クリープハイプ先生が登場!! 君がモヤモヤしていることは何?

SCHOOL OF LOCK!

今夜の授業のまとめを職員のいとかんが紹介!


今夜はクリープハイプ先生が来校!
お届けした授業は『今モヤモヤしていること』。友達の事・恋愛のこと・社会のこと・・・ 今生徒の君の心にモヤモヤとあるわだかまりを教えてもらった!!

最初に電話を繋いだのは・・・神奈川県 15歳 女の子 まりさ❁まどか!
RN:まりさ❁まどかがモヤモヤしていることは「幼稚園の頃の大親友とすれ違うようになってしまった」
今年同じ高校に入り、毎日学校ですれ違うようになったものの、会話があの頃のように弾まずモヤモヤしているという。
お互いに離れていた期間で変わったんだという心の内の複雑な想いを話してくれた。

続いて電話を繋いだのは・・・埼玉県 17歳 女の子 埼玉の食いしん坊
RN:埼玉の食いしん坊がモヤモヤしていることは「進路の選択が本当に合っているのか」
調理師系の専門学校が決まったものの、時間の余裕ができたことで、その進路で本当に良かったのか考え込むようになってしまったという。
友達との比較でよりモヤモヤしてしまうという心の中の不安なモヤモヤを話してくれた

最後電話を繋いだのは、東京都 18歳 女の子 ヴィータ
RN:ヴィータがモヤモヤしていることは「彼氏へ自分の気持ちを伝えるタイミング」
彼氏と喧嘩をしてしまったことで、別れる方向で話し合いをしたいと思うようになったものの、彼氏は今月末に推薦入試を控えているため、それを気遣い想いを伝えないようにしているという。
自分のメンタルか彼への気遣いか、自分の中で対立する気持ちに関して話してくれた!

みんなの心の中を渦巻くモヤモヤを話してもらった今夜の授業。1週間限定でタイムフリーから受けることができます!気になった生徒はぜひ聴いてみてください!

この後記の放送を聴く

聴取期限 2020年11月16日(月)PM 10:00 まで

クリープハイプ先生が登場!! 君がモヤモヤしていることは何?


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『 120万人 』

さかた校長「11月8日は、SCHOOL OF LOCK!とカルピスウォーターが送る『超放課後祭』が開催されたけど…なんと累計『120万人』以上の生徒が観てくれた!!」

こもり教頭「ありがとうございます!」

さかた校長「すごくない!? 120万人! 我々、あの現場にいたよね!」

こもり教頭「120万人という数字が大切とは言わない。全てが数字とは言わないけど…、だとするならばもうちょっと落ち着いて話す大人なプレイをしてもよかったかな、と思ってる」

さかた校長「観てくれた生徒たちならわかると思うけど、俺たちは一瞬ぐらいの感覚なんだよね」

こもり教頭「(笑)」

さかた校長「ヒゲダン先生がMCをやってくれる中、途中でちょっとわちゃわちゃ」

こもり教頭「僕らが『超放課後祭』の中に入っていく感じだったんですよね」

さかた校長「普段僕たちはヤイヤイやってるから。生配信初めてでヒゲダン先生がちょっと緊張してるって言ってたよね。だから俺たちも“リラックスさせて、助けてあげますか。イェイイェイで行きましょう”みたいな感じでね。
そしたらどんどん視聴者数が増えていき過ぎて! 震えたよね…」

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こもり教頭「いつしか気づかないうちに助けられてたのは僕たちの方だったっていう(笑)」

さかた校長「後でアーカイブ観返したけど、俺、最初の1分は信じられない顔してたね!」

こもり教頭「(笑)
俺も観たんだけど、俺、うるせーよな(笑)」

さかた校長「マジでうるせーよ(笑) コメントも『うるさいって!』みたいな」

こもり教頭「コメントうるさすぎて。ヒゲダン先生って声もすごくいいし、4人の空気感がすごくほっこりする空気感じゃないですか。だから、ヒゲダン先生のボリュームに合わせてた生徒が『うるさすぎてボリューム下げた』っていうコメントめっちゃあったもん(笑)」

さかた校長「俺が『校長うるさい!』っていうのはよくあるよ。教頭もうるさかったからね。相当うるさかったよ」

こもり教頭「『教頭うるさい』『うるさすぎる』『静かにしてください』っていうコメント見て、俺普通に反省したもんね(笑)」

さかた校長「改めて映像を観ると、身振り手振りもやばかったしね(笑)」

こもり教頭「頭より上にジェスチャーで行くっていうことなかなかないよね(笑)」

さかた校長「でも、すごく楽しかった。ヒゲダン先生と、初めて直接会えて、授業してくれましたしね」

こもり教頭「そう、何よりもそれが嬉しかったんだよね」

さかた校長「そして何より、生徒たちのパフォーマンスがすごかったね!」

こもり教頭「そうね! 生徒たちの今に懸ける熱量だったりとか、そういう持ってるエネルギーみたいなものも、始めから観てたからバシバシ俺らに来てたんだよね」

さかた校長「まず、俺たちは控室みたいなところでヒゲダン先生のMCを観てて、最初はワクワクで“これはお祭りや!! 盛り上がって行こう!!”ってなったけど、最初の吹奏楽のみんなが良すぎて…。俺たち大人たちはみんなちょっと泣いちゃってね。“これはイェイイェイじゃないぞ”(笑) …まぁ結局イェイイェイで行っちゃったけどもね。
本当にすごくいい夜で、みんなの溜まってたものがバーっと発散できて。みんなの青春の1ページにみんなで混ざれたと言うか、すごく感慨深い夜になりました!」

こもり教頭「そうね!」

さかた校長「改めて、Official髭男dism先生! そして、参加してくれた生徒のみんな! お疲れ様でした!!」

こもり教頭「お疲れ様でした!!」

詳しい話は、水曜日のヒゲダンLOCKS!で聴けるはず!!
参加してくれた生徒のみんな! 本当にありがとう!!


♪ 宿命 / Official髭男dism


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そして! 生放送教室には本日のゲスト講師!
クリープハイプ先生ーーー!!!

尾崎世界観先生(Vo&Gt)
長谷川カオナシ先生(Ba)

4人組のクリープハイプ先生、今夜はおふたりにお越しいただきました!

さかた校長「SCHOOL OF LOCK!とも馴染みの深いクリープハイプ先生、僕らとは初対面となります!
僕はLIVEは観させてもらってるんですけども…。だから今すごい感慨深くなりました(笑)
改めて、よろしくお願いします!」

クリープハイプ先生「よろしくお願いします!」

さかた校長「さて、クリープハイプ先生ですが、10月23日に公開された劇場アニメ『どうにかなる日々』の主題歌『モノマネ』、そしてその劇伴音楽を集めたアルバム“どうにかなる日々”がリリースされております!」

さかた校長・こもり教頭「おめでとうございます!」

クリープハイプ先生「ありがとうございます!」

さかた校長「今夜はこの曲の話も聞いていきながら、クリープハイプ先生と一緒にこんな授業をお届け!」

『今モヤモヤしていること』!!!!

さかた校長「友達の事・恋愛のこと・社会のこと、今生徒の君たちの心にモヤモヤとあるわだかまりを僕らに教えて欲しい!」

こもり教頭「モヤモヤって“悩み”と微妙に違うじゃないですか?」

尾崎先生「確かにそうですね」

こもり教頭「答えがないと言うか、原因がわからないと言うか。どうしたらいいかわからないけど、絶対に存在する感情と言うか…」

尾崎先生「そんなに悪い印象はないんですけどね。ガムみたいなもんですよ。“ずっと噛んでる”」

さかた校長・こもり教頭「あ〜」

さかた校長「でも味はどんどんなくなっていくわけなんですよね」

尾崎先生「だからその味がなくなった時に、モヤモヤになるんでしょうね。いいことでも、ずっと噛んでて味がなくなってきた時に不満を覚えてモヤモヤになっちゃうんですけど、たぶんそれって元々は悪いことじゃなかったと思うので」

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さかた校長「考えすぎたゆえに、そういうふうに着地してしまった、みたいなのもあるし。時が経てば、“あ、なんだこれ。全然大したことなかった”みたいなのを、すごい自分だけ大きくなっちゃうってこともありますから」

尾崎先生「ありますよね。特に今みたいな時期だと、そうですよね」

こもり教頭「時期もあるかもしれないですよね。年末も考えることが多い時期じゃないですか」

尾崎先生「年末、嫌いなんですよ。世の中が纏めに入るじゃないですか」

さかた校長「1年の総纏め」

尾崎先生「何も纏まってないのに、勝手にランキングみたいなのが出てきて、毎年、年末はムカつくんですよね」

一同笑い

さかた校長「毎回、誰かが何か考えたランキングが発表されますよね」

尾崎先生「これぐらいから腹立って来て…。まさに今ピッタリですよ」

さかた校長「カオナシ先生は、年末はいかがですか?」

長谷川先生「年末は好きなんですけども、でも年末“纏めたことによって、みんながハッピーエンド”みたいに言いだす感じは、ちょっとモヤモヤしますね」

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さかた校長「なるほどな〜。そんなこともないですもんね。来年に向けていい感じに纏めようとする感じはあるかもしれませんね」

こもり教頭「“悪いことを糧に来年も頑張って行こう”みたいな風潮もあるじゃないですか。確かにそれは僕も苦手です。“別に何の糧にもなってねーし”って思っちゃう時もあります」

尾崎先生「それはそれでそういうもんだ、ってね」

さかた校長「この時期に、『年末』でこんなに話が盛り上がるの、すげーなと思っちゃいましたけど」

一同笑い

さかた校長「生徒のみんなも、何でもないモヤモヤでもいいから、教えてほしい!
…ということで、クリープハイプ先生、今夜は最後までよろしくお願いします!」

クリープハイプ先生「よろしくお願いします!」


♪ 栞 / クリープハイプ



さて、クリープハイプ先生ですが、10月23日に公開された劇場アニメ「どうにかなる日々」の主題歌と劇伴音楽を担当されています。

劇伴音楽というのは、映画で流れるインストの曲などのこと。
1つの作品で流れる色々なBGMをクリープハイプ先生が全部制作したということです。

さかた校長「劇伴音楽の制作は初めてとお伺いしたんですけども、どうでした?」

尾崎先生「大変だったんですけど、でも初めての経験なんで、やっぱり面白かったですね。何でも最初はどんなに難しくてもやれてしまうというのはありますね。初めてだからダメな部分もあんまりわからないんで、好きにやれる感じがありましたね」

こもり教頭「“初めての挑戦”とおっしゃってましたけど、その中で、逆に苦労するとか悩まれることは何だったんですか? ニュアンスとかですか?」

尾崎先生「時間が決まってるので。“尺”が決まってて、“ちょっとぐらい長かったり短かったりしても許してくれるかな?”と思ってたんですけど、全然ムリでしたね」

一同笑い

こもり教頭「そんなバチバチなんですか!?」

尾崎先生「そうでしたね」

こもり教頭「えー!」

さかた校長「シーンが決まってるから、“この秒数で”っていうのも厳しく…」

尾崎先生「そうだったんですよ。それで、カオナシが計算してましたけど」

長谷川先生「速度を遅くしたり速くしたり、回数を変えました。普通の曲だったらこの回数の方が気持ちいいけども、でもBGMだから、“ちょっとここで展開変えよう”とかは調整しましたね」

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こもり教頭「そうかぁ」

さかた校長「じゃあ普段の曲作りとは全然…」

長谷川先生「そういう面では違いましたね」

こもり教頭「そうですよね。時間に縛られて作る…しかも1曲2曲の話じゃないじゃないですか。それは確かに大変ですよね」

尾崎先生「そうですね。多かったので、1曲ずつ真剣にやりすぎると途方もないから、結構もう何も考えずにバーって作って、できたものを後で当てはめていきましたね」

こもり教頭「それって、1曲ずつ作ると言うよりは、同時進行で色んなものを作ったんですか?」

尾崎先生「そうですね。やれるところからバーってめちゃくちゃやっていきましたね」

こもり教頭「じゃなきゃ追いつかないですよね(笑)」

さかた校長「しかも、詞が使えないじゃないですか。伝えやすくできる表現の歌詞が使えないから、本当にシーンに合わせて、それこそ手助けするような音楽になったと思うから…」

尾崎先生「そうですね。あとは頑張っちゃいけなかったんで。頑張ると、やりすぎて逆に成立しないと言うか」

さかた校長「色を出し過ぎるとってことですよね」

尾崎先生「そうなんです。ずーっと頑張ってきたんで、それは難しかったです」

一同笑い

尾崎先生「これが簡単だったら、俺は頑張ってなかったってことだけど、頑張っちゃいけないのが難しかったから、“ああちゃんとやれてたんだな”と思いました(笑)」

こもり教頭「自分に向き合うきっかけにもなれた、ってことですよね(笑)」

さかた校長「しかもクリープハイプ先生は1曲1曲が力強いと言うか濃ゆいんで、あれを20曲前後ぐらい、力を抑えて柔らかく、手助けする音楽ってなると…」

尾崎先生「ティッシュみたいなイメージ(笑)」

さかた校長「ティッシュの柔らかい、本当にもうふわふわ…あの、極上の鼻セレブですよね」

尾崎先生・長谷川先生「(笑)」

こもり教頭「痛くならないやつね(笑)」

さかた校長「あの柔らかいティッシュのイメージで作られたということですね…」

尾崎先生「はい(笑)」

そして劇場アニメ「どうにかなる日々」の主題歌『モノマネ』も先月リリースされています!

さかた校長「『モノマネ』という言葉を聞くと、芸人さんとかがよくやられる“物まね”をイメージしますけど…。この曲の『モノマネ』はそういうのとちょっと違って、男女の曲となっていると思いますけども」

尾崎先生「生活感のある感じですね」

さかた校長「僕はこれを聴かせてもらって。今日も電車で『モノマネ』を聴いてて、そしたらふと目の前のカップルが、帽子も同じで、マスクも色を合わせてたのかな? グレーのマスクで、女性の方のバッグから長ネギが飛び出てたんですよ。“うわ、この後一緒の家に帰って、鍋するんだろうな”みたいなのが、『モノマネ』のMVに思って」

尾崎先生「今時ネギが飛び出てる人はあんまりいないですよね。めちゃくちゃいいな」

さかた校長「もう鍋全開じゃないですか」

こもり教頭「この寒くなってきた時期だしね(笑)」

さかた校長「それがすごいぐっときて。本当にこのすごいありふれた、ちょっとした日常を、極上に変えてくれると言うか。僕も、自分の経験だったりをすごい思い出しましたね」

こもり教頭「あるんですか? うちの校長は彼女いるんですよ」

尾崎先生「はいはい」

さかた校長「ラジオネーム“うどん”、っていう彼女がいるんですけれども」

クリープハイプ先生「(笑)」

さかた校長「ちょうどRN うどんの彼女の家から、漫画本を借りた帰りに電車に乗ったんですよ。それですごい心があったかい状態でそのカップルを見たんで、すごいいい意味で。『モノマネ』はちょっと別れで切ない曲かもしれないけど、途中経過のすごい幸せな部分に僕は共感したんです。
これをさっき教頭に話したら、“ふざけんなよ、てめぇ!”みたいな」

こもり教頭「(笑) だって、僕は急に自慢話させられたみたいな話になって。“いや、それは自分の解釈であって、それもハラスメントですよ!”。幸せかなんか、ネギ出てるかなんか知らないけど、俺からしたら“ネギをちゃんとしまいなさいよ!”と。もしかしたらネギを見て“今日ご飯がネギだったら嫌だな”って思う人もいるかもしれないじゃないですか」

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尾崎先生「ちなみに、僕はネギが嫌いなんですよ! 本当にいつもネギを抜くんですよね」

さかた校長「いや、巨大なアスパラガスだったかもしれないですね!」

一同笑い

さかた校長「本当にいいですね。そういうふうに日常に寄り添ってくれますんで、素晴らしい曲だと思うから、みんなも思い出して聴いてください」

尾崎先生「みんなの心の長ネギを」


♪ モノマネ / クリープハイプ


さかた校長「今曲が流れてる間に、尾崎先生が電車にまつわるエピソードをいっぱい話してくれて」

尾崎先生「エピソードトークをずっとしてました(笑)」

こもり教頭「電車の話でこんなにもなごむことないですからね」

さかた校長「電車のあの空間って、いろんな人が一瞬だけそこで同じ時間を過ごすっていう、物語が生まれる場所だったんだな、って」

尾崎先生「しかし仲がいい人よりも近くにいるじゃないですか」

こもり教頭「そうですね! でもそれを良しとするっていうのは不思議じゃないですか。だってもし、今この生放送教室であの距離になれって言われたら、やっぱり嫌ですもんね」

尾崎先生「そうですね」

こもり教頭「なのに、電車は許せる、って。あの空間はちょっと魔法がかかってますね」

尾崎先生「逆に知らない人だからなのかな? 知ってる人じゃないからななのかなぁ?」

長谷川先生「一期一会だからかもしれないですね」

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さかた校長「僕も今日は『モノマネ』を聴いてたから歌詞が入ってきて、目の前のカップルがすごく尊く見えたんですよ。でも曲を聴いてなかったらたぶん見てなかったかもしれないです」

尾崎先生「ああそうか」

長谷川先生「音楽によって、視界が拓けていくってことですよね」

さかた校長「そのふたりが映画に見えましたもん」

尾崎先生「言い過ぎじゃないですか?(笑)」

こもり教頭「(笑) でもそういうのってありますよね。音楽を聴いてると、かかったる音楽によって、自分の目の前に見えてるものにフィルターがかかるという、そういう聴き方もあるというか」

尾崎先生「ちなみに、ケンカしてるカップルとかも観ちゃいますね」

こもり教頭「わかります!」

尾崎先生「大体わかるじゃないですか。駅とかで、ちょっと距離開いて、ふたりとも伏し目がちで、“絶対にこれやったな”っていう…。家に帰るまで我慢できなかった。なんか見ちゃうんですよね」

一同笑い

さかた校長「そして、この曲なんですけども、クリープハイプ先生が2009年にリリースした『ボーイズENDガールズ』の続編になっているそうですけれども。10年以上前の曲がこのタイミングで出てきたのはなぜですか?」

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尾崎先生「続編にしたのは、どう頑張っても『ボーイズENDガールズ』に似ちゃうなと思って。頑張って変えようと思ったんですけど、コード進行が近かったんで、だったらもう続編にしちゃおうと思って続編にしました」

さかた校長「物語が進んでいる経過がわかったんで、僕はすごい楽しく聴けたんですけども。僕の解釈ですけど、『モノマネ』は別れてしまったのか…」

尾崎先生「そうですね。あの幸せだったカップルはもう、だからもう“長ネギ後”ですね」

さかた校長「“長ネギ後”かぁ〜!」

こもり教頭「そうなってくると、結構罪深い“長ネギ”ですよね」

さかた校長「本当は嫌いなのにムリして食べてたのかな」

クリープハイプ先生「(笑)」

こもり教頭「でも10年以上前の曲の続編を作るってなった時に、自分の変化とかって感じたりしましたか? それとも逆に、“あれ? 意外と自分の表現したいものって変わらないな”って思うのか…」

尾崎先生「聴いてくれるファンの人たちに変化を指摘されるんですよね。そこで気にはしますけど、自分自身は普通に生きてるだけなので、変わってるだろうなと思うけど、あんまり気持ちは変わらないです。曲を作るということは同じ気持ちでやってますね。で、リリースした後に感想とか聞いて自分で答え合わせをするという感じですね」

こもり教頭「なるほど。受け取る側がもし“変わってるよ”と言えば、そこが違くなってるのかな、とかっていう答え合わせってことですよね。そういう歴史があるっていうのは素敵ですよね」

さかた校長「ちなみに、クリープハイプ先生のオフィシャルyoutubeチャンネルに『ボーイズENDガールズ』の動画がありますけども、めちゃめちゃ画像が荒いっていうか。味なのかな? 思ってる以上に荒いですね」

こもり教頭「(笑)」

尾崎先生「工場のバイト帰りにコインランドリーで撮ったんですけど、疲れ切ってた自分のその時のテンションと画像がすごい合ってると思います」

さかた校長「工場のバイト」

尾崎先生「はい、工場でバイトしてたんですよ。2009年。工場を駆けずり回ってましたね」

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こもり教頭「その流れで、どうしてあれを撮ろうってことになるんですか?」

尾崎先生「たまたま仕事帰りに下北に行って、約束しててその日撮らなければいけなくて、っていうただそれだけです(笑)」

一同笑い

さかた校長「カオナシ先生もその時は駆けずり回ってたんですか?」

尾崎先生「いなかった?」

長谷川先生「『ボーイズENDガールズ』ができた時はいなかったです」

尾崎先生「あの曲ができた時は、まだクリープハイプの正式メンバーじゃなかったですね」

さかた校長「それからの続編が今やっと出るということなので…。それを踏まえて見てみるとすごい味があるから!」

尾崎先生「荒いですから。よく見ると長ネギが映ってるので(笑)」

さかた校長「ええ!? 見逃したわ!」

こもり教頭「俺は見つけられなかったけどなぁ〜!(笑)」

一同笑い

さかた校長「ということで! クリープハイプ先生、この後もよろしくお願いします!」

クリープハイプ先生「お願いします!」


掲示板にもたくさん書き込みが来ているぞ!

モノマネ!!
うわぁ大好きだ!!!!!!!ボーイズENDガールズの歌詞と繋がってるの本当に感動、、、好き、、、
のののるん
女性/14歳/東京都
2020-11-09 22:28


クリープハイプ先生「ありがとうございます!」

こもり教頭「それもあれば、やっぱりちょっと今日のワードにもなってるんですかね。Twitterでありますよ。RN オミ子さん。『ネギ嫌いの方への配慮。☺』」

一同笑い

こもり教頭「校長が言ったネギの話が、ここまで引きずるとは思わなかった」

尾崎先生「飲食店で頼んだ時に、“ネギ抜きお待たせしました!”ってでかい声で言うのも結構恥ずかしいです」

さかた校長「でもネギなんて小さくいっぱい入ってるじゃないですか」

尾崎先生「そうなんです。抜く方も大変なんですよね〜」

こもり教頭「(笑) 配慮がすごいって思ってる方もいらっしゃいますね〜。
RN ひすい『そう思うと電車って素敵』っていう。確かに日常って、意外と1個角度を変えるとすごくいい瞬間に見えると言うか、自分の世界観に入れるっていうのもいいですね」

さかた校長「見方ひとつで、心に余裕があれば、素晴らしく見えることもあったりするからね」


さあ、クリープハイプ先生を迎えて送る今夜の授業は…『今モヤモヤしていること』!

生徒に電話を繋いで話を聞いていこう!

まりさ❁まどか 神奈川県 15歳 女性

RN まりさ❁まどかが、今何にモヤモヤしているのか、さっそく聞いてみたぞ!

まりさ❁まどか「私がモヤモヤしているのは、友達との関係です」

さかた校長「それはどういった友達なの?」

まりさ❁まどか「幼稚園の頃からすごく仲が良くて、マンションも同じだった大親友がいたんですけど、その今の関係で何となくモヤっとしていて…。
その子が小学生の時に引っ越してしまって、会える回数が少なくなったんですけど、高校に入る時にたまたま同じ高校を受験して、ふたりとも受かって、今同じ高校に通っています。すごく運命的だなって思ってたんですけど、実際に高校で一緒になってからは、お互いにちょっと距離を感じていて、会ってない期間のうちに趣味が変わっちゃったり、たまにすれ違っても話すことがなかったりして、お互いに別のグループでつるんでて、なんだかそれがモヤっとするな、って思ってます」

さかた校長「小・中で離れてた時は、何かコミュニケーションは取れてたの?」

まりさ❁まどか「はい。1年に数回、お互いに会って遊んでました」

こもり教頭「でも会えてたんだ」

まりさ❁まどか「はい」

さかた校長「手紙とかじゃなくて、直接会って話したり遊んだりしてたの?」

まりさ❁まどか「そうです。会ってました」

さかた校長「じゃあ、めちゃくちゃ疎遠っていうわけでもない感じがするけど。だって同じ高校に受かったよ、って言う時に、ふたりとも連絡し合ったでしょ?」

まりさ❁まどか「はい。私がちょうどその時にLINEを始めたので、そのタイミングで連絡しました」

さかた校長「その時は一緒に喜んだ感じ?」

まりさ❁まどか「そうです」

さかた校長「けど、ちょっと時間が経っていろいろ変わってたか?」

まりさ❁まどか「はい。何となく、ちょっと波長が合わないなって」

こもり教頭「まりさ❁まどか自体も、高校に入学して新しい生活が始まって、新しい友達とも出会って、ちょっとずつ自分の中で違うグループ、新しい生活みたいのででき始めてるっていう自覚はあるの?」

まりさ❁まどか「それもあるんですけど、その友達とは、中学でちょくちょく遊んでた時も、何となくその“ずれ”みたいなのを感じていたんです。でも、1年に数回しか会えないから、会った時の喜びみたいなのが勝っててちょっとわかってなかったんですけど。やっぱりその時から何となく小さい頃とは違うな、というのは感じていました」

こもり教頭「なるほど」

さかた校長「クリープハイプ先生、小さい時からの友達と、今大人になって交友関係がいろいろと変わってくるとは思いますけども、いかがですか?」

尾崎先生「こういう経験はありますね。仲良かったけど、節目でお互い環境変わって離れていく、っていうことは、何回も経験してるし。でも逆に、幼稚園の頃それぐらい仲良くて、高校生になってもそこにモヤモヤできるってすごいことですよね」

さかた校長「そうですよね」

尾崎先生「自分だったらもう諦めてるかな。“しょうがないな”と思ってると思うし。中学の時もちょっと感覚が変わってたんだったら、なおさら、高校になってそうだってことは“じゃあもう、そうなんだな”と思ってたけど。まだ諦めずに、その友達のことでモヤモヤしてるのはすごいことだと思いますね」

まりさ❁まどか「ああ…」

さかた校長「まりさ❁まどか的には、今友達に対して芽生える感情みたいなのは、どういう感情の方が強いの?」

まりさ❁まどか「よく学校でもすれ違うんですけど、すれ違うたびに“声かけようかな?”って思って声をかけたりもするんですけど、その“おはよう”って言った後が続かないって言うか。特に何も続かなくて、それでだんだん、“特に私が話しかける意味もないのかな?”って思っちゃって、しかも何となく“寂しいな”っていう気持ちもあるんですけど、これをムリに変える必要もないのかどうなのか、わからないな、っていう複雑な気持ちですね」

尾崎先生「ムリして頑張って、っていうのもちょっと違うから」

こもり教頭「そうですよね。仲良くしたいと思えば思うほど、頑張ってる自分がちょっと嫌になっちゃいますもんね」

さかた校長「カオナシ先生は、学生時代にそういった節目節目で別れたこととか、いかがですか?」

長谷川先生「やっぱり、まりさ❁まどかさんとお友達は、小学校・中学校で同じ人生を歩んでいないので。だから幼稚園の時に仲が良かった、それだけでいいなと僕は思っちゃうけど、今モヤモヤしてるってことは、すごい友達思いの優しい人なんだな、っていう印象を受けました」

SCHOOL OF LOCK!


さかた校長「でも、まりさ❁まどかは、“ムリに戻ろうとしなくていいんじゃないか”ってお前が思ってるってことは、今の新しい自分をお前自身も受け入れてると思うし、違う道に進むことは決してめちゃくちゃ悪いことじゃないから。お互いすごい成長して、新しい自分にもなったんだな、みたいなのを経験してる。
お前は“寂しい”って言ったけど、それは寂しいとは思うよ。あの時の思い出はキラキラと蘇えってると思うから。でもその寂しく思う気持ちは、何も悪いことではないと思うな」

まりさ❁まどか「はい」

尾崎先生「仲良かった時がなくなるわけではないからね」

こもり教頭「あと、違うグループになった方が、逆に気楽になる関係もあるじゃないですか。友達との共通な話題の方が逆に話が弾むとか。意外とこのグループでいた方が息が合うな、ということもあると思う。出会っていく人がどんどん増えれば増えるほど、その人との関係性が変わるっていうのもあるな、と思う」

まりさ❁まどか「はい」

尾崎先生「他の人と付き合うことによって、いろんな人の感覚を知って、もっと合う人がいるかもしれないし、いなかったらいなかったで、やっぱり“仲良くしたい”って言えばいいと思うし。まだ全然いろいろな可能性がありますよね」

こもり教頭「そうですよね」

さかた校長「まりさ❁まどか、話をしてくれてありがとうね!」

まりさ❁まどか「ありがとうございました!」

さかた校長「お前の過ごした思い出は宝物だから。全然マイナスに思うことはないから!」

まりさ❁まどか「はい!」

さかた校長「“おはよう”って言えるだけでも俺はすごいと思うからね」

尾崎先生「そうですね。あと、合言葉が何なのか気になるな」

こもり教頭「あ、ふたりだけの合言葉を作ったりしたの」

さかた校長「ちなみに、合言葉は何?」

まりさ❁まどか「『ふたり合わせて〇歳』って言ってました(笑)」

一同笑い

さかた校長「めちゃくちゃほっこりする合言葉っすね(笑)」

尾崎先生「何かいいな(笑)」

さかた校長「それ、今後もどんどん増えていくからね」

こもり教頭「そうだよ。変わり続けてく」

尾崎先生「素晴らしい合言葉だな。すごい深いな…!」

さかた校長「深い合言葉でしたね。まりさ❁まどか、その合言葉だけは大事にしていってくれ!」

まりさ❁まどか「はい!(笑)」

RN まりさ❁まどか、話を聞かせてくれてありがとう!


♪ 手と手 / クリープハイプ


さかた校長「改めて、本当にまりさ❁まどかのふたりだけの合言葉がすごい深いな」

こもり教頭「“変わらないものだけど変わり続ける合言葉”って、今のふたりの関係性も表してると言うか。ちょっと話しましたけど、やっぱり人と出会うことによって、自分の価値観も関係性も変わっていくじゃないですか」

さかた校長「でも決して悪いことじゃなく、それで経過してからまたふと会った時に、すごいぐっと距離が近くなる友達もいますしね」

尾崎先生「“変わらないもの”が好きな人は多いですね。バンドも“変わった”ってすごい言われるんですよ」

さかた校長「“変わったんじゃなくて、進んだ”だけなんですけどね」

SCHOOL OF LOCK!


尾崎先生「そうなんですよね」

こもり教頭「(笑) ちょっと俺はたまらんかった(笑) なんで校長がいいこと言うの(笑)」

尾崎先生「逆だよな」

こもり教頭「俺はおふたりから欲しかった。何で自分で締めてるんだ(笑)」

さかた校長「たまにゲストの先生たちがロックンローラー過ぎる時、受けすぎて自分もそうなっちゃう時ある(笑)」

一同笑い


分かる
私も幼稚園の時仲良かった子と小学校が違って、中学で同じになったけど全然喋らないし、喋れないな。
marin
女性/14歳/富山県
2020-11-09 22:42


さかた校長「そういうの、ちょっとした“ずれ”とかなんだよな」

こもり教頭「そういうのもありますよね。ちょっとした“ずれ”。悪いことじゃないはずなんですけどね。
あと、『#SOL』でも来てます。RN うしどっとさん。『時間の壁って厚いかもしれないけど、意外にもろいものだと思うけどねぇ…』っていう」

尾崎先生「すごい達観してるな…(笑)」

こもり教頭「(笑) でもそういうのもあるかもしれない。長い年月がある方が、ちょっと時間をかけてきたっていう自分の思い入れも詰まってる分、大切にはしたいなって思う心があるのは人の心だから」

尾崎先生「あんまり関係ない人にアドバイスもらったりしたらいいっていう時もありますよね。親身になってくれない人の方が核心をついてくれることもありますよね」


友達とのすれ違い
分かる、、私は逆に高校で離れてしまって気まずくなった友達がいました。でも大学で一緒になってみると、お互いに成長していて当時とは少し変わりましたが今は良い関係を築けています。あまり焦らなくてもいいかも…?
のらり
女性/18歳/山形県
2020-11-09 22:47


尾崎先生「確かに、元と変わったからと言って終わったわけじゃないですもんね。大親友じゃなくても友達で入れればいいですよね」

こもり教頭「あと、意外とそっちの方が親友って呼べたりすることあります。何でも話せて毎日一緒にいるから“親友”か説ってあるじゃないですか。離れてても息が合う人は息が合いますし」

尾崎先生「電話しなくても、連絡しなくてもいい人はいいですよね」

さかた校長「楽ですよね」

尾崎先生「気を使われるっていうのもあんまり良くないし。僕も結構そうなんですよ。こうやって仕事してるとみんな気を使ってくれるし。俺に気を使わないのは甥っ子ぐらいですよ(笑)」

一同笑い

尾崎先生「面白いですよ。“オモチャ買ってー”ってすぐ来ますから。
普通だったら、“お疲れ様です! 今お時間よろしいでしょうか?”みたいな感じで、“あの、できれば、オモチャが欲しいんですけど…”みたいな(笑)
でもすぐ本題に入ってくれると気持ちいいですよね(笑)」

さかた校長「気を使わなくて気持ちいいですよね(笑)」


♪ 澤先生の夢の曲 - Instrumental / クリープハイプ



さかた校長「“我が校の廊下”Twitterの『#SOL』で呟いてくれてるんだけど、RN みぃ。『尾崎さんお誕生日おめでとうございます。尾崎さんが作るクリープハイプの曲が本当に大好きです』!
誕生日…?」

尾崎先生「一番モヤモヤしてるのはこれなんですよね」

こもり教頭「すみません…!」

尾崎先生「気を遣わせるじゃないですか。俺がハラスメントをしてるんですよね。誕生日ハラスメント」

SCHOOL OF LOCK!


こもり教頭「え!? 今日(誕生日)ですか!?」

尾崎先生「そうなんですよ」

こもり教頭「だって、あと35分で今日終わりますよ!?」

尾崎先生「だからもういいんです。迷惑かけちゃうんで、ほっといてください」

さかた校長・こもり教頭「いやいや!」

さかた校長「(職員に向かって)おい! 今すぐ長ネギ買ってきてくれー!!」

尾崎先生「いやいや(笑) 長ネギのケーキ?(笑)」

こもり教頭「35分で間に合うかなぁ(笑)」

尾崎先生「このまま何事もなく終わったら迷惑かけなかったんですよ。まさかのこのタイミングっていう…」

こもり教頭「(笑)」

さかた校長「すいません! 俺が見つけてしまったもので…(笑)
残りの30分は一緒に過ごさせてください!」

こもり教頭「よろしくお願いします!」

尾崎先生「はい、お願いします! それが一番だね!」


さぁ、クリープハイプ先生を迎えて送る今夜の授業は!
『今モヤモヤしていること』!

続いてモヤモヤしていることを話してくれるのは…。

埼玉の食いしん坊 埼玉県 17歳 女性

現在高校3年生のRN 埼玉の食いしん坊がモヤモヤしていることとは…?

埼玉の食いしん坊「進路の選択が本当にあっているのか悩んでしまい、モヤモヤしています」

さかた校長「今、進路はどっちの方向に行こうと決めてるの?」

埼玉の食いしん坊「調理師の専門学校に合格したんですけど…」

さかた校長「おお! もう合格したんだ! おめでとう!!」

こもり教頭「すごい! おめでとう!」

クリープハイプ先生「おめでとうございます」

埼玉の食いしん坊「ありがとうございます(笑)」

さかた校長「調理師系の専門学校。それがなんでモヤモヤしちゃってるの?」

埼玉の食いしん坊「元々考え込むタイプで、慌ただしい受験時期が終わって、自分ひとりで考える時間ができて、本当にその道であってるのか、って(考えてしまう)」

さかた校長「だって今の時期、周りの友達とかは進学する子とか勉強の真っ最中だもんね。そういうのも関係あるの?」

埼玉の食いしん坊「はい。みんな(進路が)決まり始めて、みんな自分の気持ちが強くて、“自分は本当に大丈夫なのかな?”って…」

RN 埼玉の食いしん坊は、中学校の時の給食がすごくおいしかったので、自分も人を幸せにできることがしたいと思ったことが調理師を目指したきっかけなのだそう。
ちなみに、一番好きな給食メニューは“揚げパン”なのだそう!

さかた校長「ちなみに、クリープハイプ先生は好きな給食覚えてますか?」

尾崎先生「本当に野菜が食べられなかったんで、給食の時間がちょっと憂鬱だったんですよ。だから今の話を聞いて、すごいいいですよね」

こもり教頭「どこで何がきっかけになるかわからないですよね」

尾崎先生「給食サイドも嬉しいですよね」

さかた校長「給食サイドもね(笑)
カオナシ先生は好きな給食がありますか?」

SCHOOL OF LOCK!


長谷川先生「“わかめご飯”とかすごく好きだったなぁ」

さかた校長「うわぁ、懐かしい!!」

こもり教頭「(笑) 今度はそこか。わかめご飯刺さる?」

尾崎先生「わかめご飯あんまり刺さらないですね」

さかた校長「いや、わかめご飯、味ついておいしいですよね」

長谷川先生「おいしいですね。家では食卓に上がらないので」

こもり教頭「確かに特殊な部分ではあるけど」

尾崎先生「わかめご飯も喜んでるわ…」

こもり教頭「埼玉の食いしん坊的には、友達の言動とか見てて、どういうところが一番モヤモヤする瞬間なの?」

埼玉の食いしん坊「夢に向かって、友達が頑張ってる姿とか見ると、“ああ、大丈夫なのかな”って…(笑)」

こもり教頭「自分も決めて進んだことだけど…。どうしても時間ができて、周りと比べちゃうってこと?」

埼玉の食いしん坊「はい」

さかた校長「でも、専門学校に合格するにあたって、埼玉の食いしん坊もめちゃくちゃ勉強頑張って挑んだわけでしょ?」

埼玉の食いしん坊「はい」

さかた校長「ね。今、単純に結果がすごく早く出てる状態だから、考える時間が増えてるかもしれないけど。だって今聞いたら、明確な夢の理由があるしね。そういうふうになりたいという想いが今でもあるわけでしょ?」

埼玉の食いしん坊「はい!」

こもり教頭「長谷川先生、どうですか? 周りと比べちゃうっていう瞬間ってあります?」

長谷川先生「はい。やっぱり学生の時はみんながしっかりしていて、自分も“音楽をやる”って決められてなかったし。だからモヤモヤしながら進むのは仕方ないことと言うか、ずっとモヤモヤしててもいいんじゃないかなと思いますけれども」

SCHOOL OF LOCK!


こもり教頭「周りがどんどん決まっていく中で、自分が決まってないから不安にもなる時があるじゃないですか。そういう時はどうしてたんですか?」

長谷川先生「それで言うと、今でも活動していく中でモヤモヤ不安はずっとありますし」

尾崎先生「こうやってバンドやってても不安なことはあるし、気持ちが強ければ強いほど不安になりますよね。
あと、給食食べてて“こんなふうに料理を作りたい”って夢を見つけるぐらいだから、他の人と違った視点を持ってるだろうから、今周りと違うのはそうだろうなぁと思いますね。だからいいことだと思いますけどね」

こもり教頭「確かに」

さかた校長「今こういうふうに不安に思っていること自体も、いい意味で周りと違うと言うか…。埼玉の食いしん坊が自分だけに気づけた気づきだったりして、それゆえの悩みだから、実は本当にすごい尊い、オンリーワンな悩みかもしれないからね」

埼玉の食いしん坊「はい」

尾崎先生「確かにそうかな」

こもり教頭「“夢”って何なんでしょうね? 叶えてもまた新しい夢が出てくるんで、常にモヤモヤはしちゃうのかもしれないですね。今みたいに埼玉の食いしん坊が夢を持って、“専門学校に合格する”っていう夢を叶えた瞬間、たぶん新しい夢も出てくると思うんです。で、今度はその選択肢があるからこそ、モヤモヤする時ってあるじゃないですか」

尾崎先生「食っても腹減りますからね」

さかた校長「あんなにお腹いっぱいになって、もう二度と食べたくないって思うけど、また食べたくなるから」

尾崎先生「そう。それはいいことですよね」

さかた校長「だから、埼玉の食いしん坊がそういうふうに悩んだのは、お前がちゃんと一歩前に進んで得たものだから、前に進んでるんだよ。だから全然その悩みに不安に思わなくていいと思うな」

埼玉の食いしん坊「はい…!」

さかた校長「夢に向かって、悩みもありつつも、伏し目がちでもいいからそれでも前に進んでいく、っていうのがすごく大事なことだと思う。頑張って進んで行ってくれ!」

埼玉の食いしん坊「はい! ありがとうございます!」

RN 埼玉の食いしん坊、話を聞かせてくれてありがとう!


♪ 二十九、三十 / クリープハイプ


さかた校長「今、埼玉の食いしん坊は夢に向かって悩んでるかもしれないけど、実はもう明確に好きな理由もはっきり自分で言えたし、全然不安に思うことはないよ。改めて自分と向き合って、気持ちを確認して、前に進んでほしいなと思いました」


まだまだ生徒の話を聞いていくぞ!

ヴィータ 東京都 18歳 女性

高校3年生のRN ヴィータがモヤモヤしていることとは。

ヴィータ「彼氏に気持ちを伝えるタイミングがわからなくてモヤモヤしています」

RN ヴィータは、一週間前に学校の友達との関係について彼氏とすれ違ってしまったのだそう。
今は真実がわからないまま、全く話せていない状況とのことで、そこにモヤモヤしているらしい。

さかた校長「ケンカみたいなのをしちゃったってこと?」

ヴィータ「そうですね…。あっちが悪いと思ってるんですけど(笑)」

さかた校長「ヴィータ的にはちょっとムカついてるわけね(笑)」

尾崎先生「今、“私が悪いんですけどね”って言うかと思ってたら逆でしたね」

こもり教頭「まぁケンカするってことはそりゃそうよ!」

さかた校長「自分たちの中では、結構絶望的なぐらいな状況なの?」

ヴィータ「(すれ違いの)内容が、彼氏がLINEで告白した時の私の返信を、友達に見せてたっていうのが発覚して…。彼がそんなことをする人だって思わなかったから、私的には裏切られたっていう気持ちが強く出ちゃって」

さかた校長「あーなるほどなぁ。そうか。それは、ヴィータ的には絶対に秘密にしときたかったことなんだろ」

ヴィータ「秘密にしてほしかったです」

尾崎先生「大事なものですからね」

こもり教頭「そうですよね。一番初めてふたりの気持ちが通い合った瞬間でもありますからね」

さかた校長「彼氏の方も、自慢したい年頃でもあるそういうのもあったかもしれないけど、それでもヴィータはちょっと嫌だと言うか、許せないと思ったんだよな」

ヴィータ「はい」

さかた校長「それを今伝えるべきか、っていうところ?」

ヴィータ「はい。真剣に話し合いたいとは思ってるんですけど、彼が今月末に推薦入試を控えてて邪魔したくないから、まだ答えられてないんです」

こもり教頭「優しいなぁ。相手のことを考えられるっていうのは素敵なことだから」

さかた校長「自分的には1秒でも早く話してすっきりしたいわけでしょ?」

ヴィータ「はい」

こもり教頭「そりゃそうだよな。モヤモヤしてるんだもん」

さかた校長「でも月末(彼氏の入試)まで2〜3週間ぐらいあるか」

ヴィータ「ちょっと長いです」

こもり教頭「この推薦入試があることについて、お互いで話はしたの? “邪魔しないね”みたいな話があったとか、“あんまり連絡取らないようにしうね”みたいな話はしてないの?」

ヴィータ「してないです」

こもり教頭「だとしたら、普通に連絡するのもアリじゃないですかね」

尾崎先生「今は全く連絡を取ってないんですか?」

ヴィータ「全く取ってないです…」

さかた校長「向こうからは来てないの?」

ヴィータ「来ないです」

さかた校長「それは、ヴィータが怒ってることが向こうに伝わってるってこと?」

ヴィータ「たぶん…(笑)」

こもり教頭「男って送れないかなぁ…? 男をひっくるめて代表みたいな言い方をしちゃったけど、僕は送れないですね」

尾崎先生「連絡くれるんじゃないかって待っちゃいますよね」

こもり教頭「出ちゃいますよね」

さかた校長「どうですか? こういうちょっとしたすれ違いで、取り返しがつかないわけじゃないですけど、小さいことがどんどん大きくなってしまったみたいな経験とか、クリープハイプ先生はありますか?」

SCHOOL OF LOCK!


尾崎先生「ありますよ! そんなことばっかりですね。
でもこれで終わったらちょっと悔しいですよね。友達とやり取りする男同士のノリがあったのかもしれないけど」

さかた校長「男同士ってそういうのあるんですよね」

尾崎先生「そうそう。それはちょっと良くないことも多いんですけど。一瞬の楽しみでね」

こもり教頭「わーってなっちゃったがゆえに…」

尾崎先生「だからこそ、それで終わってしまうのは悔しいな、って思いますね。(男は)バカなんですよ。本当にごめんなさい…(笑)」

こもり教頭「すいません…!」

さかた校長「それも男代表でいいですか?(笑)」

尾崎先生「なっちゃいましたね(笑)」

RN ヴィータが彼氏と付き合って8か月。その間に楽しかったことがあったことも事実だと言う。

こもり教頭「推薦入試が月末にあるという状況も踏まえてですけど、どう思います? この気持ちって相手を優先するがためにしまっておいてもいいものなのか、言葉にしてもいいものなのか…」

長谷川先生「今月すごくつらいと思うんですけど、8か月楽しかった期間があったからこそ、相手を思いやってのモヤモヤしてる1か月だと思うので、1か月モヤモヤしきった方がいいかな、って思います。そのモヤモヤはヴィータさんの優しさだから、後から誇れることだなと思います」

SCHOOL OF LOCK!


ヴィータ「ありがとうございます」

さかた校長「まぁ俺は、本当にどうしてもしんどかったら今感情のままに言ってもいいと思うんやけど、まだ考えられる余裕が少しでもあるんだったら、カオナシ先生が言ったように、1か月後にちゃんとうまく話せた時に、“ああ私はマジでいい女だったな”と誇れる瞬間が来ると思うから」

尾崎先生「これは勝手な妄想ですけど…。男同士で試験の話で、“今度推薦の入試あって大変なんだよね。ちなみに、俺が大事なものに受かった時のやり取りはこれなんだよね”って言って、その告白のやつを見せてたかもしれないですね」

さかた校長「いやいやいやちょっと!」

こもり教頭「わーー! そうですね! “それで頑張れてたんだよね”モードですよね!」

さかた校長「ちょっとキュン過ぎるな! それはいい彼氏過ぎませんか?」

クリープハイプ先生「(笑)」

こもり教頭「あるよ! 男だもん! やっぱりロマンは捨てちゃダメよ」

尾崎先生「その可能性も1%ぐらい残してあげてください!」

さかた校長「そのLINEをお守りでスクショしてる可能性あるから」

ヴィータ「はい(笑)」

さかた校長「ちょっとだけヴィータが大変かもしれないけどね」

こもり教頭「相手を思いやれてるという今の気持ちを大切にしてほしいなって思います」

ヴィータ「はい!」

さかた校長「その気持ちは大切な感情だから、ヴィータは誇っていいからな!」

ヴィータ「ありがとうございます!」

RN ヴィータ、話を聞かせてくれてありがとう!


こもり教頭「『#SOL』で書き込みが来ていたんですけど…。 RN キキさん。『サントラ、話し声に被らない感じが聴いていて心地よいのでもっと流してください』って」

尾崎先生「ありがたいですね〜」

こもり教頭「“頑張らないで作る”っていうところが、映画だけではなくこうやってしゃべってる話にも心地よく聴いてくださってる方がいるというのはどうですか?」

長谷川先生「ストーリーの後ろに流れるものとして作ったので、こういうふうに頑張らないが奏功して良かったです」

さかた校長「日常に寄り添うと言うか溶けていくという感じはしますからね」




今日の黒板


SCHOOL OF LOCK!


『 よく噛んでよく食べる 』

尾崎先生「やっぱり悩むっていうのは栄養だと思うので、成長するために悩めば悩むほど、解決はしなくても飲み込むってことが大事ですね。それで大きくなれるんじゃないかなと思います」



♪ モノマネ / クリープハイプ


さかた校長「残すところあと9分。ネギ間に合ったかなぁ?」

こもり教頭「ムリだろうね…あれ? 嘘でしょ!?(笑)」

さかた校長「職員に動きが!(笑)」

尾崎先生「本当にネギ持ってきた(笑)」

なんと、職員が要望通りネギを用意していた!
ということで、校長から尾崎世界観先生へ、花束ならぬネギ束の贈呈!

SCHOOL OF LOCK!


尾崎先生「ありがとうございます! うわぁ、ネギ臭ぇ〜!(笑)」

一同笑い

こもり教頭「本来嫌いだから!(笑)」

尾崎先生「でもこれを機にいっぱい食べたいです。よく噛んで食べます」

さかた校長「よく噛んで、苦みを味わって、忘れられない誕生日にしていただきたいと思います(笑)
来年は尾崎先生の好きなものでお祝いしたいと思います」

尾崎先生「いやもう来年にはネギを好きになってます!」

さかた校長「ちなみに、好きなものを聞いてもいいですか?」

尾崎先生「…カレー(笑)」

こもり教頭「今後のことも考えて長谷川先生の好きな食べ物も聞いてよろしいですか?」

長谷川先生「えーと、ネギですね(笑)」

尾崎先生によると、長谷川先生は食事の時に本当にネギを追加して食べているのだそう!
来年の誕生日には、カレーとネギを用意してお待ちしております!?

改めて、クリープハイプ先生、今日は2時間どうもありがとうございました!


さかた校長「SCHOOL OF LOCK!は、明日夜10時に再び開校!」

こもり教頭「起立! …礼!」

さかた校長・こもり教頭・クリープハイプ先生「また明日ーーーーー!!」

SCHOOL OF LOCK!



さかた校長・こもり教頭の放送後記

さかた校長「変わったんじゃない。進んだんだよ。 改めて、尾崎先生、誕生日おめでとうございます!! 」

こもり教頭「大好きも大嫌いも全部食べちゃおう」


この後記の放送を聴く

聴取期限 2020年11月16日(木)PM 10:00 まで

Music 2020.11.9 PLAYLIST

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LINE MUSIC

クリープハイプ 劇場アニメの劇伴制作は「頑張っちゃいけなかった」

クリープハイプの尾崎世界観さん(Vo./Gt.)と、長谷川カオナシ(Ba.)さんが、11月9日(月)放送のTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」にゲスト出演。初めて手掛けた劇場アニメ『どうにかなる日々』(10月23日公開)の劇伴音楽や、主題歌『モノマネ』について、パーソナリティのさかた校長とこもり教頭の質問に答えました。その前編。

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