未確認LOCKS! 最後の授業

未確認LOCKS! 2019.5.2 木曜日

(チャイム……ガラガラ……)

蔦谷先生「生徒のみなさん、こんばんは! 未確認LOCKS!の特別講師、音楽プロデューサーの蔦谷好位置です!」

SCHOOL OF LOCK!


蔦谷先生「期間限定でお届けしてきた「未確認LOCKS!」。今夜が最後の授業となりました。今夜はまず、この書き込みから!」




■少しだけ、先輩風吹かせても良いですか?

今年も未確認フェスティバルの応募受付始まっていますね。わたしは今24歳なのですが、後悔してることがあります。
当時の閃光ライオットに興味があり応募したかったけど、何かと自分に言い訳して応募しなかった事。今でも後悔してます。
楽しそうだな、ステージで歌ってみたいな、なんて思ったりしながらも、
バンドメンバーを集めるの無理かも、かと言って1人で全部やるのも大変そうだし自信ないし、って。自分に言い訳して逃げていました。
でもね、逃げるならちゃんと覚悟を持って逃げなきゃ意味ないと思う。
自分の場合、中途半端に逃げたというか。ステージに上がるに越したことないけど、一次審査で落選したとしても、応募することに意味があると思います。
ちょっとでも、何か心が動くものがあるのなら、応募してみてほしいと思います。
10代なんて、あっという間に過ぎていくし、いつ何があるか分からないからね。
わたしと同じような後悔する子はいない方がいいな、と思って書き込ませていただきました。


長文乱文失礼しました。

ゆみさん。

女の子/24歳/愛知県



蔦谷先生「愛知県の24歳、先輩のRNゆみさん!すごい温かいメッセージじゃないですか!僕も、中学、高校と、まぁ今もなんだけど、正直、「俺はこんなもんじゃない!」って思っていながら、何もやっていなかったんですよ。大学の時かな?20歳の時かな?ずっとデモテープを自分で作ってたんだけど、それこそ恥ずかしくて誰にも聴かせられなかった。だけど仲間にちょっと聴かせたら、「いいね!」ってなって、レコード会社とかレーベルとかに送ってみたんですよ。そしたら、全部返事が来たんです。やってみて、「あれ?なんで今までやらなかったんだろう?」って、すごく後悔したことがあります。それまでは恥ずかしがって、文句ばっかり言ってたんですよ。「俺はこんなもんじゃない」とか、「あの曲はダサい」とか、人の悪口ばっかり言ってね。井の中の蛙で。すごいダサい人間だった。でも人前に立って、人に聴いてもらって、音楽で勝負するようになって、自分の小ささもわかったし、色んな人の素晴らしさもわかったし、
「ここはあいつに勝ってるかも?」ってとこも、人と一緒にやることで初めてわかることがある。音楽は勝ち負けなんて自分の中にしかないけど、それが確認できるのも、人と対峙してわかることだと思うんです。

だから先輩のRNゆみさんは、それをしなかったことをすごく後悔しているというのを、メッセージで吐露してくれたけど、当時のRNゆみさんと同じような人がいたら、下手くそでもいいんですよ!まずはやってみること!これが大事です!そこからどんどん成長していったり、「自分は音楽向いてなかったけど違う道があるな」とか、人生の新しい発見にきっとなると思う。なので、RNゆみさんの言葉を胸に、みんなも是非、未確認フェスティバルにエントリーしてほしい!

SCHOOL OF LOCK!


M Pray / [ALEXANDROS]

蔦谷先生「実はこの曲、私・蔦谷好位置が、[ALEXANDROS]と共同で、プロデュース・レコーディングをやりました!洋平先生・[ALEXANDROS]先生、本当に音楽に真摯な人たちでね、それこそ今でも青春してますよ、彼らは音楽で。本当に音楽に向き合って、いい音を作るために、一切妥協を許さない。この曲も結構プリプロ(※効率の良いレコーディングをするための事前準備、仮録音)を重ねて、「ああでもない、こうでもない」というのをやりあって、非常に楽しかったレコーディングでした!みなさんも、[ALEXANDROS]先生みたいに、いつか大きく羽ばたくかもしれない。だから音楽を志している人は、是非とも未確認フェスティバルに挑戦して下さい!」

SCHOOL OF LOCK!


蔦谷先生「期間限定でお届けしてきた「未確認LOCKS!」の授業はここまで。最初の方は、エントリー曲を何曲か聴かせてもらいましたけどね、レベルが非常に高い!まだ一部しか聴いてないけど、ここから何千という曲を責任持って聴きますので!なかなかカロリー高い作業だけど、非常に楽しみではある!ゲッソリとやせ細った俺を楽しみにしていてくれ!

そして昨日は、みんなからの質問。「曲を作りたいけど、どうしたらいいかわからない!」という質問があったりとか、今日は先輩からの温かい言葉があったり。初日、クオリティーの高いもの聴いちゃったけど、物怖じせずに、自分の頭の中にある世界をどんどん吐き出して僕らに届けてほしいです!是非、挑戦しよう!では、僕とはまた、未確認フェスティバルの会場でお会いしましょう!」

SCHOOL OF LOCK!
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