2012年2月13日

2月13日「震災被害を受けた海苔養殖の現状(1)」

東京湾、千葉県の船橋市と市川市の沖合には、三番瀬と呼ばれる浅瀬が存在します。
実はこの海域は、昔から質の良い海苔やアサリが獲れる漁場として知られていて、「江戸前の海苔」は今もこの三番瀬で獲れています。
市川市行徳で海苔の養殖を続ける福田武史さんに、三番瀬の歴史、そこで獲れる海苔の特徴を伺いました。


◆質の良い海苔が採れる三番瀬
 ここは行徳漁港。ディズニーランド、新浦安の駅の近く。行徳の組合で6世帯。最盛期は150世帯ほどあったが、今は激減。
 三番瀬は豊かな海で、40年前はカレイやカニ、アサリがザクザクいた。今は埋め立てや水の流れで環境が変わり、アサリの生息量もだいぶ減っているが、川と海水の混ざった栄養豊富、味は格別。そんな水産物が獲れる。
 船橋・浦安では200年以上前から海苔漁をやっていた。市川は塩づくりが盛んだった。「市川塩浜」といった地名にも残っている。明治4年の台風で塩田が壊滅。海苔づくりに移行したという歴史がある。
 最盛期は港からすぐ見えるところに海苔の網が密集していた。市川にも生産者も150人ほどいたが20年〜30年前に廃業。
 父は3年前に他界したが、生涯現役で60年以上続けていた海苔漁師。一代でやめるつもりだったが、美味しい海苔を失うのはもったいないし、自分が食べたかったということで、兄と私で後を継いだ。
 意外と地元の人も、美味しい海苔の存在を知らない。住んでいる人にも誇りに思って欲しいと思っている。自分たちの近くの海でこれだけ美味しいものが獲れるということを知って欲しいと仕事をしている。
 味付け海苔なのかと言われるほど甘みが強い。穴が開いていることもあるが、生海苔は薄いため穴が開く。それだけ柔らかく甘みがある。



海苔は11月〜3月が収穫の時期。あと一か月ほどで新海苔のシーズンは終わります。
明日は、東京湾の震災被害、そして11か月が経過した現状について、福田さんに伺います。



【福田海苔店 official website】

2012年2月10日

2月10日「唐桑半島 鱈まつり」

牡蠣の養殖でも知られている宮城県気仙沼市は、生鮮カツオの水揚げ日本一を誇る港町。
昨年、東日本大震災でその漁業は大きな打撃を受けました。

2月12日(日)、気仙沼市唐桑町で開催されるのが「唐桑半島 鱈まつり」です。
このイベントについて、唐桑町観光協会会長・こはつゆうじさんに伺いました。

◆鱈まつりへの想い
 1月中旬〜2月中旬は鱈の最盛期。脂が乗って一番いいとき。それをタラフク味わってもらいたい。地元を元気づけ、支援してくれた皆さんに、鱈汁や牡蠣の炭火焼きをごちそうする。
 「唐桑半島 鱈まつり」では、郷土芸能の虎舞や崎浜地区の大漁唄込みなども行なわれる。
 第1回は震災前の昨年2月に開催された。全国の皆さんに感謝する気持ちがいっぱいあるが、浜に活気が見られないので、その活気を呼び戻す意味でも、今回開催することにした。
 牡蠣だけでなく「マダラ」もこの時期の気仙沼の特産品。寒いこの時期は鱈の味噌汁がおいしい。鱈鍋、切り身にした揚げ物、刺身。白子や卵(たらこ)もおいしい。
 気仙沼、唐桑は海とともに生きてきた。だんだんと海の色も青くなってきたので復興の証も見えてきた。ぜひ震災を皆さんに見てもらいたい。がれきの焼却などもお願いしたい。



【唐桑半島 鱈まつり】
開催日時:2月12日(日)朝9時〜午後2時まで
会場:唐桑半島ビジターセンター前駐車場
※鱈汁、牡蠣の炭火焼きが振る舞われる予定
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パーソナリティ 鈴村健一

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