NOEVIR Color of Life

EVERY SAT / 09:00-09:30

今、仕事も家庭も自分磨きにアクティブな生き様を実践する女性達。そんな女性達がいつまでも輝く心と勇気を失わず、体も心も健康な毎日を送るため、各界を代表して活躍する女性ゲストが自らの言葉でメッセージを送るのが、このノエビア カラーオブライフ。「生きること、輝くこと、そして人生を楽しむこと」をテーマにした、トークや音楽、話題、情報などが満載です。

TOKYO FM

NOEVIR Color of Life

EVERY SAT / 09:00-09:30

唐橋ユミ

今、仕事も家庭も自分らしく、いきいきと生きる女性たち。いつまでも輝く心を失わず、心も体も充実した毎日を送るため、各界を代表して活躍する女性ゲストが自らの言葉でメッセージを伝えます。“生きること、輝くこと、そして人生を楽しむこと”をテーマにした、トークと音楽が満載のプログラムです。

Guest鈴木杏さん

鈴木杏さん

東京都出身。1996年ドラマ「金田一少年の事件簿」でデビュー。その後、確かな演技力を武器に映画、舞台で活躍し、2003年は映画『Returner』で第26回日本アカデミー賞新人俳優賞と話題賞をダブル受賞する。主な作品に『花とアリス』『吉祥天女』など。

自分の中で平和を創る

2022/10/01
芝居だけに留まらず絵の世界にも興味を広げている鈴木杏。
その興味は年齢を重ねるごとに増している。
30歳を過ぎてからキックボクシングを始めたという。

「40になったら一気に体力が落ちるよ、先輩から脅されてじゃあ30まだ体力あるうちに1回体作ってみたら面白いかもと思って、キックボクシングやってすっごいハマっちゃって、キックボクシングとかいろんなトレーニングとかやっていたらなんか選手みたいな体になっちゃって、ちょっと締まりすぎちゃって。今はお休みしています」

さらにボイストレーニングも始めた。

「どんどん体って変わっていくし、それこそなんかどんどん感覚が開いていく感じがあって、自分が知らない自分の声を聞けたりとか、やっぱり未知のモノがたくさんあるなと思って。絵を描くのもそうなんですけど、やっぱり感度が良くないと進めないから、それはなんか常にやっておくといいよなっていうのもあります」

すでに芸歴26年の鈴木杏。
ここまで長く俳優を続けられた理由とは?

「ちょうどいいんだと思います。長距離を走ってるみたいな感じで、みんなで作ってこう別れて、次のフェーズに入って行くっていう、出会いがあって、なんかその出会いと再会とっていうのを繰り返していくっていうのが、すごく豊かな何かもらっているなっていうのがあります」

子役時代から走り続けてきた鈴木杏。
10年後のビジョンとは?

「10年後、あの人面白いよねっていう人になりたいなと思って、なんか色んな事やってて、枠とかにとらわれてなくて、でも面白い人っていう。お芝居もするし、絵も描くし、こんな事も知ってるのみたいな。そういうものをたくさん増やしていけたらいいなと思っています」

リスナーへのエール。

「最近よく思うのは、自分の中で平和って創れるから、なんか外の世界をどうこうしようとすごい難しいことで。でも、自分の平和を創るってそれが少しずつ周りに広がっていくみたいなイメージだったらできるかなって思うですね。だからとにかく自分をまず大切にして、ケアしてあげて、元気にしてあげて、そこから外に向かっていくっていうなんかそういう風になんかこう日々過ごして行っていただけたらいいなーって思っています」
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絵との出合いがさらなる出会いを

2022/09/24
鈴木杏が自身のターニングポイントとして挙げるのは
「絵を書き始めたこと」だという。

「中学生、高校生ぐらいの時から少しずつ書き始めて、そこからなんかプリントの裏とか、ノートの裏とかに書いていて、その時はそんな日常的にではなくて、気が向いた時に入っていう感じだったんです。ほぼ日手帳をずっと使っていて、後半の一日一枚ご自由に使えるページがあるんですけど毎年なんかうまく使えないなと思っていて、日記とかだと後から読み返して恥ずかしくて破りたくなっちゃうから、なんかうまく使えないかなと思っていたのですが、2016年の元旦に絵を書いてみようかなって思ったんです」

鈴木杏は毎日のようにどんな絵を綴っていたのか…?

「絵日記みたいだったり、あまり決めずに書くところからからとりあえず初めて、線引く、線引く、線引くってやっていると何かに見えてきたなって、自分の中で連想ゲームのように絵をかくことが多くって、自分でも最後になるまでどういう絵が描けるのか分かんないっていうことが多いんです」

少しずつ画材も試して使ってきたとも言う。

「今は、絵の具アクリル絵の具と透明水彩を使うことが多いです。こないだ松尾スズキが個展に来てくださった時に松尾さん油彩をやられているんですけど、杏ちゃんの性格は多分油彩合わないと思うよ。すぐ書きたくなっちゃう人は乾くのを待っていられないだろうから、多分アクリルできんじゃないかなって。そういうこうアドバイスとかもらったりとかしたりとかして、何か少しずつ進んでいってる感じです」

では、自身の絵を世の中に出してみようって思ったキッカケとは?

「イラストエッセイ集を作る時にクラウドファンディングをしたんですね。クラウドファンディングのリターンとして本を作るっていう企画だったんです」

その後はインスタライブがきっかけでTシャツを販売。
企業とコラボしてニットを作成、着て出歩けるアート「ウェアラブルアーツ」を実現した。
そして、オリジナリティ溢れる作品は個展を開くまで反響を集めた。
松任谷由実や Mr.Children のアートワークで知られるアートディレクターの森本千絵が代官山に期間限定でオープンしたアトリエ&ショップ、GOENで開催された

「初めてキャンバスとか大きいのから小さいのまでチャレンジしてみたいとかして、それをもうたくさん飾って、あの空間で絵を見られるスペースもありながらも、私のアトリエのようにしてくださっていて、会期中そこで絵を書いてどんどん絵を入れ替えていくっていうのをやっていました」

人生を変えたツール「絵」についてどんな未来を描いているのか?

「まずアトリエを持ってないのでアトリエ作るところから始めなきゃなみたいな感じです」
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出来ないことに向かい続けた日々

2022/09/17
鈴木杏が思い出の作品にあげた「花とアリス」。
2004年公開の映画で主演は鈴木杏と蒼井優。
メガホンをとったのは岩井俊二。
幼馴染の女子校生二人の恋と友情綴った青春物語である。

共演した蒼井優とは実際の学校も同じであった。

「私が高校1年生で学校に入った時に優ちゃんは高校3年生で、学校にもいるし現場にもいるし、学校終わって放課後にバレエのレッスン行ったりとか、二人で現場行ったりとか、そういうのもすごく覚えていますね。今、見返してみるとこの時の不安定さとか繊細さとか掛け替えのないものだったんだなーって思って」

鈴木杏は青春時代を閉じ込めた。
そんな作品だったという。

子役から活躍し猛スピードで10代を駆け抜けた。
そして彼女は20歳の時にはニューヨークに留学する。

「あの2ヶ月っていう短期間だったんですけど、3週間オックスフォードに行きました。日本人経営者のドミトリーみたいな感じのところだったんですけどそこに友達の友達が二人ぐらいいたりとかして語学学校に通いながら自由な時間は美術館行ったりとかブロードウェイで安いチケット買ってレントを2回ぐらい見たりとかしました。言葉は理解できないんですけど、お客さんと舞台の距離の近さだったりとか盛り上がりだったりとかっていうのを見れたのも良かったです」

鈴木杏にとっての十代、二十代とは?

「がむしゃらでしたね。本当に。階段一歩一歩登っていくっていう時間があって、そっからまた叱咤激励され続ける10年が続くので、できないことをとにかくできるようにするみたいなことをずっと繰り返していた感じがします」
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憧れの人を追いかけて

2022/09/10
子役時代から活躍している鈴木杏。
芝居の世界に飛び込んだのは自分からだったという。

「小さい時から両親ともにアートだったり映画だってその文化的な事に近い人達だったので、物心ついた時には毎週末映画館に連れて行ってもらえるような感じで、いろんな映画見をたりとか家でもレーザーディスクがあったりとかそういう感じである種の英才教育を受けていたというか、、、。私が幼少期の頃ってトレンディドラマが全盛期と言われていた時代で、母親が好きで寝る前に見ていて、ドラマに出たいって言いだしたみたいです」

その要望に両親はバックアップしてくれた。

「母親的には結婚をしたり出産をしたりとかしても続けていける職業だよなって思ったんですって、役者っていう職業はやりたいって言ってみんなができる職業じゃないからまあ挫折したとしても人生経験としてはいいだろうなっていうことで」

そこから両親がリサーチ。
様々な知り合いを通し、現在の事務所に所属することになった。

「芸能界の門を叩いたのが95年なんですね。オーディションを受けては落ち受けてというのをずっと繰り返していました。やっぱり最初はなかなか受からないこと多かったのは覚えてます」

その中、子役としての出演をつかみ取る。
デビュー作は1996年のドラマ金田一少年の事件簿 第2シリーズ。

「なんか照明が大きいなとか、そういうのをすごく覚えていますね。あと堂本さんも、ともさかりえさんもすごい優しくて、一緒に遊んでくれたり、お菓子買ってきてくれたり、ともさかさんとかはその印象が強いですね。りえちゃんは、それからなんだかんだ再会するタイミングがあったりとかして未だに仲がいいお友達なので不思議だなぁと思っています」

さらにこのドラマには、5年後の第3シリーズで
ヒロインの七瀬美雪役を演じることになる。

「こんなことがあるんだなって思いました。まず金田一少年の事件簿がまたあるって言うこともびっくりだったしそれに美雪役でっていうのが本当びっくりしましたがプレッシャーとかねめちゃめちゃありました。剛さんとねりえちゃんのその印象がものすごく強かったので」

そして、鈴木杏は役者としても女性としても尊敬する人物と出会うことになる。
舞台「奇跡の人」で共演した、大竹しのぶ。

「初舞台だったんですけどプレッシャーとこにもそれよりもなんかすごく自由な感じがあって、映像作品は撮影の日が別だったりとかすると同じ作品出ていても会わない役者さんとかいるんですけど、舞台の現場ってみんな必ずいて、本当になんかみんなで作っていくっていう感じがあって、やるときはグッと集中してやっていました。その先頭を大竹しのぶさんが走っていて、あんなにお芝居が好きな人って多分日本でいないんじゃないかなっていうぐらい本当にお芝居が好きな人だから、やっぱりいつも感動しますね」

数多くの共演者たちと巡り合い。
鈴木杏は役者としての道を進んで行ったのであった。
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