聴取期限 2024年2月20日(火)PM 10:00 まで
本日はゲスト講師に、風とロック【箭内道彦】先生が来校!
『 風とロック 』
こもり校長「『風とロック』というのは、箭内道彦先生の会社の名前で、今日はゲスト講師に箭内先生をお迎えするんだけど、面白い会社の名前だよね、『風とロック』。なんで『風とロック』なんだろうね」
COCO教頭「なんでなんだろう? ロック好きなのかな?」
こもり校長「これは何でですか?」
箭内先生「あ、答える? 答えると、ちょっと長いんですけど、“本当にロックな人は自分でロックと言わないよ”ってある人に言われて。まぁ、その通りなんですよ。僕、どっちかというとフォークな育ち方をしているので、“やっぱりロックでありたい”という気持ちを名前にしてるんですよね。
だから、“もうロックじゃなきゃ! ロックでいたい!”と思って背伸びしてる。そんな名前です」
こもり校長「すごい憧れがあるってことですか?」
箭内先生「ありますね」
COCO教頭「“風”はどこから来たんですか?」
箭内先生「風って、ほら、形がなくて。でも背中を押したり、優しく吹いたり、何かに立ち向かったり、その形のない感じがすごく好きなんですよ。いろんな風になれるじゃないですか。見えない」
こもり校長「もうね、今すでに、箭内先生の声だけ聞くと、ものすごく優しい」
箭内先生「そんなことないです。全然そんなことないですよ」
こもり校長「ものすごく柔らかい」
箭内先生「いや、そんなことない」
こもり校長「ソフトなイメージの人に聞こえるんだけど、いろいろ伝説的なエピソードがあるらしい」
COCO教頭「まずは“自腹で雑誌を作って2万部を全国に配布したことがある”!」
こもり校長「どういうことですか?」
箭内先生「したことがあるっていうか、今だにしてますけど。月刊『風とロック』というフリーペーパーを、2005年の4月に創刊しまして。これがもう結構な赤字が出るんですよ」
一同「(笑)」
こもり校長「1刊出すごとに!?」
箭内先生「1刊出すごとに! まあ…3ケタ万円って呼んでんですけど」
一同「うわ〜!」
COCO教頭「たいそうなお金ですね」
箭内先生「ええ。好きな人しか載せないフリーペーパーなんですよ。だから、タダなんだから、何が載ってようがみんなも文句言わないでくださいねっていう。もう自分のために自分の棺桶に入れるために作ってますっていうもので。
最初のうちはいろんな人に写真を撮ってもらったりしてたんだけど、だんだんそのお金もなくなってきたんで、自分で撮って自分でインタビューして、自分でデザインして。ほぼ1人で作ってます」
こもり校長「すごいっすね! 1人で全部形になるまでっていう。本当に全部行ってるんですもんね?」
箭内先生「そうですね」
COCO教頭「“CMでお笑い芸人52人を一度に起用した!”」
こもり校長「ちょっと多すぎですね、52人は」
箭内先生「ちょっと多かったですね」
一同「(笑)」
COCO教頭「お気付きになられたんですか?」
箭内先生「1週間かかりましたね。スタジオにずーっといて。時間ができた芸人さんが、ふらっとやってきて撮影して。じゃあまた次の芸人さんを待つ、というのを続けて」
こもり校長「それ、なんのCM撮影だったんですか?」
箭内先生「これ…何年だろう? すごい昔ですよ。生徒の皆さん、まだ生まれてないかもしれない。資生堂の『uno』というCMで、お笑い芸人50人がそれぞれに変身するんですね。髪型がイケてる感じに。“uno”って、イタリア語で“1番”の意味なんですよ。だから1番を撮ろう!ってね。CMの52人というのも、今まで誰もやってなかったんで、そこに挑もうと思ってやりました」
COCO教頭「“サンボマスターの曲が好きすぎてMVを勝手に作った”」
こもり校長「勝手にMVって作れるもんなんですね」
COCO教頭「やっていいんですか? こういうの」
箭内先生「あの、ギリギリでしたけど」
一同「(笑)」
<♪『ラブソング』/サンボマスター>
こもり校長「ちょっと待って…名曲ですよね。この曲ね」
箭内先生「これ、名曲で。僕、サンボはもうガーって歌も歌うんだけど、絶対、山口隆の声はバラードに合うってずっと思ってたんですよ。で、サンボのジャケットを作ったり、ミュージックビデオ作ったり、それまでもしていたんですけど、この曲を…レコード会社の人が、“次の新曲はコレです、お願いがあって来ました”って言った時に、ジャケットのお願いだったんだけど、ミュージックビデオを作りたくなるじゃない? これ聴いたら」
こもり校長「これ、めっちゃいいですもんね」
箭内先生「“俺に作らせてください!”って言ったら、レコード会社の人がすごい困っちゃって。“もう他の人に頼んじゃってます”って」
こもり校長「出来上がってた」
箭内先生「じゃあ、頼まれなかったら俺は作らないのかって自問した時に、“いや、それ作ってもいいんじゃないか”と思って、自分で作ったんですよ。
それで自分で自主制作したいんだとある方に相談したら、出演もしてくれた。その人は長澤まさみさん」
こもり校長「(笑)僕、観させてもらったんですけど、これね、びっくりです! 最初、遠目から、道路の反対側から撮ってて。最初は、なんか綺麗なお姉ちゃんいるな…と思って次のシーンに行ったら、“ええっ!?”みたいな」
箭内先生「そうなんです。8mmフィルムのカメラで、僕1人で撮って」
こもり校長「また、長澤まさみさんが、エロい」
COCO教頭「カワイイ!! 素敵です」
COCO教頭「“シンガーソングライター、高橋優のプロデューサーである!”」
こもり校長「高橋優先生のプロデューサーを務めていらっしゃる。もうデビューからずっと」
箭内先生「なんで笑ってるんですか(笑) 本当ですよ、友達ですよ。プロデューサーもしてますけど」
こもり校長「代打でパーソナリティをやられたこともあるとか?」
箭内先生「つい最近ですね。ちょっと喉の調子が悪かった1週間…先週の火曜日に、代打を務めました」
こもり校長「普段、どんな会話をしてるんですか?」
箭内先生「普段ですか? 普段どんな会話してんだろう…色々喋ってるけど。いや、もう大好きですね、とにかく。たぶん向こうも大好きだと思うけど、まあ直接の確認はしていない」
COCO教頭「“日本のレジェンドミュージシャンたち、忌野清志郎、甲本ヒロト、そして樹木希林、長澤まさみなど、総勢42人が歌う『風とロックの主題歌』という歌がある“」
こもり校長「すみません、これも聴かせてもらってます。もう我々も、もちのろんですけど!!」
箭内先生「いや〜、これはすごいよね」
こもり校長「すごいことです」
箭内先生「すごいことですよ」
こもり校長「ちなみに、きっかけというか、作ろうと思ったのは?」
箭内先生「月刊『風とロック』の創刊100号を記念して、みんなが作ってくれたんですね。だから、僕が作りたいとかお願いしますって形じゃなくて」
こもり校長「あ、そうなんですか!」
箭内先生「亀田誠治さんが音頭を取ってくれたというか、みんなに声かけてくれて。で、宮藤官九郎さんが作詞をして。斉藤和義さんが作曲。亀田さんが編曲とプロデュース、もちろんベースも弾いてます。月刊『風とロック』の創刊100号記念のタイミングでしたけど、その歴代表紙を飾った人たちが集まってくれた」
こもり校長「歴代登場総勢42人による風とロックの主題歌。曲のイントロは、甲本ヒロトさんのブルースハープ、そして樹木希林さんの語りで始まって、最初のボーカルは長澤まさみさん、そこからサンボマスター山口隆さん、THE BACK HORN 山田将司さん、怒髪天の増子直純さん、10FEETのTAKUMAさん。
まさに伝説の主題歌!!」
♪ 風とロックの主題歌 / 風とロックバンド
こもり校長「ごめんね、ここで、まだ曲の半分!! ここからライムスターとRIP SLYMEの皆さんが出てくるんだよ! 私はMummy-Dさんのところがすごく好きで。歌詞がね、フローというか、ノリというか、言ってることも、俺はすごく好き。
校長のこもりです」
COCO教頭「教頭のCOCOです」
箭内先生「あ、『風とロック』の箭内道彦です」
ということで…!
本日の生放送教室には、『風とロック』の箭内道彦先生が来校ーーーーー!!!!!
COCO教頭「在校生のみんなは知らないかもしれないけど、 箭内先生は、これまでに何度もSCHOOL OF LOCK!に来てくれています」
箭内先生「結構前ですね」
COCO教頭「改めて、プロフィールを紹介します。
箭内道彦先生は、1964年島県郡山市生まれ。東京藝術大学美術学部卒業後、博報堂を経て、2003年に『風とロック』設立。数々のCMを作ったりしています。そして現在は、東京藝術大学教授!!」
こもり校長「箭内教授でもある!」
COCO教頭「先生じゃなく、教授なんですね?」
箭内先生「そう…なりますね」
COCO教頭「この格好で行かれるんですか?」
箭内先生「そうですね。この格好で」
COCO教頭「生徒のみんなはわからないかもしれないけど、ド金髪に、緑のグリッター感のあるイケてるジャージを着ていらっしゃるんですけど、かっこいい感じで行かれてるんですね!」
箭内先生「(笑)いやいやいやいやいや」
COCO教頭「『猪苗代湖ズ』というバンドで、紅白にも出場したこともある!」
箭内先生「出場したこと、あります!」
こもり校長「大先輩です、そういう面でも」
COCO教頭「福島県の復興もずっと支え続けてくれているんですけれども、肩書で言うと…職業というか、クリエイティブディレクターとか、広告クリエイターなのか、CMを作ったり広告のキャッチコピーを考えたりされていると思うんですけど、どういう肩書で?」
箭内先生「あ〜…まあ、なんでもいい(笑)」
一同「(笑)」
箭内先生「なんでもいいっす、“広告する人”」
COCO教頭「タワーレコードの『NO MUSIC NO LIFE』も、箭内教授!」
こもり校長「すごいでしょ? みんな、“NO ○○、NO ○○”って言うでしょ? あれよ、あれ!」
COCO教頭「原本! オリジナルのヤツ」
こもり校長「TOKYO FMの広告も手掛けたことが?」
箭内先生「ありますよ。“80.Love”の頃ですね」
こもり校長「ハートのヤツですね」
箭内先生「そうですそうです。だからね、今の青いのもとても素敵だけど、それになった時、ちょっとさびしかったね。あ〜、もう僕じゃないんだってね」
こもり校長「どう捉えるかにもよりますけど、確かにまあ、僕じゃないんだ、と思うところもありますよね」
箭内先生「でも、僕じゃないと思うと、どんどん良く思えていくんだね。あれ、不思議ですね。最初悔しかったんですけど、なんか、これになってよかったなって」
こもり校長「そんな箭内さん、また新たな伝説を作ろうとしてるらしいと。何でも、1人でさいたまスーパーアリーナを借りたと!! ごめんなさい。これについては詳しくは後ほど聞きます。
今夜は箭内先生と一緒にこんな授業を行う!
『できっこないをやらなくちゃ!君の挑戦』!!!
こもり校長「今夜は、できっこないをやらなくちゃ! な、君が今、挑戦してること、挑戦しようと思っていることを聞いていきたい」
COCO教頭「“志望校E判定からの挑戦でB判定まで来ました。絶対に合格します”“親にも先生にも反対されているけど、漫画家になります”“将来はミュージシャンになってワールドツアーしたい”などなど、今、君が挑戦していることを教えてほしい。
箭内先生、今日は2時間、よろしくお願いします」
箭内先生「よろしくお願いします」
こもり校長「先ほど、箭内先生のたくさんの伝説を聞いてきましたが、最新の伝説ですね。これ、聞いていきましょう」
COCO教頭「“さいたまスーパーアリーナ2DAYS。個人で押さえる!”
どういうこと?」
箭内先生「いや〜、どういうことなんだろう?」
こもり校長「これはデカい見出しですよ。生徒も気になっていると思う。
3月30、31日に埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催するライブイベント、『箭内道彦60年記念企画 風とロック さいしょでさいごの スーパーアリーナ“FURUSATO” kazetorocksuperarena.com』ということなんですが」
こもり校長「そもそも1個聞いていいですか? さいたまスーパーアリーナって個人で借りられるものなんですか?」
箭内先生「そうなんでしょうね〜。“3月30、31日、今日返事もらえれば貸せます”って言われたんですよ。“今日中です”って言われて。だったら借りるじゃない」
COCO教頭「今日の今日で言われたんですか?」
箭内先生「今日の今日で。まず値段聞くのを忘れちゃって…」
こもり校長「もう借りるって言っちゃったんですね」
COCO教頭「気持ち先行型…」
箭内先生「そうそう、気持ち先行型で。ふと数日後、“一応教えて欲しいんですけど、キャンセルで可能ですか? 何パーセント、キャンセル料を取られますか?”って聞いたら“不可能です”って言われて」
こもり校長「お金とかの問題じゃないってことですね」
箭内先生「そこで覚悟が決まりました」
こもり校長「でも、すごい話ですね。当日、今日中、あと数時間後までに?」
箭内先生「そうそう。ちょうどいろんなところから引き合いが来ていたり、問い合わせがあったりしたんじゃないですかね」
こもり校長「まあ、だって…さいたまスーパーアリーナはものすごく激戦区ですから。正直」
箭内先生「ね〜。だって僕がやる前の週が多分、SUPER BEAVER」
こもり校長「あ、BEAVER!?」
箭内先生「で、次の週がL'Arc〜en〜Ciel」
一同「(笑)」
箭内先生「はさまれてます」
こもり校長「すげ〜! BEAVERとラルクの間に箭内道彦!」
箭内先生「ま、俺の歌を聴いてくれ、みたいなのじゃないからね」
こもり校長「でもまあ、ここで改めて、60歳を前に何か大きいことにチャレンジしなきゃいけない、ということでチャレンジしたと思うんですけど、ここまでの規模感っていうのはなかなかないと思うんですよ」
箭内先生「そうですね。ちょっと…ちょっと広すぎた。ちょっと大きすぎた」
こもり校長「いくらチャレンジとはいえど(笑) でもなんで、このイベントに一歩踏み出そうと思ったんですか?」
箭内先生「これを聴いていらっしゃるみなさんは、もう60才なんかすごい遠くだから、おじいちゃんの歳でしょ? お父さんのお父さんぐらい。
いざ(自分に60歳が)近づいてくると、どんな60に自分はなれるんだろう、ならなきゃいけないんだろう、ということを、だんだん考えるようになってきて。なんて言うんですかね、“60代、面白そうじゃん”って、生徒のみなさんが思ってくれるようなことをする義務が大人にはあるんじゃないかなと思って。こういう60歳っていうパターンも、レアだけどありますよ、という。そういうサンプルになりたいなと思ったというのはありますね」
こもり校長「60歳って、世の中では“還暦”とか言われるわけじゃないですか。で、まあ、先ほど言っていただいたみたいに、僕からしても60歳って、だいぶ先のイメージがあるんですよ。まだまだ自分なんて60歳にならないだろうなって。多分、聴いてくれている10代の生徒のみんなは、もっと思っていないと思うんですけど…」
箭内先生「俺も! 俺も思ってたもん!! 60歳って、ずいぶん先だろうなって、昨日まで思ってたぐらいのもん。今も思ってる」
こもり校長「60ってどうですか? 折り返しですか? 結構ターニングポイント?」
箭内先生「折り返した後ですね。40が折り返しのような感覚があったので。50がターニングポイントで。だから60ってどんな感じなんだろうって、手探りですね。自分でもなってみないとわからないなと思います」
こもり校長「でも、ちょっとワクワクするところもあったり?」
箭内先生「ワクワクしていたいと思うので、こういう危険なことをやってるんです」
こもり校長「そして、先に我々から、30日、31日それぞれ昼夜2公演ずつの参加アーティストを紹介させてもらいます。
まず!30日昼公演!」
COCO教頭「サンボマスター!!」
こもり校長「サンボマスターと対バンするのが……乃木坂46!!」
こもり校長「あの僕、正直、これ発表されてこの対バンの文字、字面を見たときに、これが一番正直、気になる対バンだなと思ったんです」
箭内先生「そうでしょう!? これ、よく、両者も受けてくれたし」
こもり校長「それも思ったんです!」
箭内先生「でも、なんか通じるものがあると思いません?」
COCO教頭「アイドルとロックバンド、どうシンパサイズしていくのかっていうのが、未知数すぎて」
箭内先生「でも、サンボのファンが乃木坂を観ている姿というのが、すごく僕は目に浮かんで、その逆も目に浮かんでね。乃木坂のファンにサンボを見せたいなって思ったし。何より、僕が観たい組み合わせなんだ」
こもり校長「そうなんです、観たいんですよね。やっぱりどういう化学反応が起きるのかっていうのと、あと、おっしゃったみたいに“ありそう”というか。“交えそう 混ざりそう!”な感じがあります」
箭内先生「混ざりそう! そうそう、まさに!」
COCO教頭「続いて、30日夜公演は、3組による対バン!」
こもり校長「まずは…MAN WITH A MISSION!! 」
COCO教頭「続いて…BRAHMAN!! 」
こもり校長「最後に…ACIDMAN!! 」
こもり校長「“マン”でそろえた3マン対バンライブ。これはシャレが効いてていいなって思います」
箭内先生「でも実際、僕の故郷・福島を、本当にずっと見守って、寄り添って、助けてくれているバンドなんですよ。たまたま揃えてみたら、“マン・マン・マン”だったっていう」
こもり校長「それって本当に、揃えてみたらマン・マン・マンだったんですか?」
箭内先生「まあ…正直言うと同時ぐらいですかね」
こもり校長「(笑)思いと?」
箭内先生「ええ。“あれれ? あれれ? 全部マンだ!こりゃいいや”みたいな。そんな感じで(笑)」
こもり校長「でも、ここはある種、畑は一緒ながらもまたちょっと種類が違う3組、というところがあるので、どういう混ざり方をするのか、どういうコラボがあるのかなとか」
箭内先生「そうなんです。あのね、3組とも僕に言ってきたのは、“引き受けるけど、トリだけはやめて。トリだけ勘弁してくれ”と。この交通整理が大変でしたね」
こもり校長「誰を1において、真ん中に置いて…みたいな(笑)」
箭内先生「でもやっぱり、オオカミと鬼に宇宙は勝てなかったっていうね(笑)。ACIDMANがトリをやってくれます。まあ、宇宙は勝てますけど、やっぱり、大木(伸夫)君が大人になってくれて。“やりますよ”って」
こもり校長「だから、どういうシナジーが生まれて行くのか…みたいなところがものすごく楽しみですね」
COCO教頭「続いて、31日昼公演!」
こもり校長「20世紀のさだまさし!!」
COCO教頭「相対するのは……21世紀のさだまさし!!」
こもり校長「さらに、落語家・立川談春!!」
こもり校長「これは対バン?」
箭内先生「いやいやいや、対バンですね、自分自身と向き合う! 過去と未来と現在が交錯。でも…校長と教頭が今コールしてくれたので、ものすごく俺、グワーッときましたよ」
こもり校長「ほんとですか?」
COCO教頭「嬉しい」
こもり校長「ありがとうございます」
箭内先生「ちょっとここのところ、俺、勝手に録音して使います、当日」
こもり校長「僕らの声でよければ、全然、もう!!」
箭内先生「いいですか? いいですか?」
COCO教頭「もちろん!! 全然!!」
箭内先生「ブルボンさんの許可は…?」
こもり校長「大丈夫!! ブルボンさん、寛大なんで!!」
箭内先生「ありがとうございます」
こもり校長「当日は我々の2代目校長、初代教頭のとーやま校長とやしろ教頭が応援隊長でいらっしゃいますので、まさか、僕らの声が流れるとしたら」
箭内先生「はい!! すごく良かった、すごく良かった」
こもり校長「僕、配信も観させてもらったんです。とーやまさんとスタジオでやられているあの雰囲気もめちゃくちゃ良かったですね。“ちょっとこれ言っちゃう?” って…最後の結論のとこ」
箭内先生「ね〜。そうそうそうそう」
こもり校長「あのおちゃめな部分、すごい良かったです」
箭内先生「ありがとうございます」
COCO教頭「ラスト、31日夜公演!」
こもり校長「怒髪天!!」
COCO教頭「対バン相手は……GLAY!!」
こもり校長「これもびっくりでした。絶対やらないと思ってたんで」
箭内先生「絶対やらないって、怒髪天もそう言ってたし、GLAYもそう言ってました」
こもり校長「GLAYさんが、特に、怒髪天の皆さんに対して、同郷でものすごい先輩だっていうところもありますし。だから、リスペクトを込めて一緒にやりたくない」
箭内先生「そうそうそうそう」
こもり校長「僕、対談みたいな、YouTubeで上がっているのを観させてもらいましたけど、TAKUROさんの“大人気なく行きます”っていうあの感じが(笑)」
箭内先生「ズルするよって言ってましたね(笑)」
こもり校長「特攻と嫉妬でやるよって(笑)あの感じも、それぐらいGLAYのみなさんがリスペクトを持っていて。そこまでやっても本当に取っ組み合いができるかどうか不安だっていう感じが、すごくリアルで痺れました」
箭内先生「いいですよね〜。めっちゃ贅沢だと思います。いつもは見れない組み合わせから何が生まれるのかって、これがやっぱり、クリエイティブの真髄なんですよね」
こもり校長「確かにそうですね。だから、乃木坂46の梅澤(美波)さんと話されていた時もおっしゃっていたじゃないですか。“お互いがどういうものを受け渡して、どういうものを受け取るのか”みたいな。この日にしか見れないもの、みたいなものに期待してるっていうのが」
箭内先生「もう大好物なんですよ。今、この日にしか見れない、2度と見れない。初めて見る。それが一緒になっている状態」
こもり校長「そうですね。どうなるんでしょうね。本当に。乃木坂が、たぶん出てくるじゃないですか」
箭内先生「はい!!」
こもり校長「サンボが出てくるじゃないですか」
箭内先生「はい!!」
こもり校長「その後、何するんでしょうね」
箭内先生「何かするみたいですよ、何かするようですよ。今キャッチしてる感じだと」
そしてここでなんと、我が校の4組の副担任、乃木坂46の賀喜遥香先生からメッセージが…!!!
遥香先生「箭内さ〜ん! こもり校長! COCO教頭! 乃木坂46の賀喜遥香です。
今回は乃木坂46にこんなにスペシャルなオファーをくださって、本当にありがとうございます。
しかも、サンボマスターさんとの対バンということで、サンボマスターさんと乃木坂に箭内さんがどんな共通点を持ってくださったのか、すごく気になります。
私たちもちょっと対バンが初めてなので、どんな感じになるのか、当日はとても楽しみです。今回の『風とロック スーパーアリーナ』は、箭内さんにとって、ものすごいチャレンジだということで、私たちもとても楽しみにしていますし、アイドルとしてステージを盛り上げていけるように、精一杯頑張ります。
こもり校長は、サンボマスターさんも乃木坂46もどちらもお好きのはずですので、この対バン絶対見逃せないですよ。以上、乃木坂46の賀喜遥香でした!
風とロック!!!」
一同<拍手!>
こもり校長「かっきーからの!!」
箭内先生「最高ですね。サプライズありがとうございます」
こもり校長「でも、やっぱりかっきーも言ってましたけど、乃木坂46のみなさん自体が対バンが初になるんですよね」
箭内先生「うん。なんかね、むか〜し、気志團とやったことあるみたいなんだけど」
こもり校長「3期生と4期生が出張ってくるって話ですから、向こうが相当、気合入ってるんでしょうね」
箭内先生「入ってますよ、これは!」
こもり校長「正直、今なんとなくの状態で、さっきも言ってましたけど、この2つに感じる、持っている共通点というのは、言葉にすると何になります?」
箭内先生「なかなか難しいんですけど、1つはやっぱり“人間”。“人間”を感じるんですよ。愛に溢れた人間たち、という感じがとてもして。だから、音楽のジャンルも違うしグループとバンドって呼ばれ方も違うんだけど、熱いと思いますね、みんな」
こもり校長「なんか…どっちも持ってる、“ひたむき感”っていうか」
箭内先生「そう!! それです!! さすが!! それが言いたかった!! 俺」
こもり校長「僕、この2組に感じたのはそこだったんですよ。乃木坂46という、“私たちはアイドルですよ”っていう自信を持ってやっているところに向き合って。サンボマスターは、ロックに向き合ってる。その“ひたむき感”が、何かつなぐものがあるのかなと。楽しみでしょうがないですもん」
箭内先生「ほんと楽しみですね〜」
こもり校長「もう、どうしても観たい! でも行けない!」
箭内先生「あ、行けないの!? うわ、行けないの!? あれ!!」
♪ 好きというのはロックだぜ! / 乃木坂46
COCO教頭「(笑)求めています」
箭内先生「ありがとうございます」
こもり校長「わかるよ。いろんな話、聞きたいよな。いろんなテーマで、いろんな話を聞きたい。実は、生放送教室が始まる前に、1個聞きたい話が」
箭内先生「え〜!?」
こもり校長「アレですよ」
箭内先生「アレね!!」
COCO教頭「例の、例の!」
箭内先生「ここではちょっとね」
こもり校長「で、箭内先生の話を聴ける場所が実は、ありまして! 箭内道彦先生は、毎週土曜にラジオ番組もやっている!
『ラジオ風とロック』。JFN 系列30 局ネットで、土曜日の深夜3 時からの30 分間。なんと今年17年目!」
箭内先生「そうですね。二卵性双生児番組って、昔から呼ばれているんです」
こもり校長「俺、それ、聞いたことあるんです」
箭内先生「そうなんですよ、で、あそこにいるヘルツ先生。うちの『ラジオ風とロック』では、“ナウマン”と呼ばれて。同じディレクターがやってくれてる」
こもり校長「そう。だからヘルツ先生のXを追っかけている生徒はわかると思う。
すごい上がってるから。『ラジオ風とロック』が」
箭内先生「ありがとうございます」
COCO教頭「その『ラジオ風とロック』、今週土曜のオンエアでは、今日のこのSCHOOL OF LOCK!の生放送を再編集した特別版オンエアするそうです」
箭内先生「そうだ、そうです。これがまた、ヘルツ先生…ナウマンから、指令が来てまして。一応、箭内の提案という体でちょっと素材を録ってこいと。それ、録ってもいいですか?」
COCO教頭「ひ〜〜!! もちろんです!」
箭内先生「いいですか? 耳澄ませてないで、一緒に絡んできてください。いきますよ。はいはい、いつものこのうちの番組のフォーマットでいきます」
こもり校長・COCO教頭「はい!」
ーーーーーーー
箭内先生「風とロック、箭内道彦です。おばんでございます。2月17日の深夜、日付変わって18日日曜日です。あ、今じゃないですよ、これ。今13日」
こもり校長「はいはい!」
箭内先生「そういえば、今日がちょうど『風とロック スーパーアリーナ』まで46日なんですよ。46で」
こもり校長「さすが!!」
箭内先生「あ、ちょっとあの、素材に戻ります。
え〜、今週火曜日、2月13日にオンエアされたSCHOOL OF LOCK!。こちらに僕、箭内道彦がゲストでお邪魔してきました。その日の模様を編集してオンエアしていきたいと思います。こもり校長!」
こもり校長「はい!」
箭内先生「COCO教頭!」
COCO教頭「はい!」
箭内先生「箭内道彦の3人でお話させていただいてます。
radikoではまだ聴けると思いますんで、火曜日のSCHOOL OF LOCK!も聴き直してみてほしいのですが、SCHOOL OF LOCK!は、2時間の生放送の番組ですからね。『ラジオ風とロック』の30分間では、どんな風に、ナウマン…ヘルツ先生が編集するのでしょうか?」
こもり校長・COCO教頭「はいはい」
箭内先生「それではどうぞ!」
こもり校長「聴いてください!!」
ーーーーーーー
箭内先生「ナウマン、OK? これで? はい、OK!」
COCO教頭「OK出ました。え? ちょっと喋り過ぎ(笑) ダメ出しきました」
箭内先生「いや、僕もね、やっぱ普段の自分の番組より10倍ぐらいのテンションで喋っちゃった。なんか2人に釣られて」
こもり校長「確かに、僕らちょっと今テンション高いですから」
箭内先生「やっぱり」
こもり校長「はいはい、普通にちょっと引っ張っちゃった部分はあるのかもしれないです」
箭内先生「なんかちょっと照れますね」
こもり校長「しかもこれ、僕らマジで何も知らなかったんで、急に振られたもんだから、僕らもめちゃくちゃ構えちゃったんです。箭内先生が入ってもいいっていうので、ちょっとカマしてやりたいみたいな自分もいたんですね」
箭内先生「あ〜、はいはい」
こもり校長「しかも恐らく、オープニングじゃないですか、今の」
箭内先生「そうですね」
こもり校長「確かにそうですね。そこもありましたね…」
箭内先生「そうですね」
こもり校長「どうしよう…! これ本当に風とロック聴いたら、俺の声とか全部切られてたら」
箭内先生「ナウマン、出来るからね。それね」
COCO教頭「(笑)ブチ切り!!」
こもり校長「しかも魔法のような」
箭内先生「重なってても消せるから。ほんとスゴイ」
こもり校長「このワチャワチャが、どんな風に編集されたのかっていうのを、ぜひチェックしてほしい。夜中なのでね、radikoとかでも聴けるから」
箭内先生「ぜひぜひ!」
こもり校長「生徒とかは学校行く時とか朝とかにね」
『できっこないをやらなくちゃ!君の挑戦』!!!
こもり校長「今夜は、さいたまスーパーアリーナを個人で借りて対バンフェスをやるというとんでもない挑戦する箭内先生のように、生徒の君がどんな挑戦をしているのか教えてもらいます!」
わたしの将来の夢は週刊少年ジャンプの漫画家になることです。
3月中に原稿を完成させて、出版社に持ち込む予定です。
なるぞ漫画家!!
うおおおおおーーー!!
女性/16歳/福岡県
2024-02-13 22:42
こもり校長「16歳だから高1、または高2。漫画家!!」
COCO教頭「あと1ヶ月半ぐらいあるのかな、3月中には。じゃあ今、描いて、描いて、まとめてまとめてってやってるって感じだよね」
こもり校長「どうなんすかね。自分の頭に中にあるものを具現化して、誰かに評価してもらうって、酷なことでもあるじゃないですか?」
箭内先生「そうですね。怖い、怖さもあるし、嬉しさもあるし」
こもり校長「最初、怖さとかありました?」
箭内先生「ありますよ。で、やっぱりついつい見せなくなっちゃう。いいのができるまで見せないでおこうって。そうするとダメなんですよね、意外と。やっぱりこう…晒していかないとね」
こもり校長「そっか。自分の中での良い悪いの物差しみたいなものもできていっちゃうから。それで図っちゃうとダメだったりするところもあるんですよね」
箭内先生「そうなんですよ、まさにそうなんですよね」
こもり校長「だから、RN きょーじゅ!!!も、初めての持ち込みになるんだろうけど、怖がらずにね」
箭内教授、私は今、東京芸術大学デザイン科を目指して2浪しています。
今回、3回目の挑戦となる試験、絶対合格します。今日も、石膏デザインしました。
(ガッタメラータ描きました)合格したさいには、お世話になります。どうぞよろしくお願いします。
箭内先生「石膏デッサンですね。よろしくお願いします。毎年合格してきた1年生と、4月に福島研修旅行に行っていて。バスで、僕が引率しますので。もしRN ねこそびょうが入ったら、“あの時のRN ねこそびょうです”って言ってください」
COCO教頭「これをパワーに変えて! 頑張ってほしい!!」
こもり校長「2浪してるんですって。箭内先生も?」
箭内先生「僕、3浪しました。4回受けました。3回失敗しました」
COCO教頭「この東京藝術大学とか、そもそも芸大というのは、それぐらい難しいものなんですよね?」
箭内先生「あの現役も1浪も2浪もいます。で、3浪もいますし。それぞれのタイミングで縁があれば入る。実力もちろんですけど」
COCO教頭「頑張ってほしい!!」
こもり校長「いや〜、色々と砕かれるところもあるだろうけど」
箭内先生「頑張ってほしい!」
わんわんひみ村長 大阪府 18歳
こもり校長「18歳、学年は?」
わんわんひみ村長「高校3年生です」
こもり校長「わんわんひみ村長の挑戦、聞かせて!」
わんわんひみ村長「私はアイドルになるという夢のためにもう一度頑張っています」
こもり校長「“もう一度”というのはどういうこと?」
わんわんひみ村長「高校1年生の時にオーディションを受けて、その時は、家族に反対されたっていうのと、上京っていうのが難しくて、辞退するっていう形になっちゃったんですけど、18歳になって…成人じゃないですか。自分で契約とか責任とかも取れるっていうことで、もう1回挑戦しようと頑張っています」
こもり校長「1回目の時は合格したの?」
わんわんひみ村長「応募したグループの妹分という新しいグループを作るっていうので、そこに入ってほしいとお誘いいただいたんですけど、それがダメになっちゃって」
こもり校長「家族から、ある種反対を受けて、環境的にも変えることもできないし、アイドルっていうのはみたいな反対があったこと?」
わんわんひみ村長「はい、そうです」
こもり校長「そっかそっか。なかなかね〜…。
箭内先生、先ほど、3浪したっておっしゃってたじゃないですか。最初に、東京藝術大学に行く、この道に進むと言った時の周りの反応って、どうだったんですか?」
箭内先生「最初というよりは、だんだん、現役から1浪、2浪、3浪ってしていくじゃない。やっぱり、“やめたほうがいいよ”っていう人がだんだん増えてきます。周りから。結局、反対みたいな。“これ以上、もう親に迷惑かけるな”“家業を手伝え”みたいなね。でも僕は今、その人たちに感謝しているのは、やめろって言ってくれたことが、やっぱりすごいエネルギーになったんです。“やめちゃダメだ”って言われていたら、心途中で折れたかもしれない。だから反対されることを自分の頑張る力に変える、というやり方もあります」
こもり校長「わんわんひみ村長は、当時はダメだったけど、18歳で成人になったということで、自分で契約も出来る。独り立ちできるから、改めてチャレンジするってことね?」
わんわんひみ村長「はい。箭内教授の話を聞いて、やっぱり夢を叶える人って、行動力があるじゃないですか。私は反対されてやめちゃったけど、もしかしたらもっとやりたいって強く言っていたらできていたんじゃないかっていうことが、ちょっと心残りで。意思を強く持ったらちゃんとできていたんじゃないかって思ったんで、18歳やし、もう家族に止められたから諦めるっていうのは、何か、ただ自分に行動力がないだけなんじゃないかなって思って」
こもり校長「あの時の後悔が残っているのか」
わんわんひみ村長「はい」
こもり校長「反対されようが、熱量で押し切れたかもな、みたいな」
わんわんひみ村長「はい、そうです!」
こもり校長「まあでも、難しいところではあるけどね。そこをやっぱり親に全部見てもらっているっていうところが、まず第一に乗っかってくるからね」
わんわんひみ村長「はい」
COCO教頭「今は、ご両親はどうなの?」
わんわんひみ村長「今は、もう1回、最近父に、やっぱりアイドルがしたいって話した時に、門限とかも結構厳しくて。でもなんかそういうのを守っていたらあかんねん、みたいな話を、最近されて」
COCO教頭「守ってたらあかんねんって言われたの?」
わんわんひみ村長「(笑)はい、言われました。そのやりたいことを諦めるのと、門限とかを反対されているからっていうのは、ただ自分が諦めているっていうのと一緒っていうような話をされて、それでその“門限守ったらあかん”って言われたから、“わかった”って言ったんですよ。そしたら、“でもあかんで”って言われて」
COCO教頭「どっちやねんってな(笑)」
わんわんひみ村長「はい、ちょっと微妙なんですけど、でもちゃんと話したら応援してくれるかなって思ってます」
COCO教頭「わんわんひみ村長、行動力がないみたいなことをおっしゃってましたけど、でも、お父さんにまた自分で話すっていう行動もしていますよね」
箭内先生「そうですよね」
こもり校長「わんわんひみ村長は、今、大阪なわけじゃん。もしアイドルを目指すってなったら、やっぱり東京に来たいの?」
わんわんひみ村長「というのは、結構、東京への憧れみたいなのはあったんですけど、やっぱり親が心配してくれるのは、他人ごとと考えてない、ちゃんと現実的に考えてくれてるからそういう風に言ってくれてるんだなって思ったら、何か、お母さんとお父さんだけが許すんじゃなくて、私もちょっと妥協をして、大阪でできる活動をしたいなって考えてます」
こもり校長「箭内先生は、地元を今すごく愛されてると思いますけど、当時、それこそ地元を出たい、東京に行きたい、みたいな思いはありました?」
箭内先生「もう強烈にありました。僕は、東京藝大にどうしても行きたくて。そこに教えてほしい先生がいたんですよね。だからそこに行かないとそれができないというのがすごくあったので。でも浪人してるうちに、その先生辞めちゃったんですよ」
こもり校長・COCO教頭・わんわんひみ村長「ええっ!?」
箭内先生「入ったらいなかったんですよね。それでも、やっぱり夢の叶え方ってね、それぞれいろんな道があると思う」
こもり校長「だから、わんわんひみ村長が言うみたいに、親御さんのことを思って大阪にいるっていうのも夢を叶える1個の方法だと思うし。
ん〜…俺はもう、人のこと言えないからね。中学で親を置き去りにして東京に出てきてるから。1人で」
COCO教頭「すごいことだよ、それも」
こもり校長「そう考えると、親のことなんて考えてる場合じゃねぇ、みたいな。自分の夢をまず叶えてから親孝行しよう、みたいなタイプだったから、俺は。そっちのパターンもあるのかなと思うけど」
箭内先生「でも、お父さん、すごくいいお父さんじゃない。実は応援してるじゃない。お父さんともっとちゃんと喋ったら?」
わんわんひみ村長「はい」
箭内先生「それをお父さんは待っているような気がするけど」
こもり校長「どうだろう?」
わんわんひみ村長「確かに、無理にやめさせようとはしないということは自分でもわかっているので、本当にやるってなったらまたちゃんと話そうと思ってます」
こもり校長「お父さんも、わんわんひみ村長のまっすぐな言葉に対して、応援したい気持ちと、寂しさと不安が入り混じって、矛盾したことを言う時もあると思うけどね」
箭内先生「確かにそう!」
こもり校長「“いや、お父さんこないだめっちゃ背中押したじゃん!”みたいな(笑)でもそれは、やっぱりお父さんの気持ち…やっぱり人だからさ、そうなる時もきっとあるだろうけど」
箭内先生「そうだね」
こもり校長「でも、話さないことには開かない扉もありますもんね。もっとめっちゃ話してみるっていうのは、アリかもね。きっかけになるオーディションとか、今受けてるの?」
わんわんひみ村長「今は、結構…3つ掛け持ちしてるけど、自分の中で、大学生になるタイミングで絶対に始めないと、もうなんか自分でやらない気がしたんですよ。だから絶対にどこか入るということを決めているので、3つを今受けていて。結構順調に進んでいるので、絶対に大学生で…もっと遅くなってくると就職とかもちゃんと話さないといけなくなるので、絶対に近いうちに始めたいと思っていて。それが受かったら、話そうと思ってます」
こもり校長「もう結構前に進めてるから俺、心配なこと無いと思うんだけど。何か心配なことはある?」
わんわんひみ村長「やっぱり、前の時も受かった上で、お父さんとかお母さんと話して、心折れちゃって諦めたんで、今回もそれで“もういいや”ってなっちゃったら、機会がない気がするんで」
こもり校長「そっか…まあ、周りの意見に引っ張られるっていうのはあることですけどね。どうすかね?」
箭内先生「どうすかね〜…」
こもり校長「これって、自分もいろんなことを言われた上で引っ張られることはいっぱいあって、結果論、引っ張られてないみたいに強がってる人もいるんですけど」
箭内先生「わかる!! うんうんうん!」
こもり校長「でも振り返ると、多分いろんな人にいろんなこと言われて、右行って左行ってってなってたかなと、正直思う」
箭内先生「そうなんです。で、それが悪いことじゃないからね」
COCO教頭「わんわんひみ村長が、過去に諦めちゃったことがあったとしても、今回もし合格したとして、その時にきっと、お父さんとかお母さんとかお友達とか、本当にわんわんひみ村長のことだけを思って言ってくれてる言葉だから。それがどんな形であれ、きっとわんわんひみ村長に響くと思うんだよ」
わんわんひみ村長「はい」
COCO教頭「そこで、意思が弱い云々とかじゃなくて、“新しい意見を取り込む”みたいな。その上で出た答えだったら、いいと思うけどな。
結局、夢を追いかけるっていうところに絶対に持って行った方がいいと思うけど、流されるってことは決して悪いことじゃない、ということを思っておいてほしいな」
わんわんひみ村長「はい」
こもり校長「ただ、自分がこうなりたいものがある、目指したい方角があるとか、頑張る方角がわかっているっていうことは、ものすごく強いことだと思うから。
多分、いっぱい話しながら、周りにいる人の力やつながりがあって、今の自分がいるということを忘れずに。いろんな意見を取り入れながら、なりたい自分をイメージして、ここは突っ走っていくしかないって、俺は思う。
もう1歩踏み出してるんだから、2歩目を踏み出せるように、頑張って」
わんわんひみ村長「はい。ありがとうございます」
こもり校長「応援してるからね」
わんわんひみ村長「ありがとうございます」
こもり校長「頑張れよ」
わんわんひみ村長「はい!!」
♪ 今夜が革命前夜 / 山下智久
COCO教頭「さあ、今夜もそろそろ黒板の時間です。
SCHOOL OF LOCK! 授業の最後は、いつも黒板にメッセージを書いて、その日の授業を終えています。今夜は箭内教授に書いていただけます」
こもり校長「お願いします。今ね、山下智久先生の『今夜が革命前夜』という曲なんだけども、まさしく、その歌詞の中にある“挑み続ければ負けは確定してない”という。考える前から負けを確定してたらダメだから、考えちゃだめだから。挑み続けていれば絶対、いつか勝てる日も来るし。
本当にまだ革命前夜だから! 何も起こってない状態だからね。
そしてこの曲は、箭内先生が作詞した曲で。色々な思いを、きっとここから受け取るものがあるから」
今日の黒板
『世界一を目指さないのは君の怠慢。』
COCO教頭「(笑)決まりました!」
箭内先生「もうこの歌の歌詞の通りなんですけど、でも世界一ってね、大谷翔平だけが世界一じゃなくてね、いろんな世界一があるはずなんですよ。本当に、いろんな世界一があるから! 目指してください。僕も目指します。みんなで目指しましょう」
♪ できっこないを やらなくちゃ / サンボマスター
こもり校長「SCHOOL OF LOCK! そろそろ下校の時間です。
今日はありがとうございました」
箭内先生「ありがとうございます。SCHOOL OF LOCK!、やっぱいいね。久しぶりに来ましたが」
こもり校長&COCO教頭「ありがとうございます」
箭内先生「なんかもう…なんか涙出てくる、本当にありがとうございます」
こもり校長「いや、もう何よりも、僕らではなく、本当に今を生きる10代のみんなの想いだったりとか、僕らでさえもこの想いに引っ張ってもらう時もありますし。何か自分もまだまだできるんじゃないかなって。背伸びすれば本当に届くんじゃないかなって思う時があります。
もっともっと頑張らないとなって、僕もちょっと今日の箭内先生の姿を見て、おもろい60歳になりてーなって思いました」
COCO教頭「ワクワクし続けたいと思います。本当に」
箭内先生「はい!!」
一同「(笑)」
こもり校長「いやもうあの3月30日31日。もうめちゃくちゃすごい大舞台があると思いますが」
箭内先生「みんな来てください、待ってます!」
こもり校長「生徒のみんな、これを聴いて行くよっていう生徒もいるだろうし、もともと行くよっていう生徒もいるだろうし、もう存分に楽しんでほしい!
行けないっていう生徒ももちろんいると思う。でも、離れてたってきっと感じるものがあるはずだし、つかめるものがあるはずだから。
…ちょっとね、熱くなってきたね、この曲を聴いてね。
今日は本当にありがとうございました」
箭内先生「こちらこそです。ありがとうございました」
こもり校長「またぜひ! 遊びに来てください」
箭内先生「ぜひぜひ」
こもり校長「SCHOOL OF LOCK!は、明日夜10時にふたたび開校!」
COCO教頭「起立! 礼!」
こもり校長・COCO教頭・箭内先生「また明日〜〜〜〜〜〜!!!!」
♪ 輝けるもの / ACIDMAN
Music 2024.2.13 PLAYLIST
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箭内道彦『風とロック“FURUSATO”』たまアリ2DAYS4公演開催 会場を個人で借りる
ラジオの中の学校、TOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」(月曜〜木曜 22:00〜23:55/金曜 22:00〜22:55)。2月13日(火)の放送は、クリエイティブディレクターの箭内道彦さんがゲスト出演。パーソナリティのこもり校長(小森隼/GENERATIONS from EXILE TRIBE)とCOCO教頭(CRAZY COCO)が、3月30日(土)、31日(日)に開催されるイベント『箭内道彦60年記念企画 風とロック さいしょでさいごの スーパーアリーナ "FURUSATO"』について聞きました。前編の記事では、今回のイベントに挑むことになった経緯についてのやり取りを紹介します。