今夜は我が校の“普通の講師”Saucy Dog先生が来校!!

SCHOOL OF LOCK!

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聴取期限 2024年3月6日(水)PM 10:00 まで

今夜は我が校の“普通の講師”Saucy Dog先生が来校!!


SCHOOL OF LOCK!


『 普通に質問 』

こもり校長「さっそくです。Saucy Dog石原先生、普通に質問です。なぜこの間、“忘れられない恋をしていた時の曲”を僕らに質問したんですか?」

石原先生「いや、こう大変なことになるとは思わなくて。俺はただ単純に聞きたかっただけなんですよ」

COCO教頭「(笑)」

こもり校長「でも、そうだと思うんですけど、僕からすれば石原先生があんなことを言い出さなかったら、教頭が晒されることもなかったんですよ。まあ今さら、俺からすればざまあみろって感じなんですけど」

COCO教頭「ひでえな(笑) さっきの気持ち乗っかっちゃってるじゃない」

Saucy先生「(笑)」

石原先生「俺はただ聞きたかっただけ…」

こもり校長「知らない生徒のためにに言うと、3週間前になります。石原先生がSaucy LOCKS!の後に、いつも僕らに何気ない普通の質問をしてくるんです。で、その時、質問の内容が、“忘れられない恋をしてた時の曲って何ですか?”って。その質問をきっかけに、教頭が思い出の曲でアンジェラ・アキ先生の『Rain』を流したんです。そしたら、過去に付き合っていたM君とのドバイの恋の話を急にし出しまして。それはそれは信じられないほど赤裸々な恋の話を(笑)」

COCO教頭「身を削ったなぁ」

石原先生「びっくりした(笑)」

こもり校長「で、カップル時代の写真も実は我が校の廊下(=X)に上げたんです」

石原先生「“めちゃめちゃカップルやん”という写真をね」

COCO教頭「しかも、この写真をまだ持ってたんだって自分にも驚き」

こもり校長「どっちかって言うと、それにちょっとびっくりしたんです。もう忘れたんですみたいな体で話してたのに、話していたら急にケータイいじり出して、“何だろうな?”と思ったら、“これでね”って。“いや、まだ持ってるじゃん”って(笑)」

COCO教頭「ドバイで検索したらあったんですよね」

石原先生「ドバイの位置情報で検索したんですね(笑)」

こもり校長「秋澤先生、この写真でどうですか?」

秋澤先生「今でも付き合ってるのかなと思うぐらい、いい写真だなって思いました」

石原先生「(笑)」

COCO教頭「現在進行形(笑)」

こもり校長「この後ろ向きの写真、砂漠で走っている写真あるじゃないですか。これは一眼レフをわざわざ置いて、タイマーのシャッターで撮ってるらしいの」

Saucy先生「(笑)」

COCO教頭「これは国際弁護士のチェンって友達にわざわざ借りたんですよ」

一同「(笑)」

COCO教頭「“チェン、旅行行くから、一眼レフ買ったばかりのやつ貸して”って」

こもり校長「タイマーでこんな素敵な写真撮って(笑) まぁ撮るのはいいじゃないですか。まだ持ってるんだから」

COCO教頭「でも、先週の『Rain』逆電の時に私はしっかり全部消しました」

石原先生「え!」

COCO教頭「だから、本当に洗い流しました。だから、もう探してもないです。SCHOOL OF LOCK!の廊下にはあるけどね(笑)」

石原先生「(笑)」

こもり校長「でも、僕は話したんです。洗い流したって言うけど、やっぱ洗い流しても足元には水たまりのように、その恋はずっと残ってるんじゃないかと」

石原先生「乾かずね(笑)」

こもり校長「そう! だから、いつでも下を向けば思い出せる恋になってるんじゃないの、という話をして」

せと先生「どうなんですか?」

COCO教頭「洗い流したばっかなんで、今のところはないですけど、そこに水たまりがあったとしても、“あ、こういう素敵な雨降ったんだな”って思える境地に達してます」

こもり校長「あ、ホント? いよいよ」

COCO教頭「いよいよ。5〜6年の時を経て」

石原先生「(写真を見て)腰に手を回してますよ」

COCO教頭「いちいちいいんですよ(笑)」

石原先生「(笑)」

こもり校長「これ、白黒の写真だから分かりづらいかもしれないんですけど、またいい顔してるんですよ。“う〜っ!”みたいな」

SCHOOL OF LOCK!


Saucy先生「(笑)」

COCO教頭「バカにしてんな(笑)」

こもり校長「浮かれてる顔してるもんね」

COCO教頭「鬼浮かれしてた」

こもり校長「その中で、言ってしまえば、石原先生があの質問をしなければ、こんなことにはならなかったんですよ。で、教頭は責任を取ってもらいたいらしいんです(笑)」

石原先生「それ何ですか?」

COCO教頭「これ、1曲書いてくれるぐらいしないと、全然トントンにならないんですよ」

石原先生「あ、なるほど!」

こもり校長「雨をテーマに失恋の曲をね(笑)」

COCO教頭「じゃないと、いてもたっても」

せと先生「『Dubai』ってタイトルで(笑)」

石原先生「あ、Dubaiで(笑)」

COCO教頭「もうそれでもいいです」

石原先生「なるほど。作りましょう(笑)」

一同「(笑)」

COCO教頭「やった!」

SCHOOL OF LOCK!


こもり校長「それで本当に出来上がったらどうする?(笑)」

COCO教頭「それはもうだいぶ聴き込むし、もしかしたら聴く度に思い出して泣くかもしれない」

石原先生「(笑)」

せと先生「全然洗い流せない(笑)」

こもり校長「(笑)」

石原先生「俺が水たまり作ってるみたいなもんなんですね(笑)」

こもり校長「水たまりの周りを囲っちゃって(笑)」

こもり校長「今夜はSaucy Dog先生と授業を届けていく! SCHOOL OF LOCK!、今夜も開校!」


♪ 現在を生きるのだ。 / Saucy Dog


今夜のゲスト講師は…Saucy Dog先生!!!!!

石原慎也先生(Vo.&Gt.)
秋澤和樹先生(Ba.)
せとゆいか先生(Dr.&Cho.)


こもり校長「Saucy先生は去年7月以来ですか。そんなに経ちますか」

石原先生「めちゃめちゃ最近会ったみたいな気分ですよね」

こもり校長「そんなに前のような気がしないというか、ほぼ10ヶ月前ぐらいだからい」

せと先生「だから、10ヶ月は言い過ぎだって(笑)」

一同「(笑)」

COCO教頭「これもさっきと裏でやり取りして」

こもり校長「8ヶ月と10ヶ月の論争ね」

COCO教頭「どっちでもいいよって」

せと先生「論争じゃなくて、8ヶ月なんです(笑)」

こもり校長「違います。ほぼ10ヶ月なんです」

秋澤先生「9ヶ月でええやん(笑)」

一同「(笑)」

こもり校長「で、普段は毎週水曜日に我が校の“普通”の講師としてSaucy LOCKS!を届けてくれますが、前回来校していただいた時には、石原先生が禁酒するとおっしゃっていましたけども、今も続いているんですか?」

石原先生「いやぁ、飲んでますね」

COCO教頭「でしょうね」

こもり校長「去年の7月ですもん」

せと先生「禁酒あった?(笑)」

石原先生「いや、禁酒したんですけど」

せと先生「1週間とかやんな?」

石原先生「うん、1週間ぐらい(笑)」

COCO教頭「でも、1週間は続いたんですね」

石原先生「そうですね。僕、だいたい1週間坊主なんで」

COCO教頭「三日坊主ではなく」

石原先生「はい、1週間ぐらい続けて」

COCO教頭「でも、あの時はだいぶ暑かったから、1週間も禁酒するのもなかなかしんどかったんじゃないですか?」

石原先生「そうですね。喉乾いて、もうお酒飲んじゃいましたね〜」

こもり校長「お酒って、暑くても寒くても心地よくても、いつでも美味いですもんね」

石原先生「ホントに美味い! お酒が生きがいですよ(笑)」

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こもり校長「素晴らしい。教頭も前回のことで、あまり秋澤先生と話せなかったって後悔してたね」

COCO教頭「そうなんですよ。あんまりコミュニケーションが取れなかったなって思ったんで、今日はもうゴリゴリに」

秋澤先生「あ、もう、全然。普段は喋るんですけど、こういう場所であんまり喋ることがないっていうか」

COCO教頭「それは緊張で、とかですか?」

秋澤先生「とかではないですね。喋ってる時にちょっと変に間ができるんですね」

COCO教頭「一緒です。私もすごく変な鬼の間ができます」

石原先生・せと先生「(笑)」

秋澤先生「ホントですか。全然そんな気はしないんですけど…」

こもり校長「変な振り、すんなよ(笑)」

COCO教頭「ごめんごめん(笑)」

秋澤先生「メンバーが説明してください」

石原先生「放送禁止用語とか言っちゃうんですよ」

秋澤先生「最近は減った…」

こもり校長「減ったっていうか、1回でもダメなんですよ」

秋澤先生「でも今のとこない…」

せと先生「でも、禁止用語を使わなくても、空気が凍ることがよくあるので(笑)」

こもり校長「いいじゃないですか。凍らせていきましょう」

せと先生「(笑)」

COCO教頭「ここでは何でもアリだと思っていただいて。放送禁止用語以外は」

せと先生「やったじゃん」

秋澤先生「じゃ、テンポよく喋れるように頑張ります」

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COCO教頭「一緒に私も頑張ります」

こもり校長「なんで、教頭はゲスト側に回ってんの? せめてこっち側でいろ〜」

Saucy先生「(笑)」

こもり校長「そんな、Saucy Dog先生は、今日2月28日にニューシングル『この長い旅の中で』をリリース!
楽曲のお話は後ほどたっぷり聴かせてもらいますが、今夜はSaucy先生とこんなテーマでお届けしていく…!」

『引っかかってる、あの言葉』!!!

こもり校長「今夜は、誰かから掛けられた言葉が心に引っかかって離れない。そんな生徒の話を聞いていく」

COCO教頭「例えば、彼氏からかけられる“大好きだよ”が信じられないとか、親が“あなたのため”ってよく言うけど、それって本当ですかと感じてしまうなど、これって信じていいのかな、これってどういう意味で言ったのかなと自分の中で浮かぶ、そんな言葉を教えてほしい。その言葉に含まれた意味だったり、なんでその言葉をかけたのか、そのハテナをSaucy Dog先生と一緒に考えていきます」

こもり校長「秋澤先生、何かあります?」

秋澤先生「“怒らないんで、ちゃんと説明してほしい”とか、“怒らんから、ちゃんと言って”というのは信用できないですね」

一同「(笑)」

秋澤先生「本当に僕、今までそれを言って怒られなかったことが1回もないので、怒らないって言ってる時点で怒ってるんですよね」

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一同「(笑)」

こもり校長「もう言ってる時点で、あなたもう怒ってるじゃないと」

秋澤先生「そうです」

COCO教頭「こっち側からすると、吐き出させるためだけの文言ですからね」

石原先生「罠なんだね(笑)」

こもり校長「いつも、毎週水曜日に、石原先生がSaucy LCOKS!を届けてくれていますが、毎回ラストに僕らに“普通の質問”をしてくれます。“好きな国は?”とか、“トレーナーやニットの下に何を着ますか?”とか、“実家で食べていたお餅は四角でしたか? 丸でしたか?”などありますが、あれは一体どういう思いで質問されてるんですか?」

石原先生「もちろん、その日何か話題に上がったことを質問したいなって感じなんですけど、まあ、“普通”の講師なんで」

こもり校長「我々、ちょっとだけ寂しいんです」

石原先生「何が?」

こもり校長「“実家で食べていたお餅、四角でしたか? 丸でしたか?”みたいなの来て、“ああ、俺、四角だったかな? 丸だったかな? どっちもあったかもな、三重県だから”みたいな話をして。これ、俺らでしか話せないの寂しいんですよ」

石原先生「(笑) そうですよね」

こもり校長「かといって、翌週授業が始まったら、石原先生が“ああ、お2人は丸餅なんですね”とかもないわけですよ」

石原先生「返しがね(笑)」

こもり校長「だから、いつも一方通行で実は寂しかったんです」

石原先生「いや、そんなつもりはなかったんですけども(笑) 今聞きましたね」

一同「(笑)」

こもり校長「だから、今日は我々から普通に質問なんですけど…貯金とかってしてます?」

一同「(笑)」

石原先生「さっきの話(笑)」

せと先生「最初に戻った(笑)」

石原先生「貯金は…してる」

こもり校長「え、石原先生、してる?」

石原先生「してますね」

こもり校長「ちゃんと意識して貯金しようと、毎月もらうお給料の中からある程度の額は貯金してる?」

石原先生「定期預金で、大体毎月引かれるみたいなのをやってますね」

COCO教頭「給料から先に引かれるってことですか」

石原先生「そうです。だから、自分がそれを下ろす前に引かれちゃってるから、それで貯金はしています」

こもり校長「なるほど。せと先生は?」

せと先生「わざわざよけてないけど、ちゃんと使わないように貯めてます」

こもり校長「意識して貯めてる?」

せと先生「使わないようにしてる」

こもり校長「ふーん」

秋澤先生「僕もそんなに、特に使うことがあまりないので。でも、まぁ意識はしてます。毎日、口座見て」

せと先生「毎日口座見てるの?(笑)」

秋澤先生「神経質で。見ちゃって、“あ、ここは税金を払う”とか」

一同「(笑)」

こもり校長「この時期は特にいろいろな申請もあるから(笑) でも、それってある日を境に意識し出しました?」

石原先生「俺は元々、本当は24歳には結婚していたかったんですよ。で、子供も作って、みたいな。姉が今年35歳とかになるんですけど、もう姪と甥がいて。おばあちゃんに、“次はあんたの番かな”とか言われたりとかしてるので。結婚もして子供も作って家も建てたいみたいな、そういう想像から、“じゃあ、今のうちから貯めておくか”みたいな」

COCO教頭「ちゃんと将来設計をしているってことですね」

こもり校長「なるほどね。だから、将来をちゃんと考えている人は、やっぱ貯めるんだろうね。俺はその日暮らしだからさ」

COCO教頭「言い方カッコいいな」

Saucy先生「(笑)」

COCO教頭「その日暮らしのこもり?」

こもり校長「その日暮らしのこもりだから」

COCO教頭「じゃ、ちょっと私からいいですか? 忘れられない恋をどうやって忘れてきましたか? どう乗り越えてきましたか? まずは石原先生」

石原先生「僕は忘れようとしない。忘れようとしちゃうと思い出しちゃうじゃないですか。だから、忘れようとしないで、その思い出す作業を止めると、自然にやっぱり時間が経つにつれて薄まっていく。で、最後はもう『Rain』で流しちゃえばいいんで。水溜りをたくさん作ってきました」

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一同「(笑)」

COCO教頭「せと先生は?」

せと先生「1ヶ月経ったら忘れます(笑)」

COCO教頭「早〜い」

せと先生「あれ? すごい顔でこっち見てる〜(笑)」

こもり校長「1ヶ月でデリートされちゃうんですか?」

せと先生「何やろな。例えば、お付き合いをしました。本当に別れる時には、“別れるかもな”からちゃんと別れるまで結構時間が経っちゃうタイプなんで。だから、その間にちゃんと準備ができてるんじゃないですか」

COCO教頭「メンタルがそこに持っていけるように向かってるってことですね」

せと先生「そうそう(笑)」

SCHOOL OF LOCK!


COCO教頭「秋澤先生は?」

秋澤先生「ないです」

せと先生「(笑)」

秋澤先生「ゲームみたいな感じで、上書き保存するんで」

COCO教頭「上書き保存だ」

こもり校長「ファイル別じゃなく?」

秋澤先生「ファイルは全消しで、そのまま上書きしていきます」

せと先生「女性タイプや」

石原先生「そうだね」

COCO教頭「…ありがとうございます」

秋澤先生「ありがとうございました」

一同「(笑)」

COCO教頭「すいません、むりやり引き出しちゃったみたいになっちゃいましたけど(笑)」

秋澤先生「僕、もっと上手く言おうと思って考えてたんですけど、全然面白くなくて、すいませんでした」

一同「(笑)」

COCO教頭「いやいや、大丈夫ですよ(笑)」

こもり校長「あと、そんな重い十字架を背負わないでください」

一同「(笑)」

SCHOOL OF LOCK!


こもり校長「ということで、今夜の授業テーマは…『引っかかってる、あの言葉』!!!

あお丸ちゃん 愛媛県 16歳

こもり校長「学年は?」

あお丸ちゃん「高校1年生です」

こもり校長「あお丸ちゃんはSaucy先生、好き?」

あお丸ちゃん「めっちゃ大好きです」

石原先生「嬉しい!」

秋澤先生「やったぁ」

こもり校長「今日来てくれてるのよ。約10ヶ月ぶりに」

一同「(笑)」

あお丸ちゃん「今週のライブ行きます」

Saucy先生「お〜、やったぁ!」「ありがとうございます」「ありがとう!」

こもり校長「すごいね。ここで話してライブで会えるって、めちゃくちゃテンション上がるね」

あお丸ちゃん「(笑) 嬉しいです」

こもり校長「あお丸ちゃんの何か心に引っかかっている言葉は、どんな言葉なの?」

あお丸ちゃん「先生から言われた、"期待しているよ”って言葉です

こもり校長「その“期待しているよ”は、どういう風に引っかかってるの?」

あお丸ちゃん「私が高校と通信制の美容専門学校に通ってるんですけど、高校の中で美容の授業が受けられるんですけど、その美容の先生から言われた“期待しているよ”って言葉なんですけど、私はカットの技術とかまだ1年生なので未熟なんですけど、先生に褒められたり、期待してるよって言葉を言われた時、初めは嬉しかったんですけど、それがだんだんプレッシャーになっていって。最近、心からその美容の授業が楽しめていないのが結構あって」

こもり校長「そうか。周りの先生たちは、あお丸ちゃんの授業も見てくれてるし、それこそ自分の生徒だからということで、“期待しているよ”って言ってくれる。その言葉が、いつしかプレッシャーになって引っかかってきたか?」

あお丸ちゃん「はい」

こもり校長「期待されるってプレッシャーですよね?(笑)」

石原先生「プレッシャー。だから、めっちゃ分かる」

こもり校長「プレッシャーがかかると、楽しくなくなることももちろんあるし。そういうプレッシャーってどうやってはねのけてきました?」

石原先生「俺らは、周りの方がいい音楽作ってるかもとか、いいライブしてるかもとか、そういう風に昔、思っちゃってたじゃん。他のバンドと一緒にツアーを回る時があって、“うわぁ。俺ら負けてるかもなぁ”みたいな。熱量とか何か勝負できるポイントはあるのかな、とか。そういうことでめちゃめちゃ悩んでたんです。やっぱり事務所は期待してくれてたし。だから、めちゃめちゃそういう気持ちは分かるっす」

あお丸ちゃん「うん」

こもり校長「ポジティブな気持ちが向けられていることが分かる時もあれば、“その期待してるよって、本当に100%ポジティブで言ってます?”って疑っちゃう時もありません?」

石原先生「ある」

こもり校長「あお丸ちゃんもそんなのを感じる時ある?」

あお丸ちゃん「そうです。クラスの中でカットコンテストみたいなのがあって、期待してるよとかって言われている割には、順位の中に入れなかったりしていて。それで、私の技術が劣っているから言われてるのかなって部分もあります」

こもり校長「あお丸ちゃん的に、その“期待してるよ”って言葉が素直に自分の中ですっと通り過ぎていかないのは、何が原因なんだろう?」

あお丸ちゃん「自分の技術に自信がないのと、周りと比べて私の上達のスピードが遅いのがあります」

こもり校長「なるほどね。せと先生とか、自分に自信がないなって思う時期とありました?」

せと先生「めっちゃありますよ。それこそ一昨年とかに、私、不調でちょっと休ませてもらっていた時期があるんですけど、それも、足をちょっと痛めてたところから、“いっぱいみんなが楽しみにライブに来てくれるけど上手くドラムが叩けない”とかのプレッシャーで、メンタルも一緒にダメになっちゃって、どんどんダメな方向に行っちゃう…みたいなところもあったんです。どうやって解決したかと言われると、ちょっと休んで、1回、そういう周りの期待とかプレッシャーとかを全部置いといて、“もう何も考えずにやろう”ってところまで1回落ちられたのはあるかもしれない」

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あお丸ちゃん「うんうん」

こもり校長「だから、あお丸ちゃんも今1年経って、たぶん、いろんなこと、最初は0から1になる段階がすごく楽しかったと思うんだけど、1が2になって2が10になって…ってなると、どうしてもそこからの伸び率ってちょっと遅くなるじゃない。“あれ、最初はあんなに全部行けてたのに”みたいな。そこのスピードの遅さのギャップに、自分がちょっと引っ張られたりとかも絶対あるだろうし」

あお丸ちゃん「はい」

こもり校長「そのくせ周りは“期待してるよ”とか、“2年生になるから、コンテスト頑張ってね”とか言うじゃない、みたいなね」

あお丸ちゃん「うんうん」

石原先生「基本的にポジティブな言葉もネガティブな言葉も、相手が思っている勝手なことだし。で、“自分が周りより劣っているな”とか、“上達するスピード上がらないな”みたいなことは、自分の気持ち自身も上達していってるから、気持ちが追いついていない。技術は上がっているけど、自分の中の“上手くできた!”みたいな期待も上がっていってるから、そう感じているというところもあるから」

あお丸ちゃん「うんうん」

こもり校長「確かに。石原先生が言ってくれたみたいに、逆に前に進めているからこそ、“期待してるよ”って言葉が心につっかえちゃうってこともきっとあると思うんで」

あお丸ちゃん「うんうん」

こもり校長「逆に、スルッと通り過ぎていないってことは、ちゃんと成長の過程のレールの中にいるからだと俺も思うし。あと2年あるだろうから、そのプレッシャーも感じながら、きっとどこかでスルッと通り抜ける瞬間も来るだろうし、大丈夫だと思う。レールの上にはしっかり乗れていると思うから。プレッシャーを感じながらも、どんどん成長できていっていると思うから」

あお丸ちゃん「はい」

こもり校長「もうこれはストレスでいっぱい溜めて、来週のSaucy先生のライブで爆裂に発散するしかないね」

あお丸ちゃん「そうですね(笑)」

一同「(笑)」

こもり校長「また学年が変わったら、いろいろと考えることとかもあると思うけど、自分で全部背負い込まず。でも、頑張りながら一歩一歩前へ進んでこうね」

あお丸ちゃん「はい。もうありがとうございます」

こもり校長「ありがとね」

Saucy先生「ありがとう〜」


♪ この長い旅の中で / Saucy Dog




こもり校長「今聴いてもらったのが、今日配信リリースとなったSaucy Dog先生の新曲『この長い旅の中で』。今日のチケットプレゼントもしている映画『52ヘルツのクジラたち』のために書き下ろされた1曲ということで。
書き下しともなると、詞を書く時とか悩んだりもするんですか?」

石原先生「今回はあんまり悩まなくて。サビとかはいろいろ考えたりしたんですけど、その小説とかを見させてもらって、自分と重なる部分があるな、同じような経験をしたことがあるなってところから書き進めていった感じなので、結構スラスラ書けちゃいました」

こもり校長「へ〜。逆に、お2人は歌詞が出来上がったのを初めて見た時って、どういう印象だったんですか?」

せと先生「最初はその1曲まるっとというより、ワンコーラスを聴いたんですけど、メロディーも一緒に聴いていて、Saucy Dogの曲の中で、すぐに“好き”ってなる曲と、“やればやるほど好きになる曲”があるんですけど、今回の曲はもう一発で“好き”って直接言った気がする。“この曲好きやわ〜”って。そう思いました」

こもり校長「秋澤先生は?」

秋澤先生「本当に一緒の意見で。歌詞を考えて聴くとよりも、すっと頭の中に入ってくる、みたいな感覚で、すごく“馴染みが早かった”っていうのかな。だから、曲を作る時も結構みんなのイメージが一緒だったから、すごく早く…」

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石原先生「ケンカもせんかったしな」

こもり校長「その一発目に見えた景色がみんな一緒の景色だったのがあるんですかね。感情だったりとか、色だったりとか」

石原先生「そうですね。一番最初のイントロ部分を作った時から思ってましたね」

こもり校長「これは名曲なんじゃないかなってね」

COCO教頭「(笑)」

石原先生「これはもう、みんながこう思うやろって(笑)」

せと先生「嫌な表情(笑)」

一同「(笑)」

石原先生「表情を拾うな、見えへんねんから(笑)」


♪ いつもの帰り道 / Saucy Dog


さて、今週は『Saucy LOCKS!』のコーナーも全員そろって生放送教室からお届けしていきました!
テーマは…『〜忘れられない恋を洗い流そう〜 Rain逆電』!!!

2月21日の生放送教室で行った授業『〜忘れられない恋を洗い流そう〜 Rain逆電』
生徒たちの切ない恋の記憶を、アンジェラ・アキ先生の「Rain」という曲と共に洗い流していく授業です。

洗い流したい恋の思い出を話してくれたのは…RN パンパパンパンパ パンパンパン
小学校6年生の時に教育実習の先生のことを好きになり、それが初恋だったのだそう。
今は好きという感情ではないけれど、新しく好きな人が出来ても、先生のことを思い出したり、どこか先生と重ねてしまうところがあるんだそう。
サウシー先生や校長、教頭からのエールを受けて、思い出の中の初恋の先生へお別れ告げてコーナーは終了!
RN パンパパンパンパ パンパンパン、話を聞かせてくれてありがとう!

SCHOOL OF LOCK!



こもり校長「ということで、Saucy先生ですが、5月からバンド初となるファンクラブツアー(『オーナーズツアー2024』)が開催されるということで、おめでとうございます! 広島公演を皮切りに、全国9都市12公演を行う今回のツアーということで、昨年から今年にかけてアリーナツアーも行っていますけれども、ファンクラブツアーともなると、普通のライブとは違う部分を意識するものですか?」

石原先生「まだ全く考えてはないんですけど、でも何か変わった、これまでとは違うことをやりたいなって思っていて。普通のワンマンライブだとアコースティックコーナーがあったりするんですけど、他のコーナーを作ってもいいかなっていう。ファンクラブのコーナー」

COCO教頭「せと先生、今初めて聞きましたみたいな顔して…」

せと先生「それ以上、思いつきで喋らないでって思ってます(笑)」

秋澤先生「言うとやらないといけなくなるからね(笑)」

せと先生「まだ何も決まってないからね(笑)」

こもり校長「(笑)」

石原先生「もしかしたらずっとMCみたいな感じかもしれないし」

こもり校長「ファンクラブツアーですから、今までにない皆さんとのコミュニケーションというパターンもあるかも?」

石原先生「かもしれないですしね」

こもり校長「でも、ある種すごく濃いファンの方が集まるわけじゃないですか。普段より濃いファンってなると、雰囲気もちょっと変わりそうですね?」

石原先生「そうですね。言ったら、今までは付き添いの人とか来てたわけじゃないですか。で、何人かで来て知らない人ももちろんいたりとか、でも友達が好きだから一緒に付いて来て、楽しんでくれてるみたいなのは多かったですけど、全員がSaucy Dogのことを好きで知ってくれているのは初めてなので」

こもり校長「不思議なんですよ。僕もファンクラブイベントみたいなのを去年初めて1人でやったんですけど、なんか変なところで盛り上がるんですよ。要は、より僕のことを知っている人が集まってるから、普段はさっき言ってくださったみたいに、僕は7人のグループをやっているので、他のメンバーを好きな人もいるわけじゃないですか。それこそ家族で来ました、連れられて来ました、友達が言うから来ましたって人がいる中で、そういう人たちが全くいない、自分のことだけを知っている人だけがいるから、僕の変な癖とかを見ただけで、みんなでクスクス…とか」

石原先生「へ〜」

せと先生「なるほど」

こもり校長「しゃべり口調とかでも、僕がテンション上がりだしてくると、それを感じ取って笑い出すとか。だから、たぶんこのファンクラブツアーを回っていくと、普段だったらこの楽曲でここが盛り上がるのに、“あれ、あんまりだな”みたいな。でも、この曲をやってみたら、“ここの間奏でみんないきなりテンション上がるの?”とかもたぶんあると思うんですよ」

石原先生「いいな!」

せと先生「なるほど」

石原先生「でも、それにちょっと満足しちゃって、ワンマンでそこで来なかった時に、”あ、あれ?”って」

こもり校長「その怖さもあります」

石原先生「(笑)」

こもり校長「だから、ちょっと僕は変なことをやってみてもいいんじゃないかなと思うというか。いつもよりギチギチに詰めずに、変な間が生まれるぐらいの方が、もしかするとファンクラブのイベントだといいのかな、みたいなことはちょっと思いますね」

SCHOOL OF LOCK!


石原先生「今までの曲を全曲練習して…あ!」

COCO教頭「出た。アイデアベース(笑)」

せと先生「これ以上、喋らないで(笑)」

石原先生「(笑)」

こもり校長「全曲らしいですよ。あ、秋澤先生がすごく目をつぶっている(笑)」

秋澤先生「やだ〜(笑)」

石原先生「やってほしい曲を言ってもらって」

こもり校長「“あなた何?”みたいなね(笑)」

石原先生「…あ、やらないで〜す」

SCHOOL OF LOCK!


一同「(笑)」

こもり校長「でも、より濃いものがもしかしたら見られるかもしれないから、Saucy先生初のファンクラブツアーの詳細は公式サイトをぜひチェックしてみてほしい!」

こもり校長「さぁSCHOOL OF LOCK!、今夜の授業テーマは…!」

『引っかかってる、あの言葉』!!!

まだまだ成長納言 山形県 17歳

こもり校長「学年は?」

まだまだ成長納言「高校2年生です」

COCO教頭「中2高2は…Do What You Want!」

まだまだ成長納言「オッケ〜」

COCO教頭「すくすく育てよ!」

まだまだ成長納言「はい!」

一同「(笑)」

こもり校長「まだまだ成長納言は、Saucy先生大好き?」

まだまだ成長納言「めっちゃ好きです」

こもり校長「ライブとかは?」

まだまだ成長納言「先月、仙台のアリーナツアーに行きました」

石原先生「ありがとう〜」

こもり校長「じゃ、先月ぶりだ」

まだまだ成長納言「はい!」

Saucy先生「久しぶり!」

まだまだ成長納言「お久しぶりです(笑)」

一同「(笑)」

こもり校長「新曲聴いた?」

まだまだ成長納言「もう今日1日中聴いてました」

Saucy先生「嬉しい〜」

こもり校長「どうだったよ?」

まだまだ成長納言「鳥肌って感じです。感動して」

Saucy先生「お〜!」

こもり校長「分かる。俺も今回の新曲を聴いた時は、今までのSaucy先生よりも情景がすごく広く見えたから、鳥肌という感覚はすごく分かる」

石原先生「嬉しいな〜」

こもり校長「また明日も聴いて頑張れるな」

まだまだ成長納言「頑張ります」

こもり校長「まだまだ成長納言は、どんな言葉が心に引っかかってるの?」

まだまだ成長納言「友達からたまに言われる、“優しいから”という言葉に引っかかっています

こもり校長「その言葉だけ聞くと、ポジティブな言葉に聞こえるけども、どういう風に引っかかってるの?」

まだまだ成長納言「素直に受け取ったらいい言葉なのかもしれないんですけど、例えば自分が落ち込んだ時とかに、友達に相談すると“優しいから仕方ないよ”とか、“優しいからだよ”とか、何かと優しいからって言われて、それで済まされて終わっちゃうみたいな」

こもり校長「なるほどね。もうちょっと根本的な理由があるのに、すごく抽象的な言葉でまとめられちゃうことに、ちょっと引っかかるみたいな?」

まだまだ成長納言「はい。本当にいい言葉なのかモヤモヤして、たまに苦しくなってしまいます」

こもり校長「でも分かる。“優しいから”は、すごく便利な言葉じゃないですか。どこの場面でも使えるというか。俺はそれがすごく分かるな。“優しすぎるからだよ”とか、“優しいから気にしちゃうんだよね”とか、“優しすぎるよ。それで傷ついているの”とか」

まだまだ成長納言「そうなんですよ」

石原先生「言うたら“優しいから、どうしたらいいねん”って話し合いですもんね」

こもり校長「そこからの一歩が欲しいけど、それで済まされすぎるからちょっとなんかな、みたいなね。でも、逆にその優しいをほぐして考えてみると、自分の中ではそういう部分はちょっとあるのかな。やっぱり気にしすぎちゃう部分があるとか?」

まだまだ成長納言「はい。これだけ言われるとやっぱり少し自覚もあるし。自分が本当はやりたくないこととかも、人から優しいって言われて、その優しさがゆえにやっぱり断れないって自分もいて。引き受けて嫌な思いをしながらやっちゃう、みたいな」

こもり校長「周りに“優しいな”と思う人います?」

石原先生「…いない」

せと先生・秋澤先生「(笑)」

石原先生「パッと思いつかないかな」

COCO教頭「嫌なことを引き受けてくれる子とか?」

石原先生「あー、いるわ! いますいます」

COCO教頭「そういう時って、石原先生が頼む時、“この子、嫌な思いしてるんだろうな”って気持ちを感じたりします? それとも、いつも快く引き受けてくれてるから頼みやすいとか?」

石原先生「そう。頼みやすいって思っちゃうのかもしれないし、それは自分も割と頼まれることが多いので。だから、頼まれたりとか、相談に乗って欲しいって言われたりすると、しんどくても電話したりとかはありますけどね」

COCO教頭「ご自身のテンションとか体調とかで、本当は今日はあんまり電話とか出たくないってタイミングも絶対あるわけじゃないですか。それでもやっぱり困っている人のことを支えてあげたいみたいな気持ちが勝つから、電話に出ちゃったりとかもあるんですか?」

SCHOOL OF LOCK!


石原先生「昔はですよ。今はもう自分本位なんで(笑) やりたくないことはやりたくないときっぱり言うし、ちゃんとそういう風に相手に直接言う。あと、陰口とかすごく嫌いので、その相手に思ったことをそのまま言っちゃいますね」

こもり校長「だから、何かを受け取る瞬間だったりするのかな。“優しい”って言葉を」

まだまだ成長納言「う〜ん…」

石原先生「絶対、優しいことは悪いことじゃないから。優しいけど、自分の気持ちをちゃんと大切にしてあげたら一番いいのかなって感じですけどね」

こもり校長「でも、話は聞いてもらいたいよね。もうそれでまとめないでよ、みたいな」

まだまだ成長納言「そうなんですよ」

こもり校長「何か自分の悩みとかを具現化する時に意識していることとかあります? 秋澤先生とか、自分の悩みとか話せるタイプですか?」

秋澤先生「そうですね。それこそさっきの、優しいって思っていた友達とかには、普段は申し訳ないなと思いますけど、ウワッてなったら電話してバーって言って。そういう感じでいます。それでも聞いてくれるので、めちゃめちゃありがたいですね」

SCHOOL OF LOCK!


こもり校長「じゃあ、言えるタイプ。せと先生はどうですか?」

せと先生「私はあんまり言えないタイプかもしれない。もうホンマに限界が来た時に溢れるかも。秋澤が、その友達に、しんどい時に頼っちゃう。で、その頼られている側の子が、まだまだ成長納言と同じ立場なわけじゃないですか。その“優しい”って言ってるのって、言っている友達とかからすると、たぶん、ホンマにプラスの意味しかないんやろうなとは思うんですよね。だから、そこでしんどくなっちゃうのをどうしようかを考えた方が、心が楽になる気がする。周りの子たちの言ってくれてることは、ホンマに優しくて好きで言ってるんじゃないかなって」

SCHOOL OF LOCK!


まだまだ成長納言「う〜ん」

こもり校長「だから、周りの子はたぶん、まだまだ成長納言のことを本当に優しい子だって思ってるから、言ってくれた子には、“だから私、こういうことはしんどいんだよね”って伝えてあげるとすごく聞いてくれるのかもね。視点を変えるというか」

石原先生「さらに深く。だから自分はこうなんだよねって」

こもり校長「そう。というのを聞いてくれる入り口というか、きっかけにすぎなくなっているのかもしれないね。もしかすると」

まだまだ成長納言「はい」

こもり校長「むずいよ。何か悩みができた時に相手に何かをぶつけるってすごく難しいことだから。あと、周りから見えている自分のイメージがここまで定着することって、逆に俺はないと思うから。逆にこれだけ言われるということは、本当にみんなが思っているイメージがそうなんだよ。だからこそ、逆に伝えやすい悩みの方法もあると思うけどね」

まだまだ成長納言「うんうん」

こもり校長「“あんなに優しいまだまだ成長納言がこんなに言ってくるんだったら、たぶんよっぽどヤベーぞ”みたいな振りになると思うから、逆に。…って考え方はあるし。せと先生が言ってくれたみたいに、周りの人の言葉に引っ掛かるよりは、その現状をどう打破するかの方に視点を変えた方が、心が和らぐかもね」

まだまだ成長納言「ありがとうございます」

こもり校長「いやいや。そのありがとうもすごく優しさをこもってたよ」

一同「(笑)」

まだまだ成長納言「お〜」

こもり校長「そう。だから、“優しい”に本当に間違いはないと思うから、周りの言葉は信じながらも、辛い時に辛いと言える自分の心の言葉をセットしながら。頼れる時は頼って」

まだまだ成長納言「はい!」

こもり校長「うん。ありがとね」

まだまだ成長納言「ありがとうございます!」

SCHOOL OF LOCK!



♪ 優しさに溢れた世界で / Saucy Dog


マコペッティ 広島県 16歳

こもり校長「学年は?」

マコペッティ「高校1年生です」

こもり校長「マコペッティは今、どんな言葉が引っかかってるのよ?」

マコペッティ「友達に好きって言われても、素直に受け取れないことです

こもり校長「え? 友達に好きって言われること、すごくいいことじゃない。何で素直に受け取れないの?」

マコペッティ「なんでかっていうと、友達と1回ギスギスしちゃって。で、その後くらいに昔嫌いだったみたいな暴露をされたことが原因ですね」

こもり校長「で、“何? 私のこと嫌いだったくせに、今好きとか言ってきても”みたいな感じってこと?」

マコペッティ「その子とは今仲良くて。なんですけど、やっぱ昔疎遠になったりとか、嫌われてるっぽいな、みたいな感じで。で、やっぱり嫌われてたんだってことがあったから、その好きが信じられなくて」

石原先生「え、嫌いだったって言われたのは、仲良くなってから?」

マコペッティ「それは、今よりは仲良くないけど、結構一緒にいる時」

こもり校長「そのギスギスした時に、あなたのことを嫌い、みたいなことを言われたってこと?」

マコペッティ「1回ギスギスした後に、ちょっと間が開いて、その後に言われました」

こもり校長「今はその子とマコペッティはどんな関係性なの?」

マコペッティ「今は何人か他に一緒の友達がいるんですけど、一緒にいて」

こもり校長「結構仲良いのかな。で、今はその子はマコペッティのことは好きって言ってくれるの?」

マコペッティ「好きって言ってくれるんですけど、ホントかどうか…」

石原先生「俺は逆に嬉しいですけどね。“昔めっちゃ嫌いやったけど、今好きよ”みたいなこと言われたら、“あ、ちゃんとそれを言える関係値まで来てくれたんやな”って思っちゃうけどな」

こもり校長「素直には受け取れないんだ?」

マコペッティ「そうですね」

こもり校長「逆にマコペッティは、その子に対してどういう気持ちを持ってるの?」

マコペッティ「私は結構好きで、嫌われてるってちょっと思ってたけど、でも、“あ、ホントにそうだったんだ”みたいな」

石原先生「あ、その時なんだ。それはちょっと傷つくかもしれない」

こもり校長「確かにね。でもマコペッティは、その子のこと好きって思う気持ちがあるわけじゃない。で、今向こうは、その友達はマコペッティのことを好きって言ってくれるわけじゃん。その時、マコペッティはちゃんと相手に、私もあなたのこと好きだよって届けられてる?」

マコペッティ「いや、届けられてないです」

こもり校長「そこも、もしかしたら、ギスっと思う原因なのかもよ。自分がそれをちゃんと消化できていないから、相手に自分の好きが届いてないから、これを自分が言った時に相手が嫌いとか言ってくるのが嫌だとか、もしかしたら、今この関係を崩したくないとか、そっちの方にばっかり(気持ちが)先行しちゃって、自分の心の中にある、“相手のことを好き”って気持ちがちょっと不安な方の気持ちになっちゃっている、みたいな。意外と、“あなたのことが好きだよ”って伝えた時に、”え、私も好きだよ”って相思相愛な感じになると、その不安は取れるのかもしれない。まだ届けられていない想いだから、ちょっと不安に思うこともあるのかなと、今の話を聞いて思ったけどね」

マコペッティ「確かに。自分から気持ちを伝えてみたら変わるのかもしれない」

こもり校長「そう。もしかするとね。自分の好きって気持ちは嘘じゃないわけじゃない。でも、向こうは嫌いとも言ってきたし、好きとも言ってきたし、また嫌いって言われたくないから、みたいなところが、たぶん心の中にちょっと残ってるんだよ。だから、1回伝えてみるのはアリだと思うけどね。意外とその気持ちを伝えてみると、不安じゃなかったかもと気付くこともあるかもしれないし。時にはちょっと大胆になってみるのもいいんじゃないかなと思うけども」

SCHOOL OF LOCK!


石原先生「自分の中でネタにしちゃうとか。“でも前言ってたで、嫌いって。言ったよな、自分のこと嫌いって”みたいな」

一同「(笑)」

COCO教頭「お互い言いやすい雰囲気に持っていけたら、一番いいですよね」

マコペッティ「確かに」

石原先生「”あれはウソやって”って、ホンマに弁解…ウソっていうか…」

こもり校長「“言葉のアヤやん”ってね」

石原先生「そうそう(笑)」

SCHOOL OF LOCK!


マコペッティ「(笑)」

こもり校長「“ケンカしてたやん”みたいなね。だから、意外と好き、嫌いみたいな気持ちを伝えてみるのもアリかもね」

マコペッティ「はい」

こもり校長「ここで今こうやって話してくれたことがきっときっかけにもなるだろうから。何かちょっと思った時には伝えてみて」

マコペッティ「はい」

こもり校長「うん。今思ってることを伝えてくれて、ありがとね」

マコペッティ「いえ。伝える勇気が出ました」

こもり校長「お〜(笑)」

石原先生「良かった」

こもり校長「ありがとね。また何かあったら話しに来てよ」

マコペッティ「はい。ありがとうございました」

Saucy先生「バイバーイ」

COCO教頭「黒板、今日はせと先生お願いします」

せと先生「ヤバい。何も思いついてない(笑) どうしよ?」

こもり校長「じゃ、考えてる間に、COCO教頭と秋澤先生が2人でトークします」

石原先生「お! いいね!(笑)」

せと先生「やったぁ」

COCO教頭「秋澤先生、イヤホン…(笑)」

こもり校長「もう今日は喋らない決意ですか?(笑)」

秋澤先生「いや、全然。こういうとこあるんですよ、抜けてて(笑)」

COCO教頭「初めてかもしれないです(笑) でも、記憶に残る。会話が全てじゃないんだなと今、思いました」

石原先生「“ホンマに何を考えて、その行動をしてるの?”って」

COCO教頭「もう忘れないですもん、いい意味で」

石原先生「(笑)」

秋澤先生「こんな感じでおっしゃってますけど。でも、何のお話しますか?」

こもり校長「(笑)」

石原先生「下手くそ〜(笑)」

COCO教頭「言うてる間に(笑)」



今日の黒板


SCHOOL OF LOCK!


『 素直は難しいけどすばらしい! 』

せと先生「今日いろいろ聞いて、“素直に受け止める”って、自分に自信がなかったりするとめっちゃ難しいと思うんですけど、でもやっぱり1回素直に受け取ってみると、すごく素敵な言葉に見えたりとか思えたりとか…そんな感じです!(笑)」


♪ この長い旅の中で / Saucy Dog


こもり校長「SCHOOL OF LOCK!そろそろ下校の時間です!
あっという間の2時間だったなって僕は勝手に思いましたが、疲れました?」

石原先生「いや、全然疲れてないです。まだまだあと5時間いけます!」

せと先生「(笑)」

COCO教頭「今、石原先生は眉毛を指で押さえてましたから(笑)」

こもり校長「ちょっと次は、10ヶ月後とは言わず」

石原先生「そうですよ」

秋澤先生「9でええって言うてるやん!」

一同「(笑)」

COCO教頭「この流れが」

こもり校長「もうこの8ヶ月10ヶ月論争を辞めたいんです(笑)」

Saucy先生「(笑)」

こもり校長「もっと定期的に来てもらっていいですか?(笑)」

石原先生「もっといつでも呼んでください」

こもり校長「ファンクラブツアーの折り返しぐらいに来てもらっていいですか?(笑)」

石原先生「OKです」

こもり校長「結局、何の企画をやったかを」

COCO教頭「答え合わせしたいです」

石原先生「それいいですね!」

こもり校長「ホントに全曲できたのか(笑)」

Saucy先生「(笑)」

こもり校長「いろいろ聞きたいので、遊びにきてください」

石原先生「もちろんです」

こもり校長「そして引き続き、Saucy LOCKS!もよろしくお願いします」

Saucy先生「よろしくお願いします」

こもり校長「さぁSCHOOL OF LOCK!は、明日夜10時に再び開校!」

COCO教頭「起立! 礼!」

こもり校長・COCO教頭・石原先生・せと先生「また明日〜〜〜〜〜〜!!!!」

COCO教頭「(笑)」

秋澤先生「また明日! …言うの忘れてた(笑)」

一同「(笑)」


SCHOOL OF LOCK!


SCHOOL OF LOCK!



こもり校長の放送後記

心のアミって
細かいから
よく引っ掛かる


COCO教頭の放送後記

三者三様の切り替え方。
やっぱり女子の方が
さっぱりしてる説は本当なのかな?

この後記の放送を聴く

聴取期限 2024年3月6日(水)PM 10:00 まで

Music 2024.2.28 PLAYLIST

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Saucy Dog「忘れられない恋をどうやって忘れてきた?」恋の終わり方を語る

ラジオの中の学校、TOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」(月曜〜木曜 22:00〜23:55/金曜 22:00〜22:55)。2月28日(水)の放送は、Saucy Dogが生出演。パーソナリティのこもり校長(小森隼/GENERATIONS from EXILE TRIBE)とCOCO教頭(CRAZY COCO)の“普通の質問”に答えました。先日の放送で、忘れられない恋の話を打ち明けたCOCO教頭からの質問と3人の回答を紹介します。

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