あしざわ教頭「みんな、縄文時代に興味はあるかい?」
とーやま校長「教頭先生…すごいあるわあ…」
あしざわ教頭「あるんだ(笑) 実は、ちょっと前に東京国立博物館でやっている『縄文展』に行って来たんです!」

あしざわ教頭「縄文時代の土器や国宝なんかが展示されていて、最初はそこまで乗り気じゃなかったんですけど、結構面白くて!」
とーやま校長「ほうほう!」
あしざわ教頭「土器の中でもブームがあったりして、火炎型土器が流行ったら、そればかり作っていたらしいんです。
でも、そこから土器の形で個性を出して来る奴が出て来たりして、もしかしたらアートというものが生まれたきっかけの一つでもあったんじゃないかな、って思えたり…。
そういう角度でもみると難しい歴史とかもスッと入って来るな、って思ったんですよね」
とーやま校長「確かに!」

あしざわ教頭「9月2日までなんですけど、ぜひ行ける生徒がいたら混んでるかもしれないけど遊びに行ってみてほしい!
そして、本日の黒板は……


『 学校に行きたくない 』
8月も明日で終わり。
新学期が来週月曜日から始まる、っていう生徒が多いと思う。
新学期が待ち遠しいという生徒もいるだろうけど、
この学校にはそうじゃない生徒もいる。
今夜の生放送教室では、
「新学期、どうしても学校に行きたくない」
そう思っている君の話を聞かせてほしいと思う。
これから新学期が始まるけど、教室に入りたくないと思っている君。
学校は始まったばかりだけど、正直もうしんどいと思っている君。
今、思っていること。
人に話せずにいることを学校掲示板に書き込んでほしい。
書き込みを人に見られたくない、
という生徒は校長教頭へのメールというところがあるから、そこからでも大丈夫。
今、君が抱えている気持ちを僕らで良かったら聞かせてほしいと思います。
♪ 22才の夏休み / 神聖かまってちゃん
とーやま校長「これから22歳を迎えるという生徒。今、まさに22歳です。という生徒。
22歳という年齢が過ぎ去ってしまったという生徒もいると思うんだけど、
『2018年 夏休みぼくの日記帳』というWEBサイト、知ってるかな?」
これは10代のみんなのこの夏の辛い気持ちや、
モヤモヤした気持ちを載せているサイトです。
とーやま校長「このWEBサイトに、俺と教頭の2人も、10代のみんなに向けてのメッセージを込めた、日記を書かせてもらった!」
とーやま校長の日記は[コチラ]!!!
あしざわ教頭の日記は[コチラ]!!!
他にも、ヒャダイン先生や栗原類先生、中川翔子先生、大森靖子先生も参加してくれています。
平成最後の夏休み。もやもやした気持ちがある生徒は、ぜひ読んでみてほしい。

とーやま校長「さあ、今夜は、『新学期、どうしても学校に行きたくない』という生徒に話を聞かせてもらおうと思っているんだけど…早速話を聞いていこうか!」
あしざわ教頭「いきましょう!」
とーやま校長「もしもし!」
あーたろ 大阪府 18歳 女性 高校3年生
あーたろ「もしもし!」
とーやま校長「あーたろとは、2ヶ月ぐらい前に喋ったんだよね」
あーたろ「そうです」
RN あーたろは、今年の4月から中高一貫の学校に行っているのだけれど、
中学1年生から高校2年生になるまでの5年間を過ごして来たクラスの中に突然転入したため、
なかなかグループに入って行くこと出来ず、無視されてしまっている、という話をしたのが、今年の6月のこと。
とーやま校長「で、俺たちと色々と話をして、自分から挨拶してみたり、会話を増やしてみたりして頑張ってみますって言って電話を切ったじゃん。
その後はどんな毎日を送ったか教えて欲しいんだけど…」
あーたろ「その日の夜は、めっちゃ勇気付けられて、次の日起きた時の自分の気持ちが全然違ってました。
今までだったら学校行かなあかんなあ…って暗い気持ちだったんですけど、今日は話しかけよう、って明るい気持ちで学校に行けたんです」
とても緊張したけれど、自分から話しかけに行ったRN あーたろ。
勇気を出して話しかけた結果、打ち解けたと思っていたのだけれど…
あーたろ「次の日に学校行ったらまた元通りになってて…」
とーやま校長「それは、あーたろの中で元通りになっちゃったってこと?」
あーたろ「ちょっと嫌われたというか…。話しかけた時に、一人だけイヤな顔している子がおって。
名前を聞こうとしたんですけど、その子だけ名前を教えてくれなくて。その時からヤバイなあ、とは思ってたんです。
その子が結構上の立場というか、グループのまとめ役みたいな感じなので、次の日から避けられる感じになっちゃったんです」
そこから心を閉ざしてしまったRN あーたろ。
学校に行きたくないと思ったけれど、校長と教頭が励ましてくれたから頑張らないと。と思い、1学期はあまり休まずに通ったのだそう。
とーやま校長「偉いね!」

あーたろ「でも、夏休みに入って家でゆっくりする時間が増えて、気持ち的にも楽になったところで2学期が始まるって考えた時に、
また同じ生活が始まる…って思って辛い気持ちになったんです。
月曜日から新学期が始まったんですけど、まだ1日も行けていなくて…」
とーやま校長「今日は1日どうしてたの?」
あーたろ「今日は朝起きて用意までしたんですけど、行こうって思って立ち上がる時に”今日も絶対に色々とされるんだろうな”って思ったら動けなくなっちゃって」
卒業しないといけないのに休んでしまった罪悪感も感じてしまっているというRN あーたろ。
とーやま校長「罪悪感に押しつぶされるのって、すごいしんどいよね…。単位とか出席日数とか、まだ少し余裕はあるの?」
あーたろ「はい。まだ大丈夫です」
とーやま校長「じゃあ、まだ休めるっちゃ休めるんだね。でも、それを良しとしないあーたろがいるってことだね」
あーたろ「はい」
とーやま校長「一度ファイティングポーズを取って、ちゃんとパンチを繰り出したのにこの状況は、わりと堪えるかもしれないね。明日も学校はあるの?」
あーたろ「あります」
とーやま校長「気持ち的にはどう?」
あーたろ「毎日、”今日は絶対に行く!”って思っているので、明日は行こうと思ってます」
ここで、髙橋ひかるちゃんのGIRLS LOCKS!の時間に。
RN あーたろとは、GIRLS LOCKS!の後も引き続き話をして行くのですが、
まずはGIRLS LOCKS!の間に届いた書き込みをいくつか紹介します。

■ 無理しないで
僕は無理しないのが一番いいと思っています。僕は在籍していた中学から一人だけ違う高校に通っています。初めはなんか焦ってふさぎこんだ時期もありましたが、最近は無理をしないで、話したいときは話して、一人がいい時は一人でいるようにしています。その方が精神的に楽だと言うことが分かりました。あーたろうさんはとても大変な時期だと思います。僕にもそんな時期がありました。罪悪感はすごく分かります。でも、無理をせずに闘えるときに学校に行くのでも僕はいいと思います。
4畳半のげんごろう
男性/16歳/長野県
2018-08-30 22:30
男性/16歳/長野県
2018-08-30 22:30
■ あーたろうさん
罪悪感から脱するのは大変辛いことだと思います。でもそんな自分と向き合うことも大切だと思います。今はきっと学校に行きたい気持ちとやだなって気持ちが混ざって一歩勇気出てないと思います。単位とかあって焦ったりすると余計行かなきゃでも…という気持ちが強くなると思います。
なので一旦時間をおいて落ち着いてから徐々に、2日や3日に一回行くというペースでもいいので他人を恐れず強い気持ちや勇気を持って頑張ってください。長々とそして、上から物を言ってるように思われたのならすいませんでした。応援してます!がんばってください!
自称カタカナ欅二期生
男性/15歳/長野県
2018-08-30 22:21
男性/15歳/長野県
2018-08-30 22:21
とーやま校長「みんなからの書き込みを読んで、どう思った?」
あーたろ「その通りだな、って思いました!
自分と同じ状況の人たちもいて一人じゃないんやなって思ったし、頑張れって言ってくれる人もいて、すごく勇気付けられました!」
とーやま校長「書き込みにもあったけれど、無理して学校に行かなくてもいいし、途中まで行ってやっぱり無理って思ったら引き返してもいい。
自分を一番大切にして欲しいから、あーたろから危険信号が出た時は、自分を最大限の力で守ってあげて欲しいな」
あーたろ「はい」
とーやま校長「サボるのは良くないけれど、あーたろはちゃんと闘った結果の今だから、罪悪感とか感じる必要はないし、
俺なんて高校1年生のときに車に映った自分の耳周りの髪の毛がすごいイヤで学校を休んだこともあるからね」
あーたろ「(笑)」
とーやま校長「俺の方がよっぽど罪悪感抱えないといけないからね(笑)」
あしざわ教頭「そもそも、あーたろは何も悪くないからね。自分が悪いって思ってしまっていたりする?」
あーたろ「はい…」
あしざわ教頭「全然悪くないよ! あーたろは勇気を持って話しかけたのに、相手が無視したりするんでしょ。それはあーたろのせいでは全くないからね。
極端な話、本当にイヤだったら行かなくてもいいって思ってしまうな。色んな生き方があると思うし、夢への道のりは必ずしもひとつではないと思うから。
やりたいという思いがあれば、どんな場所でもあーたろの居場所になるし、いつか”こいつ最高!”って思える友達が出来るから!
そいつらに会うまでは、周りのやつのことなんて気にしなくていい! 自分を責めなくて良いんだよ」

とーやま校長「本当にそう思う。無視してくる子も、話を聞く限り嫉妬しているんだろうな、って思うんだよね。
あーたろがグループに入ることで、自分の友達を取られるんじゃないか、っていう思いから起こした行動なのかなとも思った」
あしざわ教頭「わかる!」
とーやま校長「いばっているけれど、実はちょっと心が弱い子だと思うんだ。
それに対して、あーたろは大人数のグループに一人で立ち向かっていく強い心を持っている。
勝負をしているわけではないと思うけれど、長い目で見たら必ず勝てる相手だと思う」
あーたろ「はい!」
とーやま校長「それでもやっぱり学校に行かないとって思った時は、今の俺達の言葉を支えにしてもいいし、
掲示板に書かれたたくさんの書き込みも武器にしていい。あとは自分のペース!」

あしざわ教頭「急に格言みたいに(笑) 格言いただきました!」
とーやま校長「自分のペースを乱すことなく、自分と相談していこう!
それじゃあ最後に、俺の希望も込めて…! あーたろ、学校行ってらっしゃい!」
あーたろ「行って来ます!」
♪ 風のささやき / あいみょん
続いては…
とーやま校長「もしもし!」
あの達人 愛知県 16歳 男性 高校2年生
あの達人「もしもし!」
とーやま校長「16歳ってことは、高校何年生?」
あの達人「高校2年生です!」
あしざわ教頭「中2高2は……フリーーーーダーーーム!!!!」

あの達人「フリーーダーーム!!」
あしざわ教頭「ナイスフリーダム!」
とーやま校長「良いフリーダムだね! あの達人の学校は、夏休みもう終わった?」
あの達人「もうすぐ終わります」
とーやま校長「いつから学校始まるの?」
あの達人「9月3日からです」
とーやま校長「あの達人は、学校がもうすぐ始まることに対して、どう思ってる?」
あの達人「ちょっと怖いな、って思ってます」
RN あの達人は、高校2年生になってからクラスメイトからいじめられるようになり、
学校に行くことが怖いと感じてしまっているのだそう。
とーやま校長「何かきっかけとかがあったの?」
あの達人「授業中に積極的に意見を言うようになったんです。そしたら、クラスでハブられるようになったり、いじめが多くなりました」
とーやま校長「やっかみみたいなものなのかなぁ」
あの達人「そうかもしれないです」
あしざわ教頭「良い子ぶってんじゃねーよ、って思われちゃったのかなあ」
とーやま校長「あの達人は何も悪くないのにね! どんなことされているの?」
あの達人「掃除するときに一人でやらされたり、放課後もヒソヒソ話をしながら笑ってきたりして…」
とーやま校長「それは男子?」
あの達人「はい。だいたいいつも5、6人くらいの男子です」
とーやま校長「ゲキダサだな! しょうもないことしてる奴らだよ!」
1学期は頑張って学校に通っていたというRN あの達人。
いじめてくる人の言うことを聞かず、自分は自分として過ごしていたのだそう。
あしざわ教頭「すごいね!」
とーやま校長「でも、夏休みに入ると、そういう気持ちもちょっとしぼんできちゃうところがあった?」
あの達人「ありました。夏休み中は、どうやったら2学期も学校に行けるんだろうって悩んでいて…。
6月ぐらいに刃物を持って外に出て、地面に向かって刃物を投げつけてしまったことがあったんです。
そういう気持ちをなくすためにはどうしたらいいのか、ずっと考えていました」
とーやま校長「その衝動がまた襲ってきたらイヤだもんね。自分なりに答えが出たりはしているの?」
あの達人「今のところまだ答えは出てないですね。気持ちを抑え込むぐらいしか出来なくて辛いです…」
とーやま校長「本当は、あの達人がわざわざ気持ちを抑え込む必要もないんだけどね。その気持ちを変換できる何かがあれば良いんだけど…。
あの達人とは全然程度が違うと思うけど、心がワーッってなった時、俺は家にあるギターをベットに向かってぶん投げてたんだよ。
でも、そのギターを壊したくないから枕とか掛け布団とかをいっぱいに敷き詰めた上にギターを投げつけてたんだよね。これは自分でもダサいな、と思う」
あしざわ教頭「まあ、壊さない方が良いですからね(笑)」

とーやま校長「だけど、あと3日くらいで夏休みは終わっちゃうんだよね」
あの達人「はい」
あしざわ教頭「2学期が始まるにあたって、一番イヤだなって思っていることは何かある?」
あの達人「また1学期のような学校生活を送ることで、自分の居場所が無くなってしまって、消えたいと思ってしまうような自分になることが一番怖いです」
あしざわ教頭「そうだよなあ…」
そして、RN あの達人とは23時台も一緒に話をしていくことに。
とーやま校長「(22時台の逆電のあと)何してた?」
あの達人「掲示板を見てました!」
とーやま校長「たくさんの生徒が書き込んでくれていたね。みんなの言葉から、どんな印象を受けた?」
あの達人「積極的に発言したりして授業に臨むことは間違ってなかったんだなって思いました」
とーやま校長「本当にそうだね! あーたろとも話をしたけれど、こういうのってやっかみだったりするんだよね。
自分よりも先を行かれてしまうことに対して、徒党を組んで文句言いたいんだよ」
あしざわ教頭「勉強めんどうくさいって思っている奴らが、そういうことを言うんだよな~」

■ あの達人さんへ
あの達人さん、すごいです…。私だったら絶対学校行かなくなってると思います。すごく強いなと思いました。
本当に、何も悪いことしてないし、むしろ積極的に発言したりってすごくいいことだと思います。私はアドバイスとかはうまくできないのですが、あの達人さんのこと、応援しています。はじめましてだけど、ずっと味方でいます。
私だけでなく、きっとSOLの生徒はあの達人さんの味方だと思います!負けないでください。
でも、本当につらくなったら逃げていいと思います。逃げるのは全然かっこ悪くないです。
いそぎん☆
女性/15歳/北海道
2018-08-30 22:59
女性/15歳/北海道
2018-08-30 22:59
■ あの達人と
いじめをする人は自分の意思を持ってない人がほとんどだと思います。つまり弱い人がすることだと僕は思います 。あの達人さんはそれに負けないで学校に行ってることは強いってことだと思います。これからも負けないでください。 そしたら絶対いいことがあると思います!
応援してます
北海道のしぶちん
男性/16歳/北海道
2018-08-30 23:07
男性/16歳/北海道
2018-08-30 23:07
とーやま校長「味方宣言してくれてる生徒ばかりだね!」

あの達人「はい。ありがたいです!」
とーやま校長「今までやってきていること、胸張って良いよ!
遠く離れたみんながあの達人の話を聞いて”間違いじゃない”っていっているのなら、反省する必要なんてないよ」
ここで、もう一人の生徒と逆電を繋ぎます!
元気なナマケモノ 東京都 18歳 男性 高校3年生
とーやま校長「元気なナマケモノは、今日は最初からラジオ聴いてた?」
元気なナマケモノ「ずっと聴いてました!」
とーやま校長「あの達人の話も聞いていたと思うけれど、元気なナマケモノはあの達人に向けて伝えたいことがあるんだよね?」
元気なナマケモノ「はい。あの達人が話していたことと、全く同じことを僕自身も中学2年生の時に体験していて。
その時は一人になってしまったことが辛かったっていうイメージがあります」
とーやま校長「4年くらい前の話だね。それは結構長いこと続いたの?」
元気なナマケモノ「1年くらいですね。そのときは、クラスメイトとの距離が離れていることで無視してる奴が喜んでいるって思ったので、そいつらが距離を取ったら、あえて近づいていったんです」
とーやま校長「それは夏休み中に作戦をたてたの?」
元気なナマケモノ「そうですね。夏休みになって考える時間ができたので。
距離が生まれることで相手が喜んだりするのなら、自分から距離を詰めた方が相手は驚いてそういうことをしなくなるって思ったんです」
とーやま校長「あの達人は月曜日から学校が始まるんだけど、夏休み終わり頃の心境とかって元気なナマケモノは覚えてる?」
元気なナマケモノ「やっぱり、あの達人と同じで恐怖はありました。けど、自分から距離を詰めるということを実行しようっていう決心はありました!」
とーやま校長「気持ちは固まっていたんだね! 実際、2学期の初日はどんな気持ちで学校に行ったの?」
元気なナマケモノ「教室に入るときに、最初は躊躇(ちゅうちょ)したんですけど、”この一歩を踏み出さないと、自分は何も変わらない”って思って、
間違ってもいいし、何を言われてもいいっていう気持ちで教室に入りました」
RN 元気なナマケモノの行動に最初は驚いていたいじめっ子たち。
しかし、2週間ほどすると、今まで距離を取っていた他の生徒の対応が変わったのだそう。
とーやま校長「具体的にはどういう行動を取ったの?」
元気なナマケモノ「教室に入って、少し離れた場所で自分のことを話しているな、って思ったら『何話してるの?』って話しかけに行ったりしました」
あしざわ教頭「すごいなあ。そうすると、向こうはどういう反応だったの?」
元気なナマケモノ「相手は、”話を聞かれてる”って思って最初は離れていくんです。それを続けていくと、向こうもどうすることも出来なくなって…。
そうやって何回も繰り返すことで、徐々に距離が縮まっていきました」
とーやま校長「結果、中学2年生の2学期はどうなったの?」
元気なナマケモノ「だんだんと距離が無くなってきて、文化祭とかがあったんですけど、
その時にはある程度話せるようになったし、1学期の時よりはクラスでの位置も変わってきていました!」
とーやま校長「すごい! あの達人、先輩やるなぁ!」
あの達人「すごいです!」
とーやま校長「元気なナマケモノパイセンの話を聞いていて、どう思った?」
あの達人「自分も1学期に(元気なナマケモノと同じようなことを)やろうかなって思ったんですけど、
”もっと酷くなったら嫌だな”って恐怖感があって。それをやったなんてすごいなって思いました!」
とーやま校長「あの達人の状況と、元気なナマケモノの状況は必ずしも一緒なわけではないから、一概には言えることでは無いけれど、
元気なナマケモノのマインドや魂は絶対に変わることがないから、そこはあの達人にも持って欲しいなって思った!」
あしざわ教頭「”俺は間違ってない!”って思いを元気なナマケモノの中でずっと持っていたってことだよね」

元気なナマケモノ「そうですね。”これで本当に良いのかな?”って自分の考えたことを疑っていたら、その行動を躊躇してしまって上手く行かなかったと思うんです。
自分で決めたのならどんなことがあっても正しいって思い込まないと。そしたら自分のやりたいことが全力でできると思うんです!」
あしざわ教頭「うんうん!」
とーやま校長「そうだね。いざという時は覚悟を決めて、突っ走る!
理由はあとから付いてくるものだし、理由を考えていたら突っ走れないもんね」

中学2年生のときの経験を経て、高校に入ってからも周りとの付き合い方も以前より上手くなったと話すRN 元気なナマケモノ。
元気なナマケモノ「部活のやつらとか、学校のやつらとも仲間が出来たし、
この経験がなかったら、今もどこかでつまずいているかもしれないです」
とーやま校長「中学2年生に辛い時期があったじゃん。そのときに、自分の人生を投げ出してしまいたくなったことはある?」
元気なナマケモノ「孤独になったときに、(自分は)いらないんだ、って思ったことはあります」
とーやま校長「その時はどうしたの?」
元気なナマケモノ「あの達人のように刃物を持ってみるという勇気もなかったのもあるし、
それ以前に死んだり、いなくなるってことはダメだなって思ったんです」
とーやま校長「それはどうして?」
元気なナマケモノ「自分がいなくなって喜ぶ人は誰もいないし、いじめた人たちも自分が死んだことで喜ぶことはないと思ったんです。
逆に、いじめたやつらが人を一人殺したっていう罪悪感でそのあとの人生が壊れるんじゃないか、って思ったんです」
とーやま校長「そこまで考えが及んだんだ」
元気なナマケモノ「死んでしまったら、いじめた側が罪を償うチャンスが無くなるんじゃないかって思ったし、
いじめた側も一人の人間なわけだから、変わるチャンスはいくらでもあると思って。でも、自分がいなくなったらそういうチャンスも作れなくなっちゃうんじゃないか。そういう思いが自分の中で強くありました」
とーやま校長「2学期が始まる前って、どうしても憂鬱な気持ちになってしまうじゃん。
でも、元気なナマケモノの話を聞いて、そんな生き方ができるやつがいるんだ。すごいなって思ったんだけど、あの達人は元気なナマケモノの話を聞いてどう思った?」

あの達人「話を聞いて思ったのは、自分がいなくなったら一体何が起きるんだろうっていうのが頭に浮かんで。
自分がいなくなっても、みんな今まで通りの生活を送るんじゃないかって思ったんですけど、いじめる相手がいなくなったらいじめた罪を償えないし、人間として生きていくのが辛くなってしまうな、って思いました」
とーやま校長「闘っている最中は何が起きるか分からないし、向こうからの攻撃もあるかもしれないけど、
そんなときは元気なナマケモノの言葉を思い出してくれ! そうしたら、あの達人はもう大丈夫!」
あの達人「はい!」
とーやま校長「あの達人が歩いていく先には、元気なナマケモノがいてくれるからね」
元気なナマケモノ「はい! 応援してます」
とーやま校長「元気なナマケモノも受験とかで大変だと思うけど、たまに後ろ振り向いて手を振ってやってくれ!」
元気なナマケモノ「全力で振ります!」
あしざわ教頭「いいね!」
とーやま校長「あの達人も、しっかりと手を振り返してあげてね」
あの達人「はい!」
とーやま校長「元気なナマケモノパイセン、ありがとう!
あの達人、人生の中でも最高の2学期になるように祈ってるよ!」
最後に、RN 元気なナマケモノからRN あの達人へメッセージ!
元気なナマケモノ「SCHOOL OF LOCK!の仲間は、みんな君のことを応援してると思うし、僕も応援しているから。
9月3日は胸を張って元気に登校してみよう! そこから色んなことが生まれると思うから。頑張ろう!」
あの達人「はい。頑張ります!」
♪ 真っ赤な空を見ただろうか / BUMP OF CHICKEN
そして、本日も黒板の時間になりました。


『 死んでどうすんだ バカヤロウ 』
まだまだやってないこといっぱいあるだろ?
自分で働いて稼いだお金でうまい寿司を食べたことないだろ?
Tシャツ1枚に1万2000円とかかけたことないだろ?
好きな人と手を繋いで遊びに行ったことないだろ?
やったことないことがまだいっぱいあるのに。
楽しいこと、ワクワクすることはまだいっぱいあるのに。
死んでどうすんだ! バカヤロウ!!!

【FAXイラスト】

RN ももとりまかろに

RN Love・Rabbit

RN カロリーヌ
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【逆電リスナー】
あーたろ 大阪府 18歳 女性
あの達人 愛知県 16歳 男性
元気なナマケモノ 東京都 18歳 男性
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【本日の放送部員】
偏差値36 東京都 18歳 男性
⇒radikoタイムフリーで聴く!
⇒放送部についてくわしくは【 コチラ 】
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【オンエアリスト】
22:04 22才の夏休み / 神聖かまってちゃん
22:25 夏のFree&Easy / 乃木坂46
22:40 風のささやき / あいみょん
23:21 グッドバイ / サカナクション
23:48 真っ赤な空を見ただろうか / BUMP OF CHICKEN
23:52 若者のすべて / フジファブリック
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新しい景色を観るって、きっとこういう事だ。
校長のとーやま
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また、明日!
教頭のあしざわ
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