2012年6月29日

6月29日「明日開催・おおつちありがとうロックフェスティバル」

6月30日(土)に、岩手県大槌町で地元・大槌の人たちが主体となって行なわれるイベント「おおつちありがとうロックフェスティバル」。
実行委員長・古館王士さんにお話を伺いました。

◆「ありがとう」の意味。
 大槌町民をはじめ被災地から、これまでなかなか言えなかった「ありがとう」。支援してくれた方、ボランティアの方、東北のことを考えてくれている人たちへの「ありがとう」。大槌町民が、こうやってしっかり立ち上がろうとする姿を他県の人たち、大槌の子どもたちに見て欲しい、ということで企画。
 大槌町の方々がお金を出しあって購入した花火による「おおつちありがとう花火大会」や、来場者へ大槌の子どもたちからの「しおり」のプレゼントなどがある。
 大槌にある旧小学校校舎が、この日から翌日までは宿泊施設になります。100人宿泊可能ということなので、宿泊も検討する方はこちらがオススメ。
 漁協が活動できない中、若い漁師達が大槌・新漁協を設立。彼らの協力で、ウニ祭を開催。
 午前と午後で、それぞれ先着1000名にウニを無料でプレゼント。
 イベント当日〜翌日は、旧小学校校舎が「きらりベース」という無料の宿泊施設になる。100人宿泊可能。ここで後夜祭として交流を深め、飲んで食べることも楽しんで欲しい。



「おおつちありがとうロックフェスティバル」
日時:6月30日(土)9時〜
場所:岩手県大槌町
【「おおつちありがとうロックフェスティバル」Official Website】


宿泊施設については、こちらからご確認ください。
【「きらりベースプロジェクト」 Official Website】

2012年6月28日

6月28日「福島のいまの状況と向きあう『peach heart』(4)」

福島県の女性たちが立ち上げた「peach heart」。
同じ環境に悩み、不安を抱える福島の女性たちが「対話できる場所」を作ることを目的に、様々な活動をしています。

その一つが、ひとときの旅行で心と体を休め、語り合う「Restrip(レストリップ)」です。
先日、メンバーと参加者はこの企画で山梨県北杜市を訪れました。
そのうち一人の女性は、この旅がきっかけで、今後の生き方について大きな決断をしています。
peach heart共同代表の宍戸慈さんにお話を伺いました。

◆福島で暮らす選択
 福島に暮らしながらデザイナーをしている女性は、同僚女性に子どもがいたため、震災後避難してしまったことにより、仕事をが増え、一切休みがない状況が続いた。頑張り屋さんの彼女は弱音も吐かず1年間、福島で生活を続けていた。Restripで何か変わるのではと参加した。ガールズカフェ(山梨県北杜市)で、支援者と対話して改めて、福島に残るという決断をした。デザイナーとして、福島のことを伝えていくことに協力していきたいと話してくれた。

参加者の中には、「まだ決断できていない」という女性もいます。
宍戸さんはそういう女性に対して「まだ決断しないという選択もある」と、前向きにとらえるよう、アドバイスしているそうです。


先日、この選択に悩む方を支援する「原発被災者支援法」が成立しました。
この法案の成立を、彼女たちはどんな想いで受け止めたのでしょうか。

◆原発被災者支援法が成立して
 私たちそれぞれの選択を肯定してくれる法案であってほしい。
 国だけじゃなく日本、世界に住む全ての人たちが、それぞれの選択を肯定してあげられるような社会になっていってほしい。
 私も現場で被曝をした。ある論説によれば、障害を持つ子どもが生まれてくるかも知れない。障害を持って生まれてくる子供が幸せじゃないのか。そうじゃない。そうだとしても、その子を可愛がって、愛を持って育てるお父さんやお母さんはたくさんいる。その障害と上手に付き合いながらも働いている方々もたくさん世の中にはいる。
 そういう差異をサポートしていける心持ち、制度のある社会になっていく。この福島をきっかけに、そういう社会を作っていけたらいいなと思っている。



peach heartは任意団体のため、運営はメンバーの自己負担と寄付金でまかなわれています。
詳しくはpeach heartのウェブサイトをご覧下さい。
【任意団体peach heart official website】
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パーソナリティ 鈴村健一

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