この春、卒業するキミの話を聞かせてくれ！

2015.03.04

生放送教室

　
『ひざサポーターが売れているらしい』
　
昨日の生放送教室は…
「女子限定！　ねえ、女の子がどう思ってるか知りたくない？」を開催!!
　
とーやま校長「それで、“『男子限定！　ねぇ、男の子がどう思ってるか知りたくない？』をやってほしい！”という男子の声が多かったんだけど…男子バカだからな～」
　
あしざわ教頭「女子はどこか秘めてるところがあるけど、大体、そのまんまでしょ？」
　
とーやま校長「だからこの授業は…保留です!!」
　
あしざわ教頭「いったん、吟味するから!!」
　
SCHOOL OF LOCK!本日も開校です！
　
まずはASIAN KUNG-FU GENERATION先生の新曲初オンエアーいくぞ！　
　
　
♪ Easter　／　ASIAN KUNG-FU GENERATION
　
　

月曜日もちょっと話したけど、学校掲示板を見てると「卒業」に関する書き込みが多くなっているこの時期。

今夜は、この春卒業する生徒たちの話を聞いていきたい。
　
卒業式で友達と交わした会話、先生からもらった言葉、式当日の景色！
春に向けての今の気持ちも聞かせてください。
　
高校を卒業した生徒のみんなは今、何者でもない「はざま」の時期。
進路が決まってない生徒は、まだ卒業っていう気持ちじゃないかもしれないけど…
　
他にも…
「卒業式に出ようか迷っている…」
「本当なら卒業の年だけど、今は学校に行ってない」
そんな、卒業を前に、複雑な思いを抱えている生徒もいると思う。
どんなことでも大丈夫。卒業を迎えた今、キミが思うことを聞かせてください。
　

　
清一色対々和三暗刻　鹿児島県　18歳　男　高校3年生
　
一昨日、卒業式を迎えたというRN 清一色対々和三暗刻。
　
とーやま校長「どうだ？　卒業式を迎えて。どんな事を思った？」
　
清一色「実感が全く無いですね！」
　
あしざわ教頭「まあそうよね」
　
とーやま校長「今日は何をしてた」
　
清一色「麻雀してました」
　
あしざわ教頭「ところどころに麻雀好きが出ちゃうね！(笑)」
　
とーやま校長「高校生活はどうだった？」
　
清一色「色々ありました。自分が結構やらかしてて…家出もしたので」
　
高校1年生と高校2年生の時、2回家出をしたそう。
　
とーやま校長「それは自分に原因があったの？」
　
清一色「はい、全部自分が悪かったですね」
　
とーやま校長「そっか。他には何があった？」
　
清一色「あとは…色々ですね(笑)」
　
とーやま校長「そっか。卒業してから感じた事、発見した事ある？」
　
清一色「親のありがたさというか…。自分は児童養護施設に7年住んでるんですけど、そこの職員さんと親御さん達がどれだけたいへんだったか、卒業して少しずつ分かってきました」
　
とーやま校長「どういう7年だった？」
　
清一色「最初は気楽に考えていたんですけど、1週間くらいで自分の状況がわかってきて。“ここで暮らしてかなきゃいけないんだ…”って思ったんです。でもだんだん暮らしていくうちに、一緒に住んでいる仲間達といれてよかったって思いました」
　
とーやま校長「ちゃんとお礼は言ってるの？」
　
清一色「自分、ひねくれているのであんまり言えてないんですけど…(照)　ちょっとずつ言ってます」
　
4月からは施設を出て、東京の印刷会社に努めるそう。
　
とーやま校長「住む所は決まってるの？」
　
清一色「板橋区です！」
　
とーやま校長「板橋区…！　なるほど!!　俺は10年間住んでいました!!!　板橋の先輩、“いたセン”です！」
　
清一色「おお!!」
　
10年間住んでいたとーやま校長がRN 清一色対々和三暗刻に板橋区のオススメポイントをアドバイス!!
　
とーやま校長「東京に行くのは不安？」
　
清一色「期待の方が大きいです！」
　
あしざわ教頭「何かやりたい事あるの？」
　
清一色「とりあえず麻雀荘を見つけて、麻雀やりたいですね」
　
あしざわ教頭「変わらないな～!!(笑)」
　
とーやま校長「初給料は何に使うの？　何か買いたいものがあったりする？」
　
清一色「自分の事よりもお母さんや職員さん達に仕送りをしたいと思っています!!」
　
とーやま校長「えらいな…！　最後に、お母さん達に一言言っておく？　普段、言えてないんだろ？」
　
清一色「はい。母さんへ。7年間あまり一緒に暮らしてなかったけど、これからずっと仕送りしてくので、ちょっとずつ親孝行できたらいいなと思います!!　産んでくれてありがとう」
　

　
演歌らぶ　岡山県　18歳　女　高校3年生
　
坂本冬美さんの『また君に恋してる』が好きになったのがきっかけで演歌を好きになったというRN 演歌らぶ！
卒業式は3月1日に終えたそう。
　
とーやま校長「おめでとう!!　卒業式から3日経ったけど、どうだった？」
　
演歌らぶ「実感ないですね。私立大学に行くクラスに入っていたんですけど、私以外のクラスのみんな大学合格してて…。みんなが卒業式に大学の話をしていて悔しかったんです」
　
卒業式の時点では、まだRN 演歌らぶの受験結果は発表されていなかったそう。
　
あしざわ教頭「そっか…。それは実感湧かないよな」
　
とーやま校長「まだずっとソワソワしてる時期だもんな」
　
あしざわ教頭「周りは“東京に行くんだ～”って言ってたりもして」
　
演歌らぶ「はい」
　
とーやま校長「一緒にお祝いしたいけど、100％の気持ちで卒業式に向けないよね」
　
演歌らぶ「涙も出なかったんです」
　
とーやま校長「大学受験の結果はいつ出るの？」
　
演歌らぶ「今日の正午に出ました」
　
とーやま校長「え？　聞いていいの…？」
　
演歌らぶ「合格しました!!」
　
校長・教頭「おめでとう!!」
　
演歌らぶ「今まで散々落ちてきたんですけど、“合格”って見た瞬間に光とお花畑が見えました！」
　
あしざわ教頭「そりゃあよかった!!　今日が卒業式って事でいいんじゃないかな」
　
演歌らぶ「はい、今日卒業したっていう実感が湧きました！」
　
校長・教頭「卒業おめでとう!!」
　
とーやま校長「どうだった？　今日まで合格はわからなかったけど、高校生活を振り返れた？」
　
演歌らぶ「はい。中学の時に、とっても仲の良いグループの3人でいたんです。中学を卒業する時に“この3人以上の仲の良い友達は絶対にできない”って思っていたんですけど、高校でつくることができました…！」
　
とーやま校長「いいね！　中学の時の友達も最高の友達だし。高校でできた友達も最高の友達だし！　これ、何が証明されたかというと4月からもお前は最高の友達ができるってことなんだよ」
　
あしざわ教頭「誰が一番とかじゃなくて、自分にとってはみんなが最高の友達なんだよ」
　
演歌らぶ「はい！」
　
とーやま校長「ちゃんとそう思って行動してきたから、友達ができたわけだし。4月以降も演歌らぶは楽しめる子だから、その想いを胸に持ってな。4月からも楽しいことがいっぱいあるから！　卒業おめでとう!!」
　
あしざわ教頭「おめでとう!!」
　

　
続いては、4年前に逆電したこの生徒に逆電しました。
　
ちょめそ　静岡県　19歳　女　高校3年生
　
とーやま校長「久しぶり!!」
　
ちょめそ「お久しぶりです」
　
とーやま校長「ちょめそも19歳になったか…！　卒業式はいつだった？」
　
ちょめそ「一昨日でした」
　
あしざわ教頭「おめでとう！」
　
とーやま校長「本当におめでとう！　卒業してどうだった？」
　
ちょめそ「なんだろう、実感が無いですね」
　
前回のRN ちょめそと話したのは4年前の2011年3月9日の生放送教室。
当時、RN ちょめそは中学3年生だった。
　
ちょめそ「ずっと中学2年生から学校に行けなくなってしまって。卒業式に出るか悩んでいたんです。でも、ここですごい背中を押してもらって、無事に卒業式に出ることができました。みんなと一緒に卒業証書をもらいました！」
　
とーやま校長「おめでとう！　よかったな…!!」
　
ちょめそ「はい！」
　
とーやま校長「今日までどんな日々を過ごしてきたの？」
　
ちょめそ「高校1年生の頃は楽しかったんですけど、プレッシャーを色々感じていて、“頑張らなきゃ、頑張らなきゃ”って自分を追い詰めてしまってたんです。それで、1年生の後半からまた不登校状態が続いて。本当にどうしようもなくて…中学の時よりも辛くて…でもSCHOOL OF LOCK!が支えになったんです」
　
とーやま校長「嬉しいな。どういうところが支えだったの？」
　
ちょめそ「自分の苦しい事、友達や親にも言えなかった事を掲示板に書き込んだら、誰かが反応してくれて。夜になってラジオをつけたら声が聴こえるっていうのが嬉しかったです」
　
“誰かがそばにいてくれる”という感覚が支えになったそう。
　
ちょめそ「ありがとうございます」
　
とーやま校長「こちらこそだよ。ちょめそみたいに聴いてくれるヤツがいないと、誰に向かって喋ったらいいかわからなくなっちゃう。ちゃんとちょめそがいてくれるから、俺も、あしざわ教頭も、よしだ教頭も、やしろ教頭も、やましげ校長も喋ることができたんだ」
　
あしざわ教頭「受け取ってくれてありがとう」
　
それからは、親に定時制の夜間に通う高校を勧められ、転校を決意。
　
ちょめそ「その高校には4年間通わなきゃいけなくて、やっぱり1年間のブランクがどう世の中に響くか怖くて悩んだんですけど、環境を変えたいっていうのがあって、自分を見つめ直すきっかけになったらと思って転入してここまで来ました」
　
とーやま校長「よく歩みを止めずに新しい所に飛び込もうと勇気を持ったね！」
　
ちょめそ「今思うとあっという間で、とても楽しかったです!!」
　
あしざわ教頭「何が違った？」
　
ちょめそ「自分でも意識してなかったんですけど、たぶん周りと合っていたのかもしれないです。周りの人達は優しかったです。定時制だからそれぞれ事情があるからかもしれないんですけど、自分を受けとめてくれたのが嬉しくて、居やすかったです！」
　
とーやま校長「話しているトーンが上がったもんね！　でもそれはちゃんと新しい所に飛び込んだちょめそを見て、周りのみんなも無意識に何かを感じて、良い流れができて、そこにちょめそも巻き込まれて、みんなもその渦の中で楽しめたんだろうね」
　
あしざわ教頭「一人じゃないってことだよね。ちょめそと同じ気持ちを持っている人がいて、同じ悩みを持っているという仲間がいて。見つけたときは“見つけた…！”って感覚にならなかった？」
　
ちょめそ「なんか、ホッとしました…！」
　

　
転入してからは、学校が夜にあったので、SCHOOL OF LOCK!を聴く時間が無く、少しずつ離れていったそう。
そこからは一切に聴かないように決意。高校卒業したときにちゃんと報告しようと覚悟を決めてくれていた…！
　
ちょめそ「ずっと心の中にはあったので」
　
とーやま校長「あの時に、逆電できてよかったって思うし、よく頑張った!!　えらい!!」
　
ちょめそ「周りの人達が優しくて、支えてくれてきたからだと思います」
　
とーやま校長「他人の事をちゃんと感謝できる気持ちは宝物だよ」
　
あしざわ教頭「きっと、ちょめそも誰かを支えているから。俺は今年の10月から来たけど、昔聴いてくれていた子が今も聴いてくれているって嬉しい」
　
4月から舞台制作の専門学校に通う予定!!
音響の仕事や舞台監督の仕事を勉強するそう！
　
とーやま校長「なんで、この道に進みたいと思ったの？」
　
ちょめそ「私、お笑いが大好きで。中学時代、学校に行けてなかった時にお笑い芸人さんのライブDVDを観ていたんです。“どうしようもない”って思ってたときにパワーを貰ったんです。お笑い芸人さん達って夢を与える存在な部分もあるじゃないですか」
　
とーやま校長「うん」
　
ちょめそ「その時からずっと夢を与える瞬間を作る人になりたいって思ったんです。ずっとここまで来たときも想いは変わらなくて。色々なジャンルの舞台も見るようになったので…なりたいんです」
　
とーやま校長「これから演者と一緒にモノを作っていくじゃん。モノを作る時は人を喜ばせないといけない。だからちゃんと見てる人がどう感じるのか、気持ちがわかる人がモノ作りが優秀な人だと俺は思う」
　
ちょめそ「はい！」
　
とーやま校長「ちょめそはちゃんと今まで支えてくれた人、俺達のことを想ってくれてるから。そういう人はホントにステキな作品を作り上げる！　今までの辛かったことも全部これからに活きてくるからさ」
　

■ 私も
中学高校で不登校になって転入してっていうのが同じ状況だから共感しました。今、そうやって高校を卒業して嬉しそうに話してる声を聞くと、私も頑張ろうと思えたし自信が持てました(*´`)卒業おめでとうございます！

月ウサギ
女/17/佐賀県
2015/03/04 23:39

ちょめそ「ありがとうございます」
　
とーやま校長「今聴いてくれてる生徒の中には、まさにちょめそと同じ道を歩んでいるヤツがいて、ちょめその背中を追って日々生きてるヤツもいる。ちょめそは先輩だから何かみんなに言ってあげられることってできないかな？」
　
ちょめそ「はい、伝えたい事があります…！」
　
とーやま校長「じゃあ…よろしく…!!」
　
ちょめそ「みなさんは普通に学校に通っている人も多いと思いますが、中には学校に通うのが辛い人、通ってない人もいると思います。理由は私とは違うかもしれないけど、“どうしようもない”って気持ちはわかります。今はどうしようもないけど、いつかは辛さから抜け出す日が来るし、そのきっかけはいつでも作れます。私だったら“逆電を貰った時”、“定時制の高校に転入した時”でした。そのきっかけは小さいかもしれないけど、後で振り返ったら大きなものだと感じると思います。だから絶対に大丈夫です。
辛い時は周りを見てほしいです。親や友達がいます。もし周りの人が信用できないって人もこの学校がついています。居てくれるだけで嬉しい存在って、きっと何も言わなくても支えになってくれると思います。周りの存在がプレッシャーになる時は力を抜いてください。
今は周りの人達が信用できないって人もいつかは“ありがとう”って思える日が来ます。“その人達のために頑張ろう”って思える日が来るから、もう少しだけ頑張ってほしいです」
　
　
♪ 3月9日　／　レミオロメン
　
　