2012年3月26日

3月26日「ISHINOMAKI2.0フットサルツアー(1)」

3月24日(土)と25日(日)、「ISHINOMAKI2.0フットサルツアー」が行われました。

1日目は、ISHINOMAKI2.0の案内による「2.0エクスカーション」。
これは、ISHINOMAKI2.0代表・松村豪太さんの案内で、石巻市内の被災した場所を約7キロ歩くウォーキングツアー。
石巻のかつての港町を一望する日和山公園や、まだ大量のガレキが残る海沿いの通りを歩き、震災の大きさ、復興の過程を実際に見てもらい、肌で体験してもらおうというものでした。

この日参加したのは、13歳から67歳までの24名。
みなさん口々に「テレビで見ているだけじゃ分からなかった」「実際に来て見て被害の大きさに改めて驚いた」と話していました。


翌日は、石巻市内にあるコバルトーレ・トレーニングパークでフットサル大会が開催されました。
コバルトーレ・トレーニングパークは、仮設住宅が建ち並ぶ真ん中にあって、これまでも被災された小学生などを招いてのフットサル大会が行われてきました。

この日、中西哲生擁するクロノスチームと、地元の若者たちのチーム、合わせて11チームによって試合が行われました。


明日も「ISHINOMAKI2.0フットサルツアー」の様子や、地元復興にかける思いをお届けします。

2012年3月23日

3月23日「避難を続ける双葉町民の声(2)」

埼玉県加須市旧騎西高校で避難生活を送る福島県双葉町民は、12日現在・398人。
ピークに比べて人数も減り、窮屈なストレスから解放されたという声もありましたが、話を聞いていくと、やはり健康面、精神面の問題を訴える方が多いことが分かりました。

避難生活も1年を超え、今後は生活再建が大きな課題です。
避難者の中には、ストレスを乗り越えて、次へ踏み出そうとしてる方もいます。


◆ストレスを乗り越え、次へ
 女房と二人。今の避難部屋は2人ずつ・10人5家族。2人で三畳半くらい。人の言葉とかが気になってしょうがない。そのために5月〜8月はほとんど寝なかった。煙草を吸ってぼーっと考えていた。人間は寝なくてもいられるのかと不思議に思った。ところが9月3日におかしくなって、血圧がすごいことに。240。ストレスが原因だったようだ。
 双葉にいるときはコンピューター無線機の修理・販売などの仕事。同時に料理屋の仕事もしていた。次は…色々と話がある。不動産屋さんに、家賃もいらないから海の料理をやってみろと言われた。65歳だがやりたい。



避難所で積極的に行動をされている方は少数派。 
多くの方は何かの問題を抱え、この状況を受け入れるしかない、というのが現実です。


◆8人家族で町長について行く
 8人家族で高校2年生の息子、中学1年生の娘、小学校4年の娘、おじいちゃん、おばあちゃん、ひいおばあちゃん、旦那。
 4人で美容師をやっていたが、おじいちゃんが糖尿病とうつ病で大変。見守っていないとダメという感じ。こういう生活になって、お母さんも腰が痛くて足も悪くしていてみんな調子が悪い人ばかり。私は筋腫を持っていてもうすぐ手術。うちは大変。旦那だけのお給料でやっている。足りないところはお父さんとお母さんの年金で。
 文句は言えない。町長さんが一生懸命やっている。何事も一生懸命やっているので町長さんについていこうと思っている。だからうちは移動はしない。町長さんがどういう土地に行くと決めたら一緒に行けたらと思っている。



先週、双葉町の町議会は「旧騎西高校にある役場機能を福島県内に戻す」ことを全会一致で可決しています。
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パーソナリティ 鈴村健一

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