ON AIR REPORT

SOL教育委員会
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とーやま委員「生放送です。本日も、7月28日(金)、動画配信アプリ『ミクチャ』の方もですね、ダウンロードしていただけたら、動画の方も楽しむことが出来ると。そして、X(旧Twitter)の方ではですね、みんな、#SOL教育委員会で呟いてくれてて…。
…聴いてんのか?おい!イーロン!俺はね、無視した方がいいと思う。こんなことね、44歳の大人が言うことじゃないと思ってますよ。仮にも10代に向けてSCHOOL OF LOCK!で校長先生やってたやつの発言とは到底思えないかもしれないが、俺はもう言わせてもらう。…みんなでイーロン・マスクのこと無視してやろう」

一同笑い

とーやま委員「それが一番いいぞ。もう“Twitter”って言い続けれりゃいんだよ。こっちで。XだかX’sだか知らないけども(笑)そう言わないで、無視!それが、俺、一番いいんじゃないかなと思う。だって、“X’sで嬉しいわ”って言ってるやつ、今んとこ、俺は誰も見たことないぞ。会ったことないぞ。ってことは、もうこれ、許し難き行為なんではないかと。だって、お金とか力があったら、根こそぎ、1人の力によって変えられてしまうってことでしょ?じゃない?だからね、無視した方がいいす。無視しよう。無視しようぜ!みんなで(笑)あいつのこと。それかもう、みんなで一斉にこっちからブロックするかだね。イーロンのTwitterアカウント(笑)こっちから理由なく、ガンガンガンガン。いや〜、俺は、これはね、ちょっとどうかと思う。俺は、だからもう、Twitterって言い続けます。はい。その方がわかりやすいし。恥ずかしい。“みんなXで呟いてくれてる”“X’sしてくれ”は恥ずかしいから。とりあえずはTwitterで行きます」

SOL教育委員会

とーやま委員「今日は7月28日(金)、SCHOOL OF LOCK! 教育委員会、もちろん生放送でお送りしているわけですけれども、僕は、週末、『FUJI ROCK FESTIVAL』の方に向かいます。でね、『FUJI ROCK FESTIVAL』自体は、新潟県の苗場のスキー場で、今日から、なんなら前日の木曜日から前夜祭が始まっておりまして、足掛け4日間に渡って行われる。1997年に富士山の麓で始まった『FUJI ROCK FESTIVAL』ですけれども、やっぱり、SCHOOL OF LOCK! 教育委員会的には、去年、『YAZAWA LOCKS!』で半年間お供させてもらいました、永ちゃん(矢沢永吉)。ボスですね。ボスがね、1番でかい、3万人収容のGREEN STAGEでぶっ放していたと。その情報もですね、こう、震えに震えて見ておりました。で、僕の、もう好きになって30年のアーティストがいるわけなんですけども、そちらの方の曲から、今日は1曲、ちょっと、行かせてもらおうかなと。え〜、奥田民生さんです。はい。奥田民生先生。なぜかというと、ツアーの、広島での公演が収録されているライブDVD、ブルーレイが、今週の水曜日発売になっていて、僕も渋谷のLINE CUBEに観に行かせてもらいましたけれども、相も変わらずめちゃくちゃかっこいい、大好きなアーティストでございます。その方のライブ音源ももう配信になっているので、その曲から、今日はちょっといいすか?行かせてもらって。これね、だからあんまり、ラジオで多分、かかってない。かからないと思うんだよ。だけど、ライブではね、民生さんは結構な確率でこの曲を演ってくれてですね。で、歌詞もだし、とにかく、演奏もバチバチにかっこいいんで、行かせてもらいましょうか。奥田民生さんで『KYAISUIYOKUMASTER』、行きましょう」


<『KYAISUIYOKUMASTER / 奥田民生』が流れる>

とーやま委員「いつもはね、みなさん、奥田民生っつったら、ギターって言ったら、パッと思い浮かぶのって、やっぱレスポールとかじゃないすか?民生さんのレスポール、何本もありますけどね。30年ぐらい前に、当時400万円で買ったやつがね、あれ、多分、今だったら、もうとんでもなく値上がりしてるらしいですね。そのレスポールではなく、フェンダーのギターを使って、この曲はお送りする。『MTR&Y』という4人で、もう15年ぐらいとかかな?このメンバーで演ったりとかするわけですけども。この曲から行きましょう。ちなみに、来週(8/2)、民生さんと、そのブルーレイ発売記念のイベントで、渋谷のタワーレコードの地下で、なんと僕と民生さんの2人で(トークイベントを)やらせてもらうってことで、ありがたい限り。もうそろそろ、歌、始まります。じゃあ、聴きましょう」

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M KYAISUIYOKUMASTER - Live at 広島・上野学園ホール(2023.3.26) / 奥田民生


失恋花火



とーやま委員「で、ですね、先週の生放送。夏休みに入ったばかりの10代のみんなに、先週の話、放送を、反面教師にしてもらおうということで。『大人のみなさんの最悪な夏休みの思い出』、これを聞くという生放送だったんですけれども。どこでどう切り替わったのか、結果、“みなさんの過去の失恋話をサザンオールスターズの名曲と共に堪能する”という、笑って泣ける、素敵な企画になってしまったんですね。図らずもね。僕ら、そんなつもりは一切なかったんすけどもね。僕も思わず、リスナーのみなさんの話と、サザンのこの素晴らしい楽曲に、食らいまくってしまってですね。まあ、そんな放送だったんすけども。
先週、この素晴らしい失恋ストーリーを聞かせてくれたのが、RN ピーマンの箱詰めさん。そして、RN こうたろうさん。“10代の時に別れて欲しいと言ってきた彼女さんは、実は、こうたろうさんのことが嫌いになったわけではなかった”ということを、別れて、もう会えなくなってしまった後に知るという、まあ、恋愛ドラマの王道的なお話だったんですよ。でも、もちろん本当の話だから、ディティールだったりとか映像とかも浮かび上がってくるようなお話だったわけなんすね。で、そんな放送の影響を受けて、もうちょっと、みなさんのお話を聞きたいなと。“失恋”ですね。失恋な話、2週連続で聞かせていただけないかなと思っております。今夜、お届けするのはこちら。
『失恋花火』!!!
今日はですね、みなさんの、いつかの、実らなかった恋の話を聞かせて欲しいと思っております。最近の、“今月こんなことが実はあって、まだ全然癒えてないんですよ”っていうお話でも結構ですし、先週のRN こうたろうさんのように、今から何年も前の話でも、鮮明に覚えているでしょう。その話でも、もちろん結構です。“もう今は自分も結婚しているけど、たまに思い出してしまう”“2度と会うことは出来ないけれども、もし逢えたら言いたいことがある”。そういう話を聞きたいなと思っております。
今日は、そんな失恋話を聞かせて頂いた後に、こちら、TOKYO FM、半蔵門の屋上から、みなさんの話の内容に合わせた花火を打ち上げたいと思っております。え〜、オンタイムで聴いているみなさんは、ですから、花火が聞こえてきます。ドン!ていう音。窓の外見てくれたら、東京の方に向かって見てくれたら、綺麗な花火が見えることでしょう」

とーやま委員「例えば、私、とーやま、19歳の夏。1999年。その1年前に、札幌平岸高校という学校に通っていたわけですけども、高校3年生、同じクラスになったナミちゃんという…可愛かったですね。女子3人組と僕1人で、4人で遊ぶことが多かったんすけども。いつの頃からか、ナミちゃんと喋ってる自分が、すごく楽しい気持ちで溢れそうになるなんてことに気付き。でも、4人で遊んでるんで、なかなかその、え〜、抜け駆けっていうか、告白とかも、全然する勇気もなくてですね。そうこうしてるうちに高校を卒業し、僕は東京に出て来るわけなんすけど。向こうは札幌。で、99年の、まさに7月ですね。1週間程札幌に帰りまして、そのタイミングで、その子と、その子の友達の女の子と、僕の3人で遊んでて。でね、朝5時ぐらいまで、3時間ぐらい、ずっと札幌の道を歩いたりとかですね。もう日も出て来てる中、キャッキャキャッキャ言いながら。で、“これはもう、完全に、自分は好きだな〜”と確信して、“これはもう、この気持ちは伝えないといけない”ってことで、その日は一旦帰ったんですけども。東京に戻ってくる日の飛行機の時間を逆算して、昼1時ぐらいに、携帯電話の前身のPHSで電話しまして、“ちょっと話したいことがあるから”ってことで、お家まで、僕は行きました。で、玄関から出てきてくれて、大体、昼2時ぐらいだったんすけども、言葉が全く出て来なくてですね。繋ぐ話とかも出来ないんですよ。ただ、ず〜っと無言(笑)で、向こうも、“まあそうなんだろうな”と思ってるけど、何もアクション起こさないから、無言。そうこうしてるうちに、ナミちゃんのお兄ちゃんが帰って来て。で、さらに、お父さんとかも、仕事終わって帰って来て。はい。4時間程、僕はそこに滞在してしまうというですね(笑)申し訳なかったな(笑)で、結果、さすがにもう言わないと、これもう、どっちらけですからね。この時点で。で、もう、シンプルな告白を、4時間経って、ようやくして、そしたら、向こうからは、“お友達としていたいです”ってことを言われて、まあ、玉砕するわけなんですね。で、そのまま、飛行機になんとかギリギリ間に合って、え〜、帰りのフライトではですね、ほんとにもう、涙が止まらなかったです。その涙の重量でちょっと飛行機も傾いたんじゃないかという噂も…なかったです。すみません。申し訳ない。それは今思いついたけど、面白くなかったやつでした。そこからもう、連絡も取りづらくなっちゃったんですが、そこから、大体4年後ぐらいですかね?全く連絡とかも取ってなかったんですけど。まあ、時折、思いますよ。“今頃何してんだろうな”とかって思ってたんですけど、突然、4年後ぐらいに電話がかかって来て。“あれ?”と思って出たら、まあ、その子なんすよ。ナミちゃんだったんすよ。で、“元気?”みたいな。“元気、元気”みたいな。でね、30分ぐらい、ずっと、なんかたわいもない話なんすよ。で、楽しかった。僕は。近況報告だったりとか、今こんなことしてて…とかずっと話をしてて、俺はふと、“あのさ…”っつって。“結婚するでしょ?”って聞いたんすよ。そしたら、向こうが、“実はそうなんだよね”っつって。なんか僕、“金さん”と呼ばれてたんですけど。すみません(笑)苗字が“遠山”だからね(笑)なんか、“別にこれ、言わなくてもいいと思ったんだけど、金さんには、なんか言わないといけないなと思って”って言ってくれた。で、僕は、それがね、すごく嬉しくて。で、いろんなことを思い出してですね。彼女が、B‘zが大好きでね。B’zの曲。“え〜、そうなの?好きなの?”って言って、B’zの話をした思い出だったりとか、そういうのとかね、いろいろ、バ〜って巡ったりとかする中、だけど、それをわざわざ言ってくれたっていうのが、すごく嬉しくてですね。悲しくもあり、嬉しい気持ちになった…っていう、23歳、4歳ぐらいの夏だったんですね。それ以降、1度も会っていなくて。顔をちょっと見てみたいなとかって思うんすけど、多分、名前も、もう変わっているだろうし。“どうしてんのかな?元気にしてんのかな?”っていう風に、今でも、ふと思い出しますね。最後に、その子に対して今思ってる純粋な気持ちをちょっと告げたいなと思います。
え〜、ナミちゃん。これ、マジで、変な意味とかじゃなくて、ほんとに、今の顔見たいんで、ちょっと、SNSのアカウントだけ教えてもらうことって出来ないもんかね?」

<花火が打ち上がる音>

とーやま委員「見たいから。すっごい可愛いかった。好きだったでしょう?この曲も。きっと。あ〜!稲葉〜!松本〜!」

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M love me, I love you / B'z


<花火が打ち上がる音>

とーやま委員「みんな、窓開けて見てみて。ほら!綺麗に。あっ。漢字で“金”って文字の花火が上がってますよ。今。はい。僕がナミちゃんに呼ばれていたあだ名だ(笑)“金”。“金さん”って呼ばれてました(笑)“遠山”だから。安直。安直あだ名シリーズ、第1位。“遠山”だから“金さん”。でも、20年以上とか…もっとかな?会ってないし。今、何してるかとかもね。ご結婚はされたってことは、もちろん知ってますけど。でもな、たまに、やっぱ思い出しちゃうんだよな。何してんだろう?
今日はこんな感じで行きます!」


とーやま委員「これ、95年の曲で。ちなみにね、このミュージックビデオが、札幌の大通公園で撮られていて。そういうのも、なんか僕、すごい思い出が強いすね。
『失礼花火』、まいりましょう。もしもし!」

マジ匿「静岡県のRN マジ匿です」

とーやま委員「カタカナで“マジ”に、匿名の“匿”で、マジ匿?」

マジ匿「はい。そうですね」

とーやま委員「これは、“本当に名前は絶対に言わないでくれ”、と?」

マジ匿「そうですね。“マジで匿名でお願いします”を、略して、マジ匿にしてあるんで」

とーやま委員「わかりました。しっかりと守らしていただきます」

マジ匿「お願いします」

とーやま委員「年齢はおいくつすか?」

マジ匿「年齢、48ですかね」

とーやま委員「48歳で、失恋は、最近ですか?昔ですか?」

マジ匿「もう、35年前。中学1年の時の」

とーやま委員「中1の時の話を、やっぱ、48歳になっても?」

マジ匿「忘れられない。忘れらんないですね」

とーやま委員「この話って、結構、友達とかにもしてる話なんすか?」

マジ匿「いや。これは本当に、つい最近、幼馴染みに1人だけ言ったぐらいで、もうほんと、誰にも言ってないです」

とーやま委員「今って、ご家族とかいらっしゃるんすか?」

マジ匿「それはいますね」

とーやま委員「ご結婚されてる?」

マジ匿「してます」

とーやま委員「奥さんとかも知らないってことすか?」

マジ匿「そうですね。この話だけは知らないです。他の恋愛話は、全部ぶっちゃけ話してるんですけど、この話だけは知らないです」

とーやま委員「なんでこの話だけはしてないんですか?」

マジ匿「なんですかね?自分の中で、言っちゃいけないかなと思って…」

とーやま委員「ほう〜」

マジ匿「これだけは、ちょっと話してないですかね」

とーやま委員「マジ匿ですね。だからこそ」

マジ匿「そうです(笑)」

とーやま委員「なるほど。わかりました。じゃあ…聞いていいすか?」

マジ匿「どうぞ。はい」

とーやま委員「マジ匿さんの失恋ストーリー、聞かしてください。よろしくお願いします」

マジ匿「あれは、中学1年生の時の話なんですけど、美術部に入ったんですよ。で、そこの美術部の2つ上の先輩に、ものすごく綺麗な、色白で、無口で清楚な人がいて。で、もう、気づいたら、その人を目でずっと追いかけてて」

とーやま委員「しかも、中1の時の2個上って、相当、大人に見えますもんね」

マジ匿「ですね。ものすごく魅力的で。やっぱ、同級生にはない魅力があって。で、いろいろ、そこで話するようになって。その後、まあ、2人で会ったり、学校から一緒に帰ったり、プライベートでも会うようになったりして、で、家に遊びに来てくれるようにはなったんですよね」

とーやま委員「じゃあ、向こうも、気はあるってことだったんすかね?この時点では」

マジ匿「あって欲しいのが…まあ、あれなんすけど…(笑)」

とーやま委員「じゃないと、来ないよ。遊びに。まあ、それで、家に来た?」

マジ匿「はい。何回か遊びに来てくれてて。で、まあ…ある日、ですよね。まあ…なんかこう…男と女ですよ」

一同笑い

SOL教育委員会

とーやま委員「え?中1ん時の話っすよね?」

マジ匿「まあ、中1ですけど」

とーやま委員「急にじじいが出て来たからビックリしちゃってんすけど」

マジ匿「まあ、あの、男と女じゃないですか(笑)」

とーやま委員「はい」

マジ匿「で、自分も、そういうことには、ちょっと興味があったりもしたもんで」

とーやま委員「そりゃそうだよ。13歳。中1なんすからね:マジ匿「で、まあ…キスはして…」

とーやま委員「おぉ〜!」

マジ匿「その、次のステップまで行ったんすよ」

とーやま委員「次のステップが、各々、違いますね。みんな。なんだろう?中1のマジ匿少年の次のステップ。キスの次」

マジ匿「え〜、“衣類を脱ぐ”っていうやつっすかね」

とーやま委員「“衣類を脱ぐ”(笑)なんか、かしこまってちゃんと言おうとした結果、“衣類を脱ぐ”(笑)自分の衣類?」

マジ匿「自分も、相手も」

とーやま委員「うゎ…」

マジ匿「上半身だけですけどね」

とーやま委員「え?その…あれは?相手の、その、下に着いてるやつ」

マジ匿「ないです。ないです」

とーやま委員「うわっ!」

マジ匿「取りました」

とーやま委員「これ、どういう気持ち?マジ匿少年。中1の、あん時」

マジ匿「マジで、もうこれ、心臓出ましたね。口から」

とーやま委員「心臓出た?(笑)」

マジ匿「出ました。出ました」

とーやま委員「あれ、比喩じゃないんだ?ほんとに、出るんだ?あれ」

マジ匿「出ますね」

とーやま委員「え?それで?」

マジ匿「もう、バックバクです。自分も、経験はないじゃないですか。その当時なんで。だもんで、あの〜、やっぱ、ビビっちゃったんすよね。自分が。で、“あの、やっぱ、ごめんなさい”って、また服を戻しちゃったんすよね」

とーやま委員「自分の服を?」

マジ匿「いや。相手の服です。“ごめんなさい”って」

とーやま委員「相手!?」

マジ匿「相手を隠すようにして」

とーやま委員「あぁ〜…いや、でも、わからないでもないけどな。気持ち」

マジ匿「で、そこで、“ごめんなさい”って言ったら、その先輩が、“もう、したかったらしたいって言えばいいのに”って言ったんすよね」

とーやま委員「ちょっと待ってくれ…ちょっと待ってくれ…まあ…はい。そうやって言われた?」

マジ匿「言われました。だからもう、自分、何も言えないですよね。ほんとはしたいんですけど、嫌われるのも嫌だし」

とーやま委員「そうだよね。わかんないもん。こっちはさ」

マジ匿「そう。で、まあ、そのまま、帰り夜だったんで、家までは送ってったんですけど」

とーやま委員「気まずいよね。でもね」

マジ匿「その帰りの道中も、あれっすよね。無言ですよね。で、もう、そこから、まあ、学校生活がまだあるんですけど。一緒の部活だし。先輩が卒業するまでは、部活で顔合わせるし。で、ぎこちない関係が続き、そのまま、会話もなく卒業しちゃって。で、ほんとにもう、そこから会ってないんで、何をしてるかもわかんないですけど。で、当時、彼女が乗ってた車を、今でもパッて見ることがあるんですよね。たまに」

とーやま委員「乗ってた車?彼女が、当時乗ってたの?」

マジ匿「当時。高校卒業してから、多分、買ったんだと思いますけど」

とーやま委員「あ、免許取って買った車を知ってたんだ?」

マジ匿「そうですね。で、その車を見かけると、“あっ…”って、まあ、その運転手をパッて見ちゃいますね。“あの車!”って。違うよなってわかってはいるんですけど、やっぱ当時の記憶があるもんで、どうしても見ちゃいますよね。“違うかな?違うよね?”って」

とーやま委員「それ、今でも反射的に行っちゃうんだ?」

マジ匿「行っちゃいますね。で、実際、もう今、すごく会いたいです」

とーやま委員「これは奥さんには言えねーよ」

マジ匿「言えないですよ」

とーやま委員「これはそっすね(笑)」

マジ匿「今、聴いてないことを祈るばかりです」

とーやま委員「なんか、俺からしたらね、その時にね、なんか、上手くリードしてくれたらよかったのになとか。2個上なんだしな、とかって。でもまあ、ガツっと来てくれよっていう、その時の彼女の気持ちもわからないでもないな、とか。今思えばですけど」

マジ匿「まあ、そうですね」

とーやま委員「でもまあ、そうか。どうすか?マジ匿さん。その、2個上の当時の先輩に、何か今、一言、伝えたいこととかあったりします?」

マジ匿「そうですね。ありますね」

とーやま委員「『失恋花火』。RN マジ匿さん。48歳の方でございます。その方に向けて、一言、よろしくお願いします」

マジ匿「あの経験があったからこそ、今の自分がいると思います。今は、自分も結婚して、子供もいます。また会えるとしたら、笑顔で会いましょう

<花火が打ち上がる音>

とーやま委員「上がってる〜」

マジ匿「いいですね」

とーやま委員「マジ匿〜たまや〜!」


M Missing / 久保田利伸


とーやま委員「条件反射で、やっぱ、目が行っちゃうんだよな。これ、何年経っても、ずっとそうなんだろうなってことでしょうし。奥さんとかにね、その目線とかも、“よく、あの車種見てるよね?”とかって言われるのも…ハッとしたかもしんないしな…なんとも言えない気持ちになりますね。これ」



とーやま委員「今日は『失恋花火』ということで、“みなさんの話を聞かせてもらった後に花火を打ち上げて名曲を聴く”という1時間となっておりますね。なんかね、やっぱ、胸が締め付けられるし、多分、自分に照らし合わせてみなさんの話を聞いてしまうからこその、こういう感情になってしまうんじゃないかという気持ちですけれどもですね。
まいりましょうか?『失恋花火』、続いての方。もしもし」

ozaco「栃木県のRN ozacoです」

とーやま委員「年齢、お聞きしてもよろしいすか?」

ozaco「はい。44です」

とーやま委員「あれ?44歳になる?なった年ですか?」

ozaco「今年、もう1個上がります」

とーやま委員「じゃあ、僕の1個先輩で」

ozaco「はい」

とーやま委員「お世話になっております」

ozaco「はい。お世話になります(笑)」

とーやま委員「教育委員会、聴いてくれてるんすか?」

ozaco「時々、チラチラと。はい」

とーやま委員「嬉しい限りです。ありがとうございます」

ozaco「はい。ありがとうございます」

とーやま委員「ozacoさん、失恋したんですか?」

ozaco「かなり前の話なんですけども、20年以上前なんですが。1998年ですかね。私がオーストラリアにワーキングホリデーに行っていて、その時に、同じ語学学校のクラスメイトだった日本人の、1つか2つ上の男の子だったんですけども。“ちょっと好きだな”と思ってたんですが、日本に彼女を残して来てたので、ただ仲良く遊ぶぐらいの関係だったんですね。最初は。で、彼が日本に帰り、私も、日本に、ちょっと遅れて帰り。で、住んでる所が、彼は広島、私は福岡だったので、まあ、20代前半だと、お金もないし、そんなに行き来も出来ず、メールぐらいのやり取りだったんですけど」

とーやま委員「その時のメールって、携帯電話でした?」

ozaco「えっと…PHSとかかな?(笑)」

とーやま委員「PHSで、20文字ぐらいすか?文字数も」

ozaco「そうですね。あとは、普通にメールで送るか、mixiか」

とーやま委員「mixi(笑)マイミクになって、やり取りもしていた?」

ozaco「はい(笑)たしか、マイミクだったと思います(笑)」

とーやま委員「いい時代ですね」

ozaco「はい」

とーやま委員「あれ?写真も送ってくれてます?」

ozaco「はい。あの、ちょっと急いで探して(笑)先程」

とーやま委員「これ、僕には、今見えてる状態ですけども、オーストラリア時代の写真すか?これ」

ozaco「そうです。学校終わった後に、1人、先生が写ってるんですけども、クラスメイト何人かでパブにでも飲みに行こうよ、みたいな感じで行った時の写真だと思います」

とーやま委員「ozacoさんって、2列目の…」

ozaco「真ん中です」

とーやま委員「真ん中の。はい。で、前列の真ん中の男の子が、その?」

ozaco「そうですね(笑)好きだった人ですね(笑)」

とーやま委員「かっこいい!」

ozaco「そうかな?(笑)」

とーやま委員「めちゃくちゃ分厚いオージービーフ持ってる」

ozaco「はい(笑)それなんか、クラブでこう、何ていうんですかね?くじ引きみたいな感じで、1ドルとか2ドルとか出して券を買って、その後、番号を呼ばれたら商品がもらえる。その彼が、なんか、肉が当たったっていう(笑)」

とーやま委員「これでも、その彼の後ろにいるozacoさんがね、ほんとにこう、楽しそうな表情してますね」

ozaco「若いですよね(笑)20歳ですからね」

とーやま委員「で、嬉しいんだろうね。一緒にいられることが」

ozaco「はい。この写真しか見つからなかったですけど(笑)」

とーやま委員「ありがとうございます。で、戻って来て、広島、福岡で、まあ、メールだったり、mixiでやり取りをしている状態が…」

ozaco「で、その後に、彼は日本の大学に戻って、卒業して、たしか、アメリカに、インターンみたいな形で行くってなって、行っちゃったんですよね。で、そのまま、インターン先に就職して、多分、今も、そのままいるんだと思うんですけど。で、彼が行っちゃって…多分、2000年…最初に出会ってから2年後ぐらいですか?まあ、日本にいた時の彼女ともお別れしてアメリカに行ったと聞いたので、ちょっと再燃してしまって。なんか、ちょっと会いたいなと思って(笑)」

とーやま委員「想いは告げてはないんすもんね?この時点では、まだね」

ozaco「そうですね。バレてるかな?という感じではありましたけど、別に何も言わず、という感じだったんですが」

とーやま委員「彼がアメリカに行ってしまって?」

ozaco「ちょっとこう、会いたくなって、“これはもう行くしかない”と思って、サンフランシスコまで行ったんですよ。1人で」

とーやま委員「くゎ〜!いいね!1人で行った?」

ozaco「はい。さすがに、それだけを目的に行くとちょっとあれなので、まあ、他に何人か知り合いがアメリカにいたりしたので、まあ、そこにも行くから、会いに行っていいかな?みたいな。“ついで”みたいな言い方をして」

とーやま委員「ほんとはでも、その彼だけなんだから。ほんとは」

ozaco「目的、もうそれだけなんですけど(笑)」

とーやま委員「濁すために、ね」

ozaco「はい。で、会いに行って、私は普通にホテルに泊まって、まあ、彼は、2日間ぐらい一緒に遊んでくれて。いろいろ出かけたんですよね。サンフランシスコは坂の町なので、一緒に散歩してカフェに入ったり、アルカトラズ島っていう、刑務所みたいになってるところに、1日、ちっちゃいフェリーみたいなので行って帰って来るようなツアーだったりとか。で、“もうこれは、私は言ってやるぞ”と。“好きだと言ってやるぞ”と思ってたので(笑)」

とーやま委員「溢れてきちゃうよ。そりゃ」

ozaco「2日目の夜かな?翌日帰る、みたいな日の前の日の夜に、ご飯を食べながら、まあ、言ったんですよね」

とーやま委員「なんて言いました?」

ozaco「“わかってると思うけど、好きなんだよね”って(笑)」

とーやま委員「いいね!いい!いい!いい!いい!ちゃんと、ど直球。ストレート」

ozaco「ここで“わかってない”って言われたら、ちょっとビックリしますよね」

とーやま委員「告げた?」

ozaco「はい。言いました。そしたら、“あ〜、ごめん!”って(笑)“友達としか思えないな”って言われたんですよね。で、“マジかよぉ〜!”っていう(笑)“嘘ぉ〜!”みたいな感じだったと思います(笑)多分、言ったと思います。“嘘ぉ〜!”って(笑)」

とーやま委員「なんかでも、いいな。ozacoさんも。すごく」

ozaco「そうですかね(笑)」

とーやま委員「めちゃくちゃ、なんか、彼も救われるんじゃないすか。そうやって受けてくれると」

ozaco「あ〜、そうですね。たしかに」

とーやま委員「そこからは?」

ozaco「その日は、まあ、そのままご飯を食べ、まあ、もう言うもの言っちゃったし、フラれちゃったし、別に変に取り繕う必要もないので、なんか普通に喋ってたら、“なんか、今まで可愛い子ぶってたでしょ?”って言われました(笑)」

とーやま委員「そうか。普通になっちゃって。素が出ちゃって」

ozaco「素が出ちゃって(笑)“今まで猫かぶってたでしょ?”みたいな感じで(笑)“そかな?”みたいな(笑)」

とーやま委員「それ以降は?全然?」

ozaco「それ以降は、なので、そうですね。ちらっと、彼が、一時日本に帰国して、なんかこう、飛行機の出国の都合で、私は福岡に住んでたんですけど、福岡に来るって言うから、なんか、“泊めてくれ”って言われたんですね。で、“おや?”って思ったんですけど。でも、普通に来て、普通に泊まって、普通に翌日、出てきましたね。“なんだよ”って思いましたけど(笑)そこでも(笑)」

とーやま委員「そもそも、なんで好きになったんすか?その彼のことは」

ozaco「本当に、クラスメイトで、ソフトな感じだったし、なんて言うんでしょう?面白い人だったんですけど、日本人のクラスメイトとかお友達とかと、オーストラリアのワーホリ時代に、カラオケに行くことがあって、彼は日本の大学のサークルでアカペラか何かをやってたらしく、すごい歌が上手いと。で、実際歌ったのが、チェッカーズの『夜明けのブレス』で」

とーやま委員「いい曲。バラードね」

ozaco「はい。で、すっごい上手かったんですよ(笑)で、もう、みんなが…そこにいた女子達は、多分、彼が歌った時にキューンって来たんですね。いまだに、私はやっぱり、なんかどこか…まあ、あんまり聴かないですけど、どこかで流れているのを聴くと、すごい、ブワッって、こう…記憶が(笑)」

とーやま委員「今でも?」

ozaco「今でも。今回、『失恋花火』っていうストーリーだったので、ちょっと改めて聴き直して、もう恥ずかしくなって、ちょっと途中で切っちゃいましたけど(笑)ヒャァ〜って思いました(笑)」

とーやま委員「ozacoさん。でも、この後、もう、この『夜明けのブレス』、行かざるを得ないんで」

ozaco「行くんですね(笑)じゃあ、それ、最後まで聴きます(笑)ヒャァ〜ってなりながら(笑)」

とーやま委員「『ギザギザハートの子守唄』とかに変更するってことも出来ますけど」

ozaco「いや(笑)そっちは大丈夫です(笑)」

一同笑い

SOL教育委員会

とーやま委員「じゃあね、ozacoさん。その方、今はアメリカとかにいるんすかね?」

ozaco「多分、その後、向こうで結婚されたと」

とーやま委員「そうか…」

ozaco「アメリカ人ではなく、多分、アジア系の、多分同じ学校にいた、私は知らないけど、彼のお友達だった子みたいなんですが」

とーやま委員「もしかしたら、海の向こうにいるその方に」

ozaco「まだいるんじゃないかな。あっちに。…って思います」

とーやま委員「もしも届くのならば、どういった言葉を、気持ちを、お届けしたいでしょうか?」

ozaco「綺麗事じゃなくて、感謝とかでもなくて、言っていいんですか?
“なんだよ〜!”
って言ってやりたいです(笑)」

とーやま委員「今でも」

ozaco「はい」

とーやま委員「あの時の気持ち、変わらず」

ozaco「“ずっるいな〜!”って(笑)」

<花火が打ち上がる音>

ozaco「すいません(笑)あぁ〜花火〜(笑)」

とーやま委員「来ちゃうよ?」

ozaco「花火ぃ〜…」


M 夜明けのブレス / チェッカーズ


とーやま委員「ozacoさん」

ozaco「はい」

とーやま委員「もちろん、聴いてましたよね?」

ozaco「聴いてましたよ(笑)」

とーやま委員「今、どうすか?何を思ってます?胸にあるものは何ですか?今」

ozaco「その頃の、夢中だった気持ちが蘇りましたね」

とーやま委員「そうだよな。最後の言葉も、俺、めちゃくちゃよかったなと思って」

ozaco「ほんとですか?(笑)」

とーやま委員「そんなozacoさんが素敵だなって、僕は思ったしね」

ozaco「ありがとうございます(笑)いやぁ〜」

とーやま委員「僕もさ…、“僕もさ”って(笑)」

一同笑い

とーやま委員「すみません(笑)1個下なのに(笑)」

ozaco「いえいえ(笑)全然(笑)」

とーやま委員「こうやって、忘れられないことも、いくつも、いくつかあってですね」

ozaco「はい」

とーやま委員「なかなか前に進めねーな、みたいなこともあるんですけど、何とか生きてきましょうね」

ozaco「そうですね。もちろん、その後にもたくさん失恋はしてきているのでアレですが。20年以上経っていい思い出になりました(笑)」

とーやま委員「ozacoさんと会えてよかったっす。ありがとうございました」

ozaco「ありがとうございました」

とーやま委員「これからもよろしくね」

ozaco「はい。これからもちゃんと聴きます」

とーやま委員「ありがとうございます」

ozaco「ありがとうございま〜す」


SOL教育委員会

この後記の放送を聴く

聴取期限 2023年8月4日(金)PM 11:00 まで




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