朝井リョウ先生来校!!

2013.10.09

生放送教室

『あと100日』
　
センター試験まであと100日!!
“もう100日しかない”、“まだ100日ある”、どうとらえるかはキミ次第!!
　

■ やってやんよ！！

推薦がなに！？指定校がなに！？自力で受かってやんよ!!!!(｀ε´) まだ不合格通知は届いてないからな!!!!! あと100日で同じ大学受ける私より上の人追い越す!!!!!! 受かるどーっ!!!!!!

茶々々
女/18/佐賀県
2013/10/09 18:31

とーやま校長「あと100日なんて、いかようにもとれる!!」
　
よしだ教頭「茶々々はファイティングポーズをしっかりとっている！今の自分がどの位置かは関係ない！あと100日を燃焼し尽したやつが合格します!!
それに、みんなが勉強を頑張ることが復興にもつながる！一人ひとりが人生を楽しむことが復興になるんです！みんなが行きたい学校に行ってほしい!!」
　
あと100日を精一杯がんばれ!!応援しているぞ!!
　

開校8周年を迎えたSCHOOL OF LOCK!
今夜はビッグプロジェクトが始動！
　
これまでも、様々な企業とタッグを組んできたSCHOOL OF LOCK!
新しい仲間の名前は…！
　
未来の鍵を“考える”…新聞社！朝日新聞!!
　
SCHOOL OF LOCK!新聞部が期間限定復活！
僕らの“未来”を考える「MIRAI新聞」発行決定!!!
　
以前、我が校の女子クラス北乃きいちゃんが部長をつとめていた新聞部！
今回は朝日新聞と一緒に、朝日新聞が不定期に発行している新聞「be Extra」の最新版「be MIRAI」に掲載する「MIRAI新聞」の制作が決定!!
　
さらに！ SCHOOL OF LOCK!と朝日新聞がコラボして作る未来の鍵を握る「MIRAI新聞」の特別編集長は…！
　
橋本愛ちゃんも出演！Base Ball Bearの小出先生も大絶賛している、映画『桐島、部活やめるってよ』そして『何者』の著者！
直木賞受賞作家、朝井リョウ先生！
　
大学在学中に小説家としてデビュー。
23歳で日本で最も有名な文学賞『直木賞』を受賞。
現在24歳。社会人として働きながら小説家として活躍する朝井リョウ先生。
　
そして！この「MIRAI新聞」の記事を書く新聞記者は…！
生徒のキミだッ！
　
今夜は、早速「MIRAI新聞」の特別編集長！朝井リョウ先生を迎えて、どんな新聞を作っていくか編集会議を行います!!
　
生徒のみんなからは朝井リョウ先生へのメッセージを待ってるぞ！
小説家になりたいという生徒はもちろん、学校の事、夢について、今君が抱えてる悩み、相談…
朝井リョウ先生に聞きたい事、話したい事、何でも学校掲示板に書き込んでくれ！

早速！生放送教室には…

　
朝井リョウ先生ーーーーーーーー!!!!
　
朝井先生「よろしくお願いします！」
　
校長＆教頭「お願いします！」
　
朝井先生「すごく嬉しいです！ラジオ大好きなんで！」
　

今回、朝日新聞とコラボをして『MIRAI新聞』を製作する事が決まった時に
“編集長をどなたかにお願いしたい！”とおもったんですが…
その時一番に顔が浮かんだのが…朝井リョウ先生でした！
　
とーやま校長「朝井先生もお忙しいじゃないですか。執筆活動をしながら社会人もやっていますし…！ちなみに明日は朝何時に起きるんですか？」
　
朝井先生「朝5時です！」
　
よしだ教頭「早ッ!!」
　
とーやま校長「そんな中、こんな大役を引き受けて頂いてありがとうございます！」
　
朝井先生「僕は10代と触れ合う機会があんまり無いんですが、これに携わったら交流ができるなって思ったんです！あとはSCHOOL OF LOCK!がすごく良いラジオの学校だと思っていたので…！」
　
なんと！SCHOOL OF LOCK!を聴いてくださっていた朝井先生!!!!
嬉しすぎます～～～!!!!
　
朝井先生「まさか自分がSCHOOL OF LOCK!に携われると思いませんでした！やる気満々でやらせていただきます！」

そんな朝井リョウ先生改め、朝井リョウ編集長を特別編集長に迎え、SCHOOL OF LOCK!と朝日新聞がタッグを組んで作る未来を考える新聞…『MIRAI』新聞。
この新聞の記事を書く新聞記者は…生徒のお前!!!!
そう！全ては生徒のお前の手にかかっている！
　
では、生徒のみんなから募集する記事の内容を発表したいと思います!!
　
MIRAI新聞…特集その１！
『10年後の自分と、そのために今していること』
将来の事、夢。そしてどんなオトナになりたいのか？
そして、そのために今頑張っていること。
そんな君の、未来と今を文章にして送ってくれ！
　
とーやま校長「朝井編集長は10年前どんな事をしていました？」
　
朝井編集長「そうですね、僕が14歳の時なんですが、捻挫とかしてたんで…特に何かしていたわけではないですね」
　
よしだ教頭「捻挫って！(笑)」
　
朝井編集長「でも、その時に文章を残しておくって大切なことだと思います。10代で考えて書くことって、恥ずかしいことが多いですよね。なので、人に言えないような恥ずかしい事を書いてほしいです！」
　
とーやま校長「おぉ！これは良いアドバイス!!」
　
　
MIRAI新聞…特集その２！
『勇気をもらった大切な音楽』！
僕らの生活を彩り、そしてパワーをくれる音楽。
心が折れそうな時、寄り添ってくれた音楽や、勇気をくれた音楽と、その想いを教えてくれ！
　

MIRAI新聞…特集その３！
新聞カメラマン募集！
“今のキミ”をカメラで切り撮ってくれ！
学校自慢や、友達自慢。
部活に打ち込んでいる姿。学校で流行っている事。
学校生活を送る君の“リアルな今”を写真で切り取って送ってくれ！
　　
とーやま校長「編集長は写真撮りますか？」
　
朝井編集長「撮りますけど、全然センスないんですよね～。大切なもの見切れたりするので」
　
とーやま校長「(笑)！“これだけは押さえとけ”っていうポイントみたいなの、ありますかね？」
　
朝井編集長「そうですね～。指が入らないようにしてください」
　
よしだ教頭「初歩中の初歩！(笑)」
　
朝井編集長「以外と入りますからね」
　
MIRAI新聞…特集その４！
目指せ！サザエさん！『４コマ漫画』募集！
君の漫画が新聞に掲載されるチャンス！
４コマ漫画のテーマは自由！
渾身の４コマ漫画を送ってくれ！
　
生徒のみんなから募集する記事は以上の４つ！
　
応募の方法や、文字数、注意事項は全てSCHOOL OF LOCK!のWEBサイトにUPしているのでチェックしてくれ!!
　
“新聞”と構えず、いつも学校掲示板に書き込んでくれているように、自由に書いて欲しい！
ムリにカッコつける必要は一切ないゾ！
　
朝井編集長「未来の自分が読みたくなるような新聞になるといいですね！」
　
原稿の締切りは10月31日・木曜日の24時まで！
　
君の“今”と“未来”を、そのペンで、写真で、漫画で描き出してくれ！
　
　
♪ 少年であれ　/　高橋優
　
　

朝井編集長「高橋優先生の『少年であれ』、すごく好きでよく聴いています。この歌の歌詞のようなことを言ってくれる人は自分の周りにいなかったんです」
　
音楽も大好きな朝井編集長！
朝井編集長の著書『何者』を執筆していた時は、我が校のB組の講師 Base Ball Bear先生の『若者のゆくえ』を聴いていたそう！
　
朝井編集長「音楽にはいつも助けられています！」
　
本日の掲示板には、新プロジェクトと朝井編集長への熱～い書き込みが沢山！

■ 朝日新聞ッッッッッ！！？？
「あの」朝日新聞に！！記事を書くことが出来るなんてまるで夢の様です！自分が書ける「かも！」の状態だけど、チャンスがあるなら是非やりたい！詳しく教えて欲しいです！朝井リョウ先生の「桐島部活やめるってよ」の文章の雰囲気がとっても好きです。「何者」も今度買う予定です！本当に読みたい本は「買って読む派」です。そんな朝井リョウ先生が編集長なんて…！本当に夢みたい！！朝日新聞、寮に置いてあるのでこれから本当に楽しみです！！
　
スマイル120%
女/16/広島県
2013/10/09 22:23

朝井編集長「模範解答みたいな書き込みですね～！本当にありがとうございます！」
　

■ 朝井先生！
私は朝井先生来てくれてほんとにほんとに嬉しいですよ！！！大好きな尊敬してる作家さんがまさかSOLに来てくれるなんて！嬉しすぎです！！！トーク面白すぎです！
　
あんずんだもち
女/15/東京都
2013/10/09 22:34

朝井編集長「本当に嬉しい！僕もずんだもち大好きですよ！枝豆なんですよね、あれ！甘さ控えめで！」
　

よしだ教頭「あはは！(笑)生徒の熱がいつも以上に高いと思いますよ、今日は！」
　
朝井編集長「わぁー！疑わしい！(笑)」
　
とーやま校長「本当ですから!!!(笑)」
　
こんなに面白い先生が編集長！
みんなも朝井編集長に負けないくらい面白い投稿、待ってるからな～！
　　

生徒から「MIRAI新聞」に関するこんな書き込みも届いています!!

■ 今
送りました。自分の気持ちが皆に伝わるか分からなくてとても不安だけど、自信があるので楽しみです。
　
　
コスモ2号
男/16/静岡県
2013/10/09 23:04

とーやま校長「何を送ってくれたんだろう？早速行動を起こしてくれました!!」
　
朝井編集長「こんなに原稿書くのが速かったら作家になれるよ!!」
　

■ うおー
　
文章得意じゃないんですが、書いてみようかと。チャレンジしようと思います楽しそう！SOL生徒だからこそ出来る事ですもんね朝井先生のキャラが最高。おもしろいですw
　
　
ツネ.jp
女/15/北海道
2013/10/09 22:46

とーやま校長「得意じゃなくてもいいですよね？」
　
朝井編集長「得意じゃないことをやらせてもらえるなんて中々無いですからね。誰も怒らないですしね」
　

ここからは生徒が朝井編集長に聞きたいことを、朝井編集長に直接聞いていくぞ!!
　
ロックブック　静岡県　15歳　女
　
中3年で受験生のRN ロックブック！
志望校を選んでいる最中だという彼女が朝井先生に聞きたい事とは？
　
ロックブック「私は将来小説家になりたいんですけど、朝井編集長は小説で色んな人の人生を書いているじゃないですか。今のうちにやっておいたほうがいいってことてありますか？」
　
朝井編集長「書くことってすごくアウトプットする作業なんですね。本を読むことももちろん大切なんですけど、他のことからもインプットしないとアウトプット出来ないと思います。
ロックブックさんは本を読むことが好きなんだと思うんですけど、本を読むこと以外からもインプットしておくと、いざアウトプットする時にすごく生かされるんですね」
　
ロックブック「ありがとうございます！」
　
朝井編集長「ありがとうございます!!こちらこそ！(嬉)ラジオを聴いている人と話すのがすごい夢だったんです！あなたが叶えてくれたんですよ」
　
ロックブック「はい！(照)ありがとうございます(笑)」
　
とーやま校長「ロックブックは何で小説家になりたいと思ったの？」
　
ロックブック「本を読むことが好きで編集者になりたいって思っていたんです。でも周りから“書いてみるのもいいんじゃない？”って言われて。それで書いてみたらすごく楽しくて！みんなに何か伝えられたらいいなって思って」
　
朝井編集長「小説家になることって人生最終の夢って言われているんですね。編集者を目指した後でも実は小説家ってなれるんですね。でも小説家になった後に編集者はなりにくくて、
だから一番叶えたい小説家になることよりも、編集者になりたいって思うんだったら、最初に編集者に挑戦してみるのも良いと思います」
　
ロックブック「はい！」
　
よしだ教頭「でも“小説書いてみれば？”って言われるってことは,かなり周りからは文才があるって思われているんじゃない？」
　
ロックブック「そうですね…書くのが好きで得意なので、割と褒められたりしてます」
　
とーやま校長「今も何か書いてるの？」
　
ロックブック「はい！短い小説を二つくらいです」
　
朝井編集長「読みたいですね～！」
　
とーやま校長「これ新聞部に送ったら？編集長が読んでくれるよ！どうする？」
　
朝井編集長「読みますよ！」
　
ロックブック「じゃあ送ります!!」
　

朝井編集長「はい言った～！ロックブックさん送ります～！」
　
とーやま校長「決まりました～！」
　
よしだ教頭「朝井リョウが読むんだぜ!!」
　
朝井編集長「届きます～！ありがとうございます～！」
　
RN ロックブックが送ってくれると聞いたぞ！
まだ時間があるからじっくり考えて送ってくれ！
マジで待ってるぞッ!!
　

からあげ　岐阜県　16歳　女
　
朝井編集長と同じ岐阜県出身のRN からあげ!!
　
朝井編集長「岐阜県のどこらへんの学校に通っているの？」
　
からあげ「実は同じ高校なんです！」
　
全員「えええ～～～～ッ！」
　
な、なんと!! RN からあげは朝井編集長の後輩だったァーー!!
　
朝井編集長「8歳違いだから一緒の時期にいたってことはないけど…！」
　
とーやま校長「朝井先生が教わった教師の方はまだいるんじゃないですか!?」
　
朝井編集長「絶対かぶっとるやろ！同じ先生!!」
　
よしだ教頭「急に方言が！(笑)」
　
かつて朝井編集長が教わった先生は今でも高校にいて、RN からあげに教えているんだって!!
　
朝井編集長「すごいよ～これ!!」
　　
とーやま校長「それでからあげの聞きたいことって何かな？」
　
からあげ「夢の見つけ方を教えてもらいたくて…」
　
今、将来の夢がないというRN からあげ。
大学の理学部に進学したいと思っているけど、具体的な夢を持って将来のことをちゃんと考えたいとのこと。
　
からあげ「朝井編集長はどうして小説家になろうと思ったか、きっかけを教えてもらいたくて」
　

朝井編集長「そうですね。中高生の時に小説を書くことによって学校の先生とか、年の離れた人と急に距離が縮まって話すことが出来たんですね。人として接してもらえた機会があったんですね。それで文章を武器にする仕事が出来れば、面と面で向かい合って、接することが出来るなって思って。そういう仕事がしたいと思ったのが一番の始まりです。
大学に進む段階で、具体的な夢が見つかっている人はそんなに多くないから焦らなくて良いと思う。夢を見つけるってすごくポジティブな言葉で、“やりたいことがあるからこの仕事に就きたい”ってどんどんポジティブに考えなくてはいけない。“見つからない私なんて”って脅迫観念がある気がするんです。
でも僕は小説を書くときに、負の感情からアイディアが浮かんでくるんですよ。“なんでこうなんだ”“なんであの人はこんなことを言うんだ”とか。
ポジティブな感情は湧きにくいかもしれないけど、今の気持ちを覚えてほしくて。そういうところから“こうしていこう”“こういう想いを伝えていこう”って出てくる。
だから“なんで芽が出ないんだろう”って思うなら、今の気持ちを文章でも絵でも表現してほしい。もしよかったらそれを送ってほしい」
　
とーやま校長「どうだ、からあげ？」
　
からあげ「あせらず、自分のやりたいことを考えていきたいと思います…！」
　
とーやま校長「悪いことじゃないですもんね。見つからないって」
　
朝井編集長「“夢が見つからない私なんて…”って思うのは違っていて、今は無いかもしれないけど、負の感情から“こうしたい！”っていうのがバンッと出る瞬間があるので大丈夫です!!」
　
とーやま校長「助走期間ですね！」
　
何かあったら書いて送ってほしい！
朝井編集長をはじめ、みんなで待っているぞ!!
　
それでは黒板のお時間となりました！
今日は朝井リョウ先生に書いてもらいます!!
　

　
『空気は読むものではなく吸うもの』
　

普通のことを大きな声で言います。
　
僕の世代も下の世代も周りの空気を読んで、人の目を見て行動しているところがあります。
　
でも空気を読まないタイミングがあるはず。
　
僕がかつて経験した、空気を読まないというタイミングに思い切って行動したことが今になって大切だと感じる。
　
例えば、RN ロックブックだったら、空気を読まずに小説を書いてみんなに見せたり、「MIRAI新聞」に送ってみたり。
　
今回「MIRAI新聞」が空気を読まない一つのきっかけになると思います。
　
空気を読まずに自分のやりたいことを一つやってみることは大切なので、この言葉にしました。
　