石原「先週の木曜日、5月29日に解禁されましたね。やっとですね、やっと！普通できないからね！(担当してきたアーティストは)31組しかないわけですよ。『クレヨンしんちゃん』の映画の主題歌を担当します！」

石原「今年の8月8日公開の映画『クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』に楽曲提供させていただきました。すごく良い映画でした！…これどこまで解禁してんのかな？“インド”っていうのはもう解禁されているからね。メンバーみんなと観に行ったんだけど、終わった後に絶対にカレー食べなくなる、マジで(笑)。ゆいかは「泣いた」って言ってたし、見て欲しい！8月8日なんで、先になっちゃうんだけど、期待を裏切らない、いつも通りの最高の『クレヨンしんちゃん』でした。」

石原「曲のタイトルは『スパイス』ですね。作りましたよ、僕が。元々大好きだったし、改めて映画、全作品を見返したんですよ、時間かけてね。あとアニメも。1990年台の『クレヨンしんちゃん』から見返して、「あ、ここでひまが産まれるんだな」とかも見ながら、「あ、やっぱ良いな」っていうところがベースにあって、その後に今作の原稿を貰いまして、見させてもらって。「あ、もうこれは、自分だったらこう書くしかないな」っていう感じですね。監督の橋本さんからもね、「映画の余韻を深くて温かいものにしてくれる楽曲」っていう風に言っていただいて。とても自信作なので、ぜひ見てください！」




石原「生徒の皆さん、こんばんは！SCHOOL OF LOCK!の普通の講師、Saucy Dogボーカ&ギターの石原慎也です！さあ、まずは生徒から届いた書き込みを紹介していきましょう！これは、前に『普通にしんどい』で電話をした生徒ですね。」




石原「良かった！秋田の子だったよね。秋田から宮城に出て行った女の子だったと思うんだけど、「ライブとか楽しみなことを増やして頑張ってみて」っていう話をしたんだよね。友達できて良かった！これからも頑張ってね！」

石原「続いて！」




石原「早めに食べてください(笑)。でも、麻辣湯なんていつでも食べれるからね！俺も麻辣湯食べたことあるし。あれだよね、麺が透明なやつだよね、色んな麺を選べるやつでしょ。美味しいから食べてみて欲しいのと、一回ラジオネームを“麻辣湯(マーラータン)食べてみたい”にしたら、ラジオネームを変えるの、結構大変らしいよ？なので、早めに食べて、早めに変えてください！」

石原「生徒の皆さん、メッセージありがとうございました！」

石原「さぁ続いてですが、こちらの授業をお届けしましょう！黒板を書きます！」




石原「普通にしんどい」

石原「生徒のみんなの「普通」を受け止める SaucyLOCKS!のメイン授業 『普通にしんどい』！
今ちょっと「しんどいなぁ」と思っている生徒と話をしていきます。まずは書き込みを紹介します。」




石原「う〜ん、そうだね。ではお話ししていきましょう。」

こまめッコ「もしもし、ラジオネームこまめッコです。」

石原「こんばんは！」

こまめッコ「こんばんは！お願いします！」

石原「今のところ、大学生活って満喫してるの？」

こまめッコ「はい！すごく満喫してて、多い時だとSaucy Dogを含めて、ライブを月4、5回行ったりとか、あとドライブしたり、カラオケオールしたりとか」

石原「めっちゃ満喫してるやん！今が楽しすぎて怖いってことやんな？」

こまめッコ「はい、みんなと離れ離れになるのも嫌だし、自由が効かなくなっちゃう。仕事に就いたら、自分が好きなように過ごせなくなっちゃうのが嫌だな、って。」

石原「確かにな。土日休みの仕事でもね、月から金まででライブがあるバンドもいるじゃない。まぁ、行きづらかったりもするしなぁ。」

こまめッコ「休みとか、多分あんまり取れないと思うので、ライブって毎回、その一回しかないのに、諦めなきゃいけないのが嫌だなって。」

石原「確かに。今はバイトしながら、ライブにも来てくれてるって感じか。」

こまめッコ「はい、あと、大学も行って。」

石原「ちなみに、将来何したいとかって考えてたりするの？」

こまめッコ「小学生の頃から、ずっと保育関係の仕事に就きたいなって考えてて。」

石原「保育かぁ、余計むずいじゃん。」

こまめッコ「今の大学も保育関係なんですけど、実習とか行ってて、自分が考えてた理想と現実のギャップがすごくて、自分が思ってたような仕事とはちょっと違くて。実習行って「自分はこの先生達みたいにはなれないな」って自信無くしちゃって。」

石原「どう違ったの？」

こまめッコ「ただ、子供と一緒に遊んだりすることしか考えてなかったんですけど。実際は子供の成長に合わせて色んな言葉かけとか、子供が自分で考えるように誘導したりとか、すごい頭を使わないといけなくて。」

石原「そうだよね。俺もそういう勉強をしていたわけじゃないから、子供と接する以外の仕事内容があまり分かってなかったかも。なるほどな、それで自信ないな」って感じだったのか。」

こまめッコ「はい、ちょうど来週から実習が始まるんですけど、学校の友達と行けるわけでもないし、全く知らないところに1人でいかないとけないので孤独に感じちゃうし、先生に「この子はできないな」とか思われるのが怖くて。」

石原「不安なのはしょうがないと思う。だってさ、アルバイトはしたことあるかもしれないけど、仕事に就くのも初めてだからさ、緊張して動けなくなったりもするかもしれないし、それはしょうがないと思うんだけど、自分がやってみることで、もしかしたら楽しいって思えるかもしれないし、やってみても良いんじゃないかな、って思うかな。まだ二十歳、まだ、っていうのは失礼かもしれないんだけど、二十歳になってこれから、俺…、もう３２になるのかぁ。32でも、40の人からしたら、「若いよ、今から楽しいんだよ」って言われるかもしれないし、40の人も50の人から言われるわけだからさ。俺は、こまめッコにはチャレンジして欲しいな、っていう気持ちはありつつ、保育園の仕事って何時までなの？」

こまめッコ「遅い時は20時とか21時まで。早い時は17時とかには帰れるんですけど。」

石原「なるほど、それも定かじゃないんだね。その日によって違うってことだよね。」

こまめッコ「はい、場所によっても結構違う感じで。」

石原「ごめんね、俺ナメてるわけじゃないんだけど、業務内容を知らなかったから、夕方には子供いなくなってて、頑張れば早く終われるんじゃないかな、とか思っちゃってた。」

こまめッコ「私も思ってました！」

石原「そうだよね。そうなってくると、ライブは有給を使って、見に行けるなら、見に行けば良いし、本当にしんどい時とか、自分だけじゃ乗り越えれないな、って時だけでも良いから。俺らはさ、応援することしかできないから、しんどい時に来てくれたら良いなって思うから。」




こまめッコ「ありがとうございます！」

石原「ちなみにさ、今どんなことしてると、「楽しいな」ってなんの？」

こまめッコ「一番はライブに行ってる時とか、フェスに行ってる時が、生きてて良かったな、って一番思える瞬間なんですけど。」

石原「ピザと一緒にしよ。ピザとかお寿司とかさ、大事な時に行って、より大事さをわかる、みたいな、そういう楽しみ方にしてみよう！保育の仕事に就くんだとしたらね。ちなみに、周りはもう、将来に向けて色々動いてたりすんの？」

こまめッコ「はい、就活している友達もいれば、「この園に行こうかな」って考えてる子もいて。周りはどんどん進んでるのに、自分だけ置いてかれている気がしちゃって「しんどいなぁ」って。」

石原「でも、実習始めてみて、本当にやれるかどうかその時に判断しても良いと思うけどね。どういう方向に行くにしろ、俺たちは応援するだけなんで。」

こまめッコ「頑張ります！」

石原「頑張ってね、できるだけ。まあ。無理はせんように。」

こまめッコ「はい。毎朝、Saucy Dog聴いて乗り越えます。」

石原「ありがとね。」

こまめッコ「いつも本当に、たくさんのパワーと幸せを下さってありがとうございます。」

石原「こちらこそ。話してくれてありがとね！」


＜M : 雀ノ欠伸 / Saucy Dog＞


石原「いや〜、こまめッコ、「大人になりたくない」って言ってたんだけど、マジで宣伝とか関係なく、新曲の『クレヨンしんちゃん』の主題歌の『スパイス』、まだ出てないんだけど、出た時にいち早く聴いて欲しいな。「大人になりたくない」って思ってたよね、って。でも、大人になったらね、その時間を楽しめるんだよ、ある程度の人は。結局さ、朝まで飲んでさ「昨日楽しかったよな」って思えてんだよ、しんどいけど。そういう、楽しいだけじゃないけど、良い、学びのある人生を送って欲しいな、って思います。」

石原「というわけで、生徒の皆さんぜひSaucy LOCKS!掲示板にメッセージ書き込んでください。お待ちしてます。ということで、僕とはまた来週お会いしましょう。普通の講師、Saucy Dogボーカル&ギターの石原慎也でした。」