今夜の授業は「掲示板逆電」

SOL!

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聴取期限 2024年3月4日(月)PM 10:00 まで

今夜の授業は「掲示板逆電」


COCO教頭「こもり校長。初の主演舞台『芸人交換日記』、千秋楽、お疲れさまでした」

こもり校長「ありがとうございました」

COCO教頭「めちゃくちゃよかった」

こもり校長「ありがとう。嬉しいよ」

COCO教頭「ほんとにマジで泣いた。最後の最後であんなに泣かされると思わなかった。1個なんかめちゃめちゃ心に残ってるセリフがあって、河本が言ったセリフで、“夢を諦めるのも才能だ”っていうお話があったじゃない。そこでまずなんか“おぉ〜”ってなった後に、田中と河本がいろいろあって決断したことのバックボーンにすごい話があった訳じゃない」

こもり校長「そうね」

COCO教頭「その背景を知った時にまた、あの時、田中がすごくキレてたというか怒った理由っていうのも後々わかってきて。からの、最後、天国行ってさ、漫才するじゃない。その漫才のシーンがもう、ほんとに楽しそうで、漫才としてめっちゃおもしろかったし、途中ちょっと噛んだじゃない?」

こもり校長「そう。俺が10公演ある中で唯一、激噛みした回に来てくれたのよ。あんな大噛みしたのあそこだけだね」

COCO教頭「沸いたね」

こもり校長「沸いた。1番。俺が噛んだのはね」

COCO教頭「しかもその、噛んだのを頭の回転の速さでお笑いに変えてたじゃない? すげぇと思った。ほんとに」

こもり校長「真っ白になったけどね。噛んだ瞬間は。自分でもビックリした」

COCO教頭「すごく熱い想いのメッセージが届いてるから、校長に紹介しますね」


こもり校長お疲れ様でした!
こもり校長(小森隼先生?)舞台お疲れ様でした!
私は千秋楽公演を会場で拝見しました。
前から2列目の席だったので、表情も間近で見ることができ、声や息遣いもダイレクトに届いて、お二人の魂の込もった演技に涙が止まりませんでした。
私はメガネをかけているので、涙でレンズが汚れて見づらくならないようにしようと思っていたけど、そんなの無理でした笑
物語に感動したのと共に、この作品に対する皆さんの熱い想いが伝わって、号泣でした。
壇上に上がる前に陣先生とアイコンタクトをして息を合わせる感じや、漫才シーンのお二人が本当に楽しそうで、最高のコンビだと素直に感じました。
夢に向かって泥臭く走り続けることのかっこよさ。一緒にがむしゃらになってくれる仲間の存在。一生懸命に向き合っているからこそ、努力が報われなくたってその瞬間が最高な時間になること。この舞台を通して、沢山の大切なことを受け取りました。
私も社会人になる日が迫っていることを実感したり、自分と周りを比較してしまったりする中で、自分なんかが本当に夢を叶えられるのかと、将来に対する不安もありました。でも、夢に向かって挑戦していこうと前向きな気持ちになれました!ありがとうございます!!
こもり校長、本当にお疲れ様でした!!そしてTFMの皆様、素晴らしい舞台をありがとうございました!
道化師イエロー
女性/19歳/東京都
2024-02-26 21:10


こもり校長「ありがとう、本当にありがとう。あの舞台から受け取ってもらえたっていうのはすごく嬉しいことですし、初めてのチャレンジだったので、すごく不安なことも多かったですし。あとね、こういうのって見てもらった人に委ねるしかないじゃない? 感想とかさ、なんか点数が付けられるものでもないし、ほんとに“みなさんにお任せします”、“何を思いましたか?” っていう状態の中、こうやってちゃんと言葉にして届けてもらえるっていうのが何よりも嬉しいというか、“やってよかったな”と思えた瞬間だから、言葉を届けてくれてほんとにありがとうっていう気持ちが1番大きいです。
授業が始まったばっかりなんだけど、もう『芸人交換日記』で俺は終わりたいのよ」

COCO教頭「締めたいね(笑)」

こもり校長「締めたい。もう終わりの黒板書いてもいい?」

SOL!


『 忘れたくない 』

こもり校長「ほんとに素敵な経験になりました。初めてやったことで、とても不安なこともあったし、プレッシャーもすごく大きかったんだけど、全10公演を終えてみてほんとにすっごい素敵な経験をさせてもらったな、と、改めて思う。
それとともに、最後千秋楽を迎えた時にスタンディングオベーションっていうか、客席のみなさんがわって立って拍手をくれたのね。で、今まで自分がやってきたステージの中で、やっぱライブしかやったことないからさ。ライブはみんな立ってやってくれるから、最後の最後までわーってやってくれるんだけど、こういう舞台は初の経験で、最後にああやって人がわーって立って“お疲れ様でした”みたいにやってくれるのは初めての経験だったからすごい感動したのよ。そのみんなが“わ〜お疲れ様”ってやってくれてるあの景色を、忘れたくないなってすごい心から思ったの。
で、なんでこのこれを黒板に書いたかっていうと、忘れたくないなってほんとに心の底から思ったあの景色って偶然起きたことだし、自分の中で想定してないタイミングで来たし、なんか、ほんとに心に残ることとか、記憶に残したいこととか、今後自分の人生で大切なものっていうのは、自分が予想もしないところから来るんだなっていうことにすごく気付いたというか。
だから毎日生きて行く中で、“自分なんて”とか、“自分には何もなくて”とか思ってる子もたぶんいっぱいいると思うんだけど。その中でも自分が何も気付かないところで、実はものすごい物を持ってたりとか、ものすごいチャンスに巡り合ったりとか、すごく自分の気持ちの中で人生の中で大きなきっかけを生むようなことって、ほんとに自分の予想外のところで起きてるんだなって言うのを改めてこの舞台を通して感じたから、この“忘れたくない”って俺が思った景色を話すことによって、今聴いてくれてる生徒の中で、もしかしたら偶然明日その忘れたくない景色に出会うかもしれないし、その突然起きる奇跡みたいなものにちょっとワクワクして欲しいな、と。自分に起こる奇跡を諦めないで欲しいと思い、この黒板を書かしてもらいました。
さあ、SCHOOL OF LOCK! 今夜も開校です。じゃあまずはATEEZ先生の新曲解禁行くぞ! 2月28日リリース、ATEEZ、ジャパン3rdシングル『NOT OKAY』


♪ NOT OKAY / ATEEZ




こもり校長「すごいね。めちゃくちゃアッパーじゃないのに、このローな感じですごい展開が多いっていうのが、なんかね。サビ終わった後だったりとかドロップだったりとか、また2番に入っても全然雰囲気が違うのに、最後になってあの、まだビルドアップして行く感じ。でも最高潮までわざとこう上げ切らないこの感じが、聴いてる我々をこう焦らしてる感じがして、“もっとちょうだいよ〜”みたいな。だから、1人1人の見せ所とかもあるんだろうな、とか、ライブパフォーマンスみたいなのがすごく映える曲だなとか、生で聴きたいな、生でパフォーマンス観たいな、って思わせてくれる楽曲だったな」

COCO教頭「そうだよね。だしさ、この“I'm not OK.”ってなったら、自分は大丈夫じゃないから全然助けて欲しいっていう方なのかなと思ったら、“なにクソ”っていう、この不屈の精神みたいなのが前面に出てて、今の場所から絶対に上に行ってやるっていうのがもう出てるから、もうまさにライブでも観たいし、なんだったら先にミュージックビデオ早く観たいなって思った」


さあ、SCHOOL OF LOCK! 今夜の授業は!
『掲示板逆電』

こもり校長「いつも言ってるけど、SCHOOL OF LOCK!の『学校掲示板』はみんなの“教室”。生徒の君が今悩んでいること、他の人には言えないこと、心の中でモヤモヤしていること、なんでもいい。ぜひ僕たちに教えて欲しい。
ここで生徒のみんなにお知らせがあります。この話は、SCHOOL OF LOCK!の生徒に初めて言う、ほんとにとてもとても大事な話になるんだけど…」

COCO教頭「何…?」

こもり校長「2005年にSCHOOL OF LOCK!が開講してから18年半、たぶん、1度も触れてこなかったことを今から言うんだけど、実はSCHOOL OF LOCK! って台本があるんだ。18年間半、言ってこなかったこの真実。もちろんね、僕らが喋ってることを一語一句書いてあるわけではないよ。でも、当日の授業をスムーズに進行するためだったり、なにか色々なお知らせごとをわかりやすく説明するために、台本っていうのがあるの。で、今、実は僕は、台本を読んでいます」

COCO教頭「NSC29期生かて!」

こもり校長「今の教頭のツッコミは、アドリブです。でも台本で『(アドリブでつっこみ)』と書いています」

COCO教頭「やめて!」

こもり校長「これにプレッシャーがかかって、わかりづらいアドリブのツッコミになります。こういうことも起きます」

COCO教頭「やめてください(笑)」

こもり校長「で、なんでそんな話をしているのかというと、そんなSCHOOL OF LOCK!の台本がどうなってるか、興味ない? どうやったらSCHOOL OF LOCK! の台本ができるのか? 台本を作っている構成作家という仕事に興味がある生徒いない?
そんな生徒のための特別授業3月に行うことになりました」

それが『SCHOOL OF LOCK! Creation Academy in 東洋学園大学』!!

こもり校長「SCHOOL OF LOCK!には多くの職員が仕事をしています。その中でも“構成作家”と呼ばれる職員が、ラジオの現場で何を考えて、どんな仕事をしているのかを直接伝える特別授業を行います」

COCO教頭「今ラジオの仕事に興味がある生徒、興味と言われるとちょっとわかんないんだけど、SCHOOL OF LOCK!の裏側を見てみたい。そんな生徒でも参加OK!“ラジオの創り方”、“台本の創り方”、“企画の創り方”、それをSCHOOL OF LOCK!職員のカヲル先生が特別講義で教えます」

こもり校長「去年、我が校のヘルツ先生が、サカナクション山口一郎先生のナレーション素材を作って特別授業をやったっていう、豪華な講義があったんだけど、あれがとにかくおもしろかったんだよ。普段、そこまで丁寧に言わないよな、っていう。やっぱ現場とかだと、それを仕事にしてる人たちがいるし、俺らもなんとなくでわかってること…」

COCO教頭「感覚値でね」

こもり校長「そうそう。あ、こういうためにナレーションとかBGMとかっていうのはあるんだよな、みたいな、“なんとなく”を改めてちゃんと話す。それを聞けるって、俺、すごい貴重なことだし、すごくおもしろいなって思ったわけ。
で、それの第2弾やります。カヲル先生は、2005年の開校当初から我が校の職員として、生放送教室もそうだし、Saucy Dog先生Perfume研究員サカナクション先生LiSA先生などの授業も担当してました」

COCO教頭「あと、今、横にいらっしゃいます」

こもり校長「僕にNIKEターミネーターの良さを、最後、教えてくれたいい先生です。
ということで、この授業は、リアルに生徒のみんなに集まってもらって授業を行います。さらに! なんと! それだけじゃありません。この授業、当日、10代のカリスマ、こもり校長、COCO教頭も参加!

COCO教頭「自分で言うなって!」

こもり校長「このツッコミは台本です」

COCO教頭「だからね、ちゃんとしてたでしょ?(笑) そういうことなのよ。生徒のみんな。こういうことだぞ」

こもり校長「当日カヲル先生の授業を受けて生徒がその場で作った台本を元に、そこだけのSCHOOL OF LOCK!を僕らがお届けします」

COCO教頭「どんなのになるか、我々もめちゃめちゃ楽しみにしてるからね」

こもり校長「むっちゃ楽しみ」

『SCHOOL OF LOCK! Creation Academy in 東洋学園大学』
・日時:3月25日(月) 14時〜17時
・会場:東京文京区、東洋学園大学フェニックスホール
・募集人数:20名程度
・参加費:無料
・締切:3月8日(金)まで

COCO教頭「参加したい生徒。今日からSCHOOL OF LOCK!のウェブページの特設サイトで募集を開始します。たくさんの生徒の参加お待ちしてます!」


さあ、SCHOOL OF LOCK! 今夜の授業は!
『掲示板逆電』

こもり校長「学校掲示板に書き込まれたメッセージの中から気になる生徒に電話をしていきます。もしも〜し」

モモモ 宮城県 17歳

こもり校長「17歳。学年は?」

モモモ「高校2年生です」

COCO教頭「中2、高2は、Do what you want〜!」

モモモ「OK〜」

COCO教頭「Beautiful seventeen。ありがとう]

こもり校長「今のはアドリブだよ」

COCO教頭「そうだよ。台本にないよ(笑)」

こもり校長「モモモ。どうした? 今なんか悩みあんのか?」

モモモ「受験についての悩みを聞いて欲しいです」

こもり校長「何に悩んでんの?」

モモモ「親に期待され過ぎて悩んでます

こもり校長「モモモは、どんな大学に行きたいの?」

モモモ「私は将来助産師になりたいので、看護系の学校に進学したいです」

こもり校長「きっかけはあるの?」

モモモ「小さい頃から子供の仕事に就きたくて、テレビを見てたらたまたま助産師についてやっていて、それでこの仕事いいじゃんと思ってやりたくなりました」

COCO教頭「助産師さんって具体的にどういうことするの?」

モモモ「出産に立ち会って手伝って出産をスムーズに手伝ってあげたり、お母さんたちの相談に乗ってあげたりする仕事です」

こもり校長「すごいね。じゃあもう自分のやりたいことが明確にあって、その目的を果たすために大学に行きたいっていうのがもうルートとしてあるってことだよね?」

モモモ「はい」

COCO教頭「素晴らしい」

こもり校長「どうなの? 今は勉強はどんな感じなの? 頑張れてる?」

モモモ「一応、頑張ってるんですけど、1日平日は3時間で、休日は5時間はやるようにしてるんですけど、家だとなかなか集中できないので、基本的に塾で勉強しています」

こもり校長「塾も通ってんのか?」

モモモ「はい」

こもり校長「じゃあしっかり勉強はね、今、徐々に徐々にそうやって受験モードに変えては行けてるってことか?」

モモモ「はい」

こもり校長「その中で“期待に”、っていうのは? 期待があるっていうのはいいことじゃない」

COCO教頭「ね」

モモモ「いいことなんですけど、毎日のように、“この大学行けんの? 大丈夫なの?”みたいなことを言われすぎて、逆にプレッシャーになっちゃって、やる気をなくしちゃいます」

COCO教頭「ちょっとモチベーション下がっちゃうと」

モモモ「はい」

COCO教頭「お父さん、お母さん両方から言われるの?」

モモモ「お母さんは協力してくれて、オープンキャンパスとかにも一緒に行ってくれたりしてるんですけど。お父さんはあんまり都合が合わないのもあるんですけど、家で勉強しない分、たくさん言って来ます。“ちゃんとやってんのか?”って(笑)」

こもり校長「じゃあ、お父さんからのプレッシャーみたいなのがすごいのか?」

モモモ「はい。お姉ちゃんが2人いるんですけど、お姉ちゃん、2人とも大学に行ったり就職したりしてて、最後、私だけなので、なんかお姉ちゃんたちよりもちゃんとできてないのかな? って思っちゃったり…」

こもり校長「それ言われるとな。比べちゃうかね」

モモモ「はい」

COCO教頭「お姉ちゃんたちはさ、結構前に受験終わってるの?」

モモモ「1番上のお姉ちゃんは5歳差なので結構前に終わってて、2番目のお姉ちゃんは去年の春から就職しました」

こもり校長「モモモはお父さんに対して、“その感じしんどいって”っていうのは伝えたの?」

モモモ「1回伝えたことがあるんですけど、喧嘩になっちゃって」

COCO教頭「あらら」

こもり校長「お父さんの言い分は何だったの?」

モモモ「なんか、“じゃあ、応援するなってことか?”みたいな。そうじゃなくて、みたいな(笑)」

COCO教頭「極論」

モモモ「応援してくれるのはとっても嬉しいんだけど、ちょっと…もうちょっと…」

COCO教頭「お父さんと喧嘩になっちゃった後もずっと言ってくる?」

モモモ「私が折れたんですよ。喧嘩した時に。“わかった。わかった”、“頑張るから”みたいな感じで終わったので、お父さんは何もわかってません」

COCO教頭「お父さんわかってないか?」

モモモ「はい。お父さん自体がすごく心配性なんですよ。すごく心配そうだからこそ、見えないところで勉強してるから…」

こもり校長「でもこれは、モモモがほんとにどうして欲しいかっていうのがもしあるんだとすれば、喧嘩しちゃうかもしれないけど、やっぱり伝えるしかないと思うのね」

モモモ「はい」

こもり校長「で、こういうのってたぶん1回や2回じゃ無理なのよ。お父さんっていう人生、その性格で生きて来てるから、やっぱり心配にもなるし、あとモモモのことがたぶんどうしても気になんのよ。俺もお父さんになったことないからわかんないけど。わかんないけど、もし、自分に子供ができて、大学受験やるってなったら、俺もたぶんね、下手したら同じことする可能性がある」

モモモ「え〜」

こもり校長「たぶん、心配するもん。“大丈夫?”って。“やってる? 行ける?”っていう、それは逆に愛でもあるんだけど、その愛ってほんとに違う形で相手に届いちゃうことがあるから、モモモがほんとに“お父さん、それ違うんだよね”ってなったら、“違うよ”っていうことをやっぱり言い続けないと、そこの距離感ってたぶん、作られないと思うから。どっちか1人で作れる関係性ってなかなかないと思うから、喧嘩になっちゃうかもしれないけど、“お父さん。私、そういう言い方だと頑張れないんだよね”とか、“大丈夫か? じゃなくて、大丈夫だよ、って言って欲しい”とか、やっぱ伝えてあげないことには向こうもわかんないだろうからさ、やっぱ言い続けるしかないと思う。
か、自分が折れてほんとにそれを聞き入れるモードで1年頑張るかだね」

モモモ「あぁ〜」

こもり校長「でも、戦略的撤退ってあるから」

モモモ「1年?」

こもり校長「そう」

モモモ「やばい」

COCO教頭「やばいか(笑)」

こもり校長「ってなったら、楽になりたいじゃん?」

モモモ「はい」

こもり校長「楽な方選ぶんだったら戦うしかないよなっていう感じだと思う。でも、その戦う方が苦だなと思うんだったら、そっちの道もあるってことよ。やっぱり、塾で勉強した方が調子が出るんだったら、人は、常に自分にとってのいい選択を取るべきだから。ってなった時に、戦って楽になるんだったら戦った方がいいし、戦うのが辛いんだったら戦わずして楽になる方を選んだ方がいいし、その選択の連続だと思うから」

モモモ「はい」

こもり校長「どうにか絶対になると思うし。俺はそして、モモモが大学行って欲しいしな」

モモモ「え〜」

COCO教頭「ほんとに、私たちの願いは」

モモモ「頑張ります」

こもり校長「俺は頑張って欲しい。…ってなった時に、1番いい選択をとって欲しいなって思うから、伝えれる時には伝えて、それがしんどいんだったら違う道を選ぶっていう。とにもかくにも応援はしてるよ」

モモモ「ありがとうございます」

こもり校長「本当に」

モモモ「ありがとうございます」

こもり校長「SCHOOL OF LOCK!には『応援部』っていうのがあるんだ」

COCO教頭「そうなの。私COCO教頭が顧問をして、こもり校長が副顧問やって、受験生のみんなを全力で応援してるから」

モモモ「はい」

COCO教頭「ついにモモモの時代がやって来たからさ」

こもり校長「そうだよ」

モモモ「いやぁ〜」

COCO教頭「我々も背中をめちゃめちゃ押して全力で応援するから、校長が言ってくれたみたいに、自分が大学に合格するためにどっちを選ぶかっていうのを自分で決めて行動した方がいいからさ。わかって欲しい。ほんとに、夢を叶えて欲しい」

モモモ「頑張ります」

こもり校長「頑張れよ。これが、話したのがきっかけになるかもしれないからね」

COCO教頭「そうだよ」

モモモ「挑戦します」

こもり校長「OK!」

COCO教頭「素晴らしい」

モモモ「決断しました」

こもり校長「ばっと出たその炎を忘れずにな」

モモモ「はい」

こもり校長「まずはもう、今年度から受験生になるということで、めちゃくちゃ大変なこといっぱいあると思うけど、なんかあったらうちに駆け込んでおいで。話は聞くから。頑張れよ」

モモモ「頑張ります」


♪ 全力REAL LIFE / Little Glee Monster


こもり校長「お父さんも心配なんだろうけどな。それだけは忘れないで欲しい」

COCO教頭「モモモのことが可愛くて仕方ないってのもあると思うからさ」

こもり校長「でも間違っちゃうのよ。お父さんも間違っちゃう時もある」

COCO教頭「そんな時もあるから」

こもり校長「でも何よりも、まずはモモモがほんとに夢を掴んで欲しいし、大学に行って欲しいって願いはたぶん、お父さんを含めて全員一緒だから」

COCO教頭「そうだね」

こもり校長「こっから大変になるだろうけど、体調には気を付けてよ」


わろ坊 静岡県 17歳

こもり校長「17歳。学年は?」

わろ坊「高校2年生です」

COCO教頭「中2、高2は、Do what you want〜!」

わろ坊「OK」

COCO教頭「Good boy。ありがとう」

こもり校長「さあわろ坊、何について話そうかね?」

わろ坊「昨日、人生初の国家試験を受けて落ちてしまって、落ち込んでます

こもり校長「国家試験って何の国家試験を受けたの?」

わろ坊「『ITパスポート』っていう情報とかマネジメント系の国家試験です」

COCO教頭「なんか難しそう」

こもり校長「ね。これ、なんで『ITパスポート』の国家試験、受けようと思ったの?」

わろ坊「自分が工業高校にいるんですけど、工業高校に入ったのも資格をたくさん取りたかったっていうのもあったので、『ITパスポート』は学校側も、これ取るといいよっていうのを推していたので取ることにしました」

こもり校長「受験は実際どうだったの? なんか雰囲気に飲まれたとか、そういう感じ?

わろ坊「も、ありますし、結構、過去問とかもたくさん解いてたんですけど、やっぱりそれとはあんまり過去問が参考にならないぐらい難しくて、ちょっとテンパっちゃったところもありました」

こもり校長「あるよな。過去問が全く当てにならない年っていうのがね、やっぱ何の試験にでもあるもんなんですな〜」

COCO教頭「どうしたんですか? 校長先生」

こもり校長「資格みたいなものをですね、校長先生も、もう早何年? 4年ぐらい取り続けようとしてるんです。コーヒーマイスターという資格を取ろうとしてるんです。私、3度落ちてます」

COCO教頭「わろ坊が言ったみたいに過去問と全然違ったとか?」

こもり校長「そう。俺も過去問解いたけど、全然違う試験が去年出てね。私も落ちて相当へこみました」

わろ坊「(笑)」

COCO教頭「たしかにちょっとへこんでだよね」

こもり校長「これは、結果ってそんなすぐ出んの?」

わろ坊「試験自体がパソコンでの受験なので、すぐに点数が出ます」

COCO教頭「その場で出るんだ?」

わろ坊「はい」

こもり校長「なんかそれもそれですぐ出るのも嫌だね。で、『不合格』っていうのが出て結構落ち込んだ?」

わろ坊「そうですね。結構、昨日はもう落ち込んでました」

こもり校長「これはさ、次、受けようと思ったらいつなの?」

わろ坊「基本、いつでもできはするので」

こもり校長「じゃあ、もうまた受けます、って言ったら、すぐに受けれるんだ?」

わろ坊「はい」

こもり校長「1年後です、とか、2年後です、とかじゃないなら、まだまだチャンスあるなと思うけど、もう1回チャレンジしよう、みたいな気持ちはあんの?」

わろ坊「はい。3月にまたやろうかな思ってます」

こもり校長「なんぼでも受けれる内は受けときなさい」

わろ坊「はい」

こもり校長「“落ち込んでなかなか立ち直れない”みたいなことも言ってたけど、その立ち直れないのは、なんかあるの?」

わろ坊「今日、普通に学校があったので、学校に行って。元から自分が昨日受験するっていうことを知ってた友達がいたので、その友達に、朝、“どうだった?”って、普通に言われて、こっちも普通に“落ちちゃった”って普通な感じで言ったら、やっぱりちょっと気まずいような感じの雰囲気が流れちゃって。そのまま1日そんな感じの空気でお過ごしちゃったので、ちょっと周りの期待もやっちゃったな〜っていうのもあって、結構へこんでます」

COCO教頭「気を使わせちゃった、みたいなところもあるのか…」

こもり校長「わかる。俺もそのコーヒーマイスターの資格の時にさ、教えてくれる先生みたいな人がいんの。なんかすごい細かく“こういうことを覚えってった方がいいんじゃないですかね”とか、“過去の問題こういうのが出たんで、こういうのどうですか?”みたいなのやってくれる、『先生』と呼んでる人がいるんだけど、俺も落ちる度にその先生の顔見れないもん。みんなからの“どうでした?”って言われて、“いや、落ちました”。で、周りに居るスタッフとかも、みんな“そうですか…”みたいな空気になるあの空気って、何とも言えないよね」

わろ坊「はい。わかります」

こもり校長「こっちがちょっとギャグに持ってこうとしてもさ、向こうからしたら、笑えない感じの空気とかもあるしね。でも俺的にはね、こういうのって落ち込んだ方がいいと思うわけ。だって落ちてんだもん。喜ぶ要素が1個もないじゃない」

COCO教頭「そうだな」

こもり校長「だからテンションが落ちて当たり前だなと思うんだけど、これを切り替えなきゃいけないみたいに思ってるできごとが今後あんの?」

わろ坊「明日から学年末試験があるので、そこで気持ちを切り替えないといけないなっていうのもあって」

COCO教頭「気持ちを切り替えられないまんまだったら、わろ坊は生活に結構支障が出たりするの?」

わろ坊「結構引き摺っちゃうので、そういう時って音楽を聴いて紛らわしたりしてるんですけど、やっぱり初めての国家試験っていうのもあって、そういうのも効かなくて、1回寝てリフレッシュっていうのも、考えてるともう全然寝付けないってようなタイプでもあるので、ほんとにどう立ち直るのがいいのかな? っていうのをすごいずっと悩んでます」

COCO教頭「そうか。じゃあこのままだったら、明日、試験の前にも眠れない可能性もあるってことか?」

わろ坊「はい」

こもり校長「でも、教頭先生は落ち込みのプロじゃないですか」

COCO教頭「あんまりそういう代名詞もらったことないな(笑)」

こもり校長「たくさん落ち込んでいらっしゃるじゃないですか」

COCO教頭「まあまあ、そうですね」

こもり校長「どう切り替えてんの?」

COCO教頭「切り替えられてない時もあるよ。わろ坊と一緒で、やっぱり周りに気使わせたらダメだなって。もしかしたら見た目ではわかんないかもしれないけど、実際めちゃめちゃなんか落ち込んでるし。
けど私は、この落ち込んだこととか、傷ついたこととか、へこんだこととかさ、わろ坊で言うなら、ちょっとテスト結果がよくなかったっていう今回のこととかも、来週の同じ時間になった時に、また、この今と同じ熱量でショック受けてるかな? って思うようにしてんの。たぶん1週間後にはちょっとその気持ちが薄くなってるし。ってなったら、結局、無理やりにでも早く切り替えたほうがいいのかな? って思って。
もしかしたらわろ坊にはできないかもしれないけど、私は夜中とかジム行ってから、めっちゃ疲れさしてんの。体を疲れさしたらさ、やっぱ自律神経も整うというか、眠くなんのよ。だから、まあ家でできるってなったら、ちょっと熱いお風呂にめっちゃ浸かって、で、そこから寝るようにするとか、体、フィジカルで結構攻めてるかも。切り替えとしてはね」

こもり校長「校長先生はね、真反対作戦というのをいつも取るんです」

COCO教頭「真反対作戦とは?」

こもり校長「私も結構落ち込むタイプなんです。いろんなことを考えちゃうタイプ。だから、わろ坊と似てるところもあって、寝ようとするんだけど、もうね、目を閉じるとなんか脳内でずっと自分が喋ってんの。“今日こういうことあったから落ち込んでる”とか、その時の景色みたいなのが、ばーっと出てきて、ナレーションみたいに“うわ。あれ嫌だったな…”とか、“いや、あれミスっちゃったな…”とか、“あれ、怒らせちゃったかな…?”とか、“嫌な気持ちにさせちゃったかな…?”とか、“うわ〜このできごと、嫌だったな…”みたいななのが、俺は脳内ですごい再生されるタイプなの。で、寝れなくなっちゃう。わろ坊もそんな感じ?」

わろ坊「はい。そうです」

こもり校長「で、俺はもう今年29になるんだけど、29年間、この性格で生きてきたから。自分と向き合った時に、この真反対作戦というものを見つけ出したんだけど。このさ、脳内で再生されるのって勝手に再生されるわけじゃん。だからわろ坊で言ったら寝た時に、“うわ、俺落ち込んでる”とか、“うわ。試験落ちた”とかが再生された時に、俺はもう瞬発的に真反対のことを脳内で再生するようにしてんの。だから“落ち込んでるな〜”って自分が言ってきたら、“いや。あの飯うまかったな。あれ食ってる時、楽しかったな”とか、もうめっちゃ自分、口に出したりとかする。なんか“はぁ〜…”ってなったら、“いや。この間、友達とご飯食べたの楽しかったな”とか」

COCO教頭「はいはい」

こもり校長「“これやったら楽しいかもな”とか、“洋服買いに行こうかな?”とか、“あの服、欲しいな”とか、ほんとに頭の中で自動再生されたものを真反対の感情のことを言うっていう、真反対作戦っていうのを繰り返しやってる」

COCO教頭「そうしたら、気持ちはどうなってくの?」

こもり校長「そうすると勝手に自分が思い込んでいるから、どんどんそっちで脳がいっぱいになってくわけ。“楽しいな”とか、“明日、何してこうかな?”とか“明日、フルーツ食べようかな?”とか、“明日、お肉食べたいかも?”とか」

COCO教頭「そっちで脳内、埋めてくんだ?」

こもり校長「そうそう。そうするといつの間にか、脳内で再生されたネガティブがね、じょんじょんなくなってくわけ」

COCO教頭「“じょんじょん”なくなってくの?(笑) それはよっぽどだ。意図的に切り替えはできるってこと?」

こもり校長「そう。意図的に自分でその言葉を言うのよ」

COCO教頭「なるほどね」

こもり校長「嫌なことを思ってる時はオートだから。それをマニュアルに変えるの。っていう作戦を、俺はいつも取ってる」

わろ坊「なるほど」

こもり校長「なんか趣味とかある? わろ坊」

わろ坊「音楽聴くとか、音楽を演るとか、そういうのが趣味です」

こもり校長「なんか楽器演るの?」

わろ坊「ベース演ってます」

こもり校長「ちょっと待って。めっちゃ羨ましい。俺もベースをやりたいと思っている。ってなった時に、動くんじゃなくて、寝ようと思った時に、“うわ〜 落ち込んでるな…”ってなったら、自分が好きな曲でベース弾いてるのを思い出すの。わざと。そうすると、たぶんベースのコード進行とかを頭の中でリフレインして来ると思うの。で、そうすると人間の脳って、コード進行やってる時って“落ち込んでるな。あの時試験で落ちたな”っていうのと同時でマルチタスクでできないから。たぶん、コードのことばっかり考えることになるわけ。で、それで疲れさすの。“思い出す”って疲れるから。途中で途切れさせない。ず〜っとこうやって考え続ける。っていうことをやるようにするといいと思う。ネガティブ先輩からのアドバイスとしては。だから、今日も寝る前にもし落ち込む時が出てきたら、ちょっとやってみて」

わろ坊「はい。やってみます」

こもり校長「紛らわすことは絶対できると思うから。明日からのテスト頑張ってよ」

わろ坊「頑張ります」

COCO教頭「応援してるからね」

こもり校長「じゃあ、今日はゆっくり寝てよ」

わろ坊「ありがとうございます」

こもり校長「じゃあな」

わろ坊「はい」


♪ それでは、また明日 / ASIAN KUNG-FU GENERATION


こもり校長「やっぱいいね。アジカン先生。山ちゃん、ベースがいい。俺、テンション上がるな」

COCO教頭「このペースの音とか、わろ坊も聴いてくれるかな?」



今日の黒板



SOL!


『 不安 』

こもり校長「やっぱりね、不安と向き合うってしんどいのよ。めちゃくちゃしんどい。で、今、自分の目の前にある不安みたいなものから、目を背けたくなると思う。
時間が経てばとか、この不安というものには蓋押しちゃおうとか、気にしないようにしようとか、たぶん、そういう風に不安と向き合わないようにするっていう選択を取る生徒はいると思うんだけど、不安って時間とともにはやっぱ消えないのよ。で、なくならない。で、触れないと、ず〜っと同じ大きさのまま心の中に残ってて、不安とやっぱ向き合うしかないのよ。で、不安と向き合うっていうのはすごくしんどい。いやなことだしね。
だけど、その不安と向き合って、すごいしんどい思いをして、やっと不安っていうのはなくなるから。でも、不安をなくす方法っていうのはいっぱいいろんな種類があるから、いっぱいのしんどい選択肢の中から1番自分が不安じゃないもの、1番しんどくなくなることを選んでいって欲しい。だから不安は絶対に起きるし、生まれるものっていうのを、みんなにわかって欲しい。ただ、それはいつか絶対に立ち向かえば消えるものであるってことも覚えといて欲しい」



♪ ユメのはじまり。 / グソクムズ


COCO教頭「なんか結局、生徒のみんなの話を聞いてあげても、私たちって不安を全部拭ってあげることできないわけじゃない」

こもり校長「そうだね」

COCO教頭「やっぱり自分の中で数ある選択肢の中で、試して挑戦して自分に合うものを見つけて、自分で不安を拭うことしかできないと思うから、いろんなことに挑戦して行って欲しいよね」

こもり校長「でもその中で、その1個の選択肢の中に俺らがあるとするならば、すごい嬉しいことだなって思う。もし、人に話すことで不安がなくなるっていう生徒がいるんであれば、俺らはやっぱ話を聞きたいし。君は今、何を思ってるのか? どう感じてるのか? っていうのを聞くことしかできないかもしれないけど、それで何かが変わるって俺らは本気で思ってるから。言葉にすれば、絶対、何か届くものもあるし。全然いんだよ。だからと言って不安なことを書いて来いってわけでもない。なんか、ほんとに適当な話でもいいわけよ。“なんか最近、赤ペンの出が悪いです”とかでもいい」

COCO教頭「“おススメのペン教えて”でもいいから」

こもり校長「なんでもいいよ。でもほんとに君の話が聞きたいっていう芯が俺らにはあるから。ぜひともね、明日も生徒のみんなの話を聞きたいなと思う。SCHOOL OF LOCK! 明日夜10時に再び開校! 最後は一緒に」

COCO教頭「起立!」

こもり校長「さあ、全員立って」

COCO教頭「礼!」

こもり校長・COCO教頭「また明日〜〜〜〜〜!!!!」

こもり校長の放送後記

話す。は大きな武器

COCO教頭の放送後記

真逆大作戦、特訓が必要だ!

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聴取期限 2024年3月4日(月)PM 10:00 まで

Music 2024.2.26 PLAYLIST

「“この大学行けるの?”と毎日言われる」“お父さんからのプレッシャーがすごい”高2の相談 やる気を維持する解決策は?

ラジオの中の学校、TOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」(月曜〜木曜 22:00〜23:55/金曜 22:00〜22:55)。2月26日(月)の放送では、パーソナリティのこもり校長(小森隼/GENERATIONS from EXILE TRIBE)とCOCO教頭(CRAZY COCO)が、親からかけられる言葉に悩んでいる17歳の女性リスナーの相談に乗りました。

生放送教室 放送後記一覧

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LOCKS!SCHOOL OF LOCK!の講師陣

  • ミセスLOCKS!

    Mrs. GREEN APPLE

  • Saucy LOCKS!

    Saucy Dog

  • 宮世琉弥

    宮世琉弥

  • 乃木坂 LOCKS!(賀喜遥香)

    乃木坂46(賀喜遥香)

  • 乃木坂 LOCKS!(井上和)

    乃木坂46(井上和)

  • SEVENTEEN LOCKS!

    SEVENTEEN

  • INI LOCKS!

    INI

  • 景井LOCKS!

    景井ひな

  • ビーバーLOCKS!

    SUPER BEAVER

  • 新しい学校のリーダーズLOCKS!

    新しい学校のリーダーズ

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