君の中にある「誰にも話せてないこと。」

SOL!

今夜の授業を職員のジェーンが振り返り!

今夜のSCHOOL OF LOCK! は誰にも話せてないこと。

今夜は、最近生徒のみんなが考えていること、誰にも話せないでずっと頭の中にあること、、。そんなことを校長&教頭に話していってもらいました。


1人目に電話を繋いだ生徒 RN:やまほのちゃんが誰にも話せず悩んでいることは、今、クラスで一人ぼっちの状態だったり部活で色々と大変な状況だったりで学校に行くのがしんどい中で11月に3泊4日の修学旅行(沖縄)があって、そろそろ行くか行かないか決めないといけないのでどうしようか悩んでいる……というもの。両親には相談したけどクラスメイトにはこのことを言えないので話を聞いて欲しいと相談をしてくれました。校長&教頭からもアドバイスをおくりつつ、当時同じような状況にいた先輩生徒からの意見も募集! 先輩のみんなにも書き込みをしてもらい意見をもらっていきました( ˘ω˘ )


2人目に電話を繋いだ生徒 RN:はのんが誰にも話せず悩んでいることは、同性の先輩に片思いをしているというもの。相手は小学校からの知り合いで同じ部活の先輩! 2人で一緒に出掛けたり買い物に行ったりしている仲だったけど1、2ヵ月くらい前から自分がその先輩に対して恋愛感情を持っていることに気が付いたという。状況が少し特殊だということを自分の中で分かっているので、誰かにこのことを言って引かれないか不安で、まだ誰にも言えていないと話を聞かせてくれました。


3人目に電話を繋いだ生徒 RN:推してますが誰にも話せず悩んでいることは、自分は常に笑顔でいないといけないと思っていて本当は辛いと思っていてもその感情が出せないでいるというもの。元々は常に笑顔でいたり、それを見た周の子が自分を頼ってくれるのが好きで笑顔を作っていたけど最近はその“笑顔を作る”ということがだんだん辛いと感じるように、、。でも辛いと思った時に“辛い”という感情をどうやって出せばいいのか、その出し方が分からなくなってきてしまっているのでちょっと話を聞いて欲しいと相談を聞かせてくれました。

この後記の放送を聴く

聴取期限 2022年10月04日(火)PM 10:00 まで

君の中にある「誰にも話せてないこと。」


静岡の皆さんへ
静岡の皆さんへ
私の住んでいるところはあまり被害がなかったのですが、清水区や天竜区などを主に断水や停電が続いていることはTwitterやローカルニュース、ラジオなどでよく耳にします。
毎回、日本各地で災害の被害があるたびにボランティア活動したい。と思っています。
ですがなかなか出来ません。
今回もボランティア活動が出来ません。近い学校の生徒さん達は地域の方と復旧作業をしている。私の学校も参加すればいいのにと思っている。でも出来ない。


私にできること。Twitterなどでリツイートすることしか情報発信出来ません。
1日でも早く当たり前の生活に戻ることを祈っております。

こういうことしか出来ない自分。未熟だ

白色のアネモネ
女性/17歳/静岡県
2022-09-26 18:42


こもり校長「という書き込みを、RN 白色のアネモネがしてくれました。
先週末の台風15号によって、静岡県の地域によっては道路が冠水したり浸水被害があったり大変なところも多かったんだけれども、静岡の生徒のみんなは、今は大丈夫なのかな? ラジオ聴けてるのかな?
まずは身の安全を優先してほしいけど、書き込む余裕がある子は、今の現状も教えてくれるとね。“週末はこうだったけど、今はこうです”っていう経過報告でもいいし。
年々、時期がずれて台風が来るようになっているじゃない? 9月の末に台風が来るっていう。地球の環境も変わってきているから、急に来るから、みんなも気を付けてほしい。RN 白色のアネモネの気持ち、すごい気持ちだと思うよ」

ぺえ教頭「ぜんぜん未熟なんかじゃないよね。この思いをしっかり持っているだけで、本当に充分だと思うよ」

こもり校長「誰かのことを思ったり。災害は自然発生しているものだから、誰が悪いってことでもない。だからそれと同じで、何かできなかったことが“悪”ではないから。何か起きた時に、自分が向き合って何を感じられるかっていうことが一番大切なことだと思うから。
こうやって教えてくれて、僕たちが知ることもできるから、SCHOOL OF LOCK!の掲示板に書き込んでくれて、ありがとう!」

ぺえ教頭「うん。そうだね」

こもり校長「さあ、SCHOOL OF LOCK! 今夜はUNISON SQUARE GARDEN先生の新曲を初フルオンエアするぞー!! 今からいっしょに聴いていこう! 今夜も開校です!」


♪  カオスが極まる / UNISON SQUARE GARDEN


こもり校長「いや〜、すごいね。今回特に、どう!? ドラムがすごい感じが…疾走感が際立ってて」

ぺえ教頭「胸が妙に弾んでる。ドキドキしている、私。胸騒ぎがするわ」

こもり校長「(笑)BPM上げてくれてる感じするよね。
この曲は、TVアニメ『ブルーロック』のオープニング主題歌。この作品、めちゃくちゃ話題で、ちゃんこ先生が熱を込めて説明しちゃうくらい面白い漫画らしいから。TVアニメ、ぜひ観てほしいと思います。
そして、ユニゾン先生は、本日、TOUR 2022『kaleido proud fiesta』のライブのFINALということで。無事、終わったでしょうか。長いツアー、ほんとにお疲れ様でした」

ぺえ教頭「お疲れ様でした」

こもり校長「実はさっきまで、校長先生と教頭先生は森七菜先生のライブを観に行ってました」

ぺえ教頭「そう。だから2人ともお揃いのライブT」

こもり校長「グッズ着てて。俺のヤツは教頭がくれました(笑)」

ぺえ教頭「そう、XLを買ったんだけど、キツくて、校長にあげました(笑)で、私は、XXLをスタッフからこっそりもらいました」

こもり校長「嬉しいよ。これ、ラグランで…。今の10代、なじみあるかな?」

SCHOOL OF LOCK!


ぺえ教頭「ラグラン、平成でブーム起きた?」

こもり校長「平成初期かな。俺、めっちゃラグラン好きなの」

ぺえ教頭「似合ってるよ」

こもり校長「森七菜がライブでラグラン着てて。ラグランってやっぱりカワイイな〜って思ってたら、帰りに“え、着る?”って、教頭に言われて、“え〜着たい、着たい”みたいな」

ぺえ教頭「キツかったのよ、XLで。私もちょっとがっかりしたわ」

こもり校長「(笑)ライブ良かったね〜〜」

ぺえ教頭「ほんと。森七菜の魅力たっぷり詰まったライブだったね。1曲1曲、その役に入り込む森七菜を、生で体感できて嬉しかった。あと、すごく本音が詰まったMCだったね(笑)」

こもり校長「ね、すごいMCだった」

ぺえ教頭「人間味あふれるライブだったな〜」

こもり校長「間違いなく俺ではできないMCだったね」

ぺえ教頭「すごい現実的な話もしてくれたり。キラキラした部分も見せてくれて。幅がありましたね、森七菜は、ほんとによかったです」

こもり校長「すごいね。疲れたと思うだろうから、今日はゆっくり休んでください」

SCHOOL OF LOCK!


それでは、本日の授業テーマはこちら!

『誰にも話せてないこと。』

こもり校長「どうだろう、9月も末で下半期。ちょっと今年1年、どんなもんだったかな〜って振り返る時期になってきたよね」

ぺえ教頭「たしかにね。振り返ること、多いかも。“私、今年大丈夫だったかしら? やれることやったかしら?”なんて考えるよね」

こもり校長「で、“今後どうしよう? 残り3ヵ月何しよっかな?”なんて」

ぺえ教頭「そうだね」

こもり校長「そんな中でも、話せないこと、話せてないこと、思うことっていうのが、多分あると思うんだよね」

ぺえ教頭「今年のうちに吐き出しておきたいよね、そういうこと。もやもやしてること」

こもり校長「でも、人に話すのって、意外と勇気がいることだし、難しいことじゃない?」

ぺえ教頭「うん。難しいね」

こもり校長「もやもやしてるけど、言葉にするとなんでしょうか…みたいなことって、あると思うんだよね」

ぺえ教頭「“本当にこの人に打ち明けていいんだろうか?”とか考えるしね(笑)」

こもり校長「うん。何も考えずに思ったことをウワーっと伝えると、“あ、それも違かったな…”とか。あと、向こうの返しを聞いて、“あ〜、全然違うわ…”ってなることもあるじゃない?(笑)」

ぺえ教頭「言わなきゃよかったってこと?」

こもり校長「言わなきゃよかったとまでは思わないけど、無理やり、こっちからダイレクトに伝えすぎたゆえに、困らせちゃったなぁ、とか」

ぺえ教頭「あ〜、後からね」

こもり校長「で、向こうが気を使ってくれてるのに、“別にそれじゃないんだよね〜”とか…」

ぺえ教頭「(笑)なんかすごい具体的な言葉で教えてくれてるけど、最近何かあったの?」

こもり校長「(笑)いやいや、特に何かあったわけじゃないけど。俺の中では、人に話すってこういうことなのよ」

ぺえ教頭「うん。感じるよ、それは。私も近くで見てきてるけど、そういうタイプだよね?」

こもり校長「だから、自分で授業タイトルを『誰にも話せてないこと。』って言った時に、こう思ったんだよね」

ぺえ教頭「“誰にも話せてないこと”は、結構ある?」

こもり校長「俺ね、思ったことをバーッて言葉にするんだけど、全員からの返しをもらって、後悔することがある。“あ、この人の言ってることは、俺が言いたいのは、そういうこと!”とか。人の返しで、自分のことを考えることはある」

ぺえ教頭「でも話せてはいるんだね?」

こもり校長「だから後悔してる。言わなきゃよかったな〜と思うことはいっぱいある。一言多い性格なんだよね。俺って」

ぺえ教頭「(笑)すごく自分と向き合っていますね」

こもり校長「そう! 俺、勝手に、授業テーマと向き合っているの」

ぺえ教頭「(笑)センチメンタル成分高めですね」

こもり校長「(笑)秋の夜風に打たれ…」

ぺえ教頭「昨日の豆柴の大群の余波も受け」

こもり校長「そうなの、正直。
今日は、最近キミが考えていること、ずっと頭の片隅にあること、誰にも話せないでいること、そんなことがある生徒は、校長教頭と話さない?という授業をおこなっていきます。
“友達とケンカして半年ぐらい口をきいてないけど、仲直りしたいです” “部活で先輩と後輩の間に入って疲れてしまいました” “本当はやりたいことがあるけど、親や先生に言えてません”みたいな。まずは、生徒のみんなが誰にも話せてないってことを、書き込んでみてほしい」

ぺえ教頭「よかったら、話、聞きますよ」

SCHOOL OF LOCK!


やまほのちゃん 埼玉県 17歳 女性

こもり校長「やまほのちゃん、学年は?」

やまほのちゃん「高2です」

ぺえ教頭「中2高2は、好きにしなさい」

やまほのちゃん「はい、好きにします」

こもり校長「“ファゴット”を教えてくれた、やまほのちゃんだね?」

やまほのちゃん「はい」

こもり校長「ありがとう。それで、今、やまほのちゃんが誰にも話せてないことって何?」

やまほのちゃん「今、学校に行くのが苦しくて、休むことが増えちゃっている中で、11月に修学旅行があって、3泊4日で沖縄に行くんですけど、クラスに行くのも辛い中で、修学旅行に行くかどうか悩んでます

こもり校長「今、学校に行くのが苦しいっていうのは、なんで苦しくなっちゃったの?」

やまほのちゃん「7月ぐらいから、部活動で副部長とかやらせてもらってて」

こもり校長「お〜吹奏楽部の」

やまほのちゃん「はい。そういうこともあって、いろんな面で、自分のキャパオーバーができてしまったり。あとは、始業式が始まってすぐにコロナ関係で2週間ぐらい学校に行けなくなっちゃったこともあって、それで自分が学校に行った頃には、もう、グループができてたりして、友達作りができなかったこともあって、今、苦しいです」

こもり校長「そうか。高2に入ってすぐからな。なかなかクラスになじめなかったっていうのもあるのか」

やまほのちゃん「はい」

こもり校長「部活は副部長に就任っていうのは、めでたいことだけど、やっぱりちょっとやることも多くて」

やまほのちゃん「はい」

こもり校長「キャパオーバーっていうのは、どんな感じになっちゃったの?」

やまほのちゃん「やることも多いし、自分がやると思ってなかったから、そういう面でも苦しさを感じたりして」

ぺえ教頭「いろんなタイミングが重なっちゃったんだね。いろいろね。3泊4日ってなるとね…結構長いからね。今、もし修学旅行に行ったとするじゃない? そしたら、辛い思い出になっちゃいそう?」

やまほのちゃん「苦しかったり、あんまり楽しめないから、辛い思い出になるのかな?って思います」

ぺえ教頭「クラスにはいるの? お話ができる子とか一緒に行動できる子とか」

やまほのちゃん「あんまりいなくて、だいたい1人で行動してて」

ぺえ教頭「そっかそっか」

こもり校長「そうなってくると、みんなだけで3泊4日は長いような気がするよね。
部屋割りとかで夜みんなで一緒になるのを想像するのも、ちょっとキツイな〜って感じ?」

やまほのちゃん「はい、そうです」

こもり校長「クラスメイト以外で、喋る子とかは?」

やまほのちゃん「クラスメイト以外はいるんですけど…。修学旅行が、だいたい班行動かクラス行動になっちゃう」

こもり校長「確かに。今のクラスでって考えるとちょっとしんどいな」

ぺえ教頭「修学旅行まであとだいたい1か月くらい?」

やまほのちゃん「1か月ちょっとくらい…」

こもり校長「不可能ってことはないから、1か月のうちに、クラスで入口だけでもいいから喋れる子を見つけて、修学旅行に行くっていうのも、1つの手だと思うんだけど。それをできないと思ってしまうのもわかるのよ。やっぱりコミュニケーションとるって難しいからさ」

ぺえ教頭「そうね」

こもり校長「で、この思いを今からクラスの子に打ち明けるっていうのも、しんどいでしょう?」

やまほのちゃん「はい」

こもり校長「今、やまほのちゃんがしんどいって思っている時点で、無理する必要はないと思うから。…って考えると、それじゃない方法で何かないかな〜。ご家族にはその話、したの?」

やまほのちゃん「しました」

ぺえ教頭「あーできたんだ!」

こもり校長「なんて言ってた?」

やまほのちゃん「“学生でしかできないこととか、修学旅行でしか味わえないことがあれば、行った方がいいんじゃない?”って言われました」

こもり校長「それは絶対あるんだよな」

ぺえ教頭「やまほのちゃんは、それを聞いてどうおもったの?」

やまほのちゃん「もともと私も行きたいって思ってたから、確かに行きたい気持ちも少しあるけど、今の暮らしのまま行くって考えると、どうしようかな?って」

こもり校長「まあなぁ。まず俺が行ってないからな、高校の修学旅行(笑)通信に通っていたから。高3の時に修学旅行があったのかな。
だけど、やまほのちゃんと似た感じ。通信だし、クラスの子には友達がいなかったから。学年にも友達がいなかったから、みんなで修学旅行行くの辛いなって思って。海外だったの。韓国だったかな? で、3泊4日だったと思う。で、俺はしんどいと思って行かなかった。“積み立て金も返ってくるし”って、すっごいドライだったから」

ぺえ教頭「行かなかったこと、今ではどう?」

こもり校長「ん〜…後悔してない」

ぺえ教頭「そっかそっか」

こもり校長「そりゃ、行ったら、もっと経験ができただろうけど、なんか俺の中では無理して行かなくてよかった」

ぺえ教頭「そうね。今の校長の言葉は、やまほのちゃんにとっても、すごく響くものなんじゃないかなって思う。
何を一番大切にするか。もちろん修学旅行って今のこの時期にしか行けないし、このタイミングでしか作れない思い出ではあるけど、自分の心を大切にすることを優先にする方が…今、校長の話を聞いただけだけど、思ったかな」

こもり校長「たぶん、うちの学校の先輩たち、聴いてくれている先輩たちの中にも、“修学旅行、行ってないよ”って人もいると思うし。だから、その先輩たちがどう思っているのか、俺は聞いてみたいと思うな」

ぺえ教頭「11月まで1か月ぐらいあるけど、修学旅行にどうやったら行けるかって考えながら生活することはやめてほしいよね」

こもり校長「それもしんどいと思うね」

ぺえ教頭「ね。苦しくなるから」

こもり校長「やまほのちゃん的には、行きたいパーセンテージで言ったら、どのくらいなの?」

やまほのちゃん「20%ぐらい」

こもり校長「その20%ってどの感情の20%?」

やまほのちゃん「えっと…沖縄に行ったこともないし、飛行機も乗ったことないから、行ってみたいなっていう感情が」

ぺえ教頭「なるほどね〜。確かにそれは興味深いね」

やまほのちゃん「はい」

こもり校長「う〜ん、わかんないなぁ。これは俺の感覚だから、やまほのちゃんが思ったことでいいんだけど。俺は沖縄には行けるし、飛行機にも乗れると思うんだよ、修学旅行じゃなくてもね。なんなら、校長先生の学校みたいに、積立金が返ってくるなら、そのお金でお母さんとか家族と沖縄旅行に行きたいんだよね〜って方が、俺は思い出になると思うんだよね」

ぺえ教頭「しかも、初めての沖縄の景色がもっと綺麗に映るかもね」

こもり校長「修学旅行って、旅行じゃないから。本来は勉強だからさ。ちゃんと学ばなきゃいけないものだから、これ(行かないこと)を推しているのも違うんだけど、でもやっぱり、やまほのちゃんが何を学んで、どういう風に感じたいかを大事にしてほしいから。初めての飛行機って、相当楽しいんだよ。だから、楽しい思い出にはしてほしいから、そういう選択肢は絶対にあると思うな」

SCHOOL OF LOCK!


ぺえ教頭「プレッシャーにしないでね。今、辛いと思うし。行かなきゃいけないって、いろんなところからのプレッシャーもあるだろうけど。だけど、1番は自分の心と向き合って決めてほしいから」

こもり校長「やまほのちゃん、SCHOOL OF LOCK!の、同じ思いをした先輩たちの話も聞いてみたい?」

やまほのちゃん「はい、聞いてみたいです」

こもり校長「ぜひ書き込んで欲しいな。今聴いているくれてる生徒の中で、同じ思いがある人は」

ぺえ教頭「いっぱいいろんな経験をした先輩たちが、心強くいるからね」

こもり校長「そのイチ先輩が、まず俺だからね。まったく同じだもん。イヤだったもん。あのクラスで修学旅行行くの。だから俺は行かなかった。後悔はしてない。
でも違う意見もあると思うから、一辺倒にならずに、やまほのちゃんが思う選択肢で、プレッシャーにならずに、背負い込まずに、選んでほしいな」

ぺえ教頭「その時の感情を大切にして、そのタイミングで決めてね」

こもり校長「そう! 君の選択は自由だから」

やまほのちゃん「はい」

こもり校長「誰にも話せなかったこと、聞かせてくれてありがとね」

ぺえ教頭「ありがとう」

やまほのちゃん「ありがとうございました」


♪  2076 / The Songbards


こもり校長「やーもう、ちょっといっぱい考えちゃうな。選択肢は無限にあるから。先輩たちの言葉だったり書き込みとかも参考にしてほしいな」

はのん 兵庫県 14歳 女性

こもり校長「14歳、学年は?」

はのん「中2です」

ぺえ教頭「中2高2は、好きにしなさい」

はのん「イエーイ!」

ぺえ教頭「“イエーイ!”新しいわね(笑)」

こもり校長「早速だけど、誰にも話せていないことって何?」

はのん「今、片思いしている人がいるんですけど、その人が同性の先輩なんです

こもり校長「いいじゃ〜ん。片思い中なんでしょ!?」

はのん「はい(笑)」

こもり校長「めっちゃいいじゃん! むっちゃいいよ、恋してるって!」

ぺえ教頭「(笑)うらやましいわ〜。素敵よ」

こもり校長「その同性の先輩に片思いしているってことだけど、どんな人?」

はのん「同じ吹奏楽部の先輩の人で、小学生の時から友達だったんですけど、部活も、その人に誘われて入ったくらい、もともと仲がよくて。気付いたら、恋、してた」

こもり校長「うわ! 良いことだと思うよ〜〜」

ぺえ教頭「美しい流れよ。綺麗よ」

こもり校長「このパターン、俺、ないからな〜。その先輩のことが好きって思い出したのはいつごろからなの?」

はのん「気付いたのは1〜2か月前です」

こもり校長「じゃあ、最近なんだ!」

ぺえ教頭「最近だ」

こもり校長「なんか、話している時ちょっと、声が弾んでるもん。はのん」

はのん「(笑)」

こもり校長「同性を好きになるっていうのは、今までにもあったの?」

はのん「今まではなかったです」

こもり校長「うぉ〜! どんな瞬間に“好き!”ってなったの?」

はのん「もともと、友達として先輩として大好きだったんですけど、気付いたら、他の友達とは違うなって」

ぺえ教頭「何が違い始めたの? (笑) 深く聞いちゃうけど…」

はのん「なんかもう、すごい、ずっと一緒にいたいし」

ぺえ教頭「あぁ〜〜! “触れたい”みたいな感情も生まれてきたの?」

はのん「はい」

ぺえ教頭「あ〜、好きね、それは」

こもり校長「いいね〜。ずっと一緒にいたいもんな! 好きな人とはな!」

ぺえ教頭「1秒でも多くね(笑)」

こもり校長「ほんっとに1秒でも多くいたいもんな」

ぺえ教頭「そうだね。いいじゃな〜〜い!」

こもり校長「で、同じ部活でしょ?」

はのん「はい」

こもり校長「いいね〜。でもなかなか言い出せない?」

はのん「言い出せないです」

こもり校長「それはまあ、片思いの人に“好き”って伝えるのは難しいっていうのはもちろんだけど、周りの友達にも言えてもない?」

はのん「はい。誰も知らないです」

ぺえ教頭「それは理由があるの? 感情とか?」

はのん「やっぱ特殊じゃないですか、同性が好きって。関係が壊れるのも怖くて…みたいな感じで言えてないです」

ぺえ教頭「そうか、そうか」

こもり校長「“特殊”ではないんだけど、はのんが抱いている感情はね」

ぺえ教頭「そうね」

こもり校長「“変だ”とか“変わっている”とかいうことでは全くないんだけど。でも、同級生の子たちからすると初めて聞くワードだから、びっくりしちゃうってだけだと思うんだよね。
もし、俺が友達から相談されたら、自分の中にノウハウとか引き出しがないから、多分、俺も困っちゃうと思う」

ぺえ教頭「最初はね」

こもり校長「“えっと〜”ってなっちゃうと思うから。
はのんが今思っていることが変ではないし、“特殊”とか“変わったこと”ではないって思ったけどね。まず」

ぺえ教頭「でも、誰かと、お友達と恋愛の話はしたいの?」

はのん「したいです」

ぺえ教頭「したいよね。そしたらもっと恋愛が楽しくなるよ。私もそうだったけどさ」

こもり校長「だって、今の俺らと、3分くらい話しただけでキャッキャしたもんね(笑)」

ぺえ教頭「そうだよね(笑) はのんも楽しかったんじゃない? この話ができて」

はのん「楽しいです!」

ぺえ教頭「そうでしょう? もっとキラキラしてきたでしょう? この恋愛が」

はのん「はい」

ぺえ教頭「そうよね〜。そうなのよ〜」

こもり校長「“触れたいんだよね〜”“わかるー!”みたいな(笑)ちょっとどういうところが好きなのか教えてよ」

はのん「もとから仲はよかったけど、すごい頻繁に、部活に関係ないことでもLINEをくれるし、部活を2人でサボって雑談したりするのがすごく楽しくて」

ぺえ教頭「ヤダ! いいわねぇ……(笑)
やだわ、今、大の大人2人がため息をつくぐらい、羨ましくなったわよ。いいじゃない」

こもり校長「いいよね。教頭も、フィーリングが合って、“いい!”みたいな学生生活をしてきたんじゃない?」

ぺえ教頭「うん。しかも私、中2で付き合ったからね。初めて、その彼と。初めての彼氏が中2だったから、同じタイミングかもしれない。夏ぐらいに付き合ったしね」

こもり校長「そうなの!?」

ぺえ教頭「そうそう。まぁそうね、自分だけの中に留めておくドキドキもあるんだけどね。誰にも解放せずに(笑)」

SCHOOL OF LOCK!


こもり校長「急なテクニック論だね(笑)いいね〜」

ぺえ教頭「言いたくなって、もうあふれ出しちゃって口に出ちゃうわってぐらいのタイミングで、誰かに打ち明けてもいいと思うんだけどね。自分だけにしかわからない、相手へのドキドキの駆け引きのね」

こもり校長「でも、友達に言うのは、ちょっと勇気がいる?」

ぺえ教頭「うん。だし、普通に引かれた。最初はね。でも、だんだん2人だけの世界というか空間というか、状況を貫いた結果、みんなが認めざるをえないような感じになっていった(笑)貫いた感じかな」

こもり校長「そうか。はのんが思っていることをどういう風に表現していくかっていうのは、どの立場でも難しいと思うから」

ぺえ教頭「でも、今、1人で抱えてドキドキしているのもあるけど、こうやって私たちに話して、ドキドキした感覚もあったでしょ?」

はのん「はい」

ぺえ教頭「ね。この感覚を忘れないで!」

はのん「…はい!」

こもり校長「それが“恋”だから…! また何かあったら、進展とかでもいいし、思いが爆発しそうになったら、言ってくれてもいいし。また話そうよ!」

はのん「はい!」

こもり校長「話してくれてありがとね!」

はのん「ありがとうございました!」


♪  ぼくらの季節 / さよならポニーテール


出町柳パラレルユニバース
アジカン先生の新曲のMV面白すぎた。
校長好きそうなやつだなと思いました。
もう見ましたか?
個人的に山田先生がツボでした。

ミスターレイニー
男性/19歳/熊本県
2022-09-27 18:11


こもり校長「見ました。出たのが5時間ぐらい前かな。すぐ見て、すぐコメントした。オフィシャルTwitterで!
山ちゃん先生、よかったね〜。今回、『四畳半タイムマシンブルース』っていう映画と、アジカン先生がコラボしてるのよ。
その中に出てくるキャラクターをアジカン先生がやってるんだけど、“師匠”と呼ばれる樋口さんというキャラがいて、それを山ちゃん先生(山田貴洋先生)がやってるんだけど、“えっ!? 山ちゃんがやるの?”っていうような感じ」

ぺえ教頭「(笑)衝撃があったのね」

SCHOOL OF LOCK!


スポーツ大会
明日スポーツ大会楽しみ!
だけどクラスTの背中の文字を「座禅組」にしちゃってちょっと後悔()

おせんみこちゃー
男性/16歳/福島県
2022-09-27 17:34


ぺえ教頭「(笑)知らないわよ〜」

こもり校長「そこまでは、うち、背負えんからな」

ぺえ教頭「(笑)そうだよね」

こもり校長「クラスTを!? 座禅組か〜」

ぺえ教頭「その時はすごく、“コレでいこう!”って気持ちが強かったんだけど、後からじんわりじんわり後悔がきちゃったのかな?」

こもり校長「あと、逆に、なぜ通った!? クラス全員…」

ぺえ教頭「1人1人、違うんじゃない?」

こもり校長「あ、なるほどね! だったらいいやん!クラスの38人とかを全員座禅組にさせるのは、うちは申し訳ないと思った。でも、RN おせんみこちゃーが背負う分には」

ぺえ教頭「そうよね。自分のユニフォームとして、“座禅組”って文字を入れたのを後悔しているっていう」

こもり校長「後悔しないでほしい!」

ぺえ教頭「いいよね。その時の一番素直な感情でしょ。正解よ、コレが」

こもり校長「むっちゃカッコいい!」

ぺえ教頭「あなたの正解です。座禅組が」

こもり校長「なんなら欲しい。そのTシャツ」

ぺえ教頭「(笑)欲しいね」

SCHOOL OF LOCK!


修学旅行
わたしも修学旅行の時、クラスの同じグループは居心地悪かったけど、夜とかその後の自由時間で他のクラスの仲良い子とか部活の子とかに会いに移動して、喋ったり写真撮ったりして、結果沢山楽しい思い出できたな〜
自由時間とかあるんなら修学旅行行って、その仲良い子と思い出作るのもどうかな〜?

たいさっきー
女性/19歳/千葉県
2022-09-27 22:52


ぺえ教頭「あ〜、修学旅行が深まるいいきっかけになったってことね」

こもり校長「なんか、そういうイベントがあると話せる環境ができるパターンもあるじゃない?」

ぺえ教頭「そうだね」

こもり校長「むっちゃ張り切ってる子っているから。その子が雰囲気を変えてくれる場合も」

ぺえ教頭「いいね。みんなの意見、こうやって聞けると、選択肢が広がる」

修学旅行
僕のクラスにも、あまり学校に来れない人がいました。
修学旅行の時、その人は先生と2人で行動をしていました。
それは学校の配慮があったから出来た事だし、それに対して文句を言う生徒も見ませんでした。
周りの環境が違うからどうなるか分からないけど、行きたい気持ちが有るなら、そんな選択肢も有るので先生に相談してみるのも良いかもしれません。
やまほのちゃん、無理せず頑張って下さい!

ウサギのみるく
男性/17歳/東京都
2022-09-27 22:48


こもり校長「そうか。そういう選択肢もあったんだな」

ぺえ教頭「視野が広がるわ〜。いろんな経験している先輩方がいるから」

こもり校長「俺でさえ、なるほどと思ったもん。10年前の自分に。そういう選択肢あったかっていう。好きな先生いたもん。一緒にいて楽しい先生。言えばよかったなぁ」

修学旅行
私も来月沖縄で3泊4日の修学旅行があります。クラスの雰囲気が苦手で行ってもしんどいだろうな、と思い休むことにしました。4日間は1人で映画行ったりカラオケ行ったりして思いっきり楽しむつもりです。部屋決めの時間とかは気まずかったけど後悔はしてないです

雨粒れもん
女性/16歳/神奈川県
2022-09-27 22:37


ぺえ教頭「あ〜いいわね!」

こもり校長「俺はこっち派だったから。むっちゃ踊ったもん」

ぺえ教頭「その時間を思いっきり楽しむのね。別のことして」

こもり校長「それも1個なんだよな」

ぺえ教頭「それも素敵な思い出だよ。“私は修学旅行に行かなかったけど、思いっきりハジケたよ!”っていう。大人になってから、いい思い出として話せるから。いいわね。どっちの選択肢にしても」


私も同性の子と恋してるから共感の嵐だった。
空のパンダ
16歳/東京都


こもり校長「やっぱり、人を想う気持ちを聞くのは、ほんと楽しいんですわ」

ぺえ教頭「そうだよね。さっきの電話に共感した人、いっぱいいただろうね」

こもり校長「本当にそう思うよ」

ぺえ教頭「同じ境遇の子もいるだろうし。恋愛真っただ中の子もいるだろうし」

こもり校長「乗り越えたやつもいるだろうね。乗り越えた上で、そこのターン、楽しいよなっていう」

ぺえ教頭「(笑)“今、そこね! あったわ”っていうね」

今後の先輩との予定
校長、教頭、お電話ありがとうございました!
言い損ねちゃったのですが実は先輩の方から誘ってもらってテストが終わったら10月か11月に先輩と2人で遊びに行くことが決まっています…

はのん。
女性/14歳/兵庫県
2022-09-27 23:07


ぺえ教頭「……歩き始めてたわね(笑)」

こもり校長「なんかさ、俺らも調子のってさ、“言った方がいいんじゃない?”とか“それっていいよね!”とかいろいろ言ったけど……。もう…1歩行ってんのよ」

ぺえ教頭「前に進んでいた。私たちより一歩前に行ってました」

こもり校長「くそー! 恋っていいなーー!!!」

ぺえ教頭「前進してたわね。そのまま走り切りなさい! 行けるとこまで」

こもり校長「ね。まさに“好きにしなさい”だよ」

SCHOOL OF LOCK!


推してます 兵庫県 16歳 女性

こもり校長「さっそくだけど、RN 推してますが、誰にも話せてないことって何?」

推してます「自分は人の前で笑顔でいないといけないと思っていて、どんなに辛い時でも笑顔で全部我慢してしまって、本音で言えないっていうのが、今の自分の悩みで、誰にも言えてないことです

こもり校長「推してます自体は、周りから見ると笑顔で明るい子っていう印象なんだ?」

推してます「はい」

こもり校長「自分自身も周りに明るく接している?」

推してます「はい」

こもり校長「推してますの本当の自分ってどういう感じなの?」

推してます「よく”悩みなさそう“って言われるんです。人に頼ってもらうのがすごく好きで、“悩みがなさそうだからこの人に相談する”とか、そういう感じの話し方をしてもらえるんですけど、本当の私は、笑顔っていいことだと思うんですけど、辛い時は辛いって言いたいし、人に頼ったりしたい」

ぺえ教頭「早いわね、“気づき”。しかも自分の感情を大切に生きているわね。ほんと、素晴らしい」

推してます「ありがとうございます」

こもり校長「そうか。推してますは、頼られたり相談されるのが、嫌ではないんだ?」

推してます「はい」

こもり校長「確かに、笑顔だったり、自分を受け入れてくれそうな人に自分の悩みは話したいっていうのはわかるから。推してますが心がけていることは間違ってはいないんだけど、でも、“そんな私でもキツイことあるんだよ〜”みたいなね」

推してます「はい」

ぺえ教頭「だんだん苦しくなってきたの? 笑顔でいることが」

推してます「はい。なんか最近、どんどんしんどくなってきて、ため込み過ぎて。だから、自分がどうあるべきかも、わからなくなってきて。で、それもまた相談できずに…」

ぺえ教頭「無理して笑顔で居続けて、壊れそうになったりしないの?」

推してます「なんか、よくわからない人になりそうに…」

ぺえ教頭「あ〜、あるんだね。そういうタイミングがね」

推してます「はい」

こもり校長「笑顔でいなきゃっていうきっかけはあったの?」

推してます「中学2年生の話になるんですけど、7月ぐらいに父が他界しまして。で、病気って知らされて1か月か2か月あったんですけど、その間に、“心配かけないように笑顔でいよう”って決めたのが1番大きな理由だと思います」

こもり校長「“誰かのために”が、そもそもの始まりなんだね。“自分を守る”じゃなくて“誰かを守る”から始まったことだから、方法がわからないんだろうね」

推してます「はい」

こもり校長「自分を守るためなら、“他にも自分を守る方法はコレだ!”って気付けるから、すぐに変えられるんだけど、“誰かを心配させたくない”とかは、誰かに対してやることだから、次に自分がどうしたいっていう答えが見つからないんだよね」

推してます「はい」

こもり校長「どうなのよ、教頭は。出てきた時は、ピンクのリーゼントにガッツリメイクから、いつしかさ…何かきっかけがあったわけじゃん?」

ぺえ教頭「私も最初はさ、いつでも笑顔でいられる自分がすごく好きだったし、すごく愛せていたの。その自分をね。
だったんだけど、いつしか、無理して笑っている自分を愛せなくなってしまってた。だから、いろいろ考えながら、本当の自分とか、探りながら生きていると思うけど、でも、今の推してますが、どちらの自分を好きでいられるか、どっちの自分を飽きずにいられるか…なのかなって思った。自分自身に飽きたら、人生つまんなくなると思うのよ」

推してます「はい」

ぺえ教頭「だから無理して笑っている自分を愛せるんだったら、それを貫けば、自分自身の人生、幸せになれると思うんだけど、それを押し通して壊れるんだとして、自分を愛せなくなるなって思うんだったら、すぐにやめたほうがいいのかなって、思う。かな」

SCHOOL OF LOCK!


こもり校長「推してます、どうかな?」

推してます「なんか、すごい、自分の感情に前向きに、辛い時は辛いとか、自分を愛せるようにしようかなって、気持ちが前向きになりました」

ぺえ教頭「人間であることを忘れちゃいけないよ、本当に。あなたはね」

推してます「はい。ありがとうございます」

こもり校長「ほんと、無理せずにね。その言葉を、推してますから聞けてよかった」

ぺえ教頭「うん!」

こもり校長「明日からも変わらない日々がくるかもしれないけどさ、一緒に人間やってこーよ!」

ぺえ教頭「(笑)そうだね!」

推してます「はい!」

こもり校長「ありがとうね」

ぺえ教頭「ありがとう!」

推してます「ありがとうございます」


♪  PINK BLOOD / 宇多田ヒカル


こもり校長「まぁな〜。笑顔で居続けて、自分がわかんなくなるって、わからなくもないよね」

ぺえ教頭「なったことある? 校長。まだないか?」

こもり校長「いや、ずっとそうと言えば、ずっとそう。それをコンプレックスに思う時期もあったね。“悩みなさそう”って言われることに、“はぁ?”ってなってた時期も…」

ぺえ教頭「(笑)いいよ、いいよ!」

こもり校長「正直。俺は、笑顔をふりまかなきゃって。笑顔なわけじゃないんだけど、そもそもが恵比須顔みたいなもんだからさ。ずっと笑顔で、へらへらしてるタイプで、笑うことが好きだから、おのずとそういうキャラになっていくんだけど、根はもうちょっとトガってるし。暴力的だし。もうちょっとダークな」

ぺえ教頭「そこをあまりにも出さなくなって、苦しくなったりはしないの?」

こもり校長「する!」

ぺえ教頭「どうするの、そういう時は。吐き出すの? どこかに」

こもり校長「それはわかんなくなっちゃったね、もう」

ぺえ教頭「あ〜、それはもうそういうものとして、いつの間にかフェードアウトしていくのを待つようになったってこと?」

こもり校長「ん〜、なんか、“自分が”って思う癖をつけちゃったっていうか。誰かに、“小森君のここ、こうこうこうだよ”って言われたとして、“なんやそれ!”って怒る気持ちもあるんだけど、それよりも、“あの時は、俺はこうしてたらよかったんだな”って感情で、蓋をするようになったというか」

ぺえ教頭「後からふつふつと湧いて…」

こもり校長「する! くる! むっちゃくるね!でも、それを蓋をする癖をつけるような時期がある。麻痺させるというか、そういうのを」

ぺえ教頭「麻痺させて生きている自分のことは、愛している?」

こもり校長「ん〜、好きな時もある」

ぺえ教頭「嫌になる時も?」

こもり校長「ある」

ぺえ教頭「両方あるのが好き? (笑)」

こもり校長「微妙なラインだね〜。難しいところ。だからなんかこう、豹変する。お酒飲むと」

ぺえ教頭「素がしっかりと露わになるのかしら」

こもり校長「そう。すっかり自分が出る。だからお酒を飲まないようになった自分もいる。仮面を剝いじゃうの。剥ごうとする飲み方しちゃう」

ぺえ教頭「罪悪感の方が」

こもり校長「そう、強くなっちゃうの。
そう結局、自分を出した時の罪悪感のほうが強くなっちゃうから、じゃあ出さないほうがいいなって、結局」

SCHOOL OF LOCK!


笑顔
周りのために笑顔になるのわかるなぁ。
笑顔だと周りも笑顔になるし、ネガティブなとこを見せると雰囲気とが悪くなるのかなとか考えちゃうんだよね

ひまわりイエロー
女性/16歳/大阪府
2022-09-27 23:37


ぺえ教頭「なんか難しいよね。そこに愛嬌ってものがあれば、私は違うのかなって思ったりする。どの場面でも笑顔でいなくても、この人は愛嬌があるとか。自分にすごく正直な人って見え方さえできれば、笑顔でいなくても、トゲがなきゃいいというか。包み込む何かがあれば、周りは認めてくれる気はする」

こもり校長「そういうの、憧れてた、俺。愛嬌がある人」

ぺえ教頭「愛嬌があるようで、ないよね(笑)」

こもり校長「そうそうそう。俺の人生の一番の悩みはそれなのよ。根っからがトガってるのに、丸くしようとするから、トガっちゃうんだよね、笑顔が」

ぺえ教頭「あ〜。そういうところだと思うのよね、私って。ずっと笑顔でいなくてもいいっていう。そこさえブレなければ、持っていれば。そういう部分をね」

こもり校長「いや〜、むっちゃムズいんだよな、これって」

ぺえ教頭「なんだろうね。笑いたくない時も笑ってるでしょう?」

こもり校長「うん」

ぺえ教頭「わかんないもん、私、その感覚」

こもり校長「そう!?」

ぺえ教頭「わからない。わからないけど、あなた、でもアレだよね、結構…。(笑)いいや、やめとく。ゴメン」

こもり校長「生放送なんで…」

ぺえ教頭「生放送だからやめたのよ!」

こもり校長「言ってよ。もうそれぐらいまで、たまには言ってもらわないと。“誰にも言えないこと”がテーマなんだから」

ぺえ教頭「そう? 思い切って笑ってる時こそ、嘘だよね?」

一同笑い

こもり校長「まあね」

ぺえ教頭「そんなガハガハ笑わないもん。本来の笑いは。だから苦しくなる。目の前ですごく笑ってくれているけど、だけど、思いっきり笑い過ぎていると、その笑いが、私は…」

こもり校長「“嘘なんじゃない?”って思う?」

ぺえ教頭「どうも信じられない時がある。苦しくなる、一緒に。そう。苦しくなるの、肩が重たくなるの」

こもり校長「(笑)ん〜〜」

ぺえ教頭「こんな話するつもりなかったんだけど、だけどね、そうやって、あなたのことを救おうとしている職員だったりとか、関わっている人、たくさんいると思うのよ。もう少し、表に出しても、あなた、許されるよ」

こもり校長「何を出していいの?」

ぺえ教頭「ん〜…その出し方がうまくないところはあるよ、もちろん。“もう少し違うんだけどな、伝え方が違えば、もう少し丸く伝わってるんだけどな”っていうのはあるんだけど。“なんでそこ、嘘つくんだろう?”みたいなところ、嘘ついたりする。“そこを素直に言った方が周りに愛嬌として捉えらえるのに、もったいない!”って思ったりする時はあるかも」

SCHOOL OF LOCK!


こもり校長「なるほどね」

ぺえ教頭「本性を見せる部分と見せない部分が、ちょっとズレてたりする。もったいない、だから」

こもり校長「そこじゃない?」

ぺえ教頭「そこじゃないの、素直な意見を言う場所は。そこじゃなくて、こっち! みたいな」

こもり校長「なるほどね」

ぺえ教頭「生きていく中で培っていくものだし、わかっていくものだと思うし。私だって100%出来る人間でもないし、わからないけど、そう思っちゃう時もある。
“この人、わざわざくたびれるように生きているんじゃない?”って思う時はある。“自ら背負いにいってないか? 背負いにいって、わーってイヤな感情になってないか?”っていう」

こもり校長「う〜ん…」

ぺえ教頭「自分を追い込んで、その自分を好きになる人もいるじゃない?」

こもり校長「はいはいはい」

ぺえ教頭「でも、それとはまた別。ストイックさとは別のところに、自分で自分を苦しめ過ぎて、なんの感情も出てこなくなっているあなたが、たまにいる。最近」

こもり校長「そうね。ちょっと…ほんとそうよ」

ぺえ教頭「ヤバいね。ゴメン」

こもり校長「総じて。書きたい黒板が見つかった」



今日の黒板


SOL!


『話せない者同士』

こもり校長「今日2時間話してみたりとか、この校長&教頭になって1年経つんだけど、いろんな生徒と話してきてああでもないこうでもないみたいな。 SCHOOL OF LOCK!はSCHOOL OF LOCK!だからって言ってくれる生徒もたくさん多いんだけど、今、改めて聞くと俺らも話せないこといっぱいあるし。もちろん生徒も話せないことがいっぱいあって、俺らだから何かっていうことじゃなくて話せないもの同士が話せないから何か話すから、ここに何かが生まれるんだなっていうのが今すごく分かったというか。

やっぱ俺も口ベタで話せないから今、教頭に言ってもらったことで、はっ、、!って思うことがあって。でも教頭も話せないことがいっぱいあって、俺が言えば何か届くこともあったりとか、これが生徒とも一緒。俺たちは話せないもの同士だから何かを作ってるし今があるんだと思うからこのままずっと話せないもの同士で一緒に未来を作っていきたいなと思っちゃったな」


♪  一寸の赤 / yama


こもり校長「SCHOOL OF LOCK! そろそろ下校の時間です。
SCHOOL OF LOCK!は、明日夜10時にふたたび開校!」

ぺえ教頭「起立! 礼!」

こもり校長・ぺえ教頭「また明日〜〜〜〜〜!!!!」



こもり校長の放送後記

自分、不器用なもんで


ぺえ教頭の放送後記

笑ってても笑ってなくても運命変わらない

この後記の放送を聴く

聴取期限 2022年10月04日(火)PM 10:00 まで

Music 2022.09.27PLAYLIST

「同性の先輩に片思いをしている」10代の告白 友達と恋愛話をしたいけど…

ラジオの中の学校、TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」。9月27日(火)の放送では、『誰にも話せてないこと』をテーマにお届けしました。電話をつないだ3人のなかから、「同性の先輩に片思いしている」という14歳の女性リスナーと、パーソナリティのこもり校長とぺえ教頭のやり取りを紹介します。

生放送教室 放送後記一覧

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