「変わる」

2015.07.08

生放送教室

『死にたいと思っている君へ』

とーやま校長「今、死んでもいいやって考えている君に向けて話をしたいんだけど」

あしざわ教頭「はい」

とーやま校長「周りがダメで、いくらやってもどうにもならないときはその場から逃げてくれ、逃げよう！」

あしざわ教頭「外の世界もあるわけですしね」

とーやま校長「逃げたら、そこには世界が広がってて、君のことを好きな大人がいて、君のことを好きになってくれる異性がいるわけだから」

あしざわ教頭「そうですね」

とーやま校長「だから今死にたいって思っている君は、絶対に死なないでくれ、良いことがない」

あしざわ教頭「辛いことや苦しいことを伝えることは難しいかもしれないけど、気を使わず伝えてほしい」

SCHOOL OF LOCK!の学校掲示板！
我が校の教室であるこの学校掲示板は、開校10周年を機に、この夏！　リニューアルします。
新しい機能も追加して、もっと使いやすい、遊びやすい教室にしたいと思っています！
詳しくはコチラをチェック！

そこで今夜の生放送授業は
“変わる”ということについて、授業していきたいと思います。

掲示板リニューアルの発表をしてからこんなカキコミがありました。

■ SCHOOL OF LOCK!
最近変わりすぎだ。わたしが聴きはじめたときから変わってないのはとーやま校長とPerfumeLOCKS！だけだ。10代のための大事な場所なのは変わってないとは思うんだけど。さみしいけど世代交代を感じる。

ぱるふぁむ
女/18/茨城県
2015/07/02 22:20

他にも、「SCHOOL OF LOCK!は変わった」とか、「変わってほしくない」とか、
たくさんのカキコミが届きました。率直な意見を送ってくれて、ありがとう！

自分が「変わったね」と言ったとき、言われたときのこと。
アーティストに対して思ったこと。
校長や教頭のことでも、もちろん大丈夫です。
“変わる”ということについて、今、思う事を学校掲示板に書き込んでほしい。
みんなで一緒に考えたいと思います！

お知らせ！
明日の生放送教室にUNISON SQUARE GARDEN先生が初来校！
「徹頭徹尾夜な夜なドライブ」を初オンエア！

そして来週、水曜日の生放送教室でBase Ball Bear先生の新曲
「それって、for 誰?」 を初オンエアします！
Base Ball Bear先生とのパイプをあしざわ教頭に自慢するとーやま校長…目が…

最初はこんなカキコミをしてくれた生徒に逆電！

■ 変わっちゃったのかな。
この間、中学から一緒のとある友達に｢なんか性格変わったよね？そんなキャラだったっけ？｣と、言われてしまいました。本来の私はみんなで楽しくワイワイやりたいタイプなのですが、その友達の一言で、なんでかわからないけど辛い気持ちになりました。生徒会長なんて、やらなかったほうがよかったのかなぁ………。

ひらふる
女/15/東京都
2015/07/08 17:30

とーやま校長「もしもし！」

ひらふる　東京都　15歳　女　高校1年生

ひらふる「もしもし」

とーやま校長「これはいつぐらいの話？」

ひらふる「3週間くらい前です」

とーやま校長「どんな感じで言われたの？」

ひらふる「私は中学校の頃に生徒会長をやってたんですけど、生徒会長だから真面目みたいなイメージをもたれちゃって」

とーやま校長「まぁそういうイメージはあるよね」

ひらふる「私はそこまでできる人ではなかったので、そういうイメージをもたれるのが嫌で、高校に入ってみんなと同じように過ごしたいと思って、生徒会とかやらずに過ごしてたんです」

とーやま校長「うんうん」

ひらふる「正直すごく楽で、楽しかったんですけど、この前友達に“変わったよね”って言われて複雑な気持ちになりました…」

とーやま校長「その複雑さっていうのはどんな感情？」

ひらふる「中学のときの自分を思い出しちゃって…」

とーやま校長「中学の頃はちょっと無理してたところがあって、本当の自分じゃないなって思うところもあったんだね」

あしざわ教頭「“変わったよね”って言われたときはどんなニュアンスだったの？」

ひらふる「普通に素朴な感じで聞かれました」

とーやま校長「多分その友達にはひらふるの複雑な気持ちは気づいてないだろうね」

あしざわ教頭「悪気があって言ってるわけじゃないだろうしね」

とーやま校長「ただただ口に出ちゃったって感じかな」

あしざわ教頭「“みんなには真面目なイメージと思われてるんだ”って考えちゃうのかな？」

ひらふる「そうですね」

とーやま校長「それが3週間前にあって、それからはどうだったの？」

ひらふる「高校では高校でのキャラクターが定着しつつあるので、そこまで気にせずやってます」

とーやま校長「今俺が思ったのは、昔生徒会長をやってたことは全く悪いことはないし、それはそれ、そして今のひらふるはそこにいるから大丈夫だと思うよ」

ひらふる「はい」

とーやま校長「そのキャラクターのふり幅ってのはすごい魅力だと思うし、そこまで後ろ向きに思わなくていいと思う」

あしざわ教頭「“中学のときはしんどかったんだ”って言っちゃっても問題ないと思う、それをさらけ出しちゃったほうが気が楽になるんじゃないかな？」

とーやま校長「中学のときも含めて本当のひらふるだったと思っていいかもしれないね」

ひらふる「はい！」

とーやま校長「ありがとうね、話聞かせてくれて」

あしざわ教頭「ありがとう！」

ひらふる「ありがとうございました！」

■ 変わっていく友人
中学の頃は好きな動物が一緒だとか自転車で出掛けるのが好きだとかそんな理由で仲良くできてた友人が変わっていってる。相手がアニメを観なくなり、アイドルを好きになり、価値観も合わなくなった。私も考え方とか変わったし、誰が悪い訳じゃないけど、仲良かった子と前みたいに話せないとあの頃が懐かしくなる。

佐崎咲
女/18/千葉県
2015/07/08 14:58

とーやま校長「いろんな人と会って、いろんな物を見て、触れていくわけだから、変わることは当然のことなのかなって思ってて」

あしざわ教頭「そうですね」

とーやま校長「俺だってSCHOOL OF LOCK!を始めてから考え方も変わってるからさ、変わってしまって寂しい気持ちあるけどそこから飛び出るって言い方でもいいのかもしれないな」

あしざわ教頭「僕自身も、今、教頭になって変わっていく途中ですから、考えてなかったことを考えるようになったりしてますし、変わっていくことを悪いとは思わず受け入れていきたいと思ってます」

■ キャラ
高校に入って引っ込み思案な自分を変えたくてクラス副委員長になった。でも、今はそのキャラに縛られている。副委員長だからこうしなきゃいけない、副委員長だから皆より早く動き、クラスに尽くさなければならない、真面目でなければならないという感じで、もううんざりしてます。先入観で人を判断してほしくない!!!!!!!

GRAND HAPPY
女/15/岡山県
2015/07/08 23:04

とーやま校長「今、身動きとりずらくて大変だと思うんだけど、そこにおさまらずにがんばってイメージを変えられたらすごい力になるんじゃないかな」

あしざわ教頭「それを経験として考え方の1つの幅にできたらいいかもしれないですね」

最後はお母さんに変わったと言われた生徒に逆電！

はぁ～ちゃん　京都府　15歳　女　高校1年生

とーやま校長「これはどういうタイミングで言われたの？」

はぁ～ちゃん「私が中学生のときに言われました」

とーやま校長「なんで言われたのかな？」

はぁ～ちゃん「私が小学校6年生になるときに両親が離婚したんですけど、そのときは家の中の雰囲気がギスギスしてて孤立してたような感覚でした」

とーやま校長「雰囲気がみんなに伝染しちゃってたんだな」

はぁ～ちゃん「それでお母さんと弟と私が引っ越しして、中学生になったときに“引っ越しする前は笑顔が少なかったけど、してからはすごく明るくなったね”って言われました」

とーやま校長「嬉しい“変わった”だね！」

はぁ～ちゃん「はい！」

とーやま校長「はぁ～ちゃんは何か意識とかしてたの？」

はぁ～ちゃん「3人で暮らすようになったとき、家族を明るくしようと思って、楽しい思い出とかを話すようにしました」

とーやま校長「いいね！」

はぁ～ちゃん「自分から何かを変えようとしたのが初めてだったから、自分がいい方向に変われてよかったと思います」

とーやま校長「やっぱりお母さんとお父さんの仲が悪かったときは息苦しかった？」

はぁ～ちゃん「はい」

とーやま校長「はぁ～ちゃん自身から明るい雰囲気に変えようっていうことがお母さんと弟にも伝わったんだな」

はぁ～ちゃん「自分が変わったら、周りも変わってくれると思って行動しました」

あしざわ教頭「はぁ～ちゃんから見て徐々にみんなが変わっていくのがわかってたんでしょ？」

はぁ～ちゃん「はい！」

とーやま校長「これってちょっとすごいことだよね」

あしざわ教頭「みんなができそうでできないことですからね」

とーやま校長「はぁ～ちゃんは部活とかはやってるの？」

はぁ～ちゃん「放送部に入ってて、将来はラジオパーソナリティになりたいです！　それで校長の秘書になりたいです！」

とーやま校長「それは厳しいぞ！(笑)」

はぁ～ちゃん「がんばります！(笑)」

とーやま校長「ラジオパーソナリティになりたくてやってるんだなぁ、でも部活で大変だったこととかはなかったの？」

はぁ～ちゃん「中学校のとき友達が別の友達に変なあだ名をつけてしまって仲が悪くなってしまったことがあって」

とーやま校長「度を越しちゃったんだな」

はぁ～ちゃん「それから雰囲気暗くなって、そのときは何もできなくて、自分も辛かったときに支えてくれたのがSCHOOL OF LOCK!だったので」

とーやま校長「おお！」

はぁ～ちゃん「私も誰かを支えられるようになりたくてラジオパーソナリティを目指してます！」

とーやま校長「なんかありがとうな」

あしざわ教頭「こっちがありがとうですよ」

はぁ～ちゃん「いえいえ(笑)」

とーやま校長「俺も“誰かを支えられたらいいな、暗い気持ちが変わってくれたらいいな”って思いながら喋ってるし、今のは～ちゃんの言葉で変わってくれた生徒もたくさんいると思う」

あしざわ教頭「僕も勇気づけられたよ」

はぁ～ちゃん「ありがとうございます！」

とーやま校長「最後にはぁ～ちゃんから言ってもらえることないかな？」

はぁ～ちゃん「何か迷ってたり、悩んでたりしてる人はたくさんいると思うんですけど、自分が行動することで、前に進んで壁を壊すことができると思うし、それが未来につながると思うので、一緒にがんばりましょう！」