2023年中、16歳から19歳の歩行中の交通事故のうち、歩行者側の交通ルール違反で一番多かったのは次のうちどれ?
①横断不適
②信号無視
③飛び出し
答え①横断不適
くわしい解説
歩行者の交通ルール
2023年中の16歳から19歳の歩行中の事故件数を交通ルール違反別に見てみると、横断歩道を利用せず横断したり、斜め横断するような「横断不適」が一番多くなっています。
◆16-19歳の歩行中の法令違反別交通事故件数(2023年中:第1・第2当事者合計)

※違反なしを除く
面倒だからと横断歩道以外を横断する行為は、自動車側も予期せぬ横断に気付くのが遅れ、交通事故の原因になりやすいです。
また、歩道があるのに車道を歩いたり、歩道と車道の区別がない道路で左側を歩く「通行区分違反」が多くなっています。
道路交通法では歩行者にも細かく交通ルールを定めており、違反した場合は罰せられることがあります。
【道路交通法が定める歩行者の交通ルールの例】
●信号を守る(第7条)
●歩車道の区別のない道路での右側通行(第10条第1項)
●歩車道の区別のない道路での車道通行(第10条第2項)
●横断歩道での横断(第12条第1項)
●斜め横断の禁止(第12条第2項)
●横断禁止場所での横断禁止(第13条第2項)
歩行中も交通ルールをしっかり守り、事故に遭わないようにしましょう。
監修:一般財団法人 日本交通安全教育普及協会