今月ご乗船いただいているのは、狂言師の野村万蔵さんです。

野村万蔵家の9代目当主として、国内はもちろん海外でも公演を行い
能楽の普及や発展に邁進している野村さん。

さらに、現代アーティストとコラボレーションしたり、狂言とコントを融合されたり
昨年はNHK大河ドラマ「西郷どん」に出演されるなど、多岐にわたって活動されています。

そんな、野村万蔵さんに旅のお話を伺いました。


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干場「この船に乗っていただいたゲストのみなさんには、『ご自身の旅のお話』をしていただいているのですが、今日は最終日ということで、どちらへ行かれたお話を聞かせていただけますか?」

野村「今日は、ドイツから東へ渡って行った時の順繰りに行った話をしましょうか」

干場「東へ?」

野村「東ドイツの東隣のポーランド。ポーランド東、バルト三国ですね」

干場「これもやっぱり海外の公演ですか?」

野村「そうですね。これは能楽協会という、我々の能狂言のプロが所属している一番大きな公益社団法人ですけど。これがメンバーを選んで、各国を回った時の話ですね」

干場「一番印象に残ってる国はありますか?」

野村「リトアニアかな?」

干場「国としてはどんなイメージなんですか?」

野村「事前のイメージと全く違っていて、開けてなくて、旧ソ連で迫害されてて、そんなイメージかと思ったら全然違う。綺麗でメルヘン、おしゃれなんですよ」

干場「そんな綺麗な感じなんですか」

野村「首都のヴィリニュスだったかな? そこの中心部にいたので、そこは綺麗な街並みでした」

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干場「イメージと全然違ったってことなんですね。国民的にはどんな感じなんですか? ドイツとかポーランドみたいな?」

野村「ドイツは皆さんのイメージ通りですね、真面目で、大柄で、日本と同じで時間は守ってくれるし、勤勉だし、もちろん優しい、丁寧、全体的にそういうイメージですね。
ポーランド行ったら、ポーランドのイメージは女の子が可愛い」

干場「それも意外な感じですけどね。ドイツの近隣諸国っていうと、本当に身長が大きくて体格が良くて…」

野村「ドイツは大きいですよ、ドーン!という感じで。綺麗な美人を日本人にしたような、背を少しこじんまりと160センチくらいの」

干場「そうなんですか!」

野村「それで日本が大好きなんですよ。ポーランドは日本食料理も多いですし、親日ですね。
そのあとリトアニア行くんですけど、僕ね、ポーランドからリトアニア行くのに、もちろん前の日飲んでたんだけど(笑)。
飛行機で、ほんと1時間もかかんないぐらいの感覚だったので。スーツケースにパスポート入れたまま乗っちゃったんですよ。それで入国できなくて(笑)」

干場「それってどこで気付くんですか?」

野村「リトアニアに入る時(笑)。俺は国内旅行のつもりで行って、みんな『パスポート無いと入れないよ!?』って(笑)。
スーツケースが何十分後かに出てくるでしょ? 壁越しに話をして、僕の暗証番号を教えて、スーツケースからパスポートとってもらって上から投げてもらって(笑)」

干場「それで入れたんですか?」

野村「入れました(笑)。
その時に迷惑かけた皆さん、ごめんなさい(笑)。皆様お気をつけ下さいね、近いと言っても国が違ったらパスポートいりますからね」

干場「それはそうですね(笑)」

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「クルーズ情報 - クルーズでの一人旅について」

くぼこまき:今日はクルーズでの一人旅についてお話したいと思います。クルーズの中の船室は基本的に2人1部屋で使います。
一人旅で使う場合は、二人部屋を1人で使うことになるんですけれども。割増料金が必要になってしまうんですけれども可能です。なので、意外と1人で旅している方はいらっしゃいます。
基本、割増料金は船会社によって割合が変わってくるんですけれども、大体1.6倍〜2倍ぐらいの費用を見ていただければ大丈夫かなと思います。ただノルウェージャンクルーズという船会社の船はですね、シングルルームを用意しています。
ストゥーディオというサイズの一人部屋があるんですけれども、宿泊料金も二人一部屋の値段よりも安く設定しているので、とてもお値打ちに手軽に船旅を楽しんでいただくことができます。けっこう人気で、早いうちに完売しちゃうことも多いんですね。
“一人旅、することないじゃない”と思われる方もいらっしゃるかもしれないんですが、クルーズ船の中でいろんなイベントとかがあって参加しているとけっこう知り合いとかが増えてきたりですとか、お友達も増えますし。
一人部屋がある船会社は、一人用のイベントが用意されてる場合もあるんですね。なので、ご心配なくご参加いただければいいんじゃないかなと思います。

今月ご乗船いただいているのは、狂言師の野村万蔵さんです。

野村万蔵家の9代目当主として、国内はもちろん海外でも公演を行い
能楽の普及や発展に邁進している野村さん。

さらに、現代アーティストとコラボレーションしたり、狂言とコントを融合されたり
昨年はNHK大河ドラマ「西郷どん」に出演されるなど、多岐にわたって活動されています。

そんな、野村万蔵さんに旅のお話を伺いました。


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干場「この船に乗っていただいたゲストのみなさんには、『ご自身の旅のお話』をしていただいているのですが、今日はどちらへ行かれたお話を聞かせていただけますか?」

野村「今日はスペインにしましょうか」

干場「ヨーロッパ多いですね」

野村「アメリカより、ヨーロッパがめちゃめちゃ多いです」

干場「やっぱりヨーロッパの方が歴史が古いということもありますよね」

野村「日本のエンターテインメントはアメリカ好きだと思うんですけど、能楽になると中世のものなので。
アメリカ人よりは、ヨーロッパの方が親近感を持つからなんじゃないかな。アメリカの人は歌舞伎が好きだけどに、能 狂言になると“ん?”となる人も多いのかな」

干場「うんうん」

野村「今日お話しするスペインも、陽気でラテンの国ですからね。だから、音楽性の高いのを持って行きましたね」

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干場「それは国民性ということなんですかね」

野村「喋りとかよりも、歌いながら踊るというか、舞うって言うんですかね。
それでいながらコメディのものと持って行きましたね、蝸牛っていうんですけどねカタツムリっていう意味で」

干場「カタツムリですね」

野村「でんでん虫をスペインの南の方は食すんですよ。
タニシみたいなのを食べる文化があるので、それをカラコールって言うんですよ」

干場「はいはい」

野村「バケツにカタツムリが山盛りに出てくるんですよね。それを楊枝みたいなので、チョッチョコチョッチョコやりながら貝だけ捨てて。
あと、ニンニクのああいうの…」

干場「白ワインと一緒に?」

野村「そうそう」

干場「バルサがお好きと伺いました」

野村「僕は小学校の高学年ぐらいからサッカー部でしたので。
その時も、着いて“どこか行きたい所”って言って、サグラダファミリアよりも先に、カンプノウっていうバルセロナの本拠地に連れて行ってもらって」

干場「有名ですよね」

野村「一番上がスキー場のジャンプ台みたいな感覚の高さで、日本のサッカー競技場の上から見る感覚よりも、もっと真上から見てる感覚なんですね。それが美しくて、綺麗なグリーンの芝生があって。
僕らも、よく演劇の人が言うんですけど、俯瞰の能力が大事なんですね。客観性っていうのかな? 上から幽体離脱したみたいな感じで、自分なり、全体なりを見つめる。僕らの祖先というか…有名な世阿弥という人が、花伝書とかを書いた人が『離見の見』という言葉を残しているんですよ」

干場「はい」

野村「『離見』が大事だよと、そんなことをカンプノウを見下ろした時に感じましたね。
お土産にバルセロナのユニフォームを買えるんですけど、お金をちょっとプラスすると背中に好きな名前を入れてもらえるんですよ。
『MANZO』って入れて、僕は9世だから、『9』にすれば良かったんだけど、サッカー選手だと10番に憧れちゃって『10』入れちゃったから(笑)。
しょうがないから、それは、たぶん継ぐであろう息子にあげようと思って(笑)」

干場「めちゃめちゃいい話じゃないですか(笑)」

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「クルーズでヨーロッパ方面に行ってみたいのですが、横浜発着でおすすめのクルーズ船はありますか?」

くぼこまき:横浜発着でヨーロッパとなると、どうしても世界一周クルーズになってしまいますね。
先週お話しした、飛鳥IIをはじめとする、日本船ももちろん日本発着の世界一周クルーズをやっているんですけれども、外国船もあります。
サン・プリンセス号と言うんですけれど、ダイヤモンドプリンセス号と同じ会社の船なんです。

こちら、JTBさんがチャーターしているクルーズで世界一周を致します。船内ではJTBのスタッフさんも乗船しているので、安心してご乗船していただけるんですけど。費用も、日本船よりもお値打ちになっております。
世界一周の場合なんですけれど、普通に行きますと、サン・プリンセス号の場合は98日間かかるんですね。4月に出て、7月に帰ってくるという。

全部行くこともできるんですが、区間乗船というのもできます。サン・プリンセスの場合なんですけれども、横浜からベニスに行くことができます。
途中、エーゲ海とか、スエズ運河といった、クルーズの名所と呼ばれている場所を通るのですごく素晴らしい旅ができるはずです。
そして、飛行機で戻ってくるという手もあるんですよ。

今月ご乗船いただいているのは、狂言師の野村万蔵さんです。

野村万蔵家の9代目当主として、国内はもちろん海外でも公演を行い
能楽の普及や発展に邁進している野村さん。

さらに、現代アーティストとコラボレーションしたり、狂言とコントを融合されたり
昨年はNHK大河ドラマ「西郷どん」に出演されるなど、多岐にわたって活動されています。

そんな、野村万蔵さんに旅のお話を伺いました。


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干場「この船に乗っていただいたゲストのみなさんには、『ご自身の旅のお話』をしていただいているのですが、今日はどちらへ行かれたお話を聞かせていただけますか?」

野村「今日はフランスに行きましょうか」

干場「フランスのどこに行かれたんですか?」

野村「フランスの北東の方にある、ランスという有名なところがあって」

干場「また、なんでランスだったんですか?」

野村「これも舞台です、理由はみんな舞台なんですよ(笑)」

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干場「本当に海外公演が多いんですね」

野村「ランスはご存知の方も多いと思いますが、シャンパンで有名なシャンパーニュ地方で。
舞台ももちろん楽しかったんですけど、公演の空き時間に、特別に全員でヴーヴ・クリコのカーヴって言うんですけど、何十メートルなんだろうな?だいぶ下がりますよ、それを降りて行って。シャンパンを作る、貯蔵しておく倉庫を見学させてもらって」

干場「はい」

野村「最後に試飲をさせてもらうんですけど、今、シャンパングラスって細いじゃないですか?
最初のは円錐形になっているんですね。そこにシャンパンを注ぐと、昔はちゃんとオリがあるので、柄のところが空洞になっているんですよね。
そこにオリが溜まって、すると上澄みが綺麗じゃないですか? そこを飲むようなグラス、これがもともとのシャンパン」

干場「そうなんですね」

野村「それをいただいたんですけど、持って帰るときに割れちゃったんですね(笑)」

干場「シャンパンもワイン同様にオリが溜まるんですね。実際に現地で飲んでみていかがでしたか?」

野村「感動ですよね」

干場「ヴーヴ・クリコはこちらでも飲んでいたんですか?」

野村「そのときは若いから、スパークリングワインくらいしか飲んだことなかったですね。
僕がまだ20代半ばから後半のあいだ、そんなときですね」

干場「ちょうど、お酒も飲めるようになって」

野村「ガバガバ飲んでる頃なので、いい酒を“ちょびちょび”っていう時代じゃないので。
シャンパンっていうと、ぐっと一息で飲んじゃうような時代じゃなかったかな(笑)」

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「クルーズ・オブ・ザ・イヤー」

くぼこまき:今日は、「クルーズ・オブ・ザ・イヤー」について、お話ししたいと思います。
この「クルーズ・オブ・ザ・イヤー」というのは、毎年12月に発表されまして、昨年の12月に11回目の「クルーズ・オブ・ザ・イヤー」が発表されたんですけれど。
これは、クルーズマーケットの拡大に貢献した商品を表彰するもので、例えば船会社で企画したものですとか、旅行代理店で企画したツアーなんかもあるんですけれども。その他にも、今後発展が見込まれている港ですとか、クルーズ会社以外にもフェリーなども受賞の対象になっています。で、2018年度に大賞に選ばれたのが「飛鳥IIの世界一周クルーズ」なんですね。

日本のクルーズ商品の中でも、すごく有名なものですけれども。実は2015年以降、3年間、世界一周クルーズは中止されていたんですね。世界一周コースの中で見所のひとつが、中東から地中海に抜けるコース、スエズ運河を通って行くコースがあるんですけど。
その辺りの情勢があまり良くないということがありまして、しばらく中止になっていたんですけれども。昨年度は寄港地での安全を確保するために、様々な努力をしたということが認められまして、この大賞受賞に至りました。
“今、船旅ってこういう傾向なんだ”っていうのも、大賞になったものを見てみると分かるんですね。

今月ご乗船いただくのは、狂言師の野村万蔵さんです。

野村万蔵家の9代目当主として、国内はもちろん海外でも公演を行い
能楽の普及や発展に邁進している野村さん。

さらに、現代アーティストとコラボレーションしたり、狂言とコントを融合されたり
昨年はNHK大河ドラマ「西郷どん」に出演されるなど、多岐にわたって活動されています。

そんな、野村万蔵さんに旅のお話を伺いました。


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干場「この船に乗っていただいたゲストのみなさんには、『ご自身の旅のお話』をしていただいているのですが、今日はどちらへ行かれたお話を聞かせていただけますか?」

野村「まずはイタリアの話をさせていただきましょうか」

干場「イタリア最高ですね! どの街に行かれたんですか?」


野村「大体仕事なんですけど、狂言の公演に行くんですが、ミラノが一番多いかな。
ローマ、ベニス、シチリア島なんていう、ちょっと遠い島にも行きましたね」

干場「いつぐらいに行かれたんですか?」

野村「今から、20年〜30年ぐらい前に初めて行ったと思うんですけど。そこから、もう5回以上行ってますね」

干場「最初に行かれてみて、どんな感じでしたか?」

野村「最初に行った時は20歳そこそこぐらいでしたからね、圧倒されちゃって。毎日同じパスタ屋さん行って、ミートソース食べてたような感じでしたかね(笑)。昔はガスコンロとかまだ許してもらってて」

干場「なんでですか?(笑)」

野村「ホテルで料理するためですよ。向こうだけの料理じゃ飽きるし、諸先輩方と一緒だと、やっぱり『日本食が食べたい』とか、どこの国に行っても特にイタリアぐらいだったら大丈夫なんですけど。
食べ慣れない料理の国に行きますと、みんなおじい様方たちが機嫌が悪くなって困っちゃうので(笑)。このイタリアの時もそうですね、大先輩は炊飯器をトランクに入れてくる人、お米をトランクに入れてく人、私は麻雀牌を(笑)」

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干場「はい(笑)」

野村「先輩たちの息抜きやら、食生活のためにスーツケースの半分は自分の物じゃないんですよ。
イタリアの時も、夜みなさんが眠った後にみんなでお米を研いで、次の日の朝ごはんの用意をしたんですよ」

干場「それは先輩のために?」

野村「そうですよ、人間国宝の方のために(笑)。朝早く起きてスイッチ入れて、卵を焼いて、海苔とか梅干しとか用意をして。
電話をして『朝ごはんができました』って言って、食べさせて、最後に残ったものを自分たちが食べて」

干場「鍛えられますね(笑)」

野村「そうですよ(笑)。夜とかも、冷蔵庫がないんですよね。お酒を飲むのも日本人は水割りとか好きなので氷が欲しいんですね。
『氷取ってこい』って言って、ミラノの街をいろんなところに行って、コンビニがあって氷を売ってるわけじゃないから。大変でしたよ」

干場「どうしたんですか?」

野村「若者が集まるような、ファーストフードみたいなところを見付けて。そこで、なんとかもらいましたよ(笑)」

干場「それは先輩が聞いたらびっくりしますね(笑)」

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「海の上からご来光を見られたり、神社を訪れることができるクルーズはありますか?」

くぼこまき:1月8日から「新春初旅にっぽん丸クルーズ」というクルーズがですね、神戸発着で出ています。新春と銘打ったクルーズって結構ありまして。このクルーズは4日間なんですど、香川県の坂出、宮崎県の細島を回って神戸に戻ってくるんですけど。
香川県屈指の初詣スポット、こんぴらさんこと、金刀比羅宮に向かうオプショナルツアーも用意されています。

飛鳥IIでは、「新春伊勢クルーズ」3日間の旅がご用意されています。こちらは横浜発着なんですけど、四日市に参りまして、そこから猿田彦大神という神様を祀っている、椿大神社という神社に行くツアーも用意されています。
ここは縁結びでも有名なパワースポットでして、さらに三重県ということで松阪牛ですとか、桑名のはまぐり、そういうものが食べられるオプショナルツアーも用意されていますので、神社にも行き、心清らかになりつつも、美味しい物も食べ、海の上から上がる、天気が良ければ日の出はばっちり見られると思いますので。おめでたすぎますよね(笑)。