スペシャル授業ウィーク2日目!今夜はゲスト講師【粗品】先生が来校!

SCHOOL OF LOCK!

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聴取期限 2024年4月23日(火)PM 10:00 まで

スペシャル授業ウィーク2日目!今夜はゲスト講師【粗品】先生が来校!


SCHOOL OF LOCK!


『 前夜 』

こもり校長「この間話した生徒で、“あと1年で中学を卒業する”という生徒がいて。“あと1年”とか“最後の1年”とかそういう言葉って、未来に輪郭をつくるよね、みたいな話をして。その言葉があるとちょっと頑張れたり、何か見えるものがあったり、こういうものを目指してみようかなってできるよねって話をしたんだけど。そういう意味では、“前夜”もヤバいと思うのよ」

COCO教頭「“前”の“夜”と書いて“前夜”ね」

こもり校長「そう。みんなからすれば、新しいクラスに行く。新しい友達と遊びに行く。次の日イベントがある。何者かになる前夜ってハンパない状態だと俺は思うのね。俺はGENERATIONSっていうダンス仲間とやってるグループがあるんだけど、そのグループになった当日って、もう俺はすごくファンタジーな世界に入った感じがしたわけ。街の中に自分の写真がいっぱいワーってなってる! ステージに立つと、誰かが俺の名前を大声で呼んでくれる! なんか綺麗な服着てる!…すごく変な世界につれていかれたような感じがしたというか、急に世界が変わった感じがしたというか、自分が何者かになってしまった感じがあって。
でも振り返ると、その前夜ってすごく緊張していて。何になるかもわからないし、まさかそんな未来が待っているということもわからなかったし。“自分ってどうなっちゃうんだろう? でももしかしたら何者かになるんだよな”って、あのドキドキ。ワクワクもあったけど、すごい不安もあったし。ものすごい覚悟もしたし。
俺に、その“前夜”が訪れたように、きっとこれから先、君にもそういう前夜が訪れるかもしれない。そんな時に無理に向き合う必要もなくて、その前夜がしんどかったら休んでもいい。もし勇気が足りない、 誰かの声が聞きたいってなったら、
その前夜にSCHOOL OF LOCK!に登校してくれても、もちろんいい。
そして今夜のゲストも、大きな“前夜”を迎えています。今、どんな前夜なんでしょう? SCHOOL OF LOCK! 今夜も開校!」

SCHOOL OF LOCK!



♪  旅立ち前夜 / LOST IN TIME


こもり校長「スタートラインの一歩後ろで、今夜、この曲を一緒に聴けて、嬉しいと思っている。
さあ、今夜のSCHOOL OF LOCK! は、この方と共に授業を行っていきます!」

粗品先生「どうも、粗品です! よろしくお願いします!

SCHOOL OF LOCK!


粗品先生が来校ーーーーーー!!!!!

粗品先生が来校だー!!!!!!!
私は、前回粗品先生が来校された時に、逆電させていただいたアんてなというものです!

その時に私は「自分に自信がなくて、チャレンジしようにもできない。」という悩み相談をしました。

その際、粗品先生からの「チャレンジしてから自信がつくねんで!」という言葉が力になり、私の目標である構成作家に1歩でも近づくことが出来るよう、学校行事などの裏方に志願したり、SOL!のクリエーションアカデミーに応募して実際に作家さんのお話を聞くことが出来ました。
また、今生徒会への立候補を考えています。

このように様々なことにチャレンジすることができるようになったのは、粗品先生の言葉があったからです。本当にありがとうございました。

アんてな
女性/15歳/東京都
2024-04-16 07:02


粗品先生「うわ、嬉しい! あの時の子が! ありがとうございます。何歳ですか?」

COCO教頭「15歳です」

粗品先生「15歳! 僕、YouTubeで生配信とかやってるんで、ぜひね、親のクレジットカードで投げ銭をお願いします」

COCO教頭「やめて〜やめてもろて。ここでお客探すのやめてください」

こもり校長「もしかしたらね、16とかになって、高校になったらバイトもできるようになって…」

粗品先生「(笑)そうですね。自分のお金でしてくれたら嬉しいかな。RN アんてな、よろしくな!」

こもり校長「さあ、粗品先生、2度目ましての来校になりますが、あの時、僕お休みさせていただいてまして。初めまして、よろしくお願いします」

粗品先生「よろしくお願いします」

こもり校長「前回は教頭と2人で授業を届けてくれて」

COCO教頭「覚えてますか? 12月に」

粗品先生「覚えてますよ。12月にやりましたし、そこからインスタもフォローして、CRAZY COCO先生の」

COCO教頭「そう! していただいて。で、DMで何度かやり取りさせていただいて」

粗品先生「はい。すごいジムに行ってらっしゃる…」

COCO教頭「…そこフィーチャーされる?」

こもり校長「なんか、ジムに行ってる写真すごくフィーチャーするんです。インスタグラムで」

COCO教頭「いやいやいや、そういうので、ちょっとやらせてもらってます〜」

粗品先生「吉本の後輩なんで、普通に」

COCO教頭「ありがとうございます」

こもり校長「あの時はものすごく緊張していたんですけど…?」

粗品先生「あ、そうですか?」

COCO教頭「めちゃめちゃ緊張してました。本当に。なんですけど、まさかの、粗品先生の方から、教室に先に入ってきてくださって、ご挨拶してくださって。“何年目?”って(笑)」

SCHOOL OF LOCK!


粗品先生「後輩やからな〜。あ、すみません、先生?」

COCO教頭「そうです、先生。ありがとうございます。で、普段からYouTubeとか観させてもらっていて、すごい方だって思ってたんですけど」

粗品先生「はいはいはいはい」

COCO教頭「入りがすごくフランクで、緊張しているのにきっと気付いてくださって…っていう、生徒と実際に逆電する時とかも、“きっとこういう子なんやろな”っていうのを声面で聞き取ってくださったりとか。すごくやりやすいって言ったら失礼ですけど、力強さというか、あと心強さというか、それを持ちながらやれたので、徐々に緊張がなくなってきました」

粗品先生「本当ですか? はい、ほんまに吉本の中でも特殊な立ち位置の先生なんで。(COCO教頭が)吉本学園だっていうのを知らんかったから。吉本学園のどこの劇場部にも所属してないってことを」

こもり校長「SNS部なんだよね、教頭はね」

COCO教頭「そうなんです」

粗品先生「それでちょっと興味あってって感じですね」

こもり校長「粗品先生、前回もお話聞かせていただいたんですけれども、元々、粗品先生はアーティストを目指していて、我が校の“閃光ライオット”にも応募してくれた過去がある。小さい頃からピアノをやっていて、中学の頃にはギターに触れて、アーティストを目指されていた。
粗品先生の10代、学生時代の頃の憧れとか、影響を受けた、はたまた記憶にはないけど、これが入り口か? みたいな人とかはいるんですか?」

粗品先生「ザ・ブルーハーツですね。小学校の時にCDを聴いて」

こもり校長「そのCDは何がきっかけですか?」

粗品先生「友達が貸してくれたんですけど、ブルーハーツの野音のライブ音源をしたやつを聴いて、シビれましたね〜。よかったですね」

こもり校長「友達の家で聴いたんですか?」

粗品先生「友達の家で聴きましたね。友達の家に行きました。その後貸してもらって」

こもり校長「小学生で“一緒に聴こうぜ”っていうのは、何がきっかけでなるんですかね?」

粗品先生「なんですかね? なんかパソコンが一家に一台普及しだした頃。それでいろいろ、YouTubeとかはないんですけど、“聴く”とか、もともと(パソコンに)入ってる“ソリティア”をやるとかありましたね。それぐらいなんですけど、その日は音楽を聴きましたね」

こもり校長「(笑)ボタンを押したら周りがパーって広がって爆発するとかね」

粗品先生「“マインスイーパー”ね(笑)」

こもり校長「その頃、同時期に、R-1とか?」

粗品先生「あ、はいはいはいはい」

こもり校長「R1グランプリに応募したりしていたと思うんですけど、中高とか学生の頃はどういう性格の子だったんですか?」

COCO教頭「気になりますね〜」

粗品先生「いや〜、性格はちょっとこじらせてたかもしれないですね」

COCO教頭「どういうこじらせですか?」

粗品先生「“キモイのぉ〜!”って思いながら。小学校の時は結構…何でしょう…小学校の時は、全部もうわかって。あ、こうやったら人気者なるんやとか」

COCO教頭「賢すぎるでしょ!」

粗品先生「こうやったらチヤホヤされんねや、みたいなのをわかって。中学からは、こういう感じでやってんのね〜みたいな。斜に構えてましたね」

こもり校長「でも、それってよく言えば、周りからの目線を、見られてる矢印がすごくわかってるってことじゃないですか?」

粗品先生「結構、敏感やったですね。冴えてましたね、そこは」

COCO教頭「一人っ子じゃないですか。お兄ちゃんお姉ちゃんがいると“こう見られているな”って比べてわかる思うんですけど、一人っ子だとなかなか気づけないと思うんですけど」

粗品先生「なんか結構、昔から長けているんですよ、俯瞰で見るっていう。今もなんですけど、自分の立ち位置とか。今の粗品がこれ言ったらオモロイみたいなのを言うようにしてたりとかしてます」

こもり校長「じゃあ、10代の時に感じたことが、すごく今に培われたりしてそうですね」

粗品先生「そうですね、センスありますね。昔から。そのへんの…」

COCO教頭「ん? イヤな気しないですね。粗品先生に言われると」

粗品先生「そうですか。いや、そうなんですよね〜。実は、そうなんです」

こもり校長「だからこそよ! 今日はそんなセンス抜群の先生と、こんな授業を行ないます!」

『粗品先生と掲示板逆電』!!!

COCO教頭「掲示板逆電は、学校掲示板に書き込まれたメッセージを元に直接電話で、生徒の話を聞いていく授業!」

こもり校長「粗品先生に直接自分の話したいこと、相談したいこと、聞いてみたいことをぶつけることができるぞ!
粗品先生、センスもあった、もしかしたらカリスマだったかもしれない。そんな十代、悩んだこととかあったんですか?」

粗品先生「あ〜、なんか、先生、キモイな〜とか」

COCO教頭「めっちゃキモイ言いますやん」

こもり校長「え、そういうことへの悩みだったんですか? 先生、キモイな〜この人とどうやって接しようかな?って?」

粗品先生「同世代はもう掌握できるんで、正直.。全部わかったんで」

一同「(笑)」

粗品先生「先生は結構、力の差が…年齢差でワーって言われるんで。こっちが間違ってなくても…っていう悩みがありましたね」

COCO教頭「なかなか珍しいタイプの悩みですね」

粗品先生「そうなんですかね。確かにそうかもしれないですね」

こもり校長「さて、粗品先生はファーストアルバム『星彩と大義のアリア』の発売前夜!!

粗品先生「ありがとうございます〜!」

こもり校長「明日ついに発売! フラゲしたっていう生徒はその感想も待ってるぞ!! アルバムの話は後ほどまた聞かせてください!」


♪  終わらない歌 / THE BLUE HEARTS


こうた 神奈川県 16歳

こもり校長「16歳、学年は?」

こうた「高校二年生です」

COCO教頭「中2高2は! Do what you want!」

こうた「OK!」

COCO教頭「very good boy!」

粗品先生「何それ?」

一同「(笑)」

粗品先生「なんですか、それ?」

こもり校長「SCHOOL OF LOCK! には、代々、中2と高2には、教頭先生から言葉が授けられるという…」

粗品先生「(笑)うそぉ! そうなんだ!」

こもり校長「歴代の教頭によって言葉が違うんですが、COCO教頭はこの言葉を」

粗品先生「え〜、オモロ。なんやねん、今の」

COCO教頭「RN こうたと一緒に仕上げていきました」

こもり校長「こうた、ありがとう」

COCO教頭「ありがとう、こうた」

こうた「ありがとうございます、こちらこそ!」

こもり校長「こうた、今日粗品先生来てくれてるから!」

こうた「はい! 最高ですね!」

粗品先生「最高、ありがとう、こうた! マジ?」

こうた「本当に、ありがとうございます」

粗品先生「ありがとうございます、こちらこそ」

こうた「大好きです」

粗品先生「あ、ありがとう。嬉しい!」

こうた「『チンチロ』武道館とかも行かせていただいて」

粗品先生「『チンチロ』武道館、来てくれた!? 高2で!? ありがとう!」

こうた「大好きですね。鳥肌立ってます」

粗品先生「武道館で、チンチロをやったんですよ。それを観に来てくれたそうなんですよ。ありがとうな」

こもり校長「じゃあ、こうたは、SCHOOL OF LOCK!に粗品先生が来てくれるって知ってて、今日は?」

こうた「はい、そうですね」

こもり校長「来てくれたわけだ、ありがとね」

こうた「いやいや、本当にありがとうございます。こちらこそ」

粗品先生「ありがとう、こうた」

こもり校長「こうた、粗品先生と今日は何を話そうか?」

こうた「相談したいことがあって…」

粗品先生「相談、いいよ!」

こうた「僕は、いざという時に結果を出せる人になりたいので、粗品先生に勝負強さの秘訣を教えてほしいです

粗品先生「あ〜、なるほど」

こもり校長「こうたの中での、いざという時の結果というのは、どういう時のことを言うの?」

こうた「僕、バレーボール部でリベロをやっていて、サーブカットとかするんですけど、“ここで失敗したら”とか、マイナスのことを考えてしまって、“ここぞ!”という時にミスっちゃうとか、勝てないことがよくあるんですよ。剣道の授業の時に決勝まで行ったんですけど、そこで負けちゃうとか。それこそ中学受験で第一志望落ちてしまったりとか、勝負強さのところが…」

こもり校長「じゃあどちらかというと、自分がここだけはキメておきたいって願ったところを、毎回ハズしちゃう、みたいなことか」

こうた「そうですね。プレッシャーで」

粗品先生「なるほどな」

こもり校長「プレッシャーに負けてるっていう感じは、自分でもちょっとわかるの?」

こうた「ありますね。力が入らない感じがします」

こもり校長「なるほどね。粗品先生、プレッシャーとかに左右されます?」

粗品先生「僕は左右されないですね〜」

COCO教頭「されなさそうです」

粗品先生「そうですね。あんまりしないですね。“大舞台こそ!”という。だから僕は勝負強いんやと思います。自分で」

こもり校長「そこの強さって、勝因というか、秘訣というか、プレッシャーがあるからうまくいかないもんですかね?」

粗品先生「でも、自分では自然にやっていたんですけど、こうたがこう言ってくれたから、“あ、俺、どうしてんのかな”って思ったのは、やっぱり、メンタルハック! メンタルをハックする!
例えばバレーのやつとかも、スポーツの世界におけるそういう話題の時って、“大舞台で失敗しないためにどうしたらいいですか?”っていうのには、だいたい、“日々の練習やで”みたいな。“その本番の1回のレシーブを決めるために練習したら裏切らへんから”みたいなことをよく言われるんですけど、僕はそれ、あんまり芯食ってないなと思ってるんですね。“いや、本番、ミスする時はするしな。別にどんだけ練習しても、そんときのコンディションあるしな”って。
僕は、メンタルをハックした方がいいと思いますね。もうこの舞台で自分は成功する人間だって思い込むことから始めて、成功せえへんやつは、まあ、キモいヤツだと」

COCO教頭「出た、キモい。すごいめっちゃ言う」

粗品先生「多分、こうたの周りにも、キモいやつめっちゃおると思う。ここはもう中二病みたいに爆発して、“俺はそのキモいやつとは違う! ここで失敗するヤツと違うから! 俺は成功できんねんぞ”って、何回も唱えて言い聞かせることが、結構、効くと思いますよ」

SCHOOL OF LOCK!


COCO教頭「メンタルコントロール!」

粗品先生「メンタルやな、これは」

こもり校長「どう、こうた? メンタルという部分、自分で変えていくって話を、粗品先生から聞いてみると?」

こうた「はい、いや、めっちゃ食らいましたね」

粗品先生「あ、まじ!? 嬉しい」

こうた「はい。メンタル面は、ずっと小さい頃から悩んでたってのがあったんで。みんなの前とかに立つのは好きなんですけど、学級委員長とか今もしてて、そういうのが好きなんですけど、それでもやっぱ緊張しちゃうんで。自分が中心というか。そういう考え方、すごい大切だなと思いました」

こもり校長「僕の中でも、この勝負強さってところで言うと、チャンスを自分から掴みに行かないようにしてるっていうのが自分の中でもあって。毎回、チャンスが巡って来てないのに自分から立ち向かいに行ってる瞬間、“ここキメなきゃ!”って。でもそれって、勝負自体に勝とうとしに行っちゃってるよね。
いつしか絶対に逃げられないチャンスが目の前に転がってきた時に、そこで戦えばいいじゃないって。自分から大きな舞台に立ちに行こうとしてるから、プレッシャーを感じちゃうことってない?って、俺は思うというか」

こうた「なるほど」

こもり校長「リベロはリベロだけにしかできないことがあるから、そのチャンスだけ待ってれば勝利につながるのに、自分がここで点取りに行かないと勝てないんだっていう土俵に上がっちゃうから」

COCO教頭「準備できてない段階でね」

こうた「なるほど」

こもり校長「プレッシャーに感じちゃうみたいな。逆にチャンスを避けていくっていうメンタルの持ち方もある、俺は。でもやっぱりここから先、もう高2。大きい大会とかってあるのかな?」

こうた「はい、あります。もうすぐバレーの大会もあるんで。それに向けてって感じですね」

こもり校長「もうそれレギュラーに入ってるの?」

こうた「はい、一応」

粗品先生「お、すごいやん」

こうた「やらせてもらってて。だからこそ結構緊張しちゃうところもあるんで」

こもり校長「じゃあもう、今からなんじゃないですか? さっき粗品先生が言ったメンタルハック。“自分はイケる男や!”“キショないで〜!”」

粗品先生「キショないで〜。今から時間あるし。敵はキショいよ、6人キショいよ、全員。チームメイトはキショくないかな、じゃあ」

こうた「はい! そうですね」

粗品先生「キモイ奴ばっかりやろ? な、こうた。そうやろ? 結構ね、いい人が多いから、人のことキモいって思うの悪いんちゃうかなっていう人、意外に多いと思うんですけど、いや、キモいよ、みんな。もっともっと思っていいよ」

こもり校長「メンタルハックしていこうよ、こうた」

こうた「はい、代弁していただいてありがとうございます」

こもり校長「メンタルハックしたら大勝負、いけそう?」

こうた「もう、バッチシですね。アルバムも買わせていただいて」

粗品先生「ほんま! ありがとう!」

こうた「初回限定盤を買わせていただいたんで、サインとDVDも明日届くので」

粗品先生「直筆サインしたんですよ、僕」

こうた「それも聴いてモチベを上げていこうかなって思いました」

粗品先生「ありがとう、最高やわ」

こうた「はい、楽しみにしてます」

粗品先生「ありがとうな」

こもり校長「じゃあもう、粗品先生の曲にメンタルハックされていくしかないね」

こうた「そうですね」

粗品先生「いいですね、メンタルハックアルバムですから! メンタルハックアルバムです」

こうた「ブルーハーツも僕好きで」

粗品先生「あ、ホンマ!?」

こうた「小さい頃、お父さんとサッカーやってる時に、お父さんが流してて、それで好きになって。粗品さんがブルーハーツ好きっていうのを知ってすごく嬉しくなりました」

粗品先生「わ〜、めっちゃ合うな、こうた! めっちゃ俺と合うわ!」

こうた「あ、ほんとですか?」

粗品先生「めっちゃ俺と合うわ! 俺、父ちゃん死んでんけど」

こうた「あ〜、去年おばあちゃん、亡くなっちゃって、僕」

粗品先生「あ、マジか、大丈夫か?」

こうた「『怪獣少女は火を吹かない』を聴いて」

粗品先生「僕の曲です」

こうた「すっごい元気もらってます」

粗品先生「マジか!? 嬉しいよ」

こうた「『終わらな歌』とか流れてもうテンション上がってました」

粗品先生「最高やったな! 一緒に聴けて良かったわ、こうたと」

こうた「最高です!」

こもり校長「一緒に頭振った夜だな、今日は」

こうた「そうですね」

こもり校長「じゃあ、このシンパシーを感じながら、絶対次の大勝負、取ってこうね!」

こうた「ありがとうございます」

粗品先生「ありがとうね。頑張れよ!」

こうた「はい! 大好きです! 応援してます!」


♪  不条理な外連味 / 粗品


こもり校長「今みんなと聴いたのは、粗品先生が明日リリースする、ファーストアルバム『星彩と大義のアリア』から、『不条理な外連味』という曲。しかも初解禁!」

粗品先生「ありがとうございます! すいません!」

こもり校長「めちゃくちゃあの学校の描写もこの中に出てきて」

粗品先生「そうですね!」

こもり校長「キショい先生も出てきましたね」

COCO教頭「キモイ先生も」

粗品先生「キショい先生、キモイ先生、盛りだくさん! いい曲やね〜」

こもり校長「まずは、ファーストアルバムリリースおめでとうございます!」

粗品先生「ありがとうございます。イエイ!」

こもり校長「昨年11月に配信リリースした『宙ぶらりん』からの流れをくむようなバンドサウンドにはなっているんですけど。僕らは一足先に聴かせていただいて」

粗品先生「ありがとうございます。すいません、忙しいのに」

こもり校長「もう、この世の中に対する思い、不条理さ、ヘイト、言葉の強みみたいなのももちろんあるんですけど、僕が聴いた感想としては、どの曲を聴いてもすごい肯定してくれてるのに、しっかり世界観に入ったら、いや、どの状態もそこの中に出てくる主人公大丈夫じゃなくない? みたいな。すごく人生に行き詰まってる主人公がいたりとか、すごく悩んでて、どうすればいいかわからない、身動きが取れなくなるような状況。自分がもしその主人公と同じ状況だったら全然前向きになれないんですけど…っていう世界観の中なのに、聴感だけだと、ものすごいパワフル」

粗品先生「わあ、嬉しい!」

こもり校長「粗品先生が言ってくれてる言葉、声自体、訴えかけようとしてくれる熱みたいなものだけ聴いてると、“いや、どうにかなるんじゃないかな”みたいな」

粗品先生「おぉ〜〜!」

こもり校長「でも現実目を向けると、いや全然大丈夫じゃないけどね、でも、どうにかなりそうな気がする…根拠のない熱を与えてくれるアルバムだなって思ったんです」

SCHOOL OF LOCK!


粗品先生「嬉しいです」

こもり校長「すごいヘイトって多いじゃないですか。この世の中」

粗品先生「そっすね」

こもり校長「文句も言いたくなるし」

粗品先生「ええ!」

こもり校長「そういうものをすごく代弁してくれてる感じのアルバムだなって、僕はすごく思ったんで」

粗品先生「うわ〜、本当にそうです」

一同「(笑)」

COCO教頭「ここでも全肯定!」

粗品先生「本当にそうです。ありがとうございます。もう全部そうです」

こもり校長「(笑)それすら肯定してくれて」

粗品先生「最高の感想、ありがとうございます。嬉しいです。本当に」

COCO教頭「私も聴かせていただいて。校長と被るところもあるんですけど、もうこのアルバムに目的があるんだとしたら、救いに来てくれた、と思ったんですよ。例えば、その『サルバドルサーガ』とか、“毎日生きてて偉い!”“その世界が変わるよ”“お前、そっちが変われよ”っていう。“お前、大丈夫やで”っていう肯定の仕方、救い方だったりとか、あとは『はるばらぱれ』。愛する人との別れっていうのを…」

こもり校長「ちょっと待って! え? 1曲ずつレコメンドしてこうとしてる?」

COCO教頭「ここだけ! ここだけね。こんなにわかってくれる人いるんだっていう救い方があると思うので、普段からDMとかで何か自分にできることあるんちゃうかなと思いながら、多分ファンの方と接されてると思うので、それが全部つまった素敵なアルバムだなと思って、私も救われた1人です」

SCHOOL OF LOCK!


粗品先生「あ、マジ!? また、新宿の本社行こうな〜」

COCO教頭「行ったことないですけどね」

粗品先生「あ、そうか。またお願いします。嬉しいですね、そんなに聴いてもらってるみたいで、ありがとうございます」

こもり校長「作詞作曲、粗品先生がされてるわけじゃないですか」

粗品先生「はい」

こもり校長「今回はすごく直球なものが多いじゃないですか」

粗品先生「そうですね。ド直球ですね」

こもり校長「何か制作の中で自分で思うこととかあったんですか?」

粗品先生「いや、めちゃくちゃありましたね。まあ、今こそシンプル! ちょっと最近の音楽、複雑、おしゃれ、いいですか? 音数少なくシンプルで行こうよ、みたいな。簡単な音楽をやりたかったです、だから」

こもり校長「一番難しいところじゃないですか?」

粗品先生「そうですね」

こもり校長「シンプルって」

粗品先生「そうですね。いや、だから時代的にもこういう音楽、めっちゃ売れるとかは思ってなくて。でもこっちがやりたいって思ったから。学生にコピーして欲しいとかね。そういうのもありました。
だから、あんまり難しくならんように。ドラムのフレーズとか、ベースラインとかも、面白いおかずとかもらうんですけど、ただ、そこはもうちょっと簡単でもいいかな、みたいなのは、軸でありました」

こもり校長「その話をされたんですか?」

粗品先生「ちょくちょくしながら、芯にありましたね、そこは。できるだけ簡単にしました」

こもり校長「難しいじゃない。今って指標がいっぱいあるんで、何をもってして曲を聴かれているのか」

粗品先生「そうですね」

こもり校長「っていうところも難しい中で、このシンプルさや、聴いてくれた人のバックボーンになっていくような曲を作っていくっていうところも、ある種、覚悟だなって思うよね。
粗品先生、もうあと30分ぐらいで、ファーストアルバムが発売ですね」

粗品先生「嬉しいです、とても」

こもり校長「聞きたかったんです。前夜ってどんな気持ちですか?」

粗品先生「結構、待ち遠しかった。こんな待ち遠しい前夜、初めてかもしれないですね。
お笑いって、考えたネタは、すぐできるんですよ、すぐ発表できるんです。けど、これは去年から作ってたもので、あの時は、“そうか。(リリースは)4月17日か”って、めっちゃ先のように感じてましたけど。待ち遠しかった前夜が、あと30分でしょ。かなり興奮しています。あと30分」

SCHOOL OF LOCK!


こもり校長「(笑)何を確認したの? 教頭は今」

COCO教頭「いやもう30分。ほんまやなって」

粗品先生「時計を見て」

こもり校長「時計を見て、今ぼうっとしてたの?」

COCO教頭「してました」

粗品先生「ありがとう、COCO先生」

こもり校長「こうなると、今度はアルバムの曲を披露する場だったりとか、直接観てもらいたいみたいな感じになってくると思うんですよ。もう予定されてるんですよね?」

粗品先生「一応ですね、ライブをやる予定が決まってまして。ツアーをまずやるんですよ。大阪行って、福岡行って、東京行って。6月末から4月頭までなんですが、チケットがその…良くてですね。あんまり告知せんでいいかな、これは。
もう1個の方は、CD買った人、CDに入ってるシリアルコードで応募できるライブがありまして、初回限定版の方が、『粗品ファン感謝祭』っていう。通常版を買った人は粗品初音楽ライブ『伝説の一夜』というのをやるんですけど、これの応募券がありまして。4月23日、あと1週間後ぐらいまでに、締め切りで応募していただければ、このライブにはまだチャンスあるよみたいなことを告知させていただきたいですね」

こもり校長「すごいっすね。『伝説の一夜』10名限定!!」

粗品先生「そうなんです。“今や有名なあのバンドも最初はここからやってたんやで”みたいな映像って、客10人だったりするじゃないですか」

こもり校長「ああ、なるほど。はいはい」

粗品先生「僕、正直、今、自分で言うのも何なんですけど、知名度があってしまうので、それできないんですよね」

こもり校長「カリスマですからね」

粗品先生「イエ〜イ! お笑いのファンが集まっちゃうんで、どうしても。10人とかの泥臭い感じ出来ないなと思ったんで、やりたいとおもって、10名限定でやるという。その抽選券が付いています。通常盤も」

こもり校長「じゃあそこから始まって500名限定のがあって、そしてそこからツアーを回っていく」

粗品先生「そうです。そうです」

こもり校長「もうあっという間。意外とあっという間に終わりそうですね。5月、6月、7月と」

粗品先生「すぐですね。もうすぐです」

こもり校長「ここから準備を始めていく?」

粗品先生「そうですね。スタジオに入ったりとか、いろいろ、もうそろそろやっていきます」

こもり校長「全国遊びに行くから、生徒のみんなもぜひ最高に音楽浴びて楽しんできてほしい。
さあ、それではさっそく今夜の授業行きましょう!」

ばんのうやくくん 北海道 18歳


こもり校長「学年は?」

ばんのうやくくん「大学1年生です」

こもり校長「粗品先生と何を話していきたいの?」

ばんのうやくくん「今、自分、行きたかった大学に行けなくて。で、友達とかもできなくて。後悔とか孤独感をめっちゃ感じてるんですけど、粗品先生は、後悔とか、孤独を感じた時、どのように解消しているのかなあって」

粗品先生「あー、はい」

こもり校長「後悔とか孤独感とかあります?」

粗品先生「まあまあ、後悔することありますけど。まあ、あんまり後悔してもしゃーないので。反省はいいけど、後悔はね…時間は戻らんし、もったいないからあんまりしないですね。孤独も感じるけど、別に僕は孤独大丈夫なんで。
RN ばんのうやくは、大学には何しに行ってるの?」

ばんのうやくくん「勉強しに行ってます」

粗品先生「就職に向けて?」

ばんのうやくくん「自分の興味…学問に対する興味」

粗品先生「あ、そっちや。めっちゃ楽しいキャンパスライフみたいのもある?」

ばんのうやくくん「あんまりない。今のところは」

粗品先生「いやなんかね、ばんのうやくくんみたいな志望動機というか、大学やったら、友達がいるか? 友達おらん方がカッコいいけどね、とはちょっと思うんですよね。まあ、これは結構僕寄りの考え方なんですけど。友達おらんで孤独感を感じんでもいいですし。ばんのうやくくんは、行きたかった大学に行ってないということは、まあ言い方悪いですけど、偏差値下げて受かった大学のはずやな。そういうことやんな」

ばんのうやくくん「はい、そうです」

粗品先生「ほな、もう別に、見下しちゃったらええって思っちゃうかな。周りを。別にお前らなんていらんわって思いながらやるか?
にしても、友達とおった方がいいなって思ってるんやったら、これが4月中旬ですから、本当に大学ってね、ゴールデンウィークで、一旦軽くリセットされるんですよね。僕も行っててそうでしたけど、もう1週間とか10日ぐらい、キャンパスを空けちゃって友達と会わんくて、ホンマに何もなかったかのようにイチからになるし。そこ再スタートチャンスやし。
自分の経験談で言うと、大学時代、4月の上旬に必死に喋りかけて友達作ったんですけど、その友達、半年後、つるんでなかったなって。今そんな焦らんでいいし、ゴールデンウィークだけ、もう一丁ちょっと違うアプローチで友達作るとかやってもいいんちゃうかなと思います」

SCHOOL OF LOCK!


こもり校長「どう? ばんのうやくくん、今の聞いてみて」

ばんのうやくくん「でもその、“1人で生きていく”っていうのもカッコいいなという風に思いました」

粗品先生「ああ、ええな! ただ、修羅の道よ。オオカミです。いやいや、でもカッコいいけどな。1人で、“つるんでるヤツしょうもないね”って思ったったらいいと思いますけどね。大学で、“キショいなこいつら”と思いながら1人で飯食って、睨むぐらいでいいんじゃないのかね」

こもり校長「しかもね、ばんのうやくくん的には、そこから何かを広げていってというか、自分の学びたい学問を学ぶためにっていう意味合いが一番強いわけでしょ? 大学に入ったのは」

ばんのうやくくん「はい、そうです」

こもり校長「だとしたら一本道で、突き進んでいく中で、“あれ? 気、合うちゃうん?”っていうのに出会うパターンもありそうですか?」

粗品先生「ばんのうやくくんの考えてることと一緒。俺も友達あんまできんかったけど、学問頑張ってんねんみたいなヤツと、気ぃ合うと思いますよ」

COCO教頭「その方が本当に後から分かり合える、仲良く続けられる、仲間になりそうっていうのは感じるよね。
ばんのうやくくん的にはさ、今のところやっぱり友達がほしいという気持ちのまま来てたんだよね。もしゴールデンウィーク明けにリセットするとして、粗品先生だったら、友達作りに行くときはどういう?」

粗品先生「まあ、でもやっぱSNSかなあ。ワンクッション、SNSで先、喋っとくっていうのもあるし。俺もなんちゃら大学のなんちゃらやねんって送っとくとかも良いし、ノート見せてとかもいいと思いますよ。連絡先さえ交換したらね、緊張せずに家帰ってゆっくりコミュニケーション取れるんで。これは友達作りの基本という。かなりやりやすいと思います。連絡先、先聞こう。SNS交換するでも良いし」

COCO教頭「どう、ばんのうやくくん?」

SCHOOL OF LOCK!


ばんのうやくくん「まあ1回ゴールデンウィーク明けに、インスタとかで、そういうことしてみようかな」

粗品先生「いいね! うんうん、メッチャいいと思うね!」

こもり校長「しかもさっき、粗品先生が言ってくれたみたいに、オオカミの道を歩いてみたいかもって思った、その感じでいいんじゃないかなと」

粗品先生「全然いいですよね。それも」

こもり校長「全然いいと思います。意外と素直に誰か気が合うかどうかもわかんない友達の顔色をうかがうよりかは、粗品先生好きでしょ?」

ばんのうやくくん「大好きです」

粗品先生「あ、あ! ほな! 話早い。ほな話早いやんけ」

こもり校長「それだったら、好きな人に言われたことだけ信じてみようみたいなので良いと思うのよ、俺。動機はそれで充分だと思う、1人でいるっていう理由も」

粗品先生「ぜんぜん大丈夫だよ」

こもり校長「もうそこに流されながらも、今日話したこともあるんだし」

ばんのうやくくん「はい」

こもり校長「一旦修羅の道を」

粗品先生「うん! 頑張ってくれ!」

こもり校長「頑張ってよ」

ばんのうやくくん「はい」

粗品先生「負けんなよ!」

ばんのうやくくん「はい!」


♪  サルバドルサーガ / 粗品




こもり校長「今のを聴くと、まさにCOCO教頭がさっき粗品先生のアルバム聴いた時にさ、“世界が逆に変われよ”って。あ、そっちの肯定もあるんだっていう。だから今日、RN ばんのうやくくんが今日出会えたっていうことも、きっと何かのきっかけだろうし。粗品先生の、“1人でええんちゃうん?”って言われた時の、あの“そっちあるかも”みたいな」

COCO教頭「気付いた感じやったもんね」

こもり校長「あの感じが、曲にも通じてるところもあるだろうから。ばんのうやくくんの、今の、これから生きるBGMになったし」

粗品先生「嬉しい!」

大宮大好き 長野県 16歳

こもり校長「16歳、学年は?」

大宮大好き「高校2年生です」

粗品先生「くるぞ!」

COCO教頭「中2高2は! Do what you want!」

大宮大好き「OK!」

COCO教頭「笑ってこー!」

粗品先生「なんやねん、それ?」

こもり校長「ごめんな。教頭先生とこういうのをやる儀式が、もう19年ぐらいあって。SCHOOL OF LOCK!に」

COCO教頭「協力してくれてありがとう。ありがとうね」

こもり校長「今日、粗品先生、来てくれてるんだけども」

大宮大好き「はいアルバム買いました」

粗品先生「ありがとう! 大宮大好き! イエーイ! 嬉しいわ〜」

こもり校長「粗品先生と何を話したいの?」

大宮大好き「10年近く続けているピアノを辞めようかどうか悩んでいて

こもり校長「なんでなんで?」

大宮大好き「今、ピアノの練習をしていても、前までうまく弾きたいなっていう目標があったんですけど、最近ちょっとなくなってきてたり。弾いてる間、雑念が入ってきたりして、もう集中できなくなってきてるなって、感じてきたので、やめ時なのかなって思って」

こもり校長「逆にさ、そこまで感じてるのになんで続けようと思っちゃうの?」

粗品先生「確かに」

大宮大好き「結構長い間続けてるっていうのもあって。やめる勇気が出てこないみたいな」

粗品先生「なるほどな。確かにな」

こもり校長「この選択ってどうすればいいんでしょうね? やめる勇気って難しいですよね。別にやめる必要もないし」

粗品先生「しかも10年近くって、結構積み上げてきた感ありますもんね。大宮大好きは、プロのピアニストなりたいとか、ピアノの目標みたいのはあるの?」

大宮大好き「プロとかには別になりたいと思ってなくて。趣味で続けている感じで、うまく弾きたいなみたいな」

粗品先生「うんうんうん。でも10年ってかなりですよ」

こもり校長「しかも16歳ですからね。人生のほとんど半分以上はピアノとともに。やめなくていいと思うんですよね。僕はですけど。離れたくなったら全然離れとけばいいかなというか、それを勝手にやめたと思わなければいいというか。離れるっていう選択=もうやめます、弾きません、じゃなくてもいいんじゃないかな?1年2年触れてない時間あるんですけど、ぐらいの考え方じゃだめなのかな?」

大宮大好き「あ〜」

COCO教頭「同じ先生にずっと習ってる?」

大宮大好き「同じ教室には通ってるんですけど、先生が1回変わって」

粗品先生「あ〜、そんなんもあるか。離れるのはお休みっていう意味で。腕怪我したらできない。休まなあかんのかな? その感覚で休んでもありやし。僕も8年ぐらいピアノやってやめたんですけど、1回ピアノ離れたら、めっちゃオモロなったけどな、ピアノ。1回離れてみて、また習いたいって思うのか、このまま趣味で独学で、10年やってても習うことないと思うし。コンクールや大会に向けてやるとかあるかもしれないですけど、趣味でやるんやったら別に1回離れるのもあり! やめんでもいいし」

SCHOOL OF LOCK!


こもり校長「後悔したら後悔すればいいじゃないって思っちゃう」

粗品先生「なるほどね。好きに何しても正解みたいな状況やと思いますけどね。大宮大好きは、今」

こもり校長「だから、今すぐっていうことではないだろうけど、この考え方はどう? 今粗品先生が言ってくれたみたいな。ちょっと離れてみる。やめるということではなく」

大宮大好き「受験とかもあって、ちょっと自分が行こうと思っているところは、今住んでるところから遠いので、いつかその教室をやめないといけないと思ってるんですけど」

粗品先生「そっかそっか。物理的に辞めざるをえないかもしれないや?」

大宮大好き「はい」

こもり校長「じゃもう勉強のせいにしちゃう? か。だって、受験しなきゃいけないでしょ?」

大宮大好き「はい」

こもり校長「大学は絶対目指したとこ行きたいじゃん」

大宮大好き「はい」

こもり校長「勉強のせいにしちゃえば、1年」

粗品先生「確かに」

こもり校長「そっちに100%振ったんでって」

COCO教頭「ぜんぜん逃げじゃないし、それは。やるべきことをやるための自分の選択だからさ」

こもり校長「って、勝手に離れさせる方法ばっか話してるけど、全然続けるのもありだからね」

大宮大好き「はい」

粗品先生「ただ、やめにくいのかな。ちょっと聞いてると、やめるのもちょっとシブいんかな〜。大宮大好きは」

大宮大好き「実はせっかく続けてきたから、ちょっとやめたくないみたいな」

粗品先生「でも“連続記録”とかはないからな。まあ好きな時に習えるっちゃ習えるし。でも確かにピアノ15年やってますっていう人もカッコいいしな。やり続けてもいいね。確かに」

こもり校長「だから、“やめる”という言葉を使わないという方法を、一生懸命考えていくのがいいんじゃない? “休憩1年目の12年目”でいいんじゃない?」

大宮大好き「(笑)」

こもり校長「やめてないけど、休憩中ですけど、12年目です、みたいな。“やめる”という言葉を使わない。休むとか離れたとか勉強中とか。いろんな言葉でピアノから距離感取ったらいいんじゃないかなと思うけどね。もったいないよ、10年もやったのに」

大宮大好き「じゃあ、やめずに、ちょっと休憩中とか」

粗品先生「3日だけ休むとかね、最初はね。ほんでやっぱりやろうとか、5日だけ休むとかってレベルでいいんじゃない?」

大宮大好き「はい!」

こもり校長「いっぱい言葉、作り出してみて」

大宮大好き「ありがとうございました」

COCO教頭「さあ、今夜もそろそろ黒板の時間です」



今日の黒板


SCHOOL OF LOCK!


『振り返ってもほとんど覚えてない この一瞬』

粗品先生「さっき流させていただいた『不条理な外連味』の一節なんですけど、正直、学生時代、もうほとんど覚えてないんで。学生時代は学校だけが全てで、毎日朝から晩まで、平日土日もかけて人生してるけど、いや、僕31歳ですけど、ほとんど覚えてません、正直。あの日、あの時間何してたか全く覚えてない。運動会も文化祭も全部忘れた。俺は全然覚えてない。
…から! 何してもいいかなっていう。めちゃくちゃにしたってくれっていう。覚えてないんで大丈夫です。好きなことめちゃくちゃしてくださいっていう意味です」


♪  不条理な外連味 / 粗品


こもり校長「SCHOOL OF LOCK! 下校の時間です。
粗品先生ありがとうございました」

粗品先生「ありがとうございました」

こもり校長「またぜひ遊びに来てください」

粗品先生「ぜひ呼んでください。最高です! このラジオ、好きなんで!」

COCO教頭「嬉しい!」

こもり校長「またむちゃくちゃにしに来てください。この一瞬を」

粗品先生「はい! 覚えてないんで、絶対。めちゃくちゃにしにきます!」

こもり校長「お願いします。
SCHOOL OF LOCK!は、明日夜10時にふたたび開校!」

COCO教頭「起立! 礼!」

こもり校長・COCO教頭・粗品先生「また明日〜〜〜〜〜〜!!!!!」


SCHOOL OF LOCK!



こもり校長の放送後記

むちゃくちゃにしたい夜


COCO教頭の放送後記

グレートティーチャー粗品先生!GTS!

この後記の放送を聴く

聴取期限 2024年4月23日(火)PM 10:00 まで

Music 2024.4.16 PLAYLIST

粗品「昔から俯瞰で見ることに長けている」今の芸風につながる10代のエピソード

ラジオの中の学校、TOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」(月曜〜木曜 22:00〜23:55/金曜 22:00〜22:55)。4月16日(火)の放送は、粗品さんがゲスト出演。パーソナリティのこもり校長(小森隼/GENERATIONS from EXILE TRIBE)とCOCO教頭(CRAZY COCO)が音楽の原点や10代のころについて聞きました。

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