保険商品がない、税金や車検はまともにかかる。そうした環境整備を石巻でやりたい。石巻ではカーシェアリングの軽自動車、自動車税を減税・免税するとか、カーシェアで使える保険商品とか。
今はこういう事態なので、寄付を貰い、サポートして何とか出来ているが、これを継続するのが難しくなっていく。継続できる環境を石巻で作り、モデルケースにしようとしている。
【日本カーシェアリング協会 Official Website】
一台の車を共同利用する「カーシェア」のサポートを行なっています。
日本カーシェアリング協会の代表理事・吉澤武彦さんは、阪神淡路大震災の際、仮設住宅に暮らす方の移動手段が問題になったことから、石巻にカーシェアの仕組みを導入しようと考えて、昨年4月にこの協会を立ち上げました。
◆協会が行なう支援と、生み出す雇用
津波で車がだいぶ流されている。一つの家族で2台〜3台流されている。そうした被災者が共同で使う「足」にするという支援。企業・個人から善意で提供してもらった車を、無償で希望する被災者に提供。
届けた1台を仮設住宅で生活するご近所同士数名で使う。石巻に57台の車が走っているが、「OPEN JAPAN」(ボランティア団体のネットワーク)を拠点に、今度は利用者が広める側に回ってもらう。カーシェアリング・コミュニティ・サポートセンターという市の委託事業を設立。パートで、カーシェアについての問い合わせの対応やサポートを、利用者自身が手掛ける。
◆カーシェアのメリットと今後の課題
提供してもらった車検つきの車に1年間、誰でも適用される保険を付けて無償貸出し。ただ、経費がかかる。
ガソリン、オイル、自動車税、車検については、利用者同士の話し合いで。ガソリンは満タン返し、10キロにつき何円など話し合って、それぞれオリジナルの形でカーシェアリングをやっている。たまたま車を使いたい人が集まって、仲間意識が生まれ、メンバー増やしたいと一軒一軒回って仲良くなり、コミュニティが生まれる、といったことも起こっている。
ただ、日本ではカーシェアリングは大変。良い保険商品がない、税金や車検はまともにかかる。そうした環境整備を石巻でやりたい。石巻ではカーシェアリングの軽自動車、自動車税を減税・免税するとか、カーシェアで使える保険商品とか。
今はこういう事態なので、寄付を貰い、サポートして何とか出来ているが、これを継続するのが難しくなっていく。継続できる環境を石巻で作り、モデルケースにしようとしている。
【日本カーシェアリング協会 Official Website】