今夜はゲスト講師としてHEY-SMITHの猪狩秀平先生が来校!!!

SCHOOL OF LOCK!

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聴取期限 2023年12月6日(水)PM 10:00 まで

今夜はゲスト講師としてHEY-SMITHの猪狩秀平先生が来校!!!



COCO教頭「まさか、こんな日が来るとはって感じよね」

SCHOOL OF LOCK!


『 信じられない 』

COCO教頭「今夜、こもり校長は『全国校長審議会ツアーTHE BEST』のため、お休みです

<こもり校長「なんでだよ!」>

COCO教頭「こっちが言いたいわ(笑) ちゃんと551の肉まん食べてるかな? 生地の部分を鼻に乗っけて、匂いを嗅ぎながらという変わった食べ方」

<こもり校長「なんでだよ!」>」

COCO教頭「こっちが聞いてるんだよ(笑)
全国の校長が集まって、これからの校長の世界“校長界”をより良くするために行われているという全国校長審議会。今回はその“THE BEST”だそうです。前回お休みだった時は、“THE STORY”。そして、噂によると次は“THE LOVE”らしいよです。STORY、BEST、LOVEときたら、1回くらい、THE COCOをやってくれたっていいじゃないかなと思っております」

<こもり校長「なんでだよ!」>」

COCO教頭「くると思ったわ(笑) 気持ちいいツッコミありがとうございます。まぁ、THE COCOをやるとなると、全国の校長全員でチャクラ出してもろてって感じですけども。
そんなわけで今日は私、COCO教頭1人で開校させていただきますが、何を隠そう私、ちょっと気持ちが浮ついております」

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<こもり校長「なんでだよ!」>

COCO教頭「(笑) 聞いて。私に説明させてほしいの。浮ついてるというか、もうWhat's goin' on状態。
唐突に、ちょっと生徒のみんなに聞きたいんだけど、告白ってしたことある? 校舎の裏でとか、修学旅行の夜にとか、部活帰りとか、経験したことのある生徒はそれぞれのシチュエーションが頭に浮かんでいると思うんだけれども、私COCO教頭は今、地元箕面高校の前にあったデイリーヤマザキの赤と黄色の看板がnostalgic(ノスタルジック)に広がってます」

<こもり校長「なんでだよ!」>」

COCO教頭「最後まで聞いて(笑) 今日も、ある方がゲスト講師として一緒に授業を届けてくれるんだけど、生放送教室に迎え入れる前に、改めて私COCO教頭からみんなに伝えておくね。私、今日のゲスト講師の方に告って振られた過去があります(笑)1度告って振られたりすると、なかなか元の関係に戻りづらかったりとか、何ならもう、ちょっと恥ずかしくて…とか、怖くて二度と会わない、なんて子も多いと思うの。そんな間柄の人がこの状況で目の前に現れると思う? 思わなくない? 信じられなくない? この信じられない状況に私が今、置かれております。そのことを踏まえた上で、みんなには今日生放送教室に出席してほしい。だから気持ちが浮ついているの。1回じゃちょっと深呼吸させてもらいます。
…じゃ、お迎えしていきましょうか! 今夜のゲスト講師は…!
HEY-SMITH猪狩秀平先生!!!!!


♪ Say My Name / HEY-SMITH




COCO教頭「今日はどうなんだろうな。どっちで呼んでくれんのかな? 今日、のりりんって呼んでくれるか?」

猪狩先生「こんにちは、こんばんは、おはようございます、おやすみなさい、HEY-SMITHギターの猪狩秀平です!

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COCO教頭「YouTubeの入りと同じことされるんですね」

猪狩先生「そうですね。YouTubeの宣伝をできるだけしていきたいんで」

COCO教頭「(笑) 聞いていいですか? ゆっくり寝られましたか?」

猪狩先生「やっぱ顔むくんでますよね?」

COCO教頭「そうですね。ちょっと寝起き感がすごいなということだけはあるかなと思うんですけど」

猪狩先生「すいません。僕、聞きたいんですけど、さっきおっしゃってましたけど、教頭って呼べばいいんでしょうか? それか、のりりんって呼べばいいんでしょうか?」

COCO教頭「今日、のりりんでお願いしてよろしいですか?」

猪狩先生「ちょっと女の顔するのやめてもらえます?」

COCO教頭「してないし(笑)」

猪狩先生「のりりんでいいんですか?」

COCO教頭「全然いいです。それが猪狩先生…というか今日は私も“猪狩くん”でいかせてもらっていいですか?」

猪狩先生「はい。じゃ、のりりんでいかせていただきますね」

COCO教頭「お会いするの…実はめっちゃ直近でやってるんですよね(笑) 遡ること11日前、12日前か、ライブにも行かせていただいて。で、その翌日にちょっと高校の先輩も含めてお食事に行かせてもらったりって感じだと思うんですけど。何、笑ってんすか?(笑)」

猪狩先生「ちゃんとのりりんが仕事してるな思って。良かったね」

COCO教頭「ありがとうございます(笑) 嬉しい。今日は、のりりんの先輩ということで来ていただいてますけれども、ちょっと猪狩くんの高校時代の話とかもいろいろ聞いていきたいなと思うんですけど。20年前の出会いを経て、今こうやってお仕事一緒にさせてもらっている感じってどう思います?」

猪狩先生「マジでこんな感じの日が来ると思ってないし。のりりんがキャビンアテンドアテンダントを辞めるという選択。からの芸人さんになるという選択。それも信じられなかったし」

COCO教頭「いやいや(笑)」

猪狩先生「意味が分からなかったし」

COCO教頭「ずっと言ってますよね。意味分からへんって。でも、キャビンアテンダント辞めて芸人になるって時も、私は猪狩くんに相談させてもらいましたから。なので、猪狩くんの一言があって、背中を押してもらったってのがあって、今これが実現できているんで」

猪狩先生「あ、そうなんですか。私、背中押しました?」

COCO教頭「ゴリゴリ。なんなら蹴ってたと思います(笑)」

猪狩先生「そうですか(笑) それで今日。ちょっと感慨深いですね」

COCO教頭「ちょっとメモリアルな日になっていくと思うんですけれども。
改めて、HEY-SMITHのプロフィールを紹介させていただきたいんですけれども、HEY-SMITHは2006年結成の6人組パンクバンド。で、年間150本近くのライブを行い、自身主催のライブフェスも毎年開催するなど、生粋のライブバンドとして知られていまして。今、聴いている10代の生徒の中には、テレビアニメ『東京リベンジャーズ天竺編』のエンディングテーマ『Say My Name』、さっきかかってて一緒に聴いた曲で知ってるよって生徒も多いと思います

COCO教頭「そして、11月1日には6枚目のアルバム『Rest In Punk』をリリースされまして。こちらのお話は後ほどちょっと伺っていきたいんですけれども、今夜もそんなHEY-SMITHからギターの猪狩秀平先生に来ていただきました」

COCO教頭「高校時代、サッカー部で選手とマネージャーの関係だったじゃないですか。どうですか? 楽しかったですか?」

猪狩先生「何やねん(笑) 何なの、この甘酸っぱいBGM」

COCO教頭「これは、今日は甘酸っぱい感じでいきましょうと(笑)」

猪狩先生「(笑) どうなんでしょうね。歳が2つ離れてて。のりりんが1年生の時、俺が3年生やから。高校生の2つって結構差があるよね。逆にどう見えてたの?」

COCO教頭「ちょっと面白おかしい人たちだなって思ってました」

猪狩先生「3年生が?」

COCO教頭「3年生は自由な人が多かった」

猪狩先生「確かに」

COCO教頭「で、猪狩くん自身も自分の好きなことやってる感があったんで、すげー格好いいなって思ってましたよ」

猪狩先生「あ、そうなんや。ありがとうございます。確かに、みんな自由な人が多くて。地元に帰っても、ほとんどの人もちゃんと働いてないですもんね」

COCO教頭「その自由?(笑) どっちの自由?」

猪狩先生「めちゃくちゃ自由ですよ」

COCO教頭「まぁでも、楽しんで生きてらっしゃるって方が多いイメージですよね。で、我々の高校は残念ながら廃校になってしまったんですけども(笑)」

猪狩先生「俺、この間、通ってんけど。めっちゃでっかいマンションになってたで。切ないで」

COCO教頭「ちょっと学校の入り口の何か置いてるとかないんですか?」

猪狩先生「一切ない。跡形もない。チリにもなってない」

COCO教頭「チリにもなってない? 何もない?」

猪狩先生「何にもない。びっくりして。通ってた高校がなくなるって結構切ないなって」

COCO教頭「切ない。今、聴いてる生徒のみんなもホンマにめっちゃ切なくなるから、今楽しんで欲しいなって思って」

猪狩先生「そう。というか、高校って最高ですよ。一番楽しかった。だって俺、無遅刻無欠席の皆勤賞ですよ」

COCO「それ、私ホンマに未だに疑ってるんですよ」

猪狩先生「これがホンマやねん」

COCO教頭「一番休んでそうやけどな」

猪狩先生「やろ? 一番実は楽しかってん」

COCO教頭「(笑)」

猪狩先生「気だるそうに登校しといて、実は一番楽しかってん」

COCO教頭「しかも、応援団の団長とかもやられましたしね。体育祭の。だから、そういう時から前に立ってやってるイメージめっちゃあったんですけど。まぁお恥ずかしいことを、…お恥ずかしくはないか。愛の告白も私させていただきました(笑)」

猪狩先生「(笑) そういうの言うんですか?」

COCO教頭「私、NGないんですよ」

猪狩先生「NGないって言うか。僕の気持ちもあるじゃないですか」

COCO教頭「あ、そうやった(笑)」

猪狩先生「僕もされてる方なんで。そういう話もどんどんしていくもんなんですか?」

COCO教頭「していく。猪狩くんがええんやったらしていきたいなって風に思ってますけど」

猪狩先生「なるほどね」

COCO教頭「当時のこと覚えてます?」

猪狩先生「そこまで明確に覚えてないんですけど」

COCO教頭「じゃあ覚えてるとこだけ言ってもらっていいですか?」

猪狩先生「覚えているところは、何か不穏な空気を感じたんです、呼び出される時点で。で、“あれ? これ何かあるんかな?”って。で、コンビニの前に集合みたいな感じで呼び出されて。“あ、コンビニか”と思って、これは全然普通の話かなと思ったら、その時に告白されたんで。コンビニの前で立ち話で告白だと思わないじゃないですか。こっちもめちゃくちゃびっくりして。それはまず、シチュエーションを間違ってたよね」

COCO教頭「いや、ちょっと戦略ミスやな」

猪狩先生「あんなところで、いけるか」

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COCO教頭「(笑) さぁ、そんな猪狩先生と届けていく、今夜の授業は…」

猪狩先生「おいおい!(笑)」

COCO教頭「『お前の人生肯定してやる』!!!

COCO教頭「自分に自信を持てない生徒、何かに悩みを抱えている生徒、一歩踏み出すのためらっている生徒、いろいろあると思いますけれども、今夜は今を生きる君の話をたくさん聞いていきたいと思います。授業テーマにもなっている“お前の人生肯定してやる”ってフレーズは、猪狩くんが結構、普段のライブから言ってると言う」

猪狩先生「あ、言ってると思います」

COCO教頭「これはどういう想いからなんですか?」

猪狩先生「これは、最近、誹謗中傷とかSNSの広がりによって結構目立つようになってきて、悪い意見の方が目立つじゃないですか。で、自分が評価を受けるようなことをしたとしても、悪い意見って必ず付いてくると思うんですよね。で、100個いい意見があっても1個嫌な意見があったら、それを気にしちゃうというか。そういう世の中になってきたりしている中、“いや、そんなこと気にしないで、いい意見とかをどんどん取り入れて自分の自由とかを表現していってほしいな”ってことで、“お前の人生肯定してやる”って、結構言ってるかもしれないです」

COCO教頭「なので、今夜は私たち猪狩くんとのりりんに君の話を聞かせてほしいと思います!」

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のりりん♪
のりりん、めっちゃ大阪弁!
2人の雰囲気とってもステキやで!!
あと、のりりんちょっと緊張してます⤴︎?
バリカタ豚骨
ー/16歳/福岡県
2023-11-29 22:14


COCO教頭「わたす、緊張してます?」

猪狩先生「何か変やね」

COCO教頭「変すかね?(笑)」

猪狩先生「ちょっと変やで。いつもの感じでいこか。ちょっと敬語で喋っちゃってるから、緊張しちゃうんかな」

COCO教頭「でも、私いつもちょっと敬語じゃないすか」

猪狩先生「いや、そんな感じせえけどな」

COCO教頭「(笑) え、タメ語でいってました?」

猪狩先生「基本的には」

COCO教頭「じゃ、その感じでいきましょか」

猪狩先生「全然そうしよ」

COCO教頭「ありがとう。で、さっきもちょっと話しましたけど、高校時代、我々サッカー部つながりということで。猪狩くんサッカーをやってたイメージもあるんですけど、出会った時にもうゴリゴリギターをやってたイメージなんですよ」

猪狩先生「ああ、そうやと思う」

COCO教頭「ですよね。地元のライブハウスとか、キャパでいうたら170ぐらい?」

猪狩先生「そんぐらい」

COCO教頭「ですよね。そのライブにも招待してもらったりとかして、みんなでめっちゃ盛り上がってた記憶があるんですけど、そもそもこのギターとの出会いって何だったんですか?」

猪狩先生「小中学校ぐらいの時にドラムを始めて。最初はドラムがスタート」

COCO教頭「ドラムですか? 知らんかった!」

猪狩先生「ホンマに上級生を送る会とかで『コンドルは飛んでいく』とか、そう言うのを演奏するドラム」

COCO教頭「え、『コンドルは飛んでいく』でドラムあります?」

猪狩先生「あるある。そういう卒業式とかで叩くようなドラムが一番のスタートで。で、そういう時にミュージックステーションとか歌番組がやってて、バンドとかの人が出ているのを見て、“この人たちって演奏したり歌ったりしてお金をもらってんの?”って思って。“そんな職業サイコーちゃうん?”みたいな。そういう始まりで。ドラムはずっと高校生までやってたんだけど」

COCO教頭「独学ですか?」

猪狩先生「いや、普通にヤマハとか行ったり。で、高校生の時に、"オリジナルで曲作ってライブしたい!”ってなって、ギターを始めた感じ」

COCO教頭「その当時憧れてたアーティストとかっていらっしゃるんですか?」

猪狩先生「やっぱりHi-STANDARDかなぁ、日本で言うと」

COCO教頭「高校になってオリジナルで曲作りを始めたりとかする時に、なんでドラムで行こうとしなかったんですか?」

猪狩先生「ドラムって伴奏楽器じゃないのよ。ドラムって打楽器で、トンドゥンドゥンっていう音が鳴ってて、やっぱり作曲をするとなると伴奏が必要で、コードが必要。ギターとか鍵盤とか、そういう音階があるものを楽器としてやらないと、1つはできないと作曲するのはちょっと難しいな、というところで、“よし、ギターを始めよう”と」

COCO教頭「えー、初めて聞きました(笑)」

猪狩先生「意外と音楽を真面目にやってるんすよ、私(笑)」

COCO教頭「(笑) もちろん存じ上げておりますけれども。そのギターと出会って、“何か人生変わったな”みたいな、“俺の人生最高だぜ”みたいな瞬間ってあったんですか?」

猪狩先生「やっぱり思った通りっていうか、“この人達、歌って騒いでお金貰って、人生最高そうやな”と想像しててんけど、そのまんまやったね。ホンマにバンドをやって自分が生活して、めっちゃ思うねんけど、ホンマにそのまんま。騒いで、お酒飲んでイエーイって言って生活してるって感じで、ホンマにやって良かったなって感じ」

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COCO教頭「なんかでも、そのイメージずっとあります。高校の時から好きなことやって、でも体育祭の打ち上げの時とかみんなでジュース飲んだり、みたいなことをやってて。何かその“楽しい”を、ずっと生き甲斐じゃないですけど、全力で楽しんでいるのが猪狩くんというイメージあるんで」

猪狩先生「体育祭の打ち上げ懐かしいね」

COCO教頭「懐かしいですね(笑)」

猪狩先生「すごく懐かしい」

COCO教頭「でもあんまり、言えることと言えないことがあると思うんで(笑)」

猪狩先生「私は言えることしかしてません」

COCO教頭「本当ですか。ではいきましょうかね。
今夜のSCHOOL OF LOCK!の授業は…『お前の人生肯定してやる』!!!

COCO教頭「さっそく聞いていきたいと思いますよ」

猪狩先生「ちょっと緊張するね」

COCO教頭「でしょ。でも、そのままでいいので」

猪狩先生「分かりました」

いそんこ 東京都 16歳

COCO教頭「学年は?」

いそんこ「高1です」

COCO教頭「聞いたところによると、ヘイスミのファンなんでしょ?」

いそんこ「大好きです!」

猪狩先生「え、そうなん?」

いそんこ「めっちゃ好きで、この間『Rest In Punk』の初日行きました」

猪狩先生「ありがとう」

いそんこ「かなすさんのど真ん前ぐらいで見てて」

猪狩先生「そのチケット代でめっちゃおいしいお酒飲んだわ」

COCO教頭「(笑)」

いそんこ「それは良かったです」

猪狩先生「ありがとうね」

いそんこ「こちらも、そのチケット代でめちゃくちゃ楽しませていただいたんで」

COCO教頭「win-winですよ」

いそんこ「誰も損してない」

猪狩先生「ありがとう」

COCO教頭「いそんこ、優しい。確かに誰も損してないな。いそんこはHEY-SMITHとの出会いって何やったん?」

いそんこ「元々、Hi -STANDARDとかが好きで。で、メロコアバンドをいっぱい聴きたいと思って、有名なところから聴いていってて。で、たぶん最初はサブスクで流れてきて、『Buffalo Soldier』とかが先だったんですけど、パンクの音にラッパが入っていてめちゃくちゃ興奮して。それが出会いですね」

猪狩先生「ありがとう」

COCO教頭「最新アルバム『Rest In Punk』聴いた?」

いそんこ「もちろん。もう何周聴いたか」

COCO教頭「好きな曲、何?」

いそんこ「自分もハイスタ大好きなんで、『Rest In Punk』が」

猪狩先生「嬉しいね」

COCO教頭「すごいことですよね。部活の影響を結構受けてるんやんな?」

猪狩先生「え?」

いそんこ「そうです。HEY-SMITHを聴いて管楽器の格好良さに気づいて、高校1年で急に吹奏楽部に入りました」

猪狩先生「そうなんや」

いそんこ「で、その各パートの人たちとちょっとずつ仲良くなって、今トランペットとテナーサックスとトロンボーンと一緒にバンドやろうぜってなりつつあります」

猪狩先生「めっちゃええやん。最高」

いそんこ「それがめっちゃ楽しみですね。ヘイスミのコピーとかできたらいいなって」

猪狩先生「ぜひぜひ」

COCO教頭「で、そのバンドとかを始めるとなって、楽しそうな話聞かせてもらってるなって感じなんやけど、今日はどういう話を猪狩くんとしていきたい?」

いそんこ「今始めようぜと言っているバンド以外に、元々スリーピースでバンドやってて。ギターの子とをドラムと俺がベースボーカルなんですけど。今まで文化祭とか地域のイベントにカバーとかで出てみたりしてたんですけど、『ハジマザ』(HAZIKETEMAZARE FESTIVAL)のDVDの“バンドやろうぜ!”って言ってる猪狩さんを見て、本当にバンドをしっかりやりたくなって。
ライブハウスとかに出たいんですけど、でも、いい曲を作れなくて、人前に立つ自信がなくて。ライブハウスに出たりして、バンドの世界に足を突っ込むことに対して応援してほしい

猪狩先生「なるほど」

COCO教頭「いそんこがオリジナル曲に自信がないってのは何でなん?」

いそんこ「自分で、軽くギターとベース弾いてドラム打ち込んで。で、メンバーに渡してみたりして」

猪狩先生「え、もうそんなんできんの? すごいやん」

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いそんこ「もう本当に簡易的にやつですよ。iPadで。それをメンバーに渡した時に、メロコアを通ってるのが俺だけなんですよ。パンクはみんな好きなんですけど。あと、セックスピストルズみたいな古いパンクはみんな好きなんですけど。ハイスタ以降のパンクを誰も通ってなくて。だから、メロディックさが後のメンバーに受け入れられなかったりして、若干のそこで音楽性の違いで、“こんな曲やんの?”みたいになったりして。で、メンバーに酷評されたりして。“ダメかなぁ”ってなりつつあるっていう」

猪狩先生「そいつらが作る曲はどうなん?」

いそんこ「全然作ってくれないですね」

猪狩先生「あ、じゃそいつの意見なんて聞く必要ないね」

いそんこ「(笑) いやいや、バンドである以上、全員がOK来たものを出したいっていうのがあるんで」

猪狩先生「たぶん今日話せる時間が限られてるから、ズバズバ言うけど、やっぱ作ったりしないとその曲の良さって気付けないもので、作らない人にどうやったらいい曲を作れるかを問うことはもう無理やから」

いそんこ「無理ですね」

猪狩先生「うん、無理。だから、その人がいいという曲をいそんこが作ろうとすることは、めちゃくちゃいいことやねんけど、そいつらは曲作れないわけやから、そいつらがやれないっていう曲をやらないってしなくていいと思う」

いそんこ「もう無理やりってことですか?」

猪狩先生「まずやってみないと分からんやんね。あと、まずやってみたり、リリースしてみたり、ライブハウスでやってみたりして、本当に反応が悪いんやったら、じゃあそん時に考えればいいねんけど。やる前にメンバーにNOって言われたからやめちゃうっていうのはもったいない」

いそんこ「なるほど、確かに」

猪狩先生「サブスクとかに上げたら、そのメンバーの2人以外の何10億人とかが聴いてくれるわけやんか。だから、その人たちの評価を受けてから考えた方がいいんちゃう?」

いそんこ「確かに。周りの目というか、自分たちのメンバー以外の部分からの」

猪狩先生「うん。だって、そのメンバーも今まで売れたことないから」

いそんこ「まぁそうですね」

猪狩先生「そんな人の音楽を評価できるような立場にないから」

COCO教頭「確かにな(笑)」

いそんこ「めっちゃ納得しました(笑)」

COCO教頭「いそんこは、どんなバンドマンになりたいみたいな何かあるの?」

いそんこ「もうとにかくライブがかっこいいバンドですかね。でも、そのライブが格好いいっていうためには、いい曲がある必要があるし、カバーばかりでは絶対ダメだと思うし」

猪狩先生「そうやね」

COCO教頭「そっか。だからオリジナル曲に今こだわってるのって、やっぱそういうところなんや。カバーだけだと…っていうのがあるんや?」

いそんこ「そうですね」

猪狩先生「俺、それはものすごくいいことだと思う」

いそんこ「ありがとうございます」

猪狩先生「オリジナル曲でライブハウスに出たら、いいんちゃう?」

いそんこ「今あるやつってことですか?」

猪狩先生「うん。何曲あるん?」

いそんこ「ちゃんとフルでできてるのがまだ2曲くらいで。あと断片的に1番だけとか、AメロBメロだけでいくつか、みたいな感じです」

猪狩先生「それを5曲ぐらいにして、で、2曲ぐらいカバーを入れて、7曲ぐらいでライブしてみたら?」

いそんこ「確かに7曲あったら、40分尺ぐらいはいけますよね」

猪狩先生「30分で十分やと思う」

いそんこ「1曲が長くないから、30分。確かに」

COCO教頭「今、大好きな猪狩くんからのアドバイスを受けてどう?」

いそんこ「なんかもう、できるんじゃないかって(笑)」

COCO教頭「(笑)」

猪狩先生「絶対できるよ。だって、高1の時点でベースとギターを弾けて、ドラムを打ち込めるんやんね?」

いそんこ「そうですね。本当に簡易的ですけど。そんなに上手くないです」

猪狩先生「それはすごいことやで。で、しかも管楽器吹けるんやろ?」

いそんこ「いや、管楽器はマジでできないですね」

猪狩先生「これからって感じ?」

いそんこ「いや、俺やもコントラバスなんですよ。ベースとチューニング一緒だから、今までやってきたものが使えるかなって」

猪狩先生「そういうことね。でも、それはすごくいいことで。既にオリジナル曲を書けてるわけやんか。で、それを書いていけば書いていく程、“あ、このメロディーが曲にとってはおいしいんや”とか、“このギターリフがこの曲のおいしい部分なんや”とか、人って全員ポップみたいな脳味噌を持ってて、それぞれの人が持ってるポップ感みたいなのがあんのよ。意味分かる?」

いそんこ「何となく分かります」

猪狩先生「何か知らんけど、ビートルズのメロディってみんな好きとか、そういう感じのみんなが持ってるポップ感というものを、曲を作れば作るほど分かってくるはずなのよ」

いそんこ「確かに、何もやってなかった時より、今の方が、この人こういうメロディ書きがちやなとか、健さん(ハイスタ・横山健)のギターは半音使いがちやなとか」

猪狩先生「それそれ! 君分かってるね」

いそんこ「(笑)」

COCO教頭「すごいやん(笑)」

猪狩先生「例えば、G、A、D、Bmとかっていく時に、Bmにいく前に半音を入れたりするやん」

いそんこ「そうですね」

猪狩先生「そこで、半音のソロ1個低い音とか入れたら、“この音気持ちいい”ってなるやろ?」

いそんこ「なりますね」

猪狩先生「それ。それがめっちゃおいしいとかいうことで、それを理解してる時点で君はもうセンスあるね」

いそんこ「ありがとうございます!」

猪狩先生「いけるわ。頑張って! バイバイ〜」

COCO教頭「頑張ってな」

いそんこ「え、あ、そんな急に!」

猪狩先生「(笑)」

いそんこ「(笑)」


♪ Rest In Punk / HEY-SMITH




COCO教頭「11月1日リリースのHEY-SMITH6枚目のアルバム『Rest In Punk』。5年ぶりのアルバムですけども、私めっちゃ久々にちゃんとHEY-SMITH聴いたって感じします」

猪狩先生「めっちゃありがとう。その話をめっちゃしたいねんけど、さっき、いそんこの電話の切り方ってあんなんで良かったん?」

COCO教頭「(笑) もうさっきのバイバ〜イ!で全然大丈夫です」

猪狩先生「いそんこ、“え、あ〜!”とか言ってなかった?」

COCO教頭「(笑) あれは、たぶん電波にのまれていきました」

猪狩先生「(笑) 吸い込まれていったよね」

COCO教頭「全然OKですね」

猪狩先生「いそんこ、頑張ってな」

COCO教頭「応援してるよ、いそんこ。で、私、個人的な好きな曲って言っていいですか。『Fellowship Anthem』めっちゃ好きですよ。HEY-SMITHっぽいというか、猪狩くんっぽいなってめちゃ思ったんですよ」

SCHOOL OF LOCK!


猪狩先生「嬉しいね」

COCO教頭「猪狩くんの何を知ってんねんって話ですけど」

猪狩先生「ホンマにな」

COCO教頭「(笑) けど、飲み会とかで1人の子がいた時とか、結構最初に気付くタイプじゃないですか」

猪狩先生「何それ?(笑)」

COCO教頭「今あの子喋ってないなってなったら」

猪狩先生「そんなんしてます?」

COCO教頭「してます。ちゃんと仲間に入れてあげようみたいなのがあるから」

猪狩先生「(笑)」

COCO教頭「あと、“Just sing it out”のメロディーがなんかちょっと南国っぽくて、猪狩くんぽいなって」

猪狩先生「なるほど。嬉しいですね」

COCO教頭「今回のアルバムってどういう想いを込められたんですか?」

猪狩先生「『Rest In Punk』っていう言葉って、たぶん存在しないと思うねんけど、Rest in peaceから勝手に作った言葉やねんけど、自分のパンク人生全てを投げ打って作った感じで。さっき言ってた俺の好きなHi -STANDARDのドラマーのTツネさん(恒岡章)という方が今年亡くなられて。それきっかけでものすごくいろんな自分の感情の変化があって。
で、自分はバンドをするって決めてて、バンドは表現者やと思ってるんで、そういう辛いこととかちょっと受け入れがたいこととかも全部曲にして全部表現していこう、という意志の表れというか。むしろ、そういうことをしておかないと、そういう大切な人を失った事実をなかなか受け入れられないから。曲を演奏したり、歌うことによって(気持ちを)上げていこう、みたいな。そういう気持ちが結構入ってるかな」

COCO教頭「このアルバムを聴いて、きっとたくさんの10代の生徒とかも受け取るものがあると思うんで、引き続きいろんな生徒からのメッセージを待って、色々話をしていきたいと思います」


♪ STARRY NIGHT / Hi-STANDARD


COCO教頭「猪狩くん、11月16日にZepp ShinjukuからスタートしたRest In Punkツアー、私も横浜のライブ行かせていただきまして。今言うことじゃないかもしれないですけど、やっぱライブしてる時が一番かっこいいです(笑)」

猪狩先生「ありがとうございます。それは嬉しいですよ」

COCO教頭「100人キャパでやってた20年前の頃を知ってるから、20年の時を経て、レジェンドバンドのVOODOO GLOW SKULLSですか」

猪狩先生「アメリカのね」

COCO教頭「LAからゲストに呼んで、一緒にライブしてるっていうの、やっぱかっこいいの一言でした」

猪狩先生「ありがとうございます」

COCO教頭「ただ、ちょっと1個だけ気になったんですけど、全部英語じゃないですか。私の記憶上では、あんまり猪狩くんが英語できるイメージなかったんですけど」

猪狩先生「確かに、お互いめちゃくちゃ偏差値の低い高校やったからね」

COCO教頭「あんまり言わんでいいかな(笑) めちゃめちゃ低いとこではあったんですけど。なんでこんな英語で歌えるんですか?」

猪狩先生「これは単純に、洋楽が結構好きで、そこから歌い回しを勉強したり。あと、大きかったのは普通に外国語大学に行ったから」

COCO教頭「そうですよね。でも、短大じゃないですか。そんなにガッツリ英語を学んでたって記憶も私にはなくて(笑)」

猪狩先生「そっか。意外と英語だけは真面目に頑張ってた。あと、外国の人しか好きになれない時期があって。常に外国人の人と一緒にいる時期がありまして。それで結構磨かれたかなというのがあります」

COCO教頭「やっぱ一緒にいる人、外国人というのが一番早い」

猪狩先生「一番いいですね。結構それで問題になったこととかもあったんですけど」

COCO教頭「なかなか言えることと言えないことはあると思うんで(笑)」

猪狩先生「全然あり。この話、喋っていい?」

COCO教頭「全然いいですよ」

猪狩先生「楽屋で、1人の外国人の人を招待してたの、とあるフェスティバルで。で、楽屋に戻ったら外国人の人が3人いまして。で、3人とも俺知っている人なんですよ。過去に仲良かった人たちで、3人とも。で、メインで呼んでいた方に、“え? な、なんで3人?”って言ったら、何かその会場で仲良くなって、“何で来たん?””猪狩見に来た”“え? どういうこと?”ってなって。言うたら、3対1のものすごい修羅場になってしまったんですよ」

COCO教頭「やってんな(笑)」

猪狩先生「ヤバすぎて。で、英語で怒鳴り散らされましてね。で、“どうしよう?”と思って。でも、これ3人とも仲直りすることはもうできないですから」

COCO教頭「完全にキャットファイトですからね」

猪狩先生「(笑) 無理なんで、“はい、分かりました。私が全部悪かったです。悪いんですけど、誰が一番最初に私のことを許してくれるんですか?”と問いたんです。そしたら、ある1人の外国人の人が“私はすぐに許せる”と言ったから、“よし一緒に帰ろう!”って言って帰りました」

COCO教頭「最悪(笑)」

SCHOOL OF LOCK!


猪狩先生「(笑)」

COCO教頭「残り2人どうすんねん」

猪狩先生「そうやって、私は英語を学びました」

COCO教頭「知らん知らん(笑) すごい学び方やったな〜」

猪狩先生「あれが一番良かったですね」

COCO教頭「修羅場を乗り越えて英語で」

猪狩先生「でも、この学校でCOCO教頭も何か歌ってるんでしょ?」

<COCO教頭「お願いします〜♪Time After Time…」>

猪狩先生・COCO教頭「(笑)」

猪狩先生「発音いいですね。F良かったです」

COCO教頭「F良かったですか(笑) これガチで恥ずかしいやつ…」

猪狩先生「何やってんの?」

COCO教頭「分からんです、もう。なんで、こうなったんかな」

猪狩先生「あ、mもいいですね」

COCO教頭「いいですか(笑)」

猪狩先生「mの時に口を噛んだり、LiSA先生の時にベロの後ろが見えたりするやん。俺、女の人のあれ、すごい好きなんです」

COCO教頭「気持ち悪(笑)」

猪狩先生「(笑)」

COCO教頭「猪狩秀平、気持ち悪(笑) 何してんの? でも、これどうですか? 聞くのも、ちょっと私恥ずかしかったんですけど。まあ猪狩くんとは何回かカラオケも行ったことあると思います。今回の私の歌声、どうですか?」

猪狩先生「ふざけているとしか思えないです」

COCO教頭「ふざけてましたよね(笑) まぁちょっと特殊な感じやったんで」

猪狩先生「何か発音がすごく良くて、めっちゃおもろいです」

COCO教頭「(笑) じゃ、結果おもろかったってことで」

猪狩先生「おもろいはおもろかったですね。こうはなりたくないなと思いましたけど」

SCHOOL OF LOCK!


COCO教頭「いやいや、最後それ言わんでいいのよ。じゃ、それで終わらせてもらって(笑) いきますよ。SCHOOL OF LOCK、今夜の授業は…!
『お前の人生肯定してやる』!!!

ギター横目にエアギター 鳥取県 16歳

COCO教頭「学年は?」

ギター横目にエアギター「高校1年生です」

COCO教頭「HEY-SMITH先生来るから、今日久々に学校来てくれたんだよね?」

ギター横目にエアギター「はい」

猪狩先生「あ、そうなんや」

COCO教頭「好きなんだ?」

ギター横目にエアギター「好きです」

猪狩先生「(笑)」

COCO教頭「しっとりと好きです、いただきましたけれども(笑)」

猪狩先生「ありがとうございます」

COCO教頭「今日、何の話してく?」

ギター横目にエアギター「僕は好きなものを好きだって胸を張って言うことができないので、そんな自分を肯定してほしいです

猪狩先生「なんで? 例えばどういうこと?」

ギター横目にエアギター「例えば音楽で、僕はすごくロックが好きなんですけど、周りがJ-POPとかK-POPとかの話をしてて、そこで自分が、あまりみんなが手を付けてないジャンルとかの話をしてしまうことによって、ちょっと浮いてしまうんじゃないかとか、考えてしまうんですよ」

猪狩先生「そういうことか。でも、浮いたら、逆にその話題の中心になれたりしない? 誰も知らんから、浮くって逆にそれが目立つ要因になっていい感じなんじゃないの?」

ギター横目にエアギター「おぉ」

COCO教頭「お」

猪狩先生「え? お前、なんやねん」

COCO教頭「こらこら、きついぞ(笑)」

猪狩先生「そうでもない?」

ギター横目にエアギター「そうですね」

COCO教頭「え、ギター横目にエアギターは、好きなことを好きって言えない時、例えばどういうシチュエーションで一番困るなってなる?」

ギター横目にエアギター「カラオケとかですかね。みんなが知ってる音楽とかを歌っておかないとというか、その場の雰囲気とかを変えちゃうんじゃないかっていう」

猪狩先生「何やそれ」

一同「(笑)」

SCHOOL OF LOCK!


COCO教頭「ほんで?」

ギター横目にエアギター「なので、気を遣って、最近の流行ってる曲を歌ってみたりしちゃう自分がいます」

猪狩先生「それは全然いいと思うで。やっぱみんなで楽しみたいってことやん。みんなが楽しめるように、その選曲にしちゃうってことやんな」

ギター横目にエアギター「はい」

猪狩先生「それは全然アリやと思う。で、もしその中でさらにロックを歌いたいってなったら、ゴリゴリのロックいきなり歌うんじゃなくて、ポップスとか好きな人もこのロックなら好きなんじゃないかなっていう絶妙なライン攻めてみるとか、そういうのどう?」

ギター横目にエアギター「例えばどういう感じがいいと思いますか?」

猪狩先生「知らん〜!」

COCO教頭「知らんのかい!(笑) でも、ギター横目にエアギターはなんで自分が本当に好きっていうこと隠してると言うか、言えないの? 何か嫌な思い出とかあるん?」

ギター横目にエアギター「ちょっと前に自分が好きな音楽とかの話をした時に、自分はロックが好きだって言ったんですけど、“え〜”“お前、マジ?”みたいな感じのリアクションをされてしまったのが、ちょっとトラウマじゃないですけど」

COCO教頭「それは友達に言われたん?」

ギター横目にエアギター「はい」

COCO教頭「で、そういうトラウマがあるから、ちょっと自分が本当に好きなものをなかなか言えないなって感じなん?」

ギター横目にエアギター「はい」

COCO教頭「否定されるのはちょっと嫌かもしれへんけど」

猪狩先生「そんなこと気にしなくていいんじゃないの。だって、めちゃくちゃ仲良い友達だって、好きなラーメンの味違うで。だから、別に好きな曲一緒じゃなくてもいいんじゃない?」

ギター横目にエアギター「なるほど」

猪狩先生「そんなに否定されたり、この音楽が好きじゃないって言われたって、その友達との関係壊れないし、“違うもの好きなんや”で、“俺こいつ大好きやし”で全然それでいいと思うよ」

ギター横目にエアギター「あ〜」

猪狩先生「と言うか、違うものが好きやから、女の趣味とかも違うから、そいつの方がいいんちゃう? 友達にしといた方が」

ギター横目にエアギター「(笑)」

COCO教頭「かぶらなくていいってことですよね」

猪狩先生「うん。女の趣味でかぶったら最悪やで」

COCO教頭・ギター横目にエアギター「(笑)」

COCO教頭「それはあるか」

猪狩先生「好きなものを好きって言って、“え、それあんま好きじゃない”って言われて、“え、でもこの辺がいいねんで”っていう話ちょっとするやんか。で、それでも“いや好きじゃないねん”と言われたら、“あそっかそっか。俺は好きやけどな”でいいと思うねん。自分は好きって気持ちは自分の中で置いといて。だからと言って、そのお友達が嫌いとか、そういう問題じゃないし、音楽のこの曲ってとこでは違う趣味やったんやけど、そいつのことは大好き。全然それでいいと思うよ」

ギター横目にエアギター「あ〜。確かに」

COCO教頭「ギター横目にエアギターは、たぶんいろんなところに気を遣って、優しさもあってなかなか言い出しづらかったと思うけど、今の猪狩くんの話を聞いてみて、どう?」

ギター横目にエアギター「すごくいい考え方だと思ったので、これは刺さりましたね」

猪狩先生「ホンマ?(笑) え、終わったん?」

COCO教頭「いや、まだですけど(笑) でも、無理矢理そんな好きにさせる必要もないってことですもんね?」

猪狩先生「そうそう。で、俺もう1個言いたいのは、その大好きな人たちのコミュニティに入るというのもあるよ」

ギター横目にエアギター「あ〜」

猪狩先生「俺ロック好きやけど、BLACKPINK好きやねんやんか。BLACKPINKって K-POPやんか。で、バンドの仲間とかは、やっぱバンドの音楽が好きやから、BLACKPINKの話ってなかなかできないねん。やねんけど、俺、BLACKPINKのファンのオフ会みたいなやつに行ったことあんのよ」

COCO教頭「トレーナー着てたことあるしな」

猪狩先生「(笑) そしたらBLACKPINKのこと好きの人ばっかりがいて、めちゃくちゃ話せてんやんか。だから、今真横にいる友達とは一緒にまた違う楽しみ方をして、自分の好きなロックばかり聴いているようなコミュニティが絶対あるから、そこに自分で飛び込んでみて、そいつらと話してみたらまた面白いかもよ」

ギター横目にエアギター「分かりました。あ〜」

猪狩先生「あ〜って(笑)」

COCO教頭「今の猪狩くんのアドバイスを受けて、一言言っとかへん?」

ギター横目にエアギター「最高のアドバイスをもらえたので、いろんな考え方を持っていろんなコミュニティに飛び込んでいきたいと思います

COCO教頭「よく言った」

猪狩先生「イエーイ」

COCO教頭「応援してるからね」

ギター横目にエアギター「はい」

COCO教頭「電話ありがとう」

ギター横目にエアギター「ありがとうございました」

猪狩先生「バイバーイ」


♪ Fellowship Anthem / HEY-SMITH


だーーーいし 愛知県 17歳

COCO教頭「学年は?」

だーーーいし「高3です」

猪狩先生「YO!」

COCO教頭「YO、高3、受験生」

だーーーいし「YO!」

COCO教頭「めっちゃノリいいやん(笑) 職員からの調査によると、HEY-SMITHが大好きなんでしょ?」

だーーーいし「めちゃくちゃ大好き」

猪狩先生「だーーーいし、YO!」

COCO教頭「言いたいだけやん(笑)」

だーーーいし「YO!」

猪狩先生「じゃ、またね〜」

COCO教頭「いやいや! ちゃいますよ!」

猪狩先生「ありがとう。バイバーイ」

だーーーいし「(笑)」

COCO教頭「早いな(笑) こんな感じやけど、今日は猪狩くんがたくさん話を聞いてくれるそうなんですけど、何を話してく?」

だーーーいし「東京に住んで、猪狩先生のライブを見るために、今、受験勉強を頑張ってるんですよ。エールをほしいなって

COCO教頭「今、受験勉強真っ只中やんな?」

だーーーいし「そうですね」

COCO教頭「今どういう状況なん?」

だーーーいし「10月前くらいまでは、ずっとE〜D判定で」

COCO教頭「第1志望の大学が?」

だーーーいし「そうですね。で、ちょうどHEYのアルバム出た時に『You Are The Best』を聴いて。で、めっちゃやんなきゃなってなって、A判定取った」

猪狩先生「マジ? すごいやん」

だーーーいし「はい。でも、高校の偏差値が大学よりも結構低くて、もうちょっと滑り止めで下の大学を受けなさいみたいな」

猪狩先生「なるほどね」

だーーーいし「で、受かるのかなって不安で」

COCO教頭「でも、EとかD判定だったのが、Aだったんやろ。やばすぎるやん」

猪狩先生「すごいやん」

だーーーいし「(笑)」

COCO教頭「すっごくアップしてるやん」

だーーーいし「それも偶然なんじゃないかと思って」

COCO教頭「あ、試験の時の自分に問題が合う合わないとかも結構あったりするもんな」

だーーーいし「そうですね」

COCO教頭「不安なのは分かるけど。でも、自分の気持ちとしてはどうなん?」

だーーーいし「絶対受かりたいんで。でも模試って、もう受験までないんですよ。なので、あとは結果が返ってくるだけなんで、その後の判定がDとかEだったら、最悪だなって」

猪狩先生「一番優先することは受かることなの? 一番優先することは何?」

だーーーいし「東京に行くことですね」

猪狩先生「なるほど。それは、今の第1志望の大学は東京?」

だーーーいし「そうですね」

猪狩先生「滑り止めとかのレベルにすると、東京じゃないの?」

だーーーいし「いや東京です」

猪狩先生「あ、そうなんや。じゃ、どちらにしても東京に行くって夢は叶うんや」

だーーーいし「はい」

猪狩先生「ほな、どっちでもええやん」

だーーーいし「そうなんですか(笑)」

猪狩先生「どっちでもええやろ」

だーーーいし「でもやっぱ、キャンパスが第1志望の大学だけに結構立地がいいんですよ。いろんなところに移動ができる感じなんで。やっぱライブ行ったりすると立地がいい方がいいじゃないですか」

猪狩先生「なるほど。たぶん大学行くわけやんか。一番優先するべきことは、大学で何を学ぶかということだから、一旦立地の話を無視していい?」

だーーーいし「はい」

猪狩先生「何を学ぶかが一番大事で、ハイレベルな大学に入ったからといって、学ぶものが素晴らしいかといったら全然違う話で。どっちの大学に行っても、結局だーーーいしがどれぐらいその物事に打ち込むかという話だと思うねやんか。だから、その受かる瞬間、今イメージしちゃうと思うねんけど、大学を卒業した時に自分がその勉強した分野でどういうものをやっていくかってことを想像しながら、今は勉強したり、受験した方が俺いいと思うねんな」

だーーーいし「はい」

猪狩先生「結局何をやるかってとこだから、どこにあるとか、そのレベルがどうとか、たぶんあんま関係ないから。大学に行くということを優先するんやったら、俺は別に滑り止めのレベルにしてもいいと思うよ。で、行って、そこでめちゃくちゃ勉強すればいいから。どう?」

SCHOOL OF LOCK!


だーーーいし「めっちゃいいです(笑)」

猪狩先生「(笑)」

COCO教頭「だーーーいしは、この先HEY-SMITHのツアーとかライブとか、行く予定ある?」

だーーーいし「ファイナルシリーズの名古屋の東京に」

COCO教頭「あ、両方?」

猪狩先生「名古屋と東京。ありがとう」

だーーーいし「むちゃくちゃ楽しみです(笑)」

COCO教頭「東京の方やったら、猪狩くん大学受かって会える可能性もあるってことやもんね」

猪狩先生「いや、別に俺は会わないけどね」

だーーーいし「え〜(笑)」

猪狩先生「やっぱそのステージの上と下の関係やから」

COCO教頭「(笑) そこはちゃんとしてんねん(笑)」

猪狩先生「そこははっきりしてるから(笑)」

COCO教頭「でも、だーーーいし的に、ちょっと今モヤモヤ取れたりした?」

だーーーいし「結構第一志望にこだわらなくても」

猪狩先生「うん。いいと思う。今、何の勉強してんの?」

だーーーいし「行きたい学部は経済」

猪狩先生「あ、それやったら余計に自分が経済にまず片足突っ込むことが大事だと思うから。まず大学入ったら、勉強のことも大事だけど、まず起業してみるとか、そういうことをやっていった方が絶対に経済は学べると思うね」

だーーーいし「はい」

猪狩先生「そう。起業できるから、俺18ぐらいで起業したで」

COCO教頭「え?(笑)」

だーーーいし「そうなんですか?」

猪狩先生「せやねん」

COCO教頭「知らん(笑)」

だーーーいし「全然知らなかったです」

猪狩先生「そうなんですよ。できるできる。だから、そうやって大学で学ぶことも大事やねんけど、経済という社会で学ぶことの方がすっごく多いから。その現場に行くのがすごく大事。だから、そういうのやってみたら?」

だーーーいし「はい」

猪狩先生「それとか、100円からできる投資とかもあるから、そういうのをやってみて、“ああ、お金ってこんな風に変化するんや”ってのを実際に味わう」

だーーーいし「はい」

猪狩先生「たぶん先生からいろんなことを教えてもらえるとは思うねんけど、結局自分がやってみないと分からないから。そういうのをやるというのはどうですか?」

だーーーいし「めっちゃいい」

猪狩先生「やってみ」

COCO教頭「うん。未来をより見据えた方が受験もきっとうまくいくと思うから。受験勉強に受かる合格するっていうのももちろん大切やけど、猪狩くんが言ったみたいに、もっと未来の自分を見据えてやってみるとみたらいいと思う」

だーーーいし「はい。ありがとうございます」

COCO教頭「応援してるからね」

猪狩先生「だーーーいし、めっちゃでっかい会社になって俺らのスポンサーになってな」

COCO教頭「(笑)」

だーーーいし「もちろんですよ」

猪狩先生「よろしく〜」

COCO教頭「ありがとね」

だーーーいし「ありがとうございます」

COCO教頭「頑張ってね」

猪狩先生「頑張って〜」

だーーーいし「はい、頑張ります!」

COCO教頭「じゃ、黒板。チョーク持つのって、いつぶりですか?」

猪狩先生「めっちゃ懐かしいね(笑)」

COCO教頭「そして、私、猪狩くんの字を見るの、初めてかもしらん(笑)」

猪狩先生「(笑)」



今日の黒板


SCHOOL OF LOCK!


『You're the best』

猪狩先生「“お前は最高やで”ってことです!」


♪ You Are The Best / HEY-SMITH


COCO教頭「SCHOOL OF LOCK!そろそろ下校の時間です!」

猪狩先生「お疲れ様でした〜」

COCO教頭「猪狩くん、ありがとうございました。どうでしたか?」

猪狩先生「めちゃくちゃ貴重な時間やったな。こういう高校生10代の人と喋るのすごく楽しい」

COCO教頭「よかった」

猪狩先生「で、この人らの未来は今からいろんなことがあるねんなと考えたら、羨ましくもあります」

COCO教頭「何かズバっと言う感じ、全然変わってないなって(笑)」

猪狩先生「昔からたぶんそうやったんかな?」

COCO教頭「昔からそうやったし、何も変わってなくて嬉しかったです」

猪狩先生「(笑)」

COCO教頭「ただ、やっぱ口だけはいつも悪いから」

猪狩先生「すませ〜ん!」

COCO教頭「いいんですよ。口悪いけど、ちゃんと言葉に愛があるから。今日、電話してた、いそんことか、ギター横目にエアギターとか、だーーーいしとかも、その愛ある言葉に背中を押されたんじゃないかなってめっちゃ思います」

猪狩先生「いや、ホンマに頑張ってほしい。ホンマこの曲そのもので、“マジでお前の人生最高”って本気で思ってて、俺、これ自分の人生にも思ってるから。マジで今日話した3人は自分の人生最高にしていってほしいです」

COCO教頭「では、ちょっと最後、一緒にやる伝統行事があるんで。最後に挨拶っていうのをやっていきたいんですけど、絶対に噛まないように言ってくださいね」

猪狩先生「何?」

COCO教頭「(笑) いきますよ。SCHOOL OF LOCK!は、明日夜10時に再び開校!」

COCO教頭「起立! じゃ、最後、猪狩くんとのりりんと一緒に最後の挨拶いきましょう! 礼!」

COCO教頭・猪狩先生「また明日〜〜〜〜〜〜!!!!」


♪Be The One / HEY-SMITH


COCO教頭「こういう感じです(笑)」

猪狩先生「なるほど。了解で〜す。終わり?」

COCO教頭「まだ、これ(放送に)乗ってるんですよ」

猪狩先生「まだ乗ってるのかい! びっくりした! そうなんや」

COCO教頭「(笑)」

SCHOOL OF LOCK!



COCO教頭の放送後記

変わらない口の悪さと愛情深さ
変わってなくてサイコーなパイセンだったな♡

この後記の放送を聴く

聴取期限 2023年12月6日(水)PM 10:00 まで

Music 2023.11.29 PLAYLIST

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HEY-SMITH猪狩秀平&COCO教頭 高校の先輩後輩がラジオ対談「愛の告白もさせてもらいました」

ラジオの中の学校、TOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」(月曜〜木曜 22:00〜23:55/金曜 22:00〜22:55)。11月29日(火)の放送は、HEY-SMITHのギター・猪狩秀平さんがゲスト出演。パーソナリティのCOCO教頭(CRAZY COCO)の高校の先輩ということで、当時の思い出を語りました。

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